転生したら海の悪霊?   作:ヨシフ書記長

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GWに突入したので余裕が出来ました
続きをドーン!





悪霊の爪痕4

映像電伝虫の映像が流れなくなると、海軍大広間はしんっと静まり返った。

しかし、次の瞬間 …!センゴクは拳を振り上げ、目の前にあるテーブルを思いっきり殴りつけた

 

「ぐぐぐ…!おのれぇ…!あの時私が倒していればこんな事には…!」

 

センゴクは怒りの表情を浮かべながら、俯いて絞り出すように声を漏らした。

 

「おい…センゴク落ち着け」

「これが落ち着いていられるかぁ!ゼファー!我々の正義をけなされたんだぞ!」

「何も悔しいのはお前だけじゃない…!周りの顔を見ろ!センゴク!」

 

ゼファーの言葉にセンゴクはハッとして周りを見渡した。周りの海軍将校達も怒りの表情を浮かべていた。

 

「諸君…これは由々しき事態だ」

 

コングは周りを見渡し、少し間を起きながらしゃべり出した。コングの言葉にガープは黙りながら煎餅をくわえた。

 

「奴は我々に挑戦状を叩きつけてきた!我々の正義は奴に屈するべきか?違う!この海の平和の為!奴を捕まえなくてはならない!」

 

コングは声を荒らげながら、 叫んだ!

 

「我らの絶対正義の名の元に!」

 

コングがそう叫ぶと!海軍大広間は万来の拍手と歓声があがった!

将校達がコングの言葉に沸き立っていると、大広間の襖が大きく開け放たれた。

 

「コング元帥ー!コング元帥ー!ご報告したい事が!」

 

一人の海兵が慌てて海軍大広間に入ってくると、コング元帥の座ってる前に敬礼しながら、叫んだ!

 

「ご報告申し上げます!海軍第7支部基地が壊滅!負傷者多数との報告あり!」

「何だと!何があった!」

 

海兵の報告にセンゴクは立ち上がった。

そして、海兵は続けた

 

「海軍第七支部はジョーンズの海賊船により、砲撃を受け崩壊!

軍艦は、出航した途端クラーケンに襲われ沈没した模様!海兵達はロープで吊るされてたようです…。そして!海軍支部の建物にはタコのモチーフとしたジョリーロジャーが書かれていたそうです!」

 

海軍大広間にいた将校達は報告にざわついていた

 

「何という事だ…!コング元帥!奴の首に懸賞金つけて早く指名手配を!」

「わかっている!今回の1件で奴の危険度が分かった!初回の指名手配だが!高額の懸賞金をかける!諸君!奴を早く捕まえるぞ!」

「「「「「ハッ!」」」」」

 

コング元帥の言葉に将校達は立ち上がり、敬礼をした

 

「「「絶対正義の名の元に!」」」

 

そうして、将校達は海軍大広間から出ていった

ジョーンズを一刻でも早く捕まえるために

 

「がっはっは!こりゃぁ面白いのぉ…!まるで狩りをするみたいじゃ!」

「ガープ!笑うんじゃない!全く…おっ!おツルちゃんじゃないか?」

 

センゴクはガープと海軍大広間を出て歩いていると、おつる少将が後ろから歩いてきた。

 

「えらい事になったね…しかし、どうするんだい?」

 

「確かにジョーンズを逮捕するのも重要だが…。最も恐るべきことはジョーンズが出てきた事によりほかの海賊達がどう出るかだ!やつの出方次第では偉大なる航路(グランドライン)が火の海になるぞ!」

 

センゴク達はそう話し合いながら、マリンフォードの廊下を歩いていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の号外には海軍支部崩壊事件などの記事と共に1枚の指名手配書

が入っていた

 

 

海の悪霊

 

デイヴィー・ジョーンズ

 

懸賞金・2億2千万ベリー

 

 

 

ジョーンズが起こした事件は世間をあっと驚かせ…海の強者達の耳にも入っていった。

 

 

 

 

 

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「親分!金獅子の親分!」

 

手下の海賊に声をかけられ振り返った。

着流しを着たこの男名は

海賊艦隊提督ー金獅子のシキー

 

「なんだァ?何があった!」

 

「この記事を見てください!」

 

「何だ?あー……海軍支部崩壊?………ジハハハハハハ!こいつは面白れぇ事をしやがる!それにこの懸賞金とこの顔!まともな奴じゃねぇな!ジハハハハハハ!こいつは俺の部下に欲しいな!ジハハハハハハ!」

 

金獅子はジョーンズの手配書を見ながら笑い続けた

 

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「ふむ…デイヴィー・ジョーンズか…面白そうな男だ」

 

赤い傘をさしながら号外を読みながら歩いている一人の男…

 

この男の名はパトリック・レッドフィールド

 

またの名を孤高のレッドと呼ばれている海賊である。

 

「1度会ってみるか…この男に…」

 

ニヒルにレッドは笑うと、暗闇に消えていった

 

 

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大海原を行く1隻の鯨の形をした船

 

「オヤジーー!」

 

「あん?なんだァ?」

 

号外を持って走り寄ってきた男の前に、座っている鼻には白い立派な三日月型の髭を蓄えた大男の名はエドワード・ニューゲート!またの名を白ひげである。

白ひげは号外を読むと、近くにあった酒を煽り笑いながら言った。

 

「グララララ!こいつぁ!面白い事をやりあがったなぁ!

センゴク共も鼻を明かされただろうよ!

海軍相手にこんなことをしでかすなんて何て野郎だ!グララララ!」

 

白ひげは酒をさらに煽りながらこう言った。

 

 

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晴れ渡る海を進む一隻の船…甲板の手摺にニュースクーが止まると、一人の男が近づいてきた。

 

「ん?ニュースクーか…。一部貰おうか…」

 

この男の名はシルバーズ・レイリー…。またの名を冥王である。

レイリーは号外の記事を読んでいると、船室の扉が勢いよく開けられ

中から目つきの悪い男が出てきた

 

「おい!レイリー!何読んでるんだ?」

「ああ…ロジャー…号外の記事が出ててな」

 

レイリーに話しかけてきたこの男こそ…後の"海賊王"ゴール・D・ロジャーである。

 

「なんの号外だ?」

 

「海軍支部が破壊され、中将が殺害されたらしい」

 

「へぇー!そいつぁすげぇ!でやった奴の名は?」

 

「デイヴィー・ジョーンズって言うらしい…ん?デイヴィー・ジョーンズ?」

 

「お?どうした?レイリー?」

 

「いや、大昔にいた海賊の中にデービー・ジョーンズって言うのがいたそうだが…」

 

「なら…そこに載ってる奴はお化けなのか?レイリー?」

 

「そうじゃないだろうが、だが二つ名は海の悪霊か…わからんな」

 

「ガッハハハ!面白いことになりそうだな!レイリー!」

 

「何が面白いんだ?ロジャー?」

 

「だって!こいつもこの先の航海でいつか出会ってやり合うだろう?そう考えると楽しみなんだ!」

 

ロジャーの言葉にレイリーはため息を吐きながら言った

 

「そんな事をしてたらいつか死ぬぞ?ロジャー」

 

レイリーの言葉にロジャーは少し歩き振り向くと

 

「俺は死なねぇぜ(・・・・・・・)?相棒?」

 

そう言いながら、ロジャーはレイリーを見てニヤリと笑った

 

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海を進む1隻の奇抜な海賊船

 

「ママー!ニュースだよォ!」

「ああ?なんだい?」

 

男が船室に入ると大きな女が座っていた。

 

名をシャーロット・リンリン

またの名をビックマムである

 

「お菓子の話かい?それともお茶会かい?」

 

「違うよォ!今日の号外でね!面白い手配書が入ってたの!コレェ!」

 

ビックマムは手渡された手配書を見ると口角をあげながら言った。

 

「マ〜ッハッハッハ!こいつはァなんだい?顔がタコの男!魚人って訳では無さそうだねぇ…。珍しいねぇ…!欲しいねぇ!おい!こいつを俺様の元に連れてきな!ママママママ!」

 

ビックマムは手下の海賊達にそう言い放った

 

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海の悪霊が指名手配され、

世界に名が知れ渡った

しかし、まだまだこれだけでは無かった

 




感想をお待ちしております
やっとロジャーとかを出せました!
次回、アン女王の復讐号
登場人物の名前を募集しております

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