ほのぼのアズカバン   作:freedom人

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今日も元気ーーーいぃーーー↑


三話

 

おうふ、いつの間にか脱走当日ですよー。

 

半袖の虹がプリントされたシャツにジーンズというお気に入りの服装です。

 

荷物を持って、気配&姿を消します。

 

でもって外でシリウスさんを待ちます。

 

あ、来ました。黒わんこ可愛い~

 

こっそり後を付けていって、無事に陸に付けたかどうか確認すると、話が始まるのを待つのも

 

面倒なので一気に時を飛ばします。

 

もちろん、私は何も変わらずに飛べます。

 

私の力で「時の回廊」(私命名)を歩いていきます。

 

あったあった。シリウスさんとリーマスさんとスネイプさん、それに生徒達が居る場面です。

 

そこに向かって歩けば、たちまちゲートが出てきます。

 

スタスタをそれをくぐると、リーマスさんが縛られている時に出ました。

 

oh…

 

ちなみに姿と気配は相変わらず消してあります。

 

スネイプさんが杖をシリウスさんに向けます。

 

お、見逃せませんねぇ

 

「はいはーい、そこまでですよ?」

 

姿を現し、杖を掴んで奪い取ります。

 

「なっ!?」

 

皆さんがビビります。

 

まぁいきなり現れた18くらいの美少女(そう設定しました)がとてつもない殺気を

 

放っているのです。

 

仕方ないですかね…

 

「リーマスさん、大丈夫ですか?」

 

ぽいっと杖をスネイプさんに投げてリーマスさんの縄をほどきます。

 

「…ありがとう、君は?」

 

「あ、はい。通りすがりの闇の帝王の姉です」

 

皆さんが固まりました。

 

「あれ?皆さん、どうかしましたか?」

 

ここでハーマイオニーさんから質問があるようです。

 

「ハーマイオニーさん、何か質問はありますか?」

 

「貴方が、カナ・マーガトロイド・リドル?」

 

「はい、そうです」

 

私、本に載ってるんですよね。

 

なんでも、「闇の帝王を越える力の持ち主」だそうです。

 

否定はしませんが…少し酷くないですか?

 

「嘘…私達、終わりだわ…殺されちゃうのよ…」

 

まさかそんな悪い人に思われてるとは。

 

「無駄な殺しはしない主義です」

 

そう言うと、ハーマイオニーさんは嘘だとでも言いたげな表情になりました。

 

スネイプさんも恐怖の表情ですし…

 

「…なんかすいません」

 

謝ってから、ピーターネズミさんに一瞥をくれてやります。

 

「そこのネズミさん、いい加減元の姿に戻って下さい」

 

言われた通りに人の姿に戻ると、すぐさまピーターさんはひれ伏しました。

 

「さて、よくも無実の人に濡れ衣着せてくれましたね?」

 

別な事で怒られると思っていた様ですね、ピーターさんは。

 

きょとんとしています。

 

「私は、ああいうのが大嫌いなんですよ?覚悟はいいですか?」

 

言うが早いが、ガッとピーターさんの頭を踏みつけます。

 

「シリウスさん、こいつはどうしますか?やっぱり殺します?

 

それとも、アズカバンに送りますか?よしそうしよう!」

 

私を警戒しながら頷くシリウスさん。

 

「なっ…カナ様…私めは…」

 

「言い訳は聞きたくありません」

 

あ、もうひとつの用事を忘れるところでした。

 

「ハリーさん」

 

ハリーさんに向き直ると、私は頭を下げました。

 

「すいません。バカ弟が貴方のご両親を殺してしまって…」

 

「あいつの、せいで…」

 

「分かっています。…すいません。

 

ちゃんとオトシマエは付けさせますから」

 

それだけ言ってから、私はラクルさんに連絡を取りました。




作中に出てくる服装は私のお気に入りです。

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