異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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久しぶりーーーーー‼

待ってたぁ?

…待ってる人なんていないだろうしそれどころかこの作品が忘れられてると思う今日この頃


第八十一話 神をも殺す我が野望

「おーーーーーちーーーーーるーーーーー‼」

 

月光がそう悲鳴をあげながら俺と麒麟、サルキにアテナ、ヴァルキリーが落ちていく

 

「…ッチ!貴様…やってくれるな‼」

 

おっと、幼女が怒っているがここは無視

 

「…深いな」

 

「えぇ…なかなか下が見えない」

 

俺の呟きに麒麟が答える

 

麒麟の言う通り、落下が長い。

 

一体どれだけ落下するのだろう。

 

「…床だ‼」

 

横でアテナがそう言う。

 

その言葉を聞くと、サルキ、麒麟、アテナにヴァルキリー、そして俺が着地の体勢を取る。

 

ドゴォォォォォオ!

 

瓦礫が鈍い音を立て、床に衝突。破壊される

 

「よっ、と…」

 

そんな瓦礫の上に俺達は着地した

 

「…広いな」

 

「ううぅ…気持ち悪い…オエ」

 

月光が吐きそうになっているが、そもそもお前刀だから吐くとかあるの?

 

まぁ、そんなことは置いておいて、俺は辺りを見渡す

 

そこは闇。見渡す限りの闇

 

一切の光もなく、俺達が落ちてきた穴も見えない

 

「…余所見とは…舐められたもんだな」

 

辺りを見渡す俺に、ヴァルキリーが話す

 

「…別に舐めたつもりはないが…」

 

なんなら油断すらしてないです。

 

アテナならまだしも、さっき煽ったお前だから

 

「黙れ。そして死ね」

 

そう言い、ヴァルキリーは俺に突きを放つ

 

当然かわす…

 

「…」

 

俺の脇腹辺りから血が流れる…

 

どうやらカスったみたいだ

 

「…次はない…」

 

再び槍を構えるヴァルキリー

 

「マ、マスター…」

 

俺も月光を構える

 

…正直な話、俺は絶対ヴァルキリーに勝てないだろう。

 

それは純粋な魔力の差だけではない。

 

圧倒的差は、実戦経験だ。

 

俺は此方の世界に来て、指で数えられる数しか戦闘をしていない。

 

対して奴…ヴァルキリーはどうだろうか?

 

神々のトップの実力を持つ彼女は数多の戦場を駆けてきたに違いない。

 

そして油断が無い

 

…地下に行くことに成功したが…正直ここまでだ。

 

逃げる?

 

無理だろう。先ほどのような地面を破壊させることはできない。

 

走ったとしても、追い付かれるだろう。

 

…クソが…

 

「…死ね!」

 

ヴァルキリーが俺に突進してくる

 

これは…かわせない。

 

刀で軌道をずらすことも無理だろう

 

「マスター…‼」

 

月光…すまないな。

 

ふと、俺は迫り来るヴァルキリーの背後の闇を見た

 

…何だ…あれ…

 

「何だ…ッ!ヴァルキリー!」

 

アテナがヴァルキリーに向かって叫ぶ

 

「…なn」

 

ゴシャァ!

 

鈍い音が響くと同時にヴァルキリーがぶっ飛ぶ

 

一体何が?

 

「…はぁー…使えねぇな…」

 

目の前に現れたのは二足歩行の鉄の固まり…

 

ロボットだこれ!

 

「…は?」

 

月光が困惑している

 

そりゃそうだ。いきなりバカでかいロボットが目の前の奴をぶっ飛ばしたんだ。そりゃ困惑する

 

「…あんた…」

 

麒麟がロボット上部を見上げてそう呟く

 

「…もういいや。どいつもこいつも使えない奴ばっかり…ねぇ、あんた達見てるの飽きたからさぁ…死んでくれない?」

 

そのロボットの上部にいたのは…

 

「サルキ・メドロネス・ブラッド…」

 

アテナがそう呟く

 

そう、ロボットの上部で俺達を見下しているのは

 

エルフの女王、サルキだった。




久しぶりに書いたネ!

指がおかしなるで。

これからもこんな感じで超不定期でやっていくんでよろしくお願いいたします

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