「ゼウス?…あぁ!あの無能のことか!」
「…」
ヘカテーは目の前にいるアテナを挑発する
「うーん…アテナって言ったっけ?あんたさぁ…私が楽しんでいるのに邪魔してさぁ?楽しいの?」
サルキは意識が曖昧になりながら
(楽しい…だと?こいつやっぱり狂ってる…)
改めて赤い髪の女…ヘカテーが狂人だと認識した
「…投降するのかしないのか。早くしろ。私は貴様のような雑魚に構っている暇はない」
アテナが無表情でヘカテーにそう言う。
「キーッ!むかつく‼これだから頭の硬い神々は嫌なのよ‼」
「…」
アテナは無表情のままだ。
「…拒否したら?」
「わかっているだろ?」
二人の間に沈黙が訪れる
「…あの人の所にはいかせないよ‼ここで死ね‼」
先に動いたのはヘカテーだ。
ヘカテーは一瞬でアテナの元に移動すると、先程サルキに刺していたトゲを取り出す
(まずい‼あれを喰らったら…)
グシャァ!
ヘカテーの持っているトゲがアテナの体に刺さり、血が飛び散る
「あれぇ~?あれだけ大口を叩いてこの程度ぉ~?」
ヘカテーは煽るような口調で目の前のアテナに問う
ガシッ!
「ッ!くっ!」
ヘカテーは一瞬でアテナの元から離れる
「…冥界の死刺が効かない…?」
ヘカテーの額を汗が流れる
「…冥界の刺だかなんだか知らんけどな…貴様ごときが私に勝てると思うなよ…?」
「…傷が塞がってるだと⁉」
アテナの体には傷がない。
いや、厳密には付けられないのだ。
「私の体に傷を付けられるのはゼウス様や忌々しきイザナギ、オーディンと言った最上位の神を上回っている存在のみ。よって貴様は私に傷を付けることすら出来ないんだよぉ‼」
そう言うと、ヘカテーの目の前に現れ、手に持つ槍をヘカテーに向ける
「さぁ…ここで倒れろ…雑魚」
ドスッ
槍はヘカテーの胸を貫いた
(…再生も出来ない…出鱈目過ぎるでしょ…このゴリラ)
ヘカテーは呆れながら意識を失った
「…さて、大丈夫か?」
アテナは倒れたヘカテーを無視して、倒れているサルキの元に寄る
「あ~…これはやられてるな…ホラよ」
アテナはサルキの傷に手をかざす
すると、サルキの傷が塞がる
「…これで大丈夫かな。さて、行くか」
アテナはヘカテーが守っていた扉を開け、中に進む
・③[[④
「…あんた達なにやってんの?」
麒麟は目の前で息切れしているデュラハンにそう言う
「…ゼェ…お前こそ…サルキは?」
「迷った」
「麒麟もマスターも迷ってるじゃないですか‼」
迷い人、追加
「…ん?」
「どうしました?…あっ!人!」
デュラハン達の前に一人の幼女がいた
「丁度いい。道を聞くか」
「そうしましょ。…マスター?」
麒麟と月光が道を聞こうと言うが、デュラハンは止まった
「…ちょっと待て」
「?」
麒麟が頭に?を浮かべる
「…てめぇなにもんだ?少なくともこの城の奴じゃねぇな?」
デュラハンが警戒を強める
「よくわかりましたね。だませるとおもったのですが…」
目の前の金髪幼女がそう言う
「目的はなんです?」
月光も警戒し、そう聞く
「…!おどろきました…しゃべれたんですね。あなたのけんは」
「…要件」
「いいますよ。…わたしのようけんはひとつ。デュラハンとけんをここでころします」
…目の前の金髪幼女が飛んでもないことを言った
ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁん(ry
サモさんが当たらないよジョニー!(誰だよ)
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