異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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第七十七話 戦乙女

 

「ゼウス?…あぁ!あの無能のことか!」

 

「…」

 

ヘカテーは目の前にいるアテナを挑発する

 

「うーん…アテナって言ったっけ?あんたさぁ…私が楽しんでいるのに邪魔してさぁ?楽しいの?」

 

サルキは意識が曖昧になりながら

 

(楽しい…だと?こいつやっぱり狂ってる…)

 

改めて赤い髪の女…ヘカテーが狂人だと認識した

 

「…投降するのかしないのか。早くしろ。私は貴様のような雑魚に構っている暇はない」

 

アテナが無表情でヘカテーにそう言う。

 

「キーッ!むかつく‼これだから頭の硬い神々は嫌なのよ‼」

 

「…」

 

アテナは無表情のままだ。

 

「…拒否したら?」

 

「わかっているだろ?」

 

二人の間に沈黙が訪れる

 

「…あの人の所にはいかせないよ‼ここで死ね‼」

 

先に動いたのはヘカテーだ。

 

ヘカテーは一瞬でアテナの元に移動すると、先程サルキに刺していたトゲを取り出す

 

(まずい‼あれを喰らったら…)

 

グシャァ!

 

ヘカテーの持っているトゲがアテナの体に刺さり、血が飛び散る

 

「あれぇ~?あれだけ大口を叩いてこの程度ぉ~?」

 

ヘカテーは煽るような口調で目の前のアテナに問う

 

ガシッ!

 

「ッ!くっ!」

 

ヘカテーは一瞬でアテナの元から離れる

 

「…冥界の死刺が効かない…?」

 

ヘカテーの額を汗が流れる

 

「…冥界の刺だかなんだか知らんけどな…貴様ごときが私に勝てると思うなよ…?」

 

「…傷が塞がってるだと⁉」

 

アテナの体には傷がない。

 

いや、厳密には付けられないのだ。

 

「私の体に傷を付けられるのはゼウス様や忌々しきイザナギ、オーディンと言った最上位の神を上回っている存在のみ。よって貴様は私に傷を付けることすら出来ないんだよぉ‼」

 

そう言うと、ヘカテーの目の前に現れ、手に持つ槍をヘカテーに向ける

 

「さぁ…ここで倒れろ…雑魚」

 

ドスッ

 

槍はヘカテーの胸を貫いた

 

(…再生も出来ない…出鱈目過ぎるでしょ…このゴリラ)

 

ヘカテーは呆れながら意識を失った

 

「…さて、大丈夫か?」

 

アテナは倒れたヘカテーを無視して、倒れているサルキの元に寄る

 

「あ~…これはやられてるな…ホラよ」

 

アテナはサルキの傷に手をかざす

 

すると、サルキの傷が塞がる

 

「…これで大丈夫かな。さて、行くか」

 

アテナはヘカテーが守っていた扉を開け、中に進む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・③[[④

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あんた達なにやってんの?」

 

麒麟は目の前で息切れしているデュラハンにそう言う

 

「…ゼェ…お前こそ…サルキは?」

 

「迷った」

 

「麒麟もマスターも迷ってるじゃないですか‼」

 

迷い人、追加

 

「…ん?」

 

「どうしました?…あっ!人!」

 

デュラハン達の前に一人の幼女がいた

 

「丁度いい。道を聞くか」

 

「そうしましょ。…マスター?」

 

麒麟と月光が道を聞こうと言うが、デュラハンは止まった

 

「…ちょっと待て」

 

「?」

 

麒麟が頭に?を浮かべる

 

「…てめぇなにもんだ?少なくともこの城の奴じゃねぇな?」

 

デュラハンが警戒を強める

 

「よくわかりましたね。だませるとおもったのですが…」 

 

目の前の金髪幼女がそう言う

 

「目的はなんです?」

 

月光も警戒し、そう聞く

 

「…!おどろきました…しゃべれたんですね。あなたのけんは」

 

「…要件」

 

「いいますよ。…わたしのようけんはひとつ。デュラハンとけんをここでころします」

 

…目の前の金髪幼女が飛んでもないことを言った




ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁん(ry

サモさんが当たらないよジョニー!(誰だよ)

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