第零話 すべての始まり
アルビダ帝国王城地下
?「国王、準備が整いました。」
一人の魔術師らしき人物が声をかけた。
国王?「よし、開始してくれ」
国王と呼ばれた男が返事を返す。
魔術師が呪文を唱えると暗い部屋の中央にある青い魔方陣らしきものが光出す。
?「了解しました。‥‥しかし大丈夫なのでしょうか?
国民に説明もなしに‥‥」
国王?「そんなこと言ってられる状況では無いのが
分かっているだろう?今や隣国のサリマまで奴らに侵攻
されているのだ。我が帝国とていつ侵攻されるかわからんのだ。早急に勇者達を召喚せねばなるまい。」
?「しかしこの儀式も国民から資金を徴収してやっておりますので もし、万が一にでも失敗作‥‥素質が無いものが召喚された場合は‥‥」
国王?「その場合は女神様が直々に何かしらのアクションを起こすだろう。 [汝らに指示す。勇者を召喚し我の前につれてくるのだ。]
それが女神様からのご指示だ。その言葉どうりに動けばよいのだ。」
?「国王が考えたことでは無いのですか!?」
魔術師が驚きの声をあげた
国王?「我が自ら考えるわけがないだろう?
我らが帝国は女神アルトロス様の元に存在しているのだ。
つまり、アルトロス様のおっしゃることは絶対なのだ!」
国王と思わしき人物が叫ぶ
国王?「あぁ、偉大なる女神アルトロス様よどうか我々にあの忌々しき汚物共を死滅させるであろう強き勇者を呼びたまえ‼」
?「‥‥」
国王?「あぁ、アルトロス様万歳!アルトロス様万歳!」
国王と思わしき人物が狂ったように騒ぎ出した。
その人物の目線の先には女神らしき人物の銅像が置かれていた。
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日本のとある高校
今日も今日とて教室は騒がしい。騒がしいといってもそんなの一部のいわゆるトップカーストに所属している
[リア充]軍団である。
‥‥いやホントに朝から元気ですね君たち。何でそんな大きな声で喋っているのに先生に当てられるとめちゃくちゃ声小さくなるんですかねぇ‥‥
そんなことを朝から考えている俺
[黒龍《こくりゅう》 玄馬《げんま》]は
いわゆるボッチである。
・・・え、何?ボッチになった理由が知りたい?‥‥俺も知りてぇよこんちきしょう‥‥
自分で言うのもなんだが顔には自信がある。そこらのイケメンと比べられても勝てる自信がある。
原因が顔じゃあ無いのなら一体何が原因何だ‥‥
そんなことを考えているとチャイムがなった。
‥‥俺たちを非日常に誘うチャイムが‥‥
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