実際キアラさんとメルトリリス、パッションリップは単発で来たから‥‥
あれ?
「どうすんのよ‼」
サルキが走りながら俺にそう言ってくる。
「‥‥出口を探せ‼」
俺がサルキにそう言い返す。
「あぁ~もう‼しつこい‼」
月光が少しイライラしながら追ってくる兵士に斬撃を飛ばす
「グァッ‼」
兵士の何人かが倒れるが、また次から次へと来る
「追え‼絶対に逃がすな‼」
‥‥しつこい‼
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「ハァハァ‥‥出口どこよ‥‥」
サルキが壁に寄りかかり、そう言う。
「‥‥仮にも元女王だろ?わからんのか」
俺がサルキにそう聞く
「だからわからないって言ったでしょ⁉聞いてなかったの⁉」
声でかいよ
「落ち着いてサルキ。あまり大きな声をだすとバレますよ?」
月光がそう言う。
現在俺達は休憩のため、牢屋の影で休んでいる。
‥‥体力持たんよ‥‥
「‥‥とりあえず、だ。出口を見つけるぞ」
それを第一にしないと脱獄できんぞ
「あれじゃないですか?兵士達が来るところが出口じゃないんですか?」
‥‥
「「それだ(よ)‼」」
俺とサルキの声がかぶる
てかなんでそんなことを思い付かなかったんだ‼
「‥‥よし、あそこだな‥‥」
俺達は兵士達が出てくる場所を見た
「階段‥‥ね」
上へと上がれる階段がそこにはあった
「よし、じゃああそこにいる兵士を殺して来ますね」
月光がそう言う。
まてまてまて
「‥‥全力であそこを突破するぞ」
俺が二人にそう言う。
「了解マスター」
月光が俺にそう言い、階段付近にいる兵士の群れに突っ込んだ
「‥‥俺達も続くぞ‼」
俺がサルキにそう言うと、サルキが頷き、二人で月光の後を追う
「いたぞ~‼此方だ‼」
バレたか‼だが突っ込むぞ‼
「なっ、あいつら‥‥階段を上らせるな‼」
兵士の一人がそう言う。
だが‥‥もう遅い‼
「上がれ‼」
俺達は階段を全力で上る
[▼?
「逃がしたか‥‥」
あの二人と刀‥‥
「‥‥どうします?」
隊員の一人が俺にそう聞いてくる
「逃がしたものは追うしかないだろ。‥‥半数は引き続き奴らを追え。半数は俺と来い」
俺が隊員に指示を出す
「どうするつもりで?」
決まってるだろ?
「ここの施設の出口で待機だ」
所謂出待ち
◇◇◇❭
「‥‥大丈夫かしらね?」
ヘルが私にそう聞いてくる
「わからないわよ‥‥だけど信じるしかないでしょ‥‥」
私は膝で寝ているアスタロトを撫でながらそう返す
「まっ、あの二人なら大丈夫でしょ。それより‥‥」
そう言い、ヘルは何かを取り出す
「‥‥何これ?」
「食糧よ。腹がへってはなんとやらでしょ?」
この得体のしれないキノコが食糧‥‥
「あいつの心配するより自分の心配した方がいいかも‥‥」
「ん?なんか言った?」
あぁ‥‥早く戻って来ないかな‥‥
特になし
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