「‥‥ん、ンンッ」
お、起きた
「‥‥ここは?」
エルフがそう言う。
「‥‥俺達の屋敷だ」
俺がそう言うと、エルフは少し驚き、俺に突っかかってきた
「なっ‥‥!あんたねぇ‼」
「‥‥なんだ?」
俺がそう言うと、エルフは怒ったように言ってくる。
「本当につれてくる奴がある⁉馬鹿じゃないの⁉こんなことしたらあんた達が‥‥」
安心しろ
「‥‥もとより賞金首だ。今更そんなこと気にしない」
もう吹っ切れたわ
「そうだけども‥‥」
エルフが言葉に詰まる。
「まぁそれはどうでもいいけど、あんたの名前は?」
麒麟がエルフにそう聞く
「‥‥教える義理がないわ‥‥」
ならば‥‥
「‥‥忘れるな。俺はお前を❬買った❭んだ」
俺がそう言うと、エルフは言った
「‥‥わかったわよ‥‥私は❬サルキ・ミドラーシュ❭国に売られた無様な女王よ」
長いからサルキで。
‥‥てか女王言ったあんた?
「あぁ聞いたことあります。なんでもエルフの国で革命が起きて、その当時の女王は処刑されたと聞きましたが‥‥」
月光よく知ってるな
「えぇ、革命によって処刑されかけたわ。新しい国王が金を稼げるからって私を売ったわ」
へー
「国に売られた女王様とは‥‥また大層な人を連れてきましたね‥‥」
うるせぇゾンビマスター。
「あんたが連れてきたんだからあんたが何とかしなさいよ」
ジャンヌェ‥‥
「んで?私をどうするの?また売る?それとも好き勝手に犯す?」
サルキが俺にそう聞いてくる。
「‥‥そんなことはしないが‥‥」
さて、どうするか‥‥
「う~ん‥‥エルフの国に連れて帰るのはどうですか?」
ルナが俺達に提案してくる。
「革命があったって聞いてなかった?私が帰ったところで無駄でしょ?」
サルキがそうルナに言う。
「その通りね。こればっかりはデュラハンが責任を持って‥‥」
ヘルェ‥‥
「じゃあ、私がエルフの国に行きたいです‼」
ルナがそう言う。
「‥‥行きたいなら仕方ない」
俺がそう言うと、アスタロトが
「パパが行くなら私も行く‥‥」
と言う。
可愛いなぁ‥‥
「はぁ‥‥ま、一応親だしね。私も行くよ」
麒麟がそう言う。
すげぇ‥‥ルナが行きたいって言ってからこれだもん
やっぱ癒し系はすごい
「マスターが行くなら私は行かざるを得ない」
お前そんなしゃべり方だったっけ?
「じゃ、俺は留守番するわ。畑もあるし」
タケミカズチは来ないようだ。
畑大事だもんね
「‥‥私が行ったところで‥‥」
サルキがそんなことを呟いている
「‥‥行かないとは言わせないぞ」
俺がそう言う。
「行くわよ‼行けば良いんでしょ⁉」
怒鳴るな怒鳴るな
「‥‥お前忘れんなよ?俺はお前を買ったんだからな?」
日常ってなんだよ
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