朝の電車が‥‥
「‥‥と、まぁそんなとこだ」
俺はジャンヌに現状を説明した。
「ふーん‥‥女神を殺すのはまだ後ってこと?」
まぁね。勇者とかいう厄介者がいるからね。
「まぁ殺せるならなんでもいいわよ。それよりこの世界がどんなとこか知りたいから散歩に付き合いなさい」
えぇ‥‥
「‥‥俺よりヘルの方が良いと思うが?」
てかめんどくさい。
「私も行くに決まってるじゃない」
いたの⁉
「‥‥わかった」
まぁ散歩ぐらいなら勇者とかに絡まれないだろ。
③◇◇!▲
「んで、ここがこの帝国の首都よ」
‥‥なんで首都に来てるんですかね‥‥
いやさ、俺はヘルに任せてた訳よ。
そしたら首都に来やがった。
「‥‥おいヘル。仮にも俺とお前は賞金首だぞ。そんな奴が首都に来るって‥‥」
アホか?
「バレないわよ。バレても何とかするでしょ?」
そりゃ死にたくないですし。
「さっさと案内しなさいよ」
お前は賞金首じゃないもんな。
俺達は軽い変装をし、帝国首都を散歩した。
そしてヘルが
「なにか飲みましょ?」
と、言ったので近くの酒場に入った。
‥‥バカか?
「いらっしゃいませ‼空いてる席にどうぞ‼」
店員が俺達にそう言う。
俺達は適当に空いてる席に座った。
「どう?この帝国の首都は?」
ヘルがジャンヌにそう聞く
「なんというか貧困の差が激しいわね。それと貴族っぽいのが偉そうにしてて腹が立ったわ」
そう言う。
実際首都では奴隷売買等が行われていた。
奴隷は捕まった魔族や、親に売られた子供等だった。
さらに少し路地を外れれば路上で生活をしている奴らなどもいた。
そして道を歩いているとき、貴族っぽいのが通ると、皆が頭を下げていた。
「まぁ、ここではあれが普通なのよ。貴族は勇者に守られてるし、奴隷も貴族や、勇者に買われて‥‥」
なんというか以外と酷いなこの国
「お客さん‥‥余り大きな声でそういうのは言わない方がいいですよ‥‥たまに勇者が聞いてて連行していきますから‥‥」
俺達に酒を届けに来た店員がそう教えてくれる。
「あら、優しいのね。ありがとう」
ヘルが店員にそう言う。
「いえいえ‥‥皆が皆、勇者や貴族に良いイメージを持っていませんから‥‥」
勇者の人望のなさよ。
「‥‥奴隷売買の場所に行きましょう」
突然ジャンヌがそんなことを言う。
「‥‥何故だ」
「まぁ私に良い考えがあるのよ」
やな予感しかしないなぁ‥‥
❭❭《❭
「さぁ!今日の品物は‥‥」
奴隷売りの男が皆に向けてそう言う。
‥‥来ちまったよ‥‥奴隷売買の店
「‥‥あれが勇者?」
ジャンヌが一人の男を指差して俺に聞いてくる。
「‥‥たぶん‥‥」
俺がそう言うと、ジャンヌが突然奴隷売りの男を持っていた剣で刺す
「「‥‥え?」」
俺とヘルがそう言う。
なにやってんだ
「我が名はジャンヌ・ダルク‼この腐った者共を殺しに来た‼」
何やってんの⁉
「バカか⁉」
おもわず俺は飛び出しジャンヌの肩を掴む
「おまっ、お前‼」
すると勇者らしき奴がそう俺を指差す
「賞金首だ‼皆勇者を呼べ‼」
そう叫んだ
「あらあら‥‥バレたみたいね?」
‥‥
「‥‥お前」
こいつ‥‥
「さっ、奴隷を仲間にしましょ。神を殺すには仲間が少ないわ」
それが目的か
「あらあら‥‥面倒なことになったわね~」
ヘル‥‥呑気だな
「‥‥さっさと脱出するぞ」
逃げよ
なぁにこれぇ
今回酷いと思います
感想、批判等々受け付けております。