あのお風呂騒動から少したち、現在皆が各々の部屋に戻り、寝ている。もしくは他の人と喋っているかもしれない。
さて、そんな中俺は何をしているかと言うと、
「‥‥ほら。もう寝ろ」
「む~‥‥パパも」
アスタロトを寝かしつけています。
こいつ見た目は小学生なのにすごい甘えてくるんですけど‥‥
「あぁ、わかった‥‥俺も一緒に寝るから‥‥」
「‥‥うん。おやすみ」
あぁおやすみ。
‥‥しかし、今日だけで色々ありすぎんだよ。
なにあのお風呂騒動。
皆元気すぎない?
俺は疲れていたけど‥‥
あれか?俺の体力がゴミなのか?(そうです)
まぁ確かに俺のステータスゴミだけど‥‥
‥‥アスタロトより弱いんじゃ‥‥(弱いに決まってんだろ糞雑魚)
‥‥なんか聞こえた気がする‥‥
まぁいいや
それよりも明日からどうすっかなー
庭の畑でも見てみるか。
④!◇◇
‥‥ん?
俺は隣に違和感を持つ。
恐らく現在2時頃だろう。
‥‥いつの間にか寝てたのか‥‥
いや、そんなことはどうでもいい。
問題は俺の背中に何かが抱きついているということだ。
考えられるのはアスタロトだが、そのアスタロトは俺の目の前でスヤスヤと眠っている。
‥‥じゃあ誰だ?
ヘルはやめて。
「‥‥やっぱ似てるな‥‥」
背中にいる奴がそう小さく呟いた。
この声は‥‥麒麟だな。
‥‥でもなんで?
「‥‥やっぱりもう会えないのかな‥‥でも‥‥」
‥‥
「あーあ‥‥会えなくなるなら‥‥キスぐらいしとけばよかったな‥‥断られるかもしれないけど」
‥‥
「‥‥でも‥‥やっぱりあいつに似てるんだよ‥‥ずるいよ‥‥」
‥‥似てるもなにも本人ですし。
いやそれを俺の前で言わないでよ‥‥
俺だって‥‥ねぇ‥‥
まぁこうなった以上は仕方ないけどな。
「‥‥はぁ」
ちくしょう。
この姿が憎い。
もし俺が人間の姿だったら‥‥
そう考えてしまう。
‥‥いや、何を考えているんだ。
この姿になり、女神を殺すために俺はいるんだ。
「‥‥グス」
‥‥
「‥‥すまんな」
「え‥‥」
「‥‥お前が似ていると言っている奴がどんな奴か俺は知らん。それにそいつに会わしてやることは出来ない‥‥だけどそいつの代わりにはなることは‥‥出来るのか?」
最後が疑問になってしまった。
「‥‥さぁね。私にもわからないよ。だけど‥‥なんかありがと。少し元気出た」
そうかそれは良かった
「‥‥そうか」
そう俺はいい、眠りについた
・③③▪
「‥‥ほら起きろ」
「む~‥‥パパおはよう‥‥」
朝になり、アスタロトを起こす
「あっママ。おはよう」
そうこいつ。結局あのまま寝やがった。
まぁいいけども‥‥
「おはようアスタロト。よく眠れた?」
「うん!」
「そう。じゃあ顔を洗いにいこっか?」
「はーい」
‥‥親子だなぁ‥‥
日常ソノニ
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