異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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前回のタイトルが本文と関係なかった‥‥

皆さんはパズドラやってますか?

私はやっていて新学期ガチャを三回引いたら

制服眠り姫

制服シンデレラ

制服スサノヲ

でした。制服スサノヲが出たときは暫く停止しましたね。


第三十一話 日の陣営の切り札

 

‥‥目が覚めた。

 

外を見てみるとまだ暗かった。

 

周りには寝ている麒麟とヘルの姿がある。

 

「‥‥散歩でもするか‥‥」

 

俺は宿を出て、日の陣営を散歩することにした。

 

 

 

 

 

 

 

?▪▪

 

 

 

 

日の陣営も夜中には静かに寝静まっているらしく、日中の活発さはない。

 

‥‥しかし、良くできてる陣だな‥‥

 

俺は日の陣営を散歩しつつ、そんなことを思っていた。

 

流石に全員が寝静まっている訳ではなく、見回りをしている兵士の姿も見える。

 

「‥‥ん?」

 

俺は一つのテントを見つけた。

 

そのテントは周りのテントとは違い、明かりが付いていた。

 

俺は気になり、テントの中を覗いてみた。

 

テントの中には一人の男がいた。

 

金髪の上半身は裸で、大きな鉄玉が置いてある。

 

「‥‥何が[あなたは私達の切り札なのです]だ。単に俺を戦場に出したくないだけじゃねぇのかよ‥‥」

 

その男は不満を吐くと目の前に置いてある酒を飲んだ。

 

「‥‥誰だ!」

 

ばれたか‥‥

 

「‥‥怪しい者ではない。月の陣営の使者だ」

 

俺は金髪の男にそう説明する。

 

「そうか、使者か。俺はタケミカズチってんだ。よろしくな」

 

タケミカズチ‥‥だから切り札か‥‥

 

「‥‥俺は首なしとでも読んでくれ。ところで日の陣営に不満があるようだが?」

 

俺はそう聞いた。

 

「あぁ‥‥」

 

それから暫く、俺はタケミカズチの愚痴を聞いた。

 

「ふぅ~、なんか他人に話したら少しスッキリしたわ。ありがとな‼」

 

「構わん。少し興味を持っただけだ。‥‥さて、宿に戻るか‥‥」

 

俺は、タケミカズチに別れを告げると、宿に戻った。

 

「首なし‥‥おもしろそうな奴だ‥‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○③▲▲

 

 

 

 

 

 

「和平を結びましょう」

 

翌日、俺達はアマテラスの屋敷に行っていた。

 

「ありがとうございます。では、我々はこれで」

 

アマテラスから、和平の書類を受け取り、俺達は日の陣営を後にした。

 

 

 

 

「テレポートを使うよ‥‥」

 

俺達は日の陣営から出ると、麒麟の魔法で月の陣営に帰還をした。

 

 

 

 

「これでこの戦争も終わりだな。やっと平和になる‥‥」

 

アマテラスの部下の神の一人がそう呟く

 

兵士たちも和平に賛同していて、この結果には満足しているらしい。

 

「えぇ、これでやっとあの子と仲直りが‥‥」

 

アマテラスがそう呟く

 

その呟きを聞いていたものはいない。

 

 

 

 

 

 

▶"▶▶

 

 

 

 

 

 

「よくぞやった!さぁ、今宵は宴会じゃ‼」

 

ツクヨミがそう言うと、兵士達が一斉に騒ぎ出す。

 

「‥‥はぁ、この点は日の陣営を見習ってほしいな‥‥」

 

俺はそう呟くと、テントに入った。

 

思えばこの大和に来て色々な奴らと出会ったな‥‥

 

タケミカズチにタケミナカタ

 

アマテラスにツクヨミ

 

オオクニヌシにヒノカクズチ

 

そして、ルナ。

 

皆が個性的であった。

 

麒麟とも再開できた。

 

‥‥俺には多すぎる報酬だな‥‥

 

そう思い、俺は眼を閉じた。




ぐだった大和編も終わります。

感想、批判等々受け付けております。

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