新アニメもどんどん始まってるよ‼
私はいつまでも始まらないよ‼
「‥‥さて、どうする?」
俺達は麒麟を変装させた後宿に来ていた。
一応部屋は取れたのだが‥‥
「流石に三人で居ると‥‥狭いわね」
そう、一つの部屋しか取れなかったのだ。
急だったからね。仕方ないね。
「これ、布団二つしかないけど‥‥」
更に布団も二つしか無いという。
ちなみに月光は剣に戻っているのでカウントしない。
「まぁ、普通に考えたら俺が一つ、麒麟とヘルで一つだな」
「‥‥これに二人寝れる?」
ヘルがそう言う。確かに二人は立派な大人。美しく実ったメロンもあって、一つの布団にはきつそうだ。
だが知らん。俺は一つの布団で寝るんだ。
「あーあ、こんなとき紳士な男なら布団を譲ってくれるんだけどなー‼」
ヘルがわざとらしくそう言う。
ふっ、俺がそんなのにのせられると?
「‥‥今回だけだぞ‥‥」
のせられますねぇ‼まぁ、紳士だから仕方ない。
「あら、優しいのね?じゃあ遠慮なく~」
ヘルがスッゴい笑顔でそんなことを言う。
腹立つ‼
「‥‥俺は風呂入って来るから‥‥」
「イテラー」
俺は風呂に向かった
▽・○▽
この宿には温泉ではなく、お風呂がある。
一つの階に一つ、少し大きめのお風呂がある。
だから、お風呂に入ったら先客がいたなんてことは日常茶飯事らしい。
幸い俺が入ったときは先客はいなかった。
「ふぅ~」
体を洗った後、浴槽に浸かった。
てか、アンデットって言われてたりしたから体ヤバイんじゃね?と、思ったが、普通の人間の体だった。
あぁ~しかし、お風呂はイイネ‼元日本人としては最高だね‼
そうくつろいでいる時にガラガラと扉が開かれた
「おや?先客がいたみたいだね。失礼するよ」
入ってきたのは赤い髪に赤い目をした‥‥子供だった。
「‥‥構わん‥‥」
俺がそう言うと彼は体を流し、浴槽に入ってきた。
「へぇ‥‥首がないとは‥‥妖怪か何かかい?」
赤い髪の奴は俺に話かけてくる。
「まぁ‥‥妖怪みたいな者だ」
俺が答える。
思ったんだけどこの国の人達俺に対する反応薄いな‼首がないやつがいるんだぞ⁉
あっでも妖怪がいるなら俺みたいな奴がいても不思議じゃ無いのかも‥‥
「‥‥お前は?」
俺が赤い髪の子供に聞く
「私か?私はヒノカクズチっていう神様だよ。よろしく」
ヒノカクズチだと⁉あのイザナミから産まれてイザナミのあそこを焼いちゃってイザナミを殺しちゃってそれが原因でイザナギに殺されたっていうあの伝説の出落ち神様⁉
今思うとヒノカクズチって大分理不尽に殺されたよな。
「‥‥お前みたいな子供が?」
「見た目は仕方ないんだよ‥‥成長は個人差だから‥‥」
と、ヒノカクズチが言った。
まぁ、確かに成長は個人差だよな
「君は見たところ大陸から来たみたいだけど‥‥何か目的でも?」
ヒノカクズチが俺に聞いてくる。
「まぁ、とある奴をぶっ殺すために旅に出ている」
とある奴が誰なのか‥‥わかるよね?
「ふーん‥‥何かそいつに恨みでもあるのかい?」
恨みしかないです。
「いろいろあるんだよ‥‥」
俺はヒノカクズチにそう答える
「さて、上がるか‥‥」
俺は浴槽から出て浴室を出ようとする
「あっ、私の名前!覚えとけよ‼」
ヒノカクズチがなんか言ってきた。
「‥‥覚えられたらな」
そう答え浴室を後にする。
ヒノカクズチさんをキャラとして出しました。
このヒノカクズチさんはイザナミから産まれていません。
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