異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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なんかお気に入りが増えてる‥‥

頑張らなきゃ‥‥


第二十一話 酒と女

 

「はぁ!」

 

リンが魔法を放つ

 

酒呑童子はそれを間一髪でかわす

 

(‥‥こいつ‥‥女の癖にやりおる‥‥)

 

酒呑童子はそう考えるとすぐさま反撃をする

 

「どっせい‼」

 

酒呑童子の攻撃は基本格闘術だ。

 

武器は持っているがあまり使わない。

 

「そんな攻撃が当たると思って?」

 

リンは軽々と酒呑童子の攻撃をよけ、挑発をする

 

「さっさと背負ってる刀を抜けば?」

 

リンは勝負が始まった時から気になっていた。

 

それは酒呑童子が背負っている刀だ。

 

最初は使うタイミングがあるのか?と思っていたが、一向に使う気配がない。

 

「‥‥これは使わん。貴様ごとき我の拳で十分よ‥‥」

 

「そ、なら私にその拳を当ててみなさい?」

 

すると酒呑童子は拳を握り固めた

 

「‥‥悪く思うな‥‥❬滅星❭」

 

酒呑童子はそう言うと拳を前につき出した。

 

その瞬間、とてつもない威力の風がリンに直撃した。

 

❬滅星❭とは、拳を前につき出すことによって起きる風圧を利用した技である。

 

使う人物によって起きる風圧は違うが、酒呑童子の攻撃は強力だった。

 

「‥‥」

 

風によって巻き上げられていた砂ぼこりが晴れてきた

 

「‥‥ほう‥‥」

 

砂ぼこりが晴れたそこにいたのは服が所々破けたリンだった

 

「やればできるようね‥‥まぁ、無意味だったけど」

 

リンは余裕の表情でそう言うと魔法を唱えた

 

「今度はこっちの番よ。❬光魔法 千光剣❭」

 

そう唱えると酒呑童子の周囲に光の剣が大量に現れた

 

「さぁ、串刺しにされなさい」

 

そうリンが言うと光の剣達は酒呑童子に向かって高速で移動した。

 

まずい!そう思ったが時すでに遅く光の剣が酒呑童子の体を貫通していく

 

「‥‥ガァ‼」

 

ドスドスドス

 

まだまだ刺さる

 

「キャハハハ‼無様ねぇ?鬼さん?」

 

すべてが刺さり、針ネズミのようになった酒呑童子に向かってリンが言う

 

「‥‥」

 

酒呑童子は答えない

 

「‥‥?」

 

リンは息絶えたか?と思い近づく

 

酒呑童子の目の前にきたその時、リンの手を血だらけになった何者かの手がつかむ

 

「ッツ‼」

 

「‥‥油断したな‥‥勇者よ‥‥」

 

息が途切れながら酒呑童子が言う

 

「‥‥今から貴様にする攻撃は我の最強の攻撃だ‥‥貴様に耐えられるか‥‥?」

 

そう酒呑童子は言うと腰に提げていた酒を一口飲み腕を上げた

 

「‥‥ッツ‼やめなさい‼」

 

リンがそう叫ぶが止まらない

 

「これが我の最強にして究極の技‼❬絶滅星❭」

 

リンに向かって腕を降り下げた

 

その時、とてつもない爆音がその場に響いた

 

 

‥‥‥‥

 

「‥‥」

 

酒呑童子はクレーターとなった場所に立っていた

 

‥‥いや、死んでいた。

 

「ガッ、ハァ‼」

 

瓦礫の中から一人の人間が出てくる。

 

リンだ。

 

「ハァ‥‥ハァ‥‥やってくれたじゃない‥‥」

 

リンは立って死んでいる酒呑童子を見て言った

 

(あの攻撃‥‥少しずらさなければ死んでいたわね‥‥)

 

リンは絶滅星を受ける直前に少し体をずらしていた

 

その結果死なずにすんだのだ

 

「まぁでも‥‥腕一本分なら‥‥安いわね‥‥」

 

リンは死にこそはしなかったが左腕を失っていた

 

「‥‥帰って休もうかしら‥‥」

 

リンはその場を去って行った

 

 

 

 

 

酒呑童子の前に花を残して




短いし戦闘描写クソでもうめちゃくちゃや‥‥

もう4月ですね。

新年度を迎える訳ですが‥‥

私は新年度の目標としてこの小説を書き続けるという目標を立てました。

‥‥まぁ、投稿感覚が空くかもだけどね‥‥

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