異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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ヒュー‼十連だぜ‼

→ホワアアアア(爆死)

最近あったFGO でのこと


第十八話 勇者進軍

勇者来る

 

この報告は瞬く間に月の陣営全土に広まった。

 

絶望するもの、士気が高まるもの、そもそも勇者って何?と思うもの‥‥さまざまな反応があった。

 

ツクヨミ不在(幼児化)の中ツクヨミ代理のタケミナカタの指示によって月の陣営は守りに徹した。

 

兵糧を蓄え、畑の作物を収穫し、民を避難させた。

 

今までの対決前とは明らかに雰囲気が違った。

 

「なぁ‥‥勇者ってどんなやつなんだろうな?」

 

「何でも大陸に召喚されたらしい。中には光魔法の使い手が二人もいるらしいぞ」

 

二人の兵士が話している

 

「光魔法⁉あのアマテラスが使うと言われているやつか?」

 

「あぁ‥‥正直勝てるか‥‥」

 

「まぁ、もし捕まったりしても勇者って呼ばれるくらいだ、きっと優しいに決まってる」

 

「いやわからんぞ。勇者達は捕まえたもの達を自分達の奴隷にしてるらしい。女は性奴隷に、男は強制労働、子供はそっちの趣味の奴等に売っているという噂も‥‥」

 

「‥‥逃げるか?」

 

「‥‥あぁ、こんなとこいられるか」

 

二人の兵士はその場から早々に去っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼!○▼◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥夜になってしまった。

 

とりあえず日中は勇者に対する備えをしていたのですぐ夜になった感覚だ

 

もし夜襲を仕掛けてくるのなら今夜だろう。

 

ちなみに俺は避難した民を護衛する仕事をしている。

 

ヘルも同じく

 

「‥‥お母様、私達はこれからどうなるの?」

 

一人の少年が母と思わしき人物に話しかける

 

「‥‥今は信じましょう?タケミナカタ様やツクヨミ様を‥‥」

 

母と思わしき人物が少年を抱き寄せた。

 

‥‥俺達がこの陣営に‥‥この国に来なければこんなことにはならなかったのか‥‥

 

そんなことを考えていると不意にグイグイと手が引っ張られる

 

見るとそこには少女が泣きそうな目をしてこちらを見ていた。

 

「‥‥死なないでね?」

 

‥‥この少女は俺にそんなことを言ってきた。赤の他人なのに‥‥

 

「‥‥あぁ‥‥」

 

俺がそう答える。だが少女の返答はない。

 

気になって見ると少女は寝ていた。

 

‥‥勇者達は俺達が処理する。

 

タケミナカタと交わした約束だ。

 

今の勇者達は危険だ。あいつらは平然と女子供をさらっていく。

 

‥‥あいつもそんなことをしているのだろうか?

 

‥‥俺は空を見上げた。今にも雨が降りそうな気配だった

 

 

 

 

 

 

 

 

❭△?❬◁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「‥‥みんな、準備はいいかい?」

 

ケンは他の勇者に声をかける

 

すると所々から了解と聞こえる

 

「‥‥それじゃ‥‥いくぞー‼」

 

オオオオオオ‼

 

その声と同時に勇者達は月の陣営本部の後方の陣に突っ込んだ

 

「‥‥なっ⁉て、敵襲‼敵襲‼」

 

月の陣営の兵士が声をあげる。

 

この奇襲を想定してなかったのか、はたまた戦意がないのか、月の陣営の兵士達は一目散に逃げていく。

 

「敵はみんなの判断に任せる‼捕まえるのも殺すのも自由だ‼但し敵の総大将、ツクヨミはとらえろ‼」

 

その後は散々だった。月の陣営の指揮官らしき人物を討ち取るとほとんどの兵士が降伏をした。

 

勇者達は勢いに乗り、月の陣営本部に突っ込むのであった。

 

 




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