増えてる‥‥だと‥‥
ありがとうございます
「精霊?」
俺は目の前の少女に問いかけた
「はい。私はマスターが今手に持っている刀の精霊です」
「ちょっと待った!」
「はい?」
俺が待ったをかける
「百歩譲って精霊はわかる。問題は、お前は俺のことをなんといった⁉」
「‥‥?マスターと呼びましたが?」
少女はおかしなことをいったのがわからないのか首をかしげる
「何故俺がマスターなんだよ!?意味わからんし、そもそもこんな刀も初めて見たぞ⁉」
「えぇ、私もあなたのことは今さっき知りました。けれども一目見てあなたは私を扱うのにふさわしい、そう直感で感じました。なので私はあなたのことをマスターと呼びます」
‥‥ふさわしいって‥‥俺はステータス最悪だぞ?ゴミ同然だぞ?もしかしたらゴミの方が強いかもしんないんだぞ?
そんなことを少女‥‥精霊に言えるわけもなく、俺は精霊に質問をした
「‥‥マスターの件はわかった。呼び方は好きにしろ。
それとお前に聞きたいことがある」
「なんですかマスター?」
「この刀‥‥お前はどういう刀何だ?どんな力を持っている?」
精霊は俺の質問に対して丁寧に答えた
「私は妖刀と呼ばれていました。私を使用したものには不幸な目にあうと言われて来ました。‥‥中には私を使いこなそうとする人たちもいましたが、ことごとく不運な死を向かえました‥‥」
ときどき声をと切らせながら喋る精霊をみて少し可哀想に思った。
‥‥妖刀か‥‥ならこの場所にあったことも納得がいく。
「さすがに放っておけないと思った帝国の人たちが私をここに捨てて行きました‥‥」
でしょうね。
「私の力についてですが‥‥正直、よくわかりません。どんな力が働いて、使用者を不幸に陥れているのか‥‥全くわからないんです」
「お前の過去についてはわかった。‥‥ちょっとこっち来い」
「?はい」
俺は精霊を目の前に来させると首に手を当てた
「お前のステータスを見させてもらう」
「ステータス‥‥ですか?私にはないと思いますが‥‥」
「誰かが話しているのを聞いたんだが武器にもステータスは存在するらしい」
「そうだったんですか‥‥知りませんでした‥‥」
まぁ俺も適当に言ったんだけどね。でもステータスはなくてもATK ぐらいはあるはずだ。RPG とかにはあるからね。
「‥‥っつ!?」
頭の中に入ってきたこいつのステータスに言葉を失った
[妖刀]
ATK 38652
DEF 66221
MP 99999
スキル 死の誘い ソウル・ドレインetc.
魔法 ラスト・スラッシュ
‥‥俺よりはるかに強ぇ‼
え、待って、この子ってもしかしなくてもチート武器だったりするの?
「あの‥‥何か問題が‥‥?」
「いや‥‥とくにない」
嘘です強すぎますあなた
「そうですか‥‥よかった」
そう精霊は呟きホッと息をはいた
「それで、マスター!私を使用してくださいますか!」
「‥‥まぁ良いだろう。ただし邪魔になったら捨てる。いいな?」
「ありがとうございます‼」
そう言って俺に頭を下げる精霊
‥‥やめてくれよぉ、俺の方がお前よりメチャクチャ弱いんだよぉ‥‥
「‥‥そういやお前って名前なんだ?一応聞いておきたいんだが」
そう言って俺は精霊の方を見る
「名前‥‥ですか‥‥ないですね。今まで妖刀と呼ばれていたので‥‥せっかくですからマスターが付けてくださいよ、名前」
「俺がか?うーん‥‥」
刀の名前かぁ‥‥エクスカリバーとか?いやでもそれは剣じゃん‥‥
あれこれ脳内で考えていると1つの名前があてはまった
「月光‥‥妖刀月光なんてのはどうだ?」
「お前は刀だろう?だから刀っぽい名前にしたんだが‥‥どうだ?」
「月光‥‥妖刀月光ですか‥‥素敵な名前ですね!ありがたくいただきます‼」
「そうか、気に入ったようで何よりだ」
こうして俺に新たな武器が手にはいったのだった
今回も安定のひどい文章ですね‥‥
感覚、批判等々受け付けております。