馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑ 作:一織
「先生!!澪人君が…!澪人君が……!!」
「落ち着け更識簪、今医務室に連れていく!!」
―――――
「……左腕が痛い…やっと感覚が戻ってきた…」
「あ、澪人君!!よかった!目が覚めたんだね…」
「あぁ…簪ちゃんか…ごめん、ちょっと無茶し過ぎて今、左腕使えそうにない」
「馬鹿ぁ…心配したんだから……」
「心配してくれてありがとう。でも多分動かせるようにはなると思う」
「……あのね…澪人君が倒したIS無人機だったの…」
「それで、トーナメントは中止、それと…後で織斑先生が事情を聞きに来るって」
「そっか、ありがとう簪ちゃん。もしかして俺の目が覚めるまで傍に居てくれたりなーんて」
「うん、傍に居たよ…」
「お、おう…なんか…照れるな……」
「「あ、あの!」」
「「……………///」」
「えっと…簪ちゃんからで良いよ」
「ううん、澪人君からで良いよ」
なんだなんだ……!!?めっちゃラブコメしてるぞ!?甘酸っぱいぞ!!?
そしていざ言おうとすると緊張するな…
「あの…こんな時になんだけどさ…俺…簪ちゃんの事を…愛してるんだ…えっと…俺と恋人になってください!!」
うまく言えたかな!?前世で告白なんてすることなかったし、めっちゃ緊張する!!
「あの……簪…ちゃん?」
え?え?なんで簪ちゃんは泣いてるんだ!!?ヤバイヤバイ…俺何かしちゃった!?あ、心配かけたか
「私も……私も澪人君の事を愛しています、私と恋人になってください…!」
因みに外で織斑先生が入ろうとした時俺が告白してたので思いっきり聞かれてた、恥ずかしい
―――――
こうして晴れて俺は簪ちゃんと恋人同士になりました…あっ…シャルルの問題解決してねえ!!
さて解決するぞ!!と意気込んだがかなりあっさり解決したので過程をキング・クリムゾン!!!
という訳で同室は簪ちゃんになりました。
まあ、過程をすっぱり飛ばしたから訳分からんと思うが
要約するとな、シャルルの正体に気づく俺→シャルルを助ける為ならば史上最も多くの人命を奪った個人になるぞ的なことをシャルルに宣言→教師陣と相談してシャルルをデュノア社から解放しないと俺のISに積まれている全てのOWのリミッターを解除してデュノア社に撃ち込むぞと脅迫する事に→流石のデュノア社も困惑最初は真に受けていなかったがこちらのOWを使用した戦闘ログ(リミッター付き)を見せたら震え声で勘弁して下さいと言われ無事シャルルを救うことに成功。
因みにデュノア社の社長からは《史上最も多くの人命を奪える個人》という不名誉な呼び方をされかけるのだがまあ、気にしたら負けだと思う。
因みにデュノア社からシャルルを解放した後どうするかとかは流石に俺1人じゃ無理だから神に頼んだ。
さらに言うとデュノア社の社長がすんなりOKしたのも実はちょっと神が力を使ったという。サンキューカッミ
今度シャルルの写真を送ってやろう…
神なんだからいつでも見れると思うじゃん?何故かあの神そういう事はしないんだ。事情をすべて知っているだけで直接見たりはしないらしい。曰く「だってそんな事したらただの覗き魔じゃん!」との事
俺と簪ちゃんが恋人になったって言うのは一瞬で学園に知れ渡り、担任が俺と簪ちゃんを同室にした。以上
正直に言ってめっちゃヤバイ。それはもう、簪ちゃんが可愛すぎてヤバイ。下手したら襲いそう……いや、襲わないけど…《無理矢理ダメ絶対》という、俺の鉄の意志と鋼の強さで耐えている。
だって!!簪ちゃん無防備なんだもの!!
とまあ、そんなこんなあったがもうすぐで臨海学校の時期である。簪ちゃんの水着やったぁああああああああああ!!
という訳で彼女である簪ちゃんを誘ってショッピングにGO!だ
――――
とりあえずは簪ちゃんと俺の水着を購入しにショッピングモールへと足を運ぶ。でかい……とにかくでかい……
広すぎてどうしようかというレベルだ。
「広いなー……」
「ここに来れば大概の物は揃うもの」
因みにはぐれたりしない様に簪ちゃんと手を繋いで歩いているのだが視線が痛い…仮にも簪ちゃんはめっちゃ美少女なのだ。そんな簪ちゃんと親しげに手を繋いで歩いているのだから男どもの視線が痛い…当の簪ちゃんはそんな視線はなんのそのでくっついて来る正直理性が吹っ飛ぶ
というかさっきから視線を感じるんだよなあ……
神ー?見てる?
神<久しぶりに呼んでくれたの…
いや、シャルルの事解決する時に呼んだ設定だからそこまで久しぶりでもないだろう?所で誰かに見られてる気がするんだが?
神<簪さんの姉じゃよ
知 っ て た
あのシスコン生徒会長め…この前付き合い始めたって報告したやん!!
神<あやつの性格だけはどうにも出来んの…正直ワンサマーの朴念仁を治すのと同じ位無理じゃ
それって実質不可能って事やん…
この時どこかでワンサマーがくしゃみをするが別の話
「えっと…澪人くんはどんな水着が好き…?」
「昔水泳やってたから競技用とか好きだけど、遊ぶ用ならフリル付きのとか好きだけど」
「そっか…!じゃあちょっと試着するね!」
「え、あ、ちょ」
有無を聞かずに試着しに行ってしまった……こういう変なとこだけ姉妹似てるんだから…
「どう…かな?」
可愛い…なんてこったい…黒のフリル付きの水着がよく似合ってる…
「ビューティフォー…」
「て、照れるよ…//」
「月並みな言葉かもしれないけど、可愛いなぁ…似合ってるよ」
「と、ところで澪人君はどんな水着にするの?」
しまった…あまり考えてなかったが競技用はNGだから……
「うーん…濃い青のトランクスタイプにしようかな…」
「競技用じゃなくていいの?」
「楽しむ時まで競技用は流石にねー…」
まあ、俺は実質決まっていたようなものだったからな…
簪ちゃんの分も買ってか…まあ、余裕だな
「簪ちゃん、出しとくよ」
「えっ?流石に悪いよ…どうしてもって言うならお昼ご飯の分をお願いしよっかな」
いたずらっぽく微笑む簪ちゃんの破壊力ヤバすぎるだろ!?
神<今楯無が必死に鼻血をこらえとるぞい
それに関しては俺も同感、そしていきなり声掛けてきてどうした?まさかシャルルに何かあったのか?だとしても俺にフラグを立たせるのは難しいぞ?
神<何を言っとるんじゃ?シャルルはとっくにおぬしに惚れとるぞ?
なんだとぅ!!?
神<だって、おぬしがシャルルの事を救ったからの…仕方ない事じゃ
あー…そういえばそうでしたねぇ…
神<まあ、シャルルはいずれおぬしと簪ちゃ…さんに話をするんじゃ無かろうか?
マジ?俺悲しみの向こうへと辿り着いちゃうの?
神<それは無いじゃろ……
なら良いけどさ……簪ちゃんが虚ろな目で「中に誰もいませんよ?」とか言ってる所を幻視して寒気がした…
神<確かに怖いの……
まあ、シャルルが今何ともないなら俺は簪ちゃんとデートを引き続き楽しむぞ
神<おう、楽しむんじゃぞ
………最近神が親ポジションのような気がしてきたがまあ、良いや…
「簪ちゃんは何食べたい?」
「うーん…何が良いかなぁ……」
やっぱりこういう時にお店を知らないと大変だな…エスコートとかできた方がカッコイイと解っては居るんだが…調べる時間が無かったんだ!!(言い訳)
「うーん……私、あそこが良いな」
「ん?あのレストランって確か…チェーン店だけど結構美味しいって噂の…」
「うん、一緒に行きたくて」
簪ちゃんは天使(確信)
このあとは2人で楽しく食事をして何事も無く普通に学園に帰ったぜ、まあ、お店の中で食べさせ合い(あーん)をしたからすっごい恥ずかしかったけどね…何より男どもの視線が刺さる刺さる…キツイでござる…
まあ、簪ちゃんが俺の彼女だからな!羨ましかろう!!はーっはっはっは!!
さて、そろそろ臨海学校か…確か原作だと銀の福音襲来があったんだっけか…どうやってワンサマーに決着をつけさせようか…下手をすると俺のヒュージミサイルとヒュージキャノンで終わらせろって言われそうだが…確か銀の福音は有人だった筈、なら俺に人殺しをさせたいのかとでも言えばいいか…
OWなんか使った日には簪ちゃんに泣き付かれる未来が見える
以下想像
『待って!辞めて澪人君!そんな状態でもう一度グラインドブレードなんか使ったら…!!』
『まだだ…まだ俺は戦える…此処が!この戦場が!俺の魂の場所だ!』
とかなったりなーんてな……
ならないよね!!?
次回予告
澪人「海だー!」
簪「きゃー!」
澪人「旅館だー!」
簪「きゃー!」
澪人「そして……襲撃だー!!」
一同「ぎゃあああああ!!!?」
次回 「天災襲来」
お楽しみはこれからだ!!