馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑   作:一織

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本編の時間が飛びます…ええ…



第7話 全てを焼き尽くす圧倒的な暴力

前回のアーマードコォア…

 

 

ラウラ「貴様!?何をする気だ!?」

 

 

澪人「いやいや、ちょっとお手伝いをね?」

 

 

――――――

 

 

 

 

そう今、私志渡神澪人は追加パッケージの試射をすべく第3アリーナに来たのだが、そこではなんと1組のラウラがセシリアと鈴を相手に一方的なヤバイ試合をしていたのだ。

 

 

流石に通りかかってなんもしない訳には行かないので

新しく追加されたヒュージキャノンをラウラに向けている所だ

 

 

 

「いやー俺今第3アリーナ空いてるって言うからコイツを試射しに来たらなんだか面白そうなことやってるじゃないの、俺も混ぜてくれなきゃ」

 

 

そう言い、迷いなくラウラに向けてヒュージキャノンをぶっぱなす

 

 

 

「貴様……一体何者だ……!?」

 

 

 

簪ちゃんがドン引きした顔してるが関係ない。今のヒュージキャノンでシュヴァルツア・レーゲンのダメージレベルは確実にCを越えただろう、当然AICやレールガンなんて言う武装も吹っ飛ばした、流石主任砲だぜ

 

 

「俺は、2人目の男性IS操縦者だが?」

 

 

 

「さあ、織斑一夏、見せてみなお前の力をさ」

 

 

 

「っ………!!」

 

 

 

俺はそう言い再びヒュージキャノンを構え織斑一夏に向ける

 

 

「貴様ら何をしている?」

 

 

 

ちっ……良いところだったのに…織斑先生に止められた

 

 

「見ての通り人助けをですね?」

 

 

 

「話は後で聞こう」

 

 

 

――――――

 

 

「なるほどな、ボーデヴィッヒが織斑……一夏を馬鹿にしてオルコットと鳳が突っかかってい行き返り討ちにあった所に一夏がアリーナの外壁をぶち破って突入、偶然第3アリーナを使おうとしていたお前が通りかかってボーデヴィッヒに新装備を警告有りで撃ったのか」

 

 

 

「ええ、そうなります。」

 

 

 

「分かった。ならばアリーナの外壁の件は関係ないのだな」

 

 

「そうなります。」

 

 

 

「助かったぞ、後は一夏から事情を聞くだけだ」

 

 

 

 

「では、失礼致します」

 

 

 

俺は一礼して会議室を後にする。

 

「あ、澪人君…大丈夫だった?」

 

 

「あ、簪さん、心配してくれてありがとう。大丈夫だったよ、後で病室に言ってボーデヴィッヒさん達に謝らなくちゃ」

 

 

 

―――――

 

 

「失礼します」

 

 

 

「ボーデヴィッヒさんで間違いないかな?」

 

 

「……ふん、いきなり撃った人間が言うセリフでは無いだろうに、何をしに来た」

 

 

 

「何故、ボーデヴィッヒさんが織斑一夏を嫌うのか、何故オルコットさんと鳳さんにあそこまでしたのかを聞きに来た。後は謝罪だね。突然現れてISを半壊させちゃったからね」

 

 

「……貴様に語る筋合いなど無いと言いたいが、どうやら貴様も織斑一夏を良く思っていないようだから話してやろう」

 

 

 

「奴がいなければ教官はあの大会で…」

 

 

 

「………それに関しては誤解があるかな」

 

「……なんだと?」

 

 

「当時織斑一夏はなんの力も持ってない一般市民と変わらないんだよ?それがプロの誘拐犯に攫われて自力でどうにか出来ると?」

 

 

 

「………それは……」

 

 

 

 

 

「そして、軍人だと言うなら一般市民を守るのが筋じゃないのかい?」

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

「ま、そういう訳さ」

 

 

 

「貴様、名は何という?」

 

 

 

 

 

おっと、私としたことが自己紹介を忘れるとは

 

 

 

「志渡神澪人だ、まあ覚えても覚えなくても良いさ、もし当たるならタッグトーナメントでだね」

 

 

 

 

 

「次は私が勝つ」

 

 

 

―――――――――

 

 

 

お、前方に簪ちゃんはっけーん

 

 

「簪さん」

 

 

 

「あ、澪人君おかえりなさい。」

 

 

 

 

「タッグトーナメントなんだけど、一緒に組まない?」

 

 

 

 

「…うん!!」

 

 

 

やったね、これで簪ちゃんにOWを持たせてあげられる

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

 

 

「ダメ……こんなに大っきいの入らないよ……」

 

 

 

「そう言ってる割には凄く物欲しそうな顔してるよ?」

 

 

 

 

「そ…そんなことない…」

 

 

 

 

 

「ほら、素直に言おうよ、簪さん」

 

 

 

 

 

※ただ打鉄弍式にヒュージミサイルを積もうとしているだけです

 

 

 

 

「すごい…!これを付けている間のエネルギー上昇率が普通じゃありえない数値になってる…!」

 

 

 

「でもその代わりにつけてる間はシステムに異常が起こってOW発射以外できないけどね」

 

 

 

 

「そこまで再現されてるの……」

 

 

 

 

「ちゃんと撃ち終わったら正常に戻るから大丈夫」

 

 

 

 

そんなこんなあってついにタッグトーナメントの日が来た

 

 

 

 

「緊張してる?簪ちゃん」

 

 

 

「大丈夫、澪人君と一緒に居るから…安心できる」

 

 

 

 

 

「それはよかった…じゃあ、一回戦目磨り潰そうか!」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

一回戦の相手は1組の鷹月さんと相川さんだ

 

 

 

 

「メインシステム戦闘モードを起動」

 

 

 

「ミッションを開始します」

 

 

 

 

その試合ははっきり言って一方的に蹂躙して終わった。

 

 

 

それこそ簪ちゃんの出番が無いレベルで

 

 

 

まずは拡張領域からOW ヒュージブレードをコール、リミッターは掛けたままコマンドOW起動そして簪ちゃんを巻き込まないように少し簪ちゃんの前に出て、チャージが終わった瞬間に袈裟に振り下ろし、鷹月さんと相川さんのISを一瞬でSE0にして勝利した。

 

 

2回戦目は俺の出番が無いまま終わった

 

 

 

戦闘開始と同時に簪ちゃんがミサイル山嵐を起動、相手を撹乱している間に拡張領域からヒュージミサイルをコール、迷いなくワントリガーをして

 

相手のSEを0にした。

 

 

 

そして3回戦目に事故が起こった…

 

 

3回戦目はモッピー(箒)とワンサマー(一夏)のコンビだったのだが、俺も簪ちゃんもワンサマーに対するフラストレーションが溜まっており、同時に拡張領域からOWをコール、ワンサマーに向けて同時に撃とうとした時に、アリーナのシールドをぶち破って全身装甲のISが現れた

 

 

 

「簪ちゃん、標的をワンサマーから正体不明機に変更、OWぶちかまして」

 

 

 

「……分かった!」

 

 

 

「さあ、見せてみなお前の力をさ」

 

 

 

俺はそう言ってニヤリと笑うと拡張領域からOW グラインドブレードをコールし、リミッターを解除する

 

 

 

OW リミッター解除 《不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください》

 

 

 

「爆ぜな!お人形さん!!」

 

 

 

俺はそう叫ぶとグラインドブレード(リミッター解除)を構え、正体不明機に突撃する

 

 

 

「うおぉおおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

爆音と共にグラインドブレードを受けた正体不明機はスクラップになる

 

 

 

「…………今ので左腕がイカれたかもな…」

 

 

 

俺は誰にも聞こえないくらいの声で呟く。

はっきり言うと左腕に力が全く入らないし、痛みすら感じない。

 

何もこんな所までグラインドブレードを再現するとはな…まさにハイリスク・ハイリターンだな…

 

 

 

 

あぁ…なんだか視界がおかしい…何故地面が眼前にある?

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

「澪人君っ!!!」

 

 

 

 

突然降ってきた全身装甲のISをグラインドブレードで倒したと思ったら、澪人君が倒れてしまった、グラインドブレードは使用後に左腕が使えなくなるOWだった、もしそこまで再現されているなら澪人君は左腕が使えなくなっちゃう…!

 

 

早く医務室に運んで容態を見てもらわないと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り返しがつかなくなる気がする…




次回予告

簪「待って!辞めて澪人君!そんな状態でもう一度グラインドブレードなんか使ったら…!!」


澪人「まだだ…まだ俺は戦える…此処が!この戦場が!俺の魂の場所だ!」



次回 「人間の可能性」

お楽しみはこれからだ!!

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