馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑   作:一織

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前にもタッグトーナメントやったじゃないかって?


その時のは代表候補生半分以上出れなかったしVTSのフラグ回収してないからってことでもう1回学年の枠を超えてですよ…


第15話 タッグトーナメント相棒決め

「またぁ……?」

 

 

 

「うん……また」

 

 

 

そう、臨海学校が終わったヤッターと喜んだのもつかの間、澪人にとって予想していなかったイレギュラーなイベントが起こる

 

 

「第二次タッグトーナメント……そんな馬鹿な……」

 

 

 

 

「しかも今回は学年合同なんだって」

 

 

 

「…fuck」

 

 

思わず悪態をついた俺は悪くないと思いたい

 

 

 

神よ…これはVTSを回収しろということですか…?

 

 

 

神<ワシの力ではない…これは世界の修正力…

 

 

馬鹿な……抑止力だというのか…

 

 

神<まあ、そんなの無いけどネ☆

 

 

 

マジでか…学園側の陰謀だとでも言うのか……(驚愕)

 

 

 

神<まあ……頑張って…VTSどうにかして

 

 

 

 

あーう☆(^p^)

 

 

 

――――――

 

 

 

まあ、当然の如く簪と組むんじゃないかと予想していた人が大多数だろう……

 

 

 

 

 

 

だが現実は非情である

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故だ……何故俺は1人なのだ……」

 

 

 

 

そう、何故かタッグトーナメントなのに俺は1人なのだ理由は前回のタッグトーナメントでOWを積んだISが2機敵に回った時の絶望を味わった人達が抗議したのだろう

 

 

「大丈夫ですお兄ちゃん、私がついています」

 

 

 

 

まあ…えすちゃんがいるから実質二人なのだがえすちゃんには専用機が無い。そこが辛かった。

 

 

言ってしまえば

 

Es.――――エンブリオストレージはISだ

 

 

つまりISがISを纏うというイレギュラーな事態が起こっているのだ。

 

 

正直どういう原理なのかは分からない。

 

 

ただ、えすちゃんはISでありながらも人間と同じような生活を送る

 

 

 

食事も睡眠も必要なのだ。それを聞くとISって一体……?となるから俺はここで考えるのをやめた

 

 

 

 

「うーん…えすちゃんは打鉄かラファールを使うことになるんだろうけど…」

 

 

 

「私はお兄ちゃんに神輝ムラクモの能力を全て譲渡しています。」

 

 

 

 

「そこなんだよなあ…」

 

 

 

そう、俺のISの第二次移行それは神輝ムラクモの解放権限を俺が自由に扱えるというもの

 

 

神輝ムラクモは、大剣というのは仮初めの姿で本来の姿は長刀で大剣に見えているのは鞘であり、大剣である部分にエネルギーを当てると、それを吸収し、長刀になった時に力を発揮する。

 

 

 

一夏の零落白夜はムラクモに使おうものならその全てを封じられ、解放したムラクモは零落白夜以上の力を発揮する事になる

 

 

 

 

 

と、話が逸れたけどもこの力を俺は自由に扱えるようになったのだ。

 

余談だが

 

銀の福音の時は俺に解放権限が無かったのでエネルギー弾を大剣で吸収することしかできなかった

 

 

 

 

「えすちゃんはラファールと打鉄のどっちを選ぶの?」

 

 

 

 

「私にとってはどちらでも同じようなものです。ムラクモの能力は譲渡しましたが紋章(クレスト)の力は自由に扱えますから」

 

 

 

 

成程、俺とは違ってムラクモ無しでも紋章が使えるのなら話は別だ。

 

 

 

 

「だったらえすちゃんは中距離から援護して貰えると助かるな」

 

 

 

 

「了解しました。お兄ちゃんの援護に徹します」

 

 

 

 

 

――――

 

 

 

 

 

「くぅ……簪さんと組めないって言うから澪人君と組むチャンスだと思ったのに……」

 

 

 

 

「はははは……仕方ないよ、澪人君の妹兼ISであるえすちゃんがいたらね」

 

 

 

「うぅ……間近でOWを見れると思ったのに……」

 

 

 

 

「喰らえば見れるよ」

 

 

 

 

「それはトラウマになりそうだから嫌だああああああ!」

 

 

 

 

――――――

 

 

 

「志渡神澪人……前回は戦うことすらなく敗れたが……今回は私が勝つ……!」

 

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは燃えていた

 

 

 

前回のタッグトーナメントの出場を前に叩き潰されたのでそのリベンジだ

 

 

 

 

「だが……誰と組むか……」

 

 

 

 

並大抵の代表候補生と組んだところで志渡神の持つ圧倒的な火力……確かオーバードウェポンと言ったか…それをどうにかしなければ一瞬で終わってしまう

 

 

 

……いい相方が居るではないか!あの志渡神澪人と恋仲だという日本の代表候補生が!

 

 

 

「そうと決まれば早速見つけに行かねば!」

 

 

 

――――

 

 

 

「うーん……澪人と組みたかったけど妹と組むなんてなぁ…」

 

 

 

「あら?貴方は…」

 

 

 

「た、楯無会長」

 

 

「今度のタッグトーナメントで組む相手が居ないって顔してるわね」

 

 

 

「あはは…」

 

 

 

「私と組みましょう?」

 

 

「え?良いんですか?」

 

 

 

 

「ええ、きっと簪ちゃんは違う人と組むでしょうし、織斑君とは組む気になれないんでしょう?」

 

 

 

 

「まあ、そうですね…楯無先輩、一緒に組んでください」

 

 

 

――――――

 

 

 

 

「「どういうことなのですか(よ)!!一夏(さん)!!」」

 

 

「えっと……ごめんな二人とも…気持ちはありがたいんだけど…箒がまだあの時のこと引きずってるみたいで…そのリハビリも兼ねてるんだ…」

 

 

 

「……まあ…そういう事なら…仕方ないわね」

 

 

 

 

「仕方ありませんわね……ですが今度は組んでいただきますわよ」

 

 

 

「ああ、今度二人のどっちとも組んでやるから!本当にごめんな!」

 

 

――――――

 

 

 

「はあ……いくらOWが強力だからって澪人君を個人にしなくても……って澪人君はえすちゃんって妹がいるんだった…」

 

 

 

 

「む、見つけたぞ、更識簪。今度のトーナメントで私と組め!拒否権は無いものと思え」

 

 

 

 

「突然ね…まあ…澪人君に勝ちたくて私を当たったんだろうけど……私に積んであるOW使っても澪人君を落とせるかは解らないよ?」

 

 

 

 

「それでも構わん。可能性が無いよりはましだ」

 

 

 

 

「…はあ…解ったよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてタッグトーナメントの各々の相方が決まっていくのであった




次回予告



澪人「いきなり初戦からラウラと簪のペアに当たるなんて……神様は間違ってる!!」



えす「致し方ありません…対象の殲滅を開始します」




ラウラ「今回ばかりは勝たせてもらうぞ!人類種の天敵!!」


簪「待って、それは違うと思うの」




次回「人類種の天敵vs越界の瞳」

お楽しみはこれからだ!!

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