馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑ 作:一織
カッコいい楯無先輩はいません。残念なシスコンの楯無先輩しかいません。しかもアイアンクローされます。
楯無(そうだ!今日はエイプリルフール…今日一日簪ちゃんになりすまして弟君と過ごしてみよう!)
簪(楯無)「おはよう、澪人君」
澪人「ん?おはよう簪?体調悪いの?」
簪(楯無)「そ、そんな事ないよ?(なんで!?なんですぐに違和感を持てるの!?)」
澪人「……簪ちょっと保健室行こうか?」
簪(楯無)「だ、大丈夫だって」
澪人「まあ、そう言わずに、何かあったら大変だから」
澪人はそう言い簪(楯無)を抱き抱える
簪(楯無)「お、降ろして…!」
――――――
澪人「で、なんでこんな事したんです?楯無先輩?」
楯無「いつから私だと…?」
澪人「挨拶された瞬間ですけど?」
楯無「えっ…」
澪人「……簪の声よりも半オクターブ高い時点で違和感に気付きましたよ、簪が半オクターブ声が高くなる時は失敗できない程緊張する時だけ、それに彼女なら俺に対しての挨拶は、「おはよう澪人君、ここたま!」です」
楯無「わぁお……」
ギリギリと澪人は楯無をアイアンクローしながら話を続ける
「それに、簪は体調悪いの?って俺に聞かれた時だけは絶対に強がらずに言います。そこで否定した時点で簪じゃないと確信できましたよ」
「なんてこと………ところで澪人君……すごく頭が痛いのだけれど…」
「もう少し我慢して下さい。簪に連絡入れてできる限りゆっくり来てって連絡入れておいたので、簪が来たら解放してあげますよ、シスコン楯無先輩」
「おぉう……因みに簪ちゃんは今何を……?」
「聞いてどうする気ですか変態シスコン楯無先輩、因みに簪はのほほんさんを起こすのに悪戦苦闘してますよ」
そう言いながら澪人は力を強める
「痛い痛い!痛いです!弟君!」
「遠まわしに結婚を認めてくれそうなので握力を少し落としてあげますよシスコン義姉さん」
「ありがとう、弟君でも、もう少しお義姉さんに敬意を払ってくれても…」
「これ以下の握力では認めません。ええ、この前のデートの時もストーキングしてきやがってた変態シスコン義姉さん!!」
「それは謝るから許してぇえええええ!そして簪ちゃんからのあーんが羨ましい!!痛い!痛い!強めないで!ごめんなさい!」
「はあ…全く…折角簪の水着姿を写真に撮ったのを変態シスコン義姉さんに送ってあげようかなと思ったのに…こんなことをする様な義姉さんにはあげられませんね」
「待って!その話を詳しく!!」
「言葉の通りですよ、簪に許可取って水着姿を写真に撮らせてもらったので、それを貴女にも送ってあげようかと思っていただけですよ。」
「あぁああああああああ!!私はなんてことをぉお!」
「まあ、エイプリルフールの嘘ですけど」
「鬼!悪魔!澪人!」
「はい、貴女の義弟、澪人ですよ」
「そろそろ簪が来る頃なので解放してあげましょうかね……簪が許せば……でしょうけど」
「ね え さ ん」
「ピッ…………」
「お は な し しましょうか?(暗黒微笑)」
「(白目)」
この日を境に更識姉妹が仲直りしたとか、但し簪の立場の方が強くなった……らしい
茶番でしょう?wwwwww