馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑   作:一織

13 / 24
久しぶりに投稿…


三乙の貴公子ならぬ三乙の貴婦人できくという名前……一体何MK-Ⅱなんだ……そして矢鱈と噛みまくる女の子……一体何B777なんだろうか…


第12話 碧の衝撃

あぁ…簪に心配掛けたんだろうな…謝るか

 

 

 

「簪、」

 

 

「澪人君?」

 

 

 

「心配掛けたよね、本当にごめん…」

 

 

 

俺はそう言い、頭を下げる

 

 

 

「ううん、心配したけど…ちゃんと帰ってきてくれたから…」

 

 

 

「ありがとう…許してくれて…」

 

 

 

 

「志渡神…この馬鹿が…無茶をしおって……お前には簪や家族がいることを忘れるな」

 

 

 

「申し訳ありません…織斑先生」

 

 

 

「…はぁ、今回の件は福音の操縦者を救い出したことと被害を出さなかったことで見逃してやる…」

 

 

 

 

「ありがとうございます…織斑先生」

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

 

「やあやあ、れいくん」

 

 

 

 

「…束さん、」

 

 

 

 

「…君は……isをどう思うんだい?」

 

 

 

 

isをどう思う……か……

 

 

 

「……なんというか…上手く言えないんですけど…相棒であり、翼であり……そして大切なモノを護るためのモノ…だと思います」

 

 

 

 

「……れいくん、私はね、本当は宇宙に行きたかったんだ」

 

 

 

そうか……あの世界はエンブリオストレージ……えすと束さんが望む世界だったのか…

 

 

 

 

「えぇ……えすも言ってました…」

 

 

 

「ん?えす?」

 

 

 

 

「……俺はこの子に会ったんです……エンブリオストレージ…いいや……えすちゃんに」

 

 

 

「君は………まさか……いや、でも……」

 

 

 

「えすちゃんと会った世界はとても綺麗で…素敵でした…きっと……束さんもそんな世界にしたかったんじゃないかなって…思ったんです……」

 

 

 

「そうか……君はその子に選ばれるべくして選ばれたんだね……れいくん……君は今の世界は楽しい?」

 

 

 

 

「……今のままずっと続く世界ならば楽しくないです。でも……これから作っていく世界はきっと……」

 

 

 

「ありがとう……れいくん…君は私のしたかった事をしようとしてその子を使うんだね…」

 

 

 

 

 

「…はい。」

 

 

 

「なら、れいくんは今から束さんの同志だ!」

 

 

 

 

「ふふっ…ありがとうございます…たばさん」

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

 

その夜は死ぬ程眠たくてすぐに寝たのだが…俺は気がつけなかった……布団の中に金髪の女の子が潜り込んでいることに…

 

 

 

 

 

「ふわぁあ……よく寝た……なんか暖かくて寝心地良かったな…」

 

 

 

 

「お目覚めですか、お兄ちゃん」

 

 

「あ、おはようございます先s……ってえすちゃん!!?」

 

 

 

 

「はい、私は志渡神えす貴方の妹であり、貴方のインフィニット・ストラトスの人格でもあります。」

 

 

 

 

「」

 

 

 

 

思わず絶句した俺は悪くないと思いたい……

 

 

 

「ちょっと待ってえすちゃんまさかとは思うけど先生側にどう説明するつもり!?」

 

 

 

「この手紙を貴方に届けるように私の創造主から言われました。」

 

 

 

《そういえばおぬし、生前BLAZBLUEでEs.ちゃん愛用って言ってたの?えすちゃんをお主の妹にして学園に入学させるからよろしくネ☆p.s.義理の妹になるから(自主規制)もおっけーj》ここまで読んで手紙を引き裂いた俺は悪くない

 

 

 

なんてことをして下さったのでしょうか神様よ!?

 

 

<だって…お主……ちょっと前にえすちゃんに言った言葉を思い返してみよう?

 

 

 

回想

 

 

 

『この一撃で決別にします…type:exterminator Artorius!』

 

 

 

『決別なんかじゃないよ…これからもずっと一緒だ…エンブリオストレージ……いや……えすちゃん!』

 

 

 

回想終わり

 

 

 

 

あっ…(察し)

 

 

 

<思う所あるじゃろ?

 

 

俺が悪うござんした……orz

 

 

 

 

「……で、なんで俺の部屋に…?」

 

 

 

 

「………?兄妹は同じ布団で寝るものなのでは?」

 

 

 

 

 

「………えすちゃん俺の部屋には他に誰かいなかった?」

 

 

 

「お兄ちゃんの安眠を妨害しかねない不安因子は排除しました(廊下にお布団ごと放り投げてきた)」

 

 

 

 

「えぇ…(困惑)」

 

 

 

 

「…えすちゃん、あの人先生だから…」

 

 

 

 

「失礼しました。お兄ちゃんでは戻しておきます。」

 

 

 

 

そう言うとまだ寝てる先生を布団ごと部屋に引きずって来た………寝たまま引きずられる担任の先生がなんともシュールだ……

 

 

 

 

 

 

「おはよう、澪人君、疲れただろうよく眠れたか…って……澪人君どこからその金髪美少女を連れてきたんだ?しかもお前には簪という彼女がいながら…まさかその子とはからd「違いますよ!!?」なんだ違うのか」

 

 

 

 

「この子は俺のisのコア人格……兼、妹らしいです」

 

 

「私は志渡神えす、これよりお兄ちゃんの護衛を開始します」

 

 

 

「すまない、澪人君私はまだ夢を見ているのかね?」

 

 

 

「先生、俺も正直現実逃避したいですけど現実なので目を開けてください、さもないとヒュージブレードです。」

 

 

 

「よし、澪人君の妹だな!いやーまさか妹ちゃんのIS適正がSとはなあ!(錯乱)」

 

 

 

「という訳でis学園に来るらしいです…あ、これは束博士からの手紙で織斑先生宛だそうです…(ㅇㅁㅇ)」

 

 

 

 

「あー!明日は残業だー!たーのしー!(脳死)」

 

 

 

 

―――――――

 

 

 

 

「お世話になりました!!」

 

 

「では、来年もまたご利用をお待ちしております。」

 

 

 

「ありがとうございます。朝斗さん」

 

 

 

1組のバスからは出席番号で座れ馬鹿ども!とか聞こえてきたが4組はそんなことある訳もなく和気あいあいと普通に乗る……えすちゃんを込みで

 

 

 

「…お兄ちゃんそれは一体なんですか?」

 

 

 

えすちゃんがゲームを取り出した俺を興味深々に覗いてくる

 

 

「あー…ゲームっていう娯楽だよえすちゃん。」

 

 

 

「娯楽…楽しいですか?」

 

 

 

「んー…まあ人によりけりだけど、俺は好きだよ」

 

 

因みに俺は窓側の席で後ろの方その隣に簪後ろの席にえすがいるのだが背もたれが低く、えすが上から覗き込んでくる

 

 

 

「澪人君の妹さん可愛いね」

 

 

 

なんか簪が不機嫌気味なんですけど…

 

 

 

「気づいたら妹ができて困惑したから正直それどころじゃないし、(好きの意味が簪とえすじゃ違うからね…)」

 

 

 

「そっか…そっち行ったよ」

 

 

 

「ん、了解。喰らえ!桜花鬼神斬!」

 

 

俺のゲーム内のキャラクターが大技を使い相手を怯ませる

 

 

 

 

「私も行くよー!!レッドブルーマウンテンブラストぉ!」

 

 

…相変わらず思うけど…きくは厨二病実況者集団のあの人の生まれ変わりなのだろうか?

 

 

因みにこの世界では非常に残念な事に厨二病実況者集団は存在していない。生前は実況動画をよく見て笑ったものなんだが…悲しいかな…

 

 

 

「うらー!喰らえ!地裂斬!」

 

 

 

あ、珍しい…ちゃんと、ななが漢字読んで発音したいつもならちれつざんをちしょうざんとか言い間違えてるのに

 

 

 

今俺と簪を含む4人でやってるのは生前で言うところのモンハンである。なぜACとかガンダムはあるのにモンハンとかGEは無いのだ…

 

 

と、そろそろ倒せるな

 

 

 

「あら?貴方が噂の男性操縦者?」

 

 

 

 

…空耳だろう

 

 

 

「罠貼るよー」

 

 

 

「捕獲用の球あるよー」

 

 

 

「よろしく」

 

 

 

 

「あのー…」

 

 

 

 

「すいません、もうちょいで終わるんで待ってもらっていいっすか」

 

 

「アッハイ」

 

 

 

「よし!捕獲完了!!」

 

 

 

 

「あ、すいません。えっと…どちら様でしょうか?」

 

 

 

 

「私は銀の福音の搭乗者のナターシャ・ファイルスよ」

 

 

 

「すみません…銀の福音をほぼ修復不可能なレベルで壊してしまって…」

 

 

 

「ううん…感謝してるのよ…あの子を助けてくれてありがとう…何かお礼をしたいんだけど…」

 

 

 

「キス…は彼女さんがいるし……」

 

 

「特に思いつかないけどいつかお返しするから!」

 

 

「アッハイ」

 

 

「という訳じゃあね」

 

 

 

「あ、お気を付けて」

 

 

 

 

―――――――

 

「天玉!!!」

 

 

 

「「「はぁ!!?」」」

 

 

 

「ちょっと待って…今なんて言った菊?」

 

 

「てん……てんどん」

 

 

 

 

「ちょっとアイテムポーチ見せてみ菊?」

 

 

 

……………

 

 

「菊…後で打鉄弐式の模擬戦の相手になってね」

 

 

 

「はい……」

 

 

 

 

 

なんてことがあったが無事にバスは学園に帰り着いた…




次回予告



澪人「たった一人のきくちゃんも救えなくて世界が救えると思ってんのか!?」



簪「小さいものから大きなものまでぱちぱちぱっちんぱちぱっちん」


きく「すぽおおおおおおおおおおおおん!」



なな「私の話を聞けーよー☆」



次回「そうだ!実況動画を挙げよう!」


お楽しみはこれからだ!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。