馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑   作:一織

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第11話 第二次移行

前回のアーマードコォア

 

簪「澪人君、OWは使わないでね?」

 

 

澪人「了解、コール!OWマスブレード!」

 

 

 

――――――――――――――

 

 

太平洋の上空では銀の機械で作られた天使と紺碧の大剣使いが死闘を繰り広げていた

 

 

 

 

「くっそ!!近づけねえ!」

 

 

 

 

澪人は悪態をつきながら次々とムラクモからエネルギー斬撃(type:shooter Breunor)を放ち、銀の鐘を相殺する

 

 

 

 

…これじゃあマスブレードのコールすら出来ねえな

 

せめてtype:exterminator Artoriusかtype:amplifier Avalonが使えれば話は別なんだけど…

 

 

(無いものねだりをしても仕方ない……なっ!!)

 

 

仕方なく剣で次々と襲いかかるエネルギー弾を弾き飛ばし、エネルギー斬撃で相殺して地道に近づいていく

 

 

(今だ!type:braver Lancelot!)

 

 

一気に瞬間加速を行い、銀の福音にサマーソルトキックを決め打ち上げた所へ飛び上がり、羽を切り裂いていき、下に叩き落として紋章を発生させて攻撃する

 

 

 

「ガハッ………」

 

 

重力をほぼ考えずに高速で動いたせいで血を吐く

 

 

(チッ……肺がちょっと傷ついたか…呼吸がかなり辛い…)

 

 

 

「だが…今がチャンス!コール!OWマスブレード!!!!」

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

「使うんだね……れいくん…質量の刃を…それを使ってまで守りたいものが…れいくんにはあるんだね……」

 

 

 

 

 

 

 

「だめぇ!澪人君!さっきのコンボでただでさえ負荷が掛かってるのにマスブレードのジェットエンジンの速度なんてしたら!!肺が潰れちゃう!!」

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

「………リミッター解除」

 

 

【不明なユニットが接続されました システムに深刻な障害が発生しています 直ちに使用を停止してください】

 

 

 

 

「さて、急所は外すから頼むから死んでくれるなよ、搭乗者さん!」

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

次の瞬間、澪人のIS 【エンブリオストレージ】の反応がロストした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――夢を見ていた

 

 

綺麗な夢を……それはISが軍事利用されることもなく、宇宙開発のパワードスーツとして認められていて、争いのない平和な世界

 

 

 

「………志渡神澪人、貴方は何を望むのですか?」

 

 

 

 

 

少女が佇んでいた。綺麗な金髪に透き通るような碧い目をした少女が

 

 

 

 

そうだな……俺は……簪を守りたいかな、でももうそれは果たせたんじゃないか?銀の福音を多分だけど撃破したし…あぁ……ただ銀の福音の搭乗者さん生きてるといいな…

 

 

 

「……貴方にはまだするべきことが残っています。志渡神澪人。更識簪の元へ帰還して銀の福音の搭乗者の生存を確かめるという事が」

 

 

 

 

 

でも、もう俺は死んだんじゃ無いのか?

 

 

 

「いいえ、ここは死の世界ではありません。ここは、私の……【エンブリオストレージ】の意識の世界」

 

 

 

へえ……これが…エンブリオストレージの夢?

 

 

 

「……」

 

 

 

素敵な夢だな…綺麗で暖かい。

 

 

 

 

「………ですが、現実はそうではない。志渡神澪人、貴方が本当に私の全ての力を与えるに相応しいか確かめる必要がある…」

 

 

 

 

そう言うとエンブリオストレージ……いや…Es.は神輝ムラクモを出現させて俺に向ける

 

 

 

 

成程……良いよ君の…エンブリオストレージの夢を叶えるために、簪を守る為に力が欲しい…

 

 

――――――――――

 

 

「澪人君……嘘………だよね?ねえ……?」

 

 

この気持ちを私は何処にぶつければいいの!?銀の福音は澪人君がマスブレードで倒して搭乗者の人も怪我は有るけれど命に別状は無いと連絡が入った…

 

 

きっと澪人君は搭乗者の人を救う為にマスブレードのリミッターを外して急所を外して銀の福音に突撃して行った…だからこの憤りを搭乗者の人にぶつけるのは違う…

 

 

 

じゃあ、織斑?アイツが失敗したから?でもその原因自体はアイツでも篠ノ之さんでもない…どうすればいいの…?私は………

 

 

 

 

 

―――

 

 

 

「type:slasher Galahad」

 

 

「ぐわあああああ!!?」

 

 

 

くっそEs.ちゃん強い…どう考えても難易度hellでしょ!?このEsちゃん

 

 

 

「これは警告です。」

 

 

 

「まじかよ…ウッソだろお前…」

 

 

「そりゃ!」

 

俺はISの武装ムラクモを持ち、Es.と打ち合う

 

 

 

「「type:shooter Breunor」」

 

何とか同じ技で相殺するが、身のこなしや、技のキレ一つ一つを比べていくとやはりEs.の方が何枚も上手だ

 

やっぱ見よう見まねでは勝てないという事か…

 

 

 

 

 

だったら…!

 

 

 

俺は剣術のスタイルを変え、大剣を扱う様にではなく、刀でカウンターをするスタイルに変える

 

 

 

「type:slasher Gawain」

 

 

 

「残鉄!」

 

 

大剣を振りかぶり、ジャンプしてきた所を上段から面を振り下ろし、足元を掬うように2撃目を入れるだが、まだ終わらないそこから剣を上に振り上げ、空中に飛ばした所を再び上空から地面に叩きつける様に振り下ろす

 

「椿祈!」

 

 

 

「ッ!!!?」

 

 

 

 

「認めましょう…貴方のその力を…そしてこの一撃で決別にします…!」

 

 

 

「type:exterminator Artorius!」

 

 

 

 

 

「type:exterminator……Artorius」

 

 

 

 

 

俺はEs.の剣が自分の体に届くよりも早くEs.に最速の剣を届かせる

 

 

 

その瞬間、ムラクモが大剣から長刀に変化する

 

 

 

「君とはこれからも一緒だ、決別じゃないよ…エンブリオストレージ……いや…えすちゃん」

 

 

 

 

 

「………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

その瞬間澪人のISである【エンブリオストレージ】の反応が再び観測された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま、皆心配かけてごめん」

 

 

 

 

 

「「「「「「「おかえりなさい!!!!」」」」」」」




次回予告


澪人「えすちゃん!!?」


Es.「私は志渡神えす、これより志渡神澪人いいえ、お兄ちゃんの護衛に着きます」




一同「ええええええぇぇぇぇ!!?」




次回「碧の衝撃」


お楽しみはこれからだ!!

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