馬鹿な…男なのにISが動かせるだと?とでも言うと思ったかい?ハハッ、この程度、想定の範囲内だよぉ!ハハハッ!ハァハ!↑ 作:一織
前回のアーマードコォア…
澪人「愛してるんだ!簪ちゃんを!」
簪「私も澪人君を愛してます」
楯無「出番が無くて辛い…」
神<お前…モッピーとのほほんさんに同じ事言えんの?
――――――
「やったー!ありがとう、簪さん、志渡神君これでやっと次のランクに行けるよー」
「気にしないで、こういうゲームは人が多い方が楽しいから」
「そそ、簪もこう言ってるし、折角だから次のランクも一緒に行こうか?」
「良いの!?ありがとう!!」
絶賛俺のクラスの人はバス内でゲームである。うちのクラスゲーム好きとかアニメ好き多くない?
俺がFGOやってるってこの前言ったらクラスの8割の人からフレンドになってと言われたし
この世界でもどうやらFGOは健在らしく、スマホを持ってから速効でインストールしてリセマラまで完璧にした…なんの因果か転生前と全く同じ鯖が当たるのは何なのだろうか…
因みに簪ちゃんも一応FGOをやっていて、金時にはいつもお世話になっている。正直簪ちゃんの金時だけで冠位時間神殿をクリアしたようなものだ
閑休話題
バスでどこに向かっているかと言えばまあ、当然の如く旅館である。
この前波乱万丈(仕組まれた)入学したと思ったらもう臨海学校なんて季節かー…時間の流れは早いねえ…
なんてジジイの様なことを感じる私、志渡神澪人さんじゅうよんさい
担任の先生はバスでゲームしてるのを怒らないのかって?担任の先生までゲーマーだったよ!むしろ先生がいろんなゲーム上手くて正直ドン引きだよ!!
お、やっとこさ天鱗ドロップした…長かったー…
因みに一緒にやってた子は普通に出してたびっくりだよ…落し物と尻尾剥ぎ取りで2個来たとか言ってたし…彼女はきっと確率の女神に愛されてるんだ…そうに違いない…ただ、その彼女は何故かよく3落ちするし、やたらとモンスターに命名しようとしたり、いつも装備がインナーだけだったりするんだ…後、死ぬ時に絶叫することが多い
どこぞの厨二病実況者集団の人みたいだ…
だとしたら俺は苦労人ポジのあの人かな?
もう1人一緒にやってる子は矢鱈と日本語を間違える、最近その子が発した言葉で耳に残ったのは「れいせきな分析」「まっちょくせん」だな、後ダメージを食らうと「あばす!」と特徴的な悲鳴をあげる
そうすると簪ちゃんはあの毒舌先生ポジ?簪ちゃんがあの声で「まじカス、まさにカス」とか言うのだろうか?想像出来ん…というか、
簪ちゃんが一番の苦労人ポジかもな…
俺は割と相手モンスターに暴言言うし…例えばこの前なんか目を細めて舌打ちしただけで怯えられた…
ただ尖爪が妖怪一足りないしたから舌打ちしただけなんじゃが…
という事は俺が毒舌な鬼ポジションか!?馬鹿な…
っとそろそろ旅館に近づいてきたし、このへんでゲームは終わりにしようか
「さて、そろそろ旅館に着くからゲームも程々に…って流石澪人君ね…もう全員に伝えてあるし…」
―――――
これからお世話になる旅館は花月荘というらしい、織斑先生とワンサマー、そして俺を見て女将さんが
こちらが噂の…と言ったところで織斑先生が今年は男子がいるせいで浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません。とか言ってた。
まあ、挨拶は大事だよね
「志渡神澪人と申します。本日よりお世話になります。」
と言いお辞儀をする
「織斑、挨拶はどうした。志渡神の礼儀正しさを少しは見習え」
「きょ、今日よりお世話になる織斑一夏です。よろしくお願いします」
「ご丁寧にどうも。私 朝斗澪と申します。」
「挨拶は済んだな、お前たちの部屋に行くぞ」
「もしや教員室ですか?」
なんとなくだが俺は織斑先生に質問する。
「そうだ、そうしないと夜にお前たちの部屋に女子共が集まって大変そうだからな」
まあ、そりゃあそうだよなあ…
因みに俺は4組の担任の先生と一緒の部屋だった。まあ……当然だよなあ
「あぁ、私が澪人君と一緒の部屋ですまない…本当なら澪人君と簪さんを相部屋にしたかったのだが織斑先生と山田先生に止められてしまってすまない…」
読者様よ
空気が読めなくてすまない…(メメタァ)
「とまあ、この位にしておいて、澪人君は海に行って遊んで来るといい」
「ありがとうございます。先生」
俺はそういう先生のお言葉に甘えて荷物を置き、海に繰り出す
さぁてと…簪ちゃんとゆっくり過ごすぞー!!
「あっ、澪人君ごめんね待たせちゃった?」
「ううん、今来たとこ」
見事なまでのテンプレ会話である。
「おー、かんちゃんの彼さんだー」
「あぁ…本音さん」
最近聞いた話なのだがのほほんさんは簪ちゃん専属の従者らしい…のだが…従者の方がだらけているという始末である…
「むぅ〜、かんちゃんの彼さんはやっぱり堅いなぁ…気軽にのほほんで良いよ」
本名を
なんとも性格を渾名にしたような感じである
最初は性格がのほほんとしてるからのほほんだと思っていた
「……じゃあのほほんさんで」
今日はね〜、れーくんとかんちゃんと一緒に遊ぼうと思ってねー
どうやら俺の渾名がしれいくんかられーくんにいつの間にか変わっていたようだ。正直しれいくんとか呼びづらそうだと思ってた。
「あっ、澪人」
とかどうでもいい事を考えてたらシャルロットが来た
「シャルロット…?」
自分でも分かるくらい素っ頓狂な声を挙げた
「およ?しゃるるんだー、やっほー」
「あ、のほほんさんと簪さん」
「どうしたのシャルロット?」
「折角だから僕も一緒に遊びたいなって思ったんだけど……お邪魔だったかな……?」
っ!!!?///馬鹿な……!!俺はシャルロッ党ではないはずなのにこれは反則級に可愛いではないか…!?
「そんなことは無いよね?簪、のほほんさん」
「……澪人君がそう言うなら」
「私は全然おっけーだよー」
神<シャルロットちゃんの水着後で写真で送ってください
おおう…さらりと混ざってきたな神、言われなくてもそのつもりだったぞ
神<おぬし……いい奴過ぎるじゃろ!?下手したらワンサマーなんかよりモテるぞいその性格!!
それはない
「何して遊ぼうか?」
「はいはーい、あそこまで泳ぐ速さを競うのはどうかなー?」
「本音、それは絶対にやめた方がいいよ。澪人君の圧勝で終わるから」
「あー…そういえばれーくん昔から水泳好きだったって言ってたねー」
「うーん……無難にビーチバレーとか?」
「シャルロット…それはアカン…織斑先生にビーチバレーしてる所を発見されてみろ…死ぬぞ」
「あっ…(察し)」
「棒倒しで勝負しようか、地味だけど意外と白熱するぞ!」
「「「さんせーい!」」」
という訳で4人で棒倒しをする事になったのだが……
「ちょ!ちょっと澪人君!?いきなりそんなに取る!?」
「先手必勝という言葉があるじゃないか」
「流石澪人君ね…でも私にそれは通じないよ…!」
「簪に通じるとは思っていないさ、先に実力が解らないのほほんさんとシャルロットがどのくらいできるのか見極めるには丁度いい」
「かんちゃんはれーくんと棒倒しする時はいつもこんな感じなの!?」
「今日のはまだ全然優しいかな?普段はもう、削る所があるかどうかギリギリまで持っていくから」
「「えぇ…」」
「これも実は一種の訓練で、針の穴に糸を通す集中力が求められる。これは集中力を鍛える訓練でもあるんだよ。」
「……へぇ…澪人君そこまで考えてたんだ…」
「絶対に失敗出来ない緊張の中で針の穴に糸を通せる集中力が必要な場面というのが必ず出てくる。そのための予行練習だよ」
「れーくんは凄いなぁ……そういう事までちゃんと考えてたんだ…」
「昔、誰かに教わったんだ。遊びも全力で取り組めばそれは訓練になるって」
「澪人…そこまで考えて僕達にこの遊びを提案したんだ…」
「なんか……そんなに持ち上げられると照れるな…//」
(((可愛い……///)))
楽しく4人で遊んだ後にお昼に小腹が空いたと言うことで、海の家にやってきた
「俺は無難に焼きそばをー」
「うーん…私はかき氷を食べようかな…」
「えっと、とりあえず甘い物ー♪」
「うーん…僕はそんなにお腹空いてないから何か飲み物でいいかな…」
すごーい…普通の高校生みたーい
一方その頃ワンサマー
「一夏さん、オイルを塗って頂きた…「私が塗ってあげるわよセシリア?(暗黒微笑)」
「あぁ……平和そうな澪人が羨ましい…」
―――――
いやー…なんか…地面に怪しいものが突き刺さってるなあ…
機械でできたウサミミらしきものが砂に埋まっていて、看板には「引っこ抜いて」の文字……よし、織斑先生に通報しておこう
「はぁ……おい、これはなんだ?」
「とりあえず爆発物の可能性もあるので無闇に刺激しない方が良いかと…」
「確実にこんなことをするのはアイツしかいない…引っこ抜いてやるとするか……」
「ふはははは!引っかかったねちーちゃ…っていだぁああああああああああ!!?いきなりアイアンクローはひどいぃ…!!割れる!!割れちゃう!!」
綺麗なアイアンクローだ…見習わなくては…
「おい、どういうつもりだ束」
「ふっふーん…今日はね、箒ちゃんにプレゼントといっくんの状態の確認と……2人目のイレギュラー君のISについてね」
はい!?俺のISって束博士一枚噛んでたの!?
「まずは箒ちゃんにプレゼントのIS名前を紅椿スペック上最高のもので第四世代のISと言っても過言ではないよ!!」
「やりすぎだ馬鹿が!」
見事に拳骨を落とす織斑先生、なんで金属で殴った音がするんですかね?
「痛いよ!ちーちゃん!とりあえず今から紅椿のフィッティングとパーソナライズ終わらせちゃうねー」
それから約3分でフィッティングとパーソナライズは終了した
「さてさて、次は2人目のイレギュラー君のISについてなんだけど…名前は志渡神澪人でいいんだよね」
「はい、合ってます。」なんか…俺の知ってる束博士より大人だ…
「呼びにくいかられいくんでいいかな?私のことは呼びやすいように呼んでくれていいよ。でも束博士とかよそよそしいのはやめてね」
「えっと…束さん俺のISについてですか?」
「うん、実はれいくんのISの雛形を作ったのは何を隠そう束さんなんだよ!そしてオーバードウェポンを考えて拡張領域に入れておいたのも私、だってオーバードウェポンってカッコイイじゃん!折角だから2人目のイレギュラー君であるれいくんに使って欲しくてね、調べた所、アーマードコア好きなんでしょ?」
「はい、感謝してます。自分がオーバードウェポンを使うなんて思いもしませんでしたから。」
「むぅー…敬語とか堅いなぁもうちょっと友達と話す感覚でいいんだよ?」
「まあ、今はいっか。そしてれいくんにはこれを進呈したくて来たんだよ!じゃーん!!」
そう言い、束さんが取り出したのは…
「ブースターの付いた柱」そう…
「MASSBLADE」だった…
次回予告
束「さあ、見せてみてよ、いっくん、れいくん……君達の力を…ね」
一夏「行くぞ白式…!ここで銀の福音を止める!」
箒「紅椿のこの性能…!使いこなして見せる!!」
澪人「さあ、束さん行きますよ、貴女の贈ってくれたこのオーバードウェポンで銀の福音を止めて見せましょう…!《エンブリオストレージ》起動!!」
次回 「銀の福音」