咲-Saki-もし1年後に夢乃マホが飛び級して清澄高校に入学したら   作:神奈木直人

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書いてる途中で気付いたんですけど、点数の合計がめちゃくちゃになってるんですけど、面倒なのでこのまま行かせて貰います・・・


第61話 中堅後半戦

休憩が終わり、後半戦が始まろうとしていた。

 

~場決め結果~

雀明華:東

二階堂渚:南

夢乃マホ:西

加藤ミカ:北

 

~東一局~ 親:雀明華

清澄 170500

臨海 99800

新道寺 88900

千里山 57600

(この配牌、結構良さげですね!あっ、そういえばあれを試そうと思っていたんでした!出来るか分かんないですけど、やってみましょう!リザベーションセブン!)

~清澄高校控え室~

「んんっ!」

「え、どうしたの!?和ちゃん!」

「いや、なんだか・・・変な感じです・・・んぁっ!」

「おぉ、のどちゃん、試合中でもないのに発情モードだじぇ!」

「発情なんか・・・してません!というか、試合中も発情してないですから!」

(これ、もしかしてマホちゃんが新道寺のコンボをしたのかな・・・?)

~7巡目~

(もしかしたらこれを和了られたら原村が役満和了るかもしれへんって事か!?こいつ、副将戦にまで影響させる気なんか・・・絶対に止めんと!)

(これを止めないと、副将でも凄いの和了られちゃう・・・)

(来ました!)

「ツモ!タンヤオ清一ツモ。4000・8000です!」

(リザベーションクリア!)

(うわっ、やっぱり倍満和了った・・・)

(という事は、副将で和先輩が役満を和了る、という事でしょうね・・・)

(ネリーちゃんに申し訳ない事しちゃったな・・・)

『うわぁ、これは、可哀想だね~。』

『え、何がですか?』

『ん~、んや、何でも無いわ。』

『はぁ、そうですか・・・』

~千里山女子控え室~

「あぁ、新道寺コンボが決まっちゃいましたね。」

「やっぱり今の新道寺コンボやったんか・・・」

「という事は副将戦で原村が役満出和了るって事なんか?」

「まぁ、そうなりますね。」

「はぁ、渚の奴、何でそんな大事な所で和了れんねん!というか、夢乃マホもなんで副将戦にまで首突っ込むねん!やめて欲しいわ・・・」

「ドンマイです・・・」

「辛いわ・・・」

~東二局~ 親:二階堂渚

清澄 186500

臨海 91800

新道寺 84900

千里山 53600

(次は何を使いましょうか・・・あっ、そうです!そういえば今は二局でしたね。あれを使っちゃいましょう!)

(マホ、今度は何をしてくるんやろ・・・)

(マホちゃん、多分二局だから臨海の先鋒の夏の和了りが来るのかな・・・)

~5巡目~

「リーチ。」

(マホちゃんがリーチした!?)

(今度は何するんや!?)

(また、やられてしまうのでしょうか・・・)

「ツモ!リーチ一発ツモ清一一通。6000・12000です!」

(三倍満、やっぱり臨海先鋒の和了り・・・)

(これ、縁さんの和了りですよね・・・)

(親被り、辛いわ・・・)

『夢乃選手が二連続和了です!』

『本当にこいつは、いとも簡単に倍満とか三倍満とか和了るよね~、本当に羨ましいわ。』

『三尋木プロも結構簡単に高い手作ってませんか?』

『いやいや、めっちゃ辛いから。全然簡単じゃないから。』

『それなら夢乃選手も辛いのでは無いですか?』

『いやいや、それとこれは別バラだよ!』

『はぁ、もはや何を言ってるか分かりません・・・』

~東三局~ 親:夢乃マホ

清澄 210500

臨海 85800

新道寺 78900

千里山 41600

(マホちゃんの親番、絶対に和了らせちゃいけない!)

(夢乃さんの親番は何としてでも止めなければ・・・)

「リーチ。」

(ダブリー!?)

(親でダブリーって事は、清澄が決勝の時に当たっとったとこの大将やろうな・・・)

(ここにきてダブルリーチですか・・・これは厳しいですね。)

(マホちゃんをこのまま野放しにしてられない!私が止めなきゃ!)

「ポン!」

(マホちゃんにはツモらせない!)

「ポン!」

(またミカさんに鳴かれました!これはちょっと厳しいかもですね・・・)

(これで、勝負だよ、マホちゃん!)

(うわ、これは、厳しいですね・・・)

「ロン。中混一対々ドラ3。16000!」

(やっぱりミカさんは凄いです・・・でもマホも負けませんよ!)

~東四局~ 親:加藤ミカ

清澄 194500

新道寺 94900

臨海 85800

千里山 41600

(北家、さっき薄墨さんを使ってしまったので出来ないですね・・・いや、小四喜は出来ないですけど惑わす事は出来そうですね。やってみましょう!風神の力で!)

~5巡目~

「ポン。」

(マホが東を鳴いてきた・・・まさか、前半でマホは薄墨の能力を使っとらんかったんか!?)

(だとしたらこれは気を付けなくては・・・)

「カン。」

「北をカン!?やっぱりこれ、薄墨やな。やられる・・・)

~9巡目~

(完全に薄墨さんの和了りを警戒していますね。でもそのお陰で来てくれました。)

「ツモ!混一三暗刻対々東北。4000・8000!」

(小四喜やないんか・・・ちょっとだけ安心したわ・・・)

(でも、また高い手を和了られた・・・マホちゃん、強すぎるよ・・・)

~南一局~ 親:雀明華

清澄 210500

新道寺 86900

臨海 81800

千里山 37600

(この点差はヤバすぎるな・・・副将の原村の役満に、宮永咲もいる。2位抜け狙いだとしても臨海副将のネリーはめっちゃ強い。ここでせめて2位に入っとかんとヤバいな・・・ちょっと無理するか。)

~7巡目~

「リーチ!」

(渚さん、リーチしましたか。渚さんに和了らせちゃうと怖いんですけど、今回は仕方ないですかね。)

「ツモ!リーチ一発ツモタンピン三色ドラドラ。4000・8000。」

(やはり和了られてしまいましたか・・・)

(二階堂さんは一回和了ると調子がどんどん良くなるんだったよね。次はその二階堂さんの親番だから気を付けないと・・・)

~南二局~ 親:二階堂渚

清澄 206500

新道寺 82900

臨海 73800

千里山 53600

「リーチ!」

(ダブリー!?)

(渚さんがダブリー、これはどうなってしまうのでしょうか・・・)

(このまま和了られちゃうのかな・・・)

「ツモ!ダブリー一回ツモドラ2。6100オール!」

(連荘ですか・・・やられてしまいましたね・・・)

(マホちゃんでも止められなかったんだ・・・なら私が止めなきゃ!)

~南二局一本場~ 親:二階堂渚

清澄 200400

新道寺 76800

千里山 71900

臨海 67700

(最初は1位だったのに、もう最下位・・・こんな事って・・・)

~5巡目~

(調子良いわ!このまま攻めるで!)

「リーチ!」

「ロン、1000点です。」

(うわ、新道寺、邪魔すんなや!)

(流石ミカさんです。まだ5巡目なのに調子の良い渚さんを止めるとは。)

~南三局~ 親:夢乃マホ

清澄 200400

新道寺 77800

千里山 70900

臨海 67700

(マホちゃんには連荘させないよ!)

(なんだかミカさんが怖いです・・・)

~5巡目~

「リーチ。」

(ミカさんがリーチしてきました。ですけど、マホもこれで聴牌です。ここで決められればかなり点差も広がります!)

「カン!」

(なっ、マホがカンしたつて事は嶺上開花か!?)

(これで嶺上開花・・・出来ないです!?どうしてでしょうか・・・)

「ロン。リーチタンヤオ清一。16000。」

(ミカさんが強いです、マホが2回も倍満に振り込むなんて・・・)

(マホちゃんの事はよく分かってるからね。よし、これでなんとかなりそう。)

~南四局~ 親:加藤ミカ

清澄 184400

新道寺 93800

千里山 70900

臨海 67700

(ミカさんがここまで強いとは思いませんでした。でも、マホもやられっぱなしは嫌です。ここは決めます!宮永先輩、ちょっとだけお休み下さい。憑依!)

「カン!」

(今度こそ決めます!)

「ツモ!嶺上開花ドラ8。4000・8000です!」

(今回は防げなかった・・・)

(うわ、また倍満かい・・・)

(結局一度も和了れませんでした・・・)

『中堅戦終了!夢乃選手が圧倒的な実力差を見せつけました。加藤選手や二階堂選手も頑張っていたのですが夢乃選手を止められませんでした。』

『ここまでやられるとはね~、やっぱり怖いわあいつ。』

『そうですね、では、興奮覚め止まぬ中、続いて副将戦が始まります!』

 

~中堅戦結果~

清澄 200400

新道寺 85800

千里山 66900

臨海 63700


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