咲-Saki-もし1年後に夢乃マホが飛び級して清澄高校に入学したら   作:神奈木直人

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第24話 個人戦⑤

観戦室に、冬室焦華の姿があった。

(あーあ、夢乃マホちゃんでも勝てなかったか~。氷華、かなり強くなってるね~。でも次の氷華の対局相手、真紀ちゃんだね。私はあの子に勝ったけど氷華はどうだろうね~。面白い事になりそうだな~。)

 

 

氷華が対局室に入ると真紀が牌を触っていた。

(麻雀牌を嬉しそうに触ってる。本当に麻雀が好きなんですね・・・)

「おっ、冬室氷華さんじゃないですか。さっきの試合、見事でしたね。」

「見ていたのですか。」

「ウチ、さっきの試合は跳満和了って親倍直撃で終わって暇だったんですよ。そんな中あの痺れる試合を見てたら、貴方と戦いたいって気持ちが込み上げてきたんですけど、まさか直後に戦えるとは思いませんでしたよ。」

「私も、夢乃マホを倒した貴女と戦いたいと思っていました。」

「早速始めましょうか!」

「はい。」

~場決め結果~

池田華菜:東

吉留未春:南

冬室氷華:西

汐見真紀:北

 

~東一局~ 親:池田華菜

池田華菜 25000

吉留未春 25000

冬室氷華 25000

汐見真紀 25000

(最初はチャージをしておきたい。この配牌ならいける。)

「ポン。」

(汐見真紀が鳴いてきた!?私が先に和了る!)

「チー。」

(どうしてもトンパツは和了りたいのかな?でも~)

「ロン。タンヤオ三色同刻ドラ3で12000。」

(くっ、速い。しかも、ドラを捨てなくてもこの速さを出せるのか・・・)

~東二局~ 親:吉留未春

汐見真紀 37000

池田華菜 25000

吉留未春 25000

冬室氷華 13000

~4巡目~

「ツモのみ。300・500。」

(くそっ、速くて追い付けない。やっぱり焦華さんの妹なだけはあるな。)

(これで氷華は南二局に満貫和了確定か。やっぱりズルいよなーこれ。)

~東三局~ 親:冬室氷華

汐見真紀 36700

池田華菜 24700

吉留未春 24500

冬室氷華 14100

~3巡目~

「リーチ!」

(汐見真紀、速い。でもそろそろ私も和了れそう。ここは私が勝つ。)

(残念だね、冬室氷華。ウチはこういう時に良い牌を引いてくれるんだよ!)

「ほい来た一発ツモ!メンタンピン一発ツモ三色で3000・6000!」

(跳満・・・東場でここまで和了られると少々辛いな。)

~東四局~ 親:汐見真紀

汐見真紀 48700

池田華菜 21700

吉留未春 21500

冬室氷華 8100

「リーチ!」

(これはヤバい。本当にヤバい。どうすれば・・・)

(氷華がここまで削られるなんて初めて見た。流石汐見真紀。)

「またまた一発ツモ!ダブリー一発ツモタンピン三色で8000オール!」

(残り、100点・・・)

(こいつ、東場で氷華を飛ばして終わらせる気だ。ヤバいな・・・)

~観戦室~

(うっわー、真紀ちゃん凄いな~。氷華が100しか残ってないとか、見た事無いわ。流石私が見込んだ相手なだけあるね~。)

~東四局一本場~ 親:汐見真紀

汐見真紀 72700

池田華菜 13700

吉留未春 13500

冬室氷華 100

~6巡目~

「ツモ。400・600。」

「へぇ~、ここまで点差があるのにまだ安手和了するんだ。」

「そんなの、私の勝手です。」

「ま、そだねー。」

(これで、南入です。)

~観戦室~

(さぁ、ここから氷華がどう出るかだよね~。南場の氷華と真紀ちゃん、どっちが強いんだろ。ふふっ、この試合見てるの楽しい~!)

~南一局 親:池田華菜

汐見真紀 72100

池田華菜 13300

吉留未春 13100

冬室氷華 1500

~6巡目~

「リーチ。」

(汐見真紀!?やっぱり南入しても聴牌してくるか。だけどこれを和了られたら私は負ける。まだ負ける訳には行かない!)

「ツモ。面前混一ツモで2000・4000です。」

(うわっ、冬室氷華に先に和了られた。まぁ、ここで負けるって事は無いとは思ってたよ。)

~南二局~ 親:吉留未春

汐見真紀 69100

吉留未春 11100

冬室氷華 10500

池田華菜 9300

「リーチ。」

(ダブリー、鳴けるけど、鳴いたところでどうせ点数変わらないし、どうぞ、思う存分やっちゃって下さい。)

「ツモ。ダブリー一発ツモ平和。2000・4000。」

(これで二位浮上ですね。ですが、この点差をひっくり返す事は、私に出来るのでしょうか?)

~南三局~ 親:冬室氷華

汐見真紀 67100

冬室氷華 18500

池田華菜 7300

吉留未春 7100

(とりあえず少しでも汐見真紀との点差を戻したい。ですが、倍満を和了したら私の敗退確定。三倍満以上はチャージ無しだと殆ど出した事が無い。更にここで跳満を和了したとしても、次局は汐見真紀の親番。ダブリーをしてくるはず。くっ、駄目だ、自分が勝てるパターンが全然思い浮かばない。でも、とりあえず跳満を和了出来れば勝つ可能性は一番高い。ここは確実に跳満を和了する!)

~7巡目~

「ツモ、清一。6000オール。」

(とりあえず跳満を和了出来たけれど、まだ汐見真紀との点差はある。ここは慎重にいく!)

~南三局一本場~ 親:冬室氷華

汐見真紀 61100

冬室氷華 36500

池田華菜 1300

吉留未春 1100

(この点差、跳満を和了しても逆転出来ない!?倍満を和了するしかない。でも、この配牌ならいける!)

「ポン。」

(なっ、汐見真紀が鳴いてきた!?このままだと先輩方が飛ばされて負ける!でもまだ一向聴。間に合え!)

真紀の口がつり上がった。

「ツモ。南ドラ2で1100・2100。」

(なっ、汐見真紀、三色を付けていれば勝っていたのに、手加減された!?この私が!?)

(さぁ、終わりにしようか冬室氷華。次はウチの親番だよ?)

~南四局~ 親:汐見真紀

汐見真紀 65400

冬室氷華 34400

池田華菜 200

吉留未春 0

(くそっ、なんで汐見真紀には凍結が効いていないんだ。凍れ!凍れ凍れ凍れ凍れ凍れ凍れ凍れ凍れぇ!)

「リーチ!」

(どうして、どうして、凍結が効かないんですか・・・)

(さぁ、冬室氷華さん。これで終わりですよ。)

(とりあえず、汐見真紀はタンヤオが多い。この9ピンは大丈夫なはずです・・・)

「ふっ、それ、ロンです。」

「なっ、どうして!?」

「ダブルリーチ一発平和純チャン三色一盃口ドラ1。36000です。」

(はぁ?汐見真紀が、純チャン!?どうして?この人はタンヤオが殆どのはず。それなのに純チャンなんて・・・)

「冬室氷華さん、まさか貴方が一発で振り込んでくれるとは思っていませんでしたよ。しかも、飛び終了ですね。冬室さん、ウチの勝ちです!」

(負けた、負けた、まけ・・・)

(やっぱりこの人は焦華さんに比べたら、まだまだ穴があるな。やっぱり妹か・・・)

~試合結果~

汐見真紀 101400

池田華菜 200

吉留未春 0

冬室氷華 -1200

~観戦室~

(氷華が、負けた!?という事は、遂に氷華の闇堕ち来ちゃう?やった、久しぶりに闇堕ち氷華が見れるね!)

~対局室~

「ふふふふふふっ」

(うん?冬室氷華が、笑ってる?なんだこいつ、負けたのに笑ってる。これくらいのレベルの人は負けた事が無いから負けると嬉しかったりでもするのか?どっちにしろ怖いな。)

「あはははははっ、ありがとうございます汐見真紀さん。本当の私を目覚めさせてくれて。」

(こいつ、何言ってんだ・・・?本当の私?なんだそれ。)

「では、私は次の対局に行きます。」

終始無表情だったはずの氷華が妖しい笑みを浮かべながら対局室を後にした。

「あれが、闇堕ちなのかな・・・」

「えっ?闇堕ち?なんですかそれ。」

「なんか、氷華の姉が風越にやって来た時に言ってたんだよ。『私と戦ったら氷華は闇堕ちしちゃうもんね~』って。」

「池田さん、焦華さんに会ったんですか!?」

「えっ、まぁ、そうだけど、どうして汐見が氷華の姉について知ってるんだ?」

「ウチ、小学生の時に焦華さんと戦った事があるんですよ。まぁ、大差で負けたんですけどね。」

「そうなんだ。じゃあ、今の対局、この前にまして貪欲に点取りに行ってたのはそれが理由なのか?」

「ははっ、いつも通りにやってたつもりだったんですけどね。こういう感情って、やっぱり表に出ちゃうんですね。」

「まぁ、良いんじゃないの?あの氷華に勝ったんだし。」

「そうですね。じゃあ、ウチもそろそろ次の対局に行きます。」

「私も移動するし。」

 

 

(冬室氷華、やっぱり物足りない。焦華さんと戦いたい!焦華さんを倒したい!)

「久しぶりだね~真紀ちゃん。5年ぶりかな?」

「し、焦華さん・・・」

「おっ、やっぱり覚えてくれてたんだ。」

「忘れる訳ありませんよ。ウチは、あ、貴方のせいで小4から中3まで麻雀の公式大会に出てなかったんですから。」

「へぇ~、それは悪い事をしたね~。でも真紀ちゃん、すっごく強くなってるね~。私びっくりしちゃったよ~。」

「そ、そんな事無いです。焦華さんに比べたら。」

「いやいや~、あの氷華をマイナスで終わらせるなんて大したもんだよ~。」

「そ、そうですか、ありがとうございます。」

「どうしたの?いつもの自信が感じられないよ~?」

(くっ、この人、分かりきってる事を・・・)

「あの、次の対局があるので、失礼します。」

「もう少し話したかったけどそれなら仕方ないね~。じゃあ、頑張ってね~。」

「はい。では・・・」

 

 

(焦華さんに見られているのか・・・ちょっと緊張するな。)

(なんだか、鶴賀の大将が震えてますわね。それに、さっきからなんだかパッとしませんわね。あらっ・・・)

「ロンですわ。16000頂きますわ。」

(なっ、ウチが放銃だなんて・・・)

(なんだか分かりませんが、調子が悪いようですわね。それでしたら好都合ですわ。貴女を倒して3位入賞を果たしますわ!)

 

 

「お前は確か、冬室氷華とか言ったか。お前に勝って衣は全国へ行く。」

「あはっ、龍門渕高校の天江衣さんじゃないですか。宜しくお願いします。」

(純はこいつの事を無表情女と言っていた筈なのに表情豊かではないか。どういう事だ?)

~場決め結果~

冬室氷華:東

天江衣:南

一ノ瀬一葉:西

南浦数絵:北

~東一局~ 親:冬室氷華

冬室氷華 25000

天江衣 25000

一ノ瀬一葉 25000

南浦数絵 25000

(さぁ、始めましょうか!)

「リーチ!」

(なっ、冬室氷華さんは東場ではリーチなんて掛けないはず、それなのにダブルリーチ!?どういう事でしょうか。)

(こいつ、やはり聞いていたのとは違う。)

「ツモ。ダブリー一発ツモ。4000オール!」

(これは、南場みたいな和了り方。どうして・・・)

~東一局一本場~ 親:冬室氷華

冬室氷華 37000

天江衣 21000

一ノ瀬一葉 21000

南浦数絵 21000

「リーチ!」

(また・・・なら、せめて鳴きます。)

「チー!」

(ふふっ、そんな事したって意味無いのに・・・)

「ツモ。ダブリーツモ混一。6100オール!」

(点数が上がってる、これじゃあ本当に南場と一緒じゃないですか・・・)

~東一局二本場~ 親:冬室氷華

冬室氷華 55300

天江衣 14900

一ノ瀬一葉 14900

南浦数絵 14900

「リーチ!」

(このままだと、何も出来ないまま、終わっちゃう・・・)

「ツモ。ダブリー一発ツモ清一。8200オール!」

(何だこれは!こいつは南場に強いと聞いていたはず。なのに今のこいつは、南場ではなく東場で南場の力を発揮しているではないか!)

(どうして真紀が言っていた『チャージブレイク』が東場で出来ているのでしょうか・・・)

~東一局三本場~ 親:冬室氷華

冬室氷華 79900

天江衣 6700

一ノ瀬一葉 6700

南浦数絵 6700

「リーチ。」

(また、もう止めて下さいよぉ・・・)

(このままでは、衣が、成す術無く負けてしまう、だが本当に成す術が無い・・・)

(これで終わりですよ。)

「あはははははっ、ツモ!ダブリー一発ツモ清一三暗刻で12300オール!これで終わりです!あはっ!」

(本当に、何も出来なかった・・・)

(衣が、何も出来なかった・・・そんな、こんな事、一度も無かったのに・・・)

「天江衣さん、なーんにも出来なかったですね?ふふふっ、私、天江衣さんならもう少し粘ってくれると思ったんですけど、私程度に勝てないなんて、入賞すら出来ないんじゃないんですか?あはっ、あはははははっ。」

「・・・次に戦う時は絶対に衣が勝つ!絶対だ!」

「そうですかー、期待してまーす。あははっ。」

「くっ・・・!」

「はぁ、面白かった。じゃあ、私は次の対局に向かいますね。さようなら。」

 

 

~個人戦途中経過~

1位 冬室氷華

2位 汐見真紀

3位 夢乃マホ

4位 宮永咲

5位 天江衣

6位 一ノ瀬一葉

7位 原村和

8位 津山睦月

9位 妹尾佳織

10位 南浦数絵

 

 

(さて、次の試合が最後ですね。さぁて、次の犠牲者は誰かなー。あはっ、楽しみー。)

(あっ、あの人、冬室氷華さん。確か、真紀ちゃんと戦ってから豹変したって言ってた。うぅっ、おトイレ行きたくなってきた・・・)

(あれは、宮永咲さんじゃないですか!あははっ、これは面白くなりそうですね。)

「宮永咲さん、ですよね?」

「そ、そうです。冬室さん。」

「今日は楽しく麻雀しましょうね。あはっ。」

「う、うん。よろしくね。」

(なんだか、団体戦の時とは全然違う。個人戦では使わないようにと思ってたけど、使うしかないのかな・・・)

「じゃあ、早速始めましょうか!」

~場決め結果~

冬室氷華:東

宮永咲:南

染谷まこ:西

井上純:北

~東一局~ 親:冬室氷華

冬室氷華 25000

宮永咲 25000

染谷まこ 25000

井上純 25000

「リーチ!」

(うわっ、やっぱり、いきなりリーチしてきたよ・・・)

(こいつ、表情がおかしいと思ったら表情だけじゃねぇ!トンパツでいきなりダブリーって、冗談だろ・・・)

(こがぁなん防げんわ・・・)

「ツモ。ダブリー一発ツモ。4000オール!」

(また東を一発で引きやがった。なんでこいつ、東場でこんな和了りしてんだよ・・・)

「さぁ、まずは一本場!」

~東一局一本場~ 親:冬室氷華

冬室氷華 37000

宮永咲 21000

染谷まこ 21000

井上純 21000

「リーチ!」

(冬室さんごめんなさい、使っちゃいますね・・・)

「カン。」

(なっ、宮永咲が暗カン!?もしかして、いや、そんなまさか・・・)

「ツモ。嶺上開花ツモドラ8。4100・8100です!」

(あっ・・・・・・・・・終わった。)

~観戦室~

(あっ、宮永咲ちゃんが氷華の闇堕ちを止めた!?まさか、私以外で止められる人がいるなんて。でも、これで氷華は凍っちゃうね。終わりだよ氷華。)

~対局室~

(あっ、あぁぁぁぁ、凍る、私が、凍っちゃう、嫌だ!凍りたくない!まだ負けられないのに!)

(冬室さん、どうしたんだろう・・・)

(情緒不安定じゃのぉ、病院行った方がええんじゃないか・・・?)

~観戦室~

(氷華は闇堕ち中に連続和了を止められると、これまで自分に来てた幸運が対局相手に行って、自分は凍結状態になって、更に不要牌や対局相手の和了り牌ばっかりツモるようになっちゃうんだよね~。久しぶりに見れるよ。氷華が何も出来ずに怯えて麻雀を打つ姿が。まぁ、氷華が勝ったまま家でじっくり氷華を虐めたかったけど、まぁ、いっか~。公式大会で無惨に負ける氷華が見れるからね~。今日来る前に個人戦の録画しといて正解だったね~。さぁ、存分に怯えなよ氷華!)

~東二局~ 親:宮永咲

宮永咲 37300

冬室氷華 28900

染谷まこ 16900

井上純 16900

(あぁ、配牌が悪い。このままじゃ、終わる・・・)

~3巡目~

(冬室さんには悪いけど、このまま終わらせちゃおう。)

「カン。」

(咲がまたカンしよった・・・)

(こいつ、ヤバイな・・・)

「ツモ。嶺上開花ツモ、タンヤオ三暗刻ドラ8。16000オールです!」

(こりゃあ、勝てんわ・・・)

(やっぱりこいつ、簡単に数え役満を和了ってきやがる。ヤバすぎるだろ!)

~東二局一本場~ 親:宮永咲

宮永咲 85300

冬室氷華 12900

染谷まこ 900

井上純 900

「カン。」

(また一巡目にカン!?なんなんだよこいつは!?)

(嘘じゃろ・・・)

「ツモ。嶺上開花ツモドラ8。8100オールです!」

(こんなん、敵わんわ・・・)

「ありがとうございました。」

「咲、あんた、強すぎじゃ・・・」

「あはは、負けられない対局だったので。」

「まぁ、これで多分入賞はしたじゃろ。おめでとう。」

「はい、ありがとうございます。」

「宮永咲さん、私の、完敗です・・・」

「いや、今のはたまたま運が良かっただけだよ冬室さん。」

「そんな事ありません。それに、私は負けたので、さん付けは止めて下さい。」

「そ、そう、じゃあ、氷華ちゃん。」

「!?わ、分かりました。宮永先輩がそう呼びたいのならそれで大丈夫です。」

「うん!」

 

そして、個人戦2日目が終わり、最終結果が公開された。

~個人戦2日目結果~

1位 冬室氷華

2位 宮永咲

3位 汐見真紀

4位 夢乃マホ

5位 天江衣

6位 一ノ瀬一葉

 

 

表彰が執り行われた。

「あの、私、宮永先輩にも汐見さんにも負けたのに、1位で良いのでしょうか・・・」

「結果で見りゃ、氷華が一番なんだから氷華が1位なのは当たり前だろ。」

「そうだよ。おめでとう、氷華ちゃん。」

「そうですか、ありがとうございます。」

こうして個人戦2日目は幕を閉じた。




⑤で無理矢理終わらせようとしたせいで最後が適当になってしまいました。次話でもう少しだけ書きます。

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