咲-Saki-もし1年後に夢乃マホが飛び級して清澄高校に入学したら 作:神奈木直人
優希が対局を終わらせて、控え室に戻ってきた。
「ただいま帰ったじぇ・・・」
「優希・・・」
「優希ちゃん・・・」
「先輩・・・」
かける言葉が見当たらず、気まずくなってしまった。すると、まこが優希の方へ向かい、優希の頭を撫でた。
「お疲れ、あんな相手に半荘2回もよぉ耐えたわ。十分偉かったぞ。」
その言葉で、これまで抑えていた優希の感情が露になった。
「うぐっ、うぇぇぇぇぇぇん、皆の、皆の大事な点数が、殆ど持ってかれちゃったじょぉ、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさいぃ!うわぁぁぁぁぁぁん。」
普段の優希は同い年や後輩がいる前ではあまり泣かない子だった。そんな彼女が皆の前で大号泣している。そんな優希の不憫さに咲達は目を伏せる事しか出来なかった。
「大丈夫じゃ、まだ終わった訳じゃない。敵を取れるかは分からんが、少しでも多く取り返して来るわ!」
「えぐっ、ひっく、うん、頑張って、部長。」
「おう、任せとけ!」
まこが控え室を出て、対局室に向かっていった。すると、京太郎が優希に近付いた。
「優希、タコス食うか?」
「いや、いらないじょ。」
「いいから食えって。こういう時はやけ食いでもしないとズルズルと引きずっちまうからな。嫌な事をとっとと忘れるってのは、意外と大切な事だぞ?だから食えよ。」
「・・・でもそれ、マホちゃんのだじぇ。」
「そんなの、また買ってくればいい話だ。どうせ俺、やる事無くて暇だしな。」
「・・・じゃあ、お言葉に甘えるじぇ。」
優希がタコスを口にする。タコスの味が口いっぱいに広がっていく。その味を感じると同時に、今日の対局が頭の中で反芻した。
「私・・・わざわざ京太郎にタコスを買ってきて貰ったのに、それなのに、1度も和了れなかったじょ。」
「何言ってんだ?お前。」
「えっ?」
「俺はお前が点をとって欲しいって理由でタコスを買ってきてる訳じゃないぞ?まぁ、点はとって欲しいし清澄が勝って欲しいとは思ってるけどな。」
「じゃあ、どうして・・・?」
「俺さ、実は何度かこの部活を辞めようかなって思ってたんだよ。和とか部長とか咲にやられて全然勝てなくて。でも、結局俺は辞めてない。それは、実は優希、お前のお陰なんだよ。」
「えっ?私のお陰?」
「そう、俺は全然勝ててなかった。でもそれはお前もだった。それでもお前はずっと前だけを見続けていた。そしてそれが功を成し、お前は去年の全国でも活躍したんだ。そんなお前の頑張ってる姿を見てたら、辞めるなんて馬鹿な考えはいつの間にか消えていたんだよ。そんなお前の頑張ってる姿を見ていたいし、その手助けもしたいと思ってる。だから俺はお前にタコスを買ってきてるんだよ。だから、ちょっと調子が悪かったからってそんなに自分を責めるなよ。お前はこれまでも、今だって、頑張って来たんだから。」
「京太郎・・・ありがとう。」
優希が涙を拭った。
「よし、くよくよするのはおしまいだじぇ!今は部長を応援するじょ!」
「そうだな、今は部長の応援だ。」
(京ちゃん凄い、あんなに落ち込んでた優希ちゃんを元気にしちゃうなんて・・・)
(私、何も励ませませんでした・・・須賀君のお陰ですね。)
~龍門渕高校控え室~
「純!どういう事ですの!?あんなに差を広げられて!」
「はぁ、勝てなかった事を責めるより、飛ばなかった事を褒めて欲しいくらいだよ。風越のあいつ、もしかしたら衣よりもヤバいかもしれないぞ。」
「なっ、そんなの、あり得ませんわ!衣よりも強い人が何人もいてたまりませんわ!」
「透華も対局してみれば分かるっつーの。それとも透華の目はあの対局を見てもあいつのヤバさが分からないほど節穴なのか?」
「何ですって!?純!少し頭を冷やしてきなさい!」
「ちっ、分かったよ。」
「純君!」
一が純を止めようとしたが、純は眉一つ動かさず、そのまま控え室から退出した。純は控え室から出ると、壁に寄りかかって手で顔を押さえた。
(くそっ、透華が悪い訳じゃねぇ、悪いのは全部俺だ。あの無表情女に手も足も出なかった、俺だ・・・)
「ちょっと透華、流石に言い過ぎじゃないの?」
「そんな事は分かってますわよ。」
「えっ?」
「分かっていますわ、風越の先鋒があり得ない打ち手である事も、純が言いたい事も。でもだからこそ、一人で少し考える時間が必要だったんですわ。」
「そうだったんだ・・・やっぱり透華は優しいね。」
「なっ、そ、そんな事より、ほら、智紀の対局を見ますわよ!」
「ふふっ、そうだね。」
~鶴賀学園控え室~
「お疲れ様っす~。」
「うむ、とても疲れた。」
「いやー、あの冬室って人に勝てなかったのはしゃーないですよ。ウチでも勝てないかもしんないですもん。」
「あんなに恐い相手がいるにも関わらず2位終了、とっても素敵でした部長。」
「うむ、ありがとう。」
「つ、次は私だ。」
「妹尾先輩なら楽勝ですって、そんなに緊張なさらず。」
「そうっすよ、佳織ん先輩なら大丈夫っすよ!」
「うむ、期待している。」
「頑張って下さい!」
「うぅ、そんなにハードル上げないで~。」
「まぁ、とりあえず頑張って。」
「うん、頑張るよ。」
~風越女子控え室~
「ただいま帰りました。」
「おい!冬室!」
控え室に入った刹那、久保コーチの荒々しい声が聞こえてきた。
「何でしょうか?」
「お前さっきの東場はなんだ?偶然和了れたからいいものの、こんな打ち方してんだったらなぁ」
「過程なんて関係ありませんよ、大事なのは結果だけです。」
「はぁ?」
「これまでの私の対局で悪い結果に終わった事はあったでしょうか?」
「それは、たまたま」
「私は風越に入ってから合計50回近く対局しました。その対局で1度も2位以下を取った事がない。それがたまたまだと?」
「それは、相手がチョロかったからだろ。」
「私が対局してきた人の中には久保コーチ、貴方も含まれてますよ?それに、去年の長野県1位の福路先輩も入ってますから、少なくとも去年の長野県の人全員はチョロいって事になりますよ?まぁ、実際チョロかったですが。」
「くっ、」
氷華に完全に言いくるめられてしまい、久保コーチは何も言い返せなくなった。
「おい冬室!福路先輩の悪口は私が許さないぞ!撤回しろ!」
「じゃあ福路先輩と対局した時の牌譜でも見せましょうか?半荘3回の内の2回も私に飛ばされたあの牌譜を。」
「!?・・・止めて、あの牌譜だけは、もう見たくないから。私が悪かった、ごめん。」
「冬室さん!流石に言い過ぎだよ!」
「私に文句を言いたいなら私に一度でも勝ってからにして下さい。」
(氷華、どうしちゃったんだよ。いつもならここまで酷くはなかっただろ・・・)
~対局室~
(優希、大丈夫かのぉ。まぁ、京太郎か和辺りが何とかしてくれるじゃろ。まずはこの点数じゃ。優希の前では言えんかったけど相当酷い点差じゃの・・・後の3人で何とか出来る点差じゃないわな。ほいじゃ、出来る限りの力を出しますか。)
『さぁ、出場校の4名が出揃いました。』
『去年と同じ面子だな。』
『そうですね、今年はどのような戦いを見せてくれるのか楽しみです。』
席決めでは風越が東、鶴賀が南、清澄が西、龍門渕が北になった。風越の吉留が賽を回した。
『次鋒戦、開始です!』
~東一局~ 親:吉留未春
風越 314500
鶴賀 34800
龍門渕 32400
清澄 18300
(とりあえず、当面の狙いは清澄高校かな。18300だから、跳満直撃だとギリギリ飛ばせない。とりあえず倍満を狙いつつ出来安手でもいいから連荘する。この千載一遇のチャンスを必ず物にする!)
~9巡目~
(よし、平和純チャン三色一盃口だからリーチかければ倍満、直撃を取れれば即終了。ここは責める!)
「リーチ!」
「ロンです。」
(妹尾さん!?)
「四暗刻。」
(・・・えっ?四暗刻?)
「妹尾さん、四暗刻はツモ和了りじゃないと三暗刻対々と言ってですね、」
「・・・吉留さん、よぉ見てみ。」
佳織が公開した手牌は暗刻が4つとたった今、吉留が捨てた牌だった。
(えっ、これってまさか!?)
「四暗刻の単騎待ち。」
「32000です。」
(妹尾さん、ビギナーズラックじゃのぉてただ単に豪運持ちじゃったのか・・・)
(私が、役満に、振り込んだ?しかも単騎に?そんなっ・・・)
『鶴賀学園妹尾選手、風越に四暗刻単騎を直撃です。』
『鶴賀の妹尾佳織・・・今年も運がいいな。』
~東二局~ 親:妹尾佳織
風越 282500
鶴賀 66800
龍門渕 32400
清澄 18300
~6巡目~
「ポン!」
(妹尾さんが發をポン。これはもしかしたら緑一色か大三元?それとも字一色?字牌と索子は出さない方がいいかな。もう1鳴きあれば・・・)
「ポンです!」
(2索をポン、確定だ、これは緑一色だ。とりあえず索子は出さないようにしておこう。)
~9巡目~
(聴牌。でもこの8索を捨てれば緑一色に振り込むかも。妹尾さんは今、親だから直撃をくらえば48000のマイナス。とりあえずまだ焦る時じゃないし、2ピンの対子落としで一旦回る・・・)
「それ、ロンです!」
(えっ、2ピンでロン?緑一色じゃないの?でもそれならそんなに高くは無いはずだよね。)
「大三元。48000です。」
(はぁ!?2ピン単騎の大三元!?何で2索をポンしたの?あぁ、そっか、私に緑一色だと思わせて2ピンを捨てさせる為か。そんな・・・)
「2索ポンして2ピンで狙い撃ちとか・・・妹尾さん、あんた随分と上達したね。」
「あ、はい、ありがとうございます。」
~風越女子控え室~
「役満を2回連続で振り込んで80000マイナスですか。」
「未春ん、大丈夫かな。」
「でもまだ点差はありますよ。」
「そうだな。未春ん負けるなー!」
(鶴賀の妹尾佳織、緑一色と見せかけて2ピンを誘う戦法自体はいいけれど、2ピンを風越が持っている保証なんて無いのにそんなリスキーな事を当然のようにやってのけたのか。しかも2連続単騎を直撃。ただの豪運でそこまでの奇跡を起こせるのか?それとも・・・)
~鶴賀学園控え室~
「うわっ、妹尾先輩、早速やってますね。」
「妹尾先輩の役満直撃は本当に辛いですよね。」
「しかも、高確率でトップから直撃するっすよね。」
「あ、そういえばそれについては妹尾さんが言ってたな。配牌やツモ牌を見たときに、どの牌がいらないのか、どの牌を取っておくべきなのか、更にはお友達、つまり同じ牌が何処にあるのかまで、そういった牌の気持ちみたいなのを、手牌から教えて貰ってるって。」
「えっ、ってことはあれですか?牌を見ただけで何処に同じ牌があるのか分かるって事ですか?」
「うむ、まぁ、教えてくれるのは自分の手牌の子達だけって言ってたな。」
「ヤバすぎないっすか?それ。」
「そんなの、あり得ないですよ。」
「そう思って実験してみたんだよ。私と妹尾さんの二人で卓を囲んで妹尾さんが持っている牌が何処にあるのかを当てて貰ったんだ。そしたら、見えてないはずなのに全て当てたんだよ。」
「それじゃ、鶴賀の圧勝になるじゃないですか。」
「でも、残念ながら使用限度みたいなのがあるらしくて、半荘一回で2、3回しか分からないらしい。」
「それでも十分凄すぎっすよ・・・」
「うむ、でも今回は2連続で使ったからもう使いきったかな。」
「でも、風越との点差が半分くらいになったっすよ。」
「よし!この調子ですよ!妹尾先輩!」
~対局室~
(はぁ、ここからは麻雀牌さんの助言無しだろうなぁ。まぁでも、十分稼げたし、いいよね。)
~東二局一本場~ 親:妹尾佳織
風越 234500
鶴賀 114800
龍門渕 32400
清澄 18300
(これは、チャンスなのかピンチなのかどっちかのぉ、風越の点差が縮まったのはええけど鶴賀が一気に放しよった。ここは多少リスクを負ってでも和了らんといけんのぉ。)
「リーチ。」
(染谷さんのリーチ、高そうな気がする。とりあえず安牌で。)
(うーん、いらないよね。)
「ロン。リーチ一発清一色で16300じゃ。」
「うぅ、はい。」
「攻めの方は成長しよったけど守りはまだまだじゃね。」
「ははっ、はい。」
(麻雀牌さんの助言がなくなった途端に和了られちゃった。どうしよう、この後大丈夫かな?)
(清澄に和了られた!これじゃあ、清澄を飛ばして終了させる事が出来ない。)
(とりあえずこれで首の皮1枚繋がったかのぉ。でもまだまだ足りんわ。)
~東三局~ 親:染谷まこ
風越 234500
鶴賀 98500
清澄 34600
龍門渕 32400
~6巡目~
(面前混一ダブ東の聴牌か、リーチ一発ツモなら倍満じゃが、そんな都合ええもんじゃないけぇの。ここはダマじゃ!)
~7巡目~
(やっぱり来んかったか、まぁ、分かっとったけどな。)
~10巡目~
「ツモ。面前混一ツモダブ東で6000オールじゃ!」
『清澄高校の染谷選手、親跳ね和了です。』
(なっ、また清澄に和了られた。こうなったら仕方ない。ここからは飛ばそうとはせずに自分らしい打ち方で行く。)
~東三局一本場~ 親:染谷まこ
風越 228500
鶴賀 92500
清澄 52600
龍門渕 26400
~7巡目~
(よし、聴牌。メンタンピンだけだけどツモれば満貫。これなら行ける。)
(降りとくか・・・)
「ツモ。メンタンピン一発ツモで2100・4100です!」
(くっ、親被り・・・まぁ、満貫だったからよしとするか。)
~東四局~ 親:沢村智紀
風越 236800
鶴賀 90400
清澄 48500
龍門渕 24300
~8巡目~
(よし、聴牌出来た。さっきので調子が出てきたかも。)
「リーチ。」
「ロン。7700。」
和了したのは親の沢村智紀だった。
(うわっ、また取られた・・・このままじゃ冬室さんに悪いよ。)
(この面子は去年と全く同じ。もうこの3人のデータは分析完了してる。ここからは私のターン。)
~東四局一本場~ 親:沢村智紀
風越 229100
鶴賀 90400
清澄 48500
龍門渕 32000
「ロン。5800の一本場は6100。」
(また私を狙い撃ち。3人とも完全に風越を落としにきてる・・・辛いな。)
~東四局二本場~ 親:沢村智紀
風越 223000
鶴賀 90400
清澄 48500
龍門渕 38100
(このまま私が連荘する。)
(このまま龍門渕に持ってかれる訳にゃいかんわ。)
「チー。」
(清澄が鳴いてきた。龍門渕も怖いし、もうここは降りるしかないか。)
~8巡目~
「ツモ。鳴き清一色で2200・4200じゃ。」
(連荘を止めて、尚且つその和了り。やはり清澄の人、難敵。)
~南一局~ 親:吉留未春
風越 220800
鶴賀 88200
清澄 57100
龍門渕 33900
~12巡目~
「リーチ。」
吉留がリーチをかけた。
(懲りない人だな・・・)
「ロン。8000。」
(くっ、また振り込んだ。どうしてこんなに直撃ばっかり、もう嫌だ・・・)
(完全に龍門渕のペースじゃな。)
~南二局~ 親:妹尾佳織
風越 211800
鶴賀 88200
清澄 57100
龍門渕 42900
(あぁ、もう、何をすればいいのか、分かんないよ。)
「ツモ。3000・6000。」
(今度はツモ和了り・・・)
(龍門渕に逆転された。これは相当キッツいのぉ。)
~南三局~ 親:染谷まこ
風越 208800
鶴賀 82200
龍門渕 54900
清澄 54100
(風越はそこそこ削れたから、もう一つの障害を取り除く。)
「リーチ。」
(ここは親じゃけど流石に降りじゃな。)
「ロン。16000。」
振り込んだのは鶴賀の佳織だった。
(完全に龍門渕のペースじゃな。)
~龍門渕高校控え室前~
控え室の前で、透華と言い争いになり、部屋に入るに入れない状況になっていた純が、違うモニターで智紀達の対局を見ていた。
(2位に浮上した。すげーな。)
「あれ、純じゃないか。」
純の横から声が聞こえてきた。純はその声に聞き覚えがあったから直ぐに誰だかわかった。
「衣!今まで何処にいたんだよ。」
「去年よりも早く来てるんだから別にいいじゃないか。それに、つまらない対局を見て久遠の時を過ごすより、家で睡眠をとっていた方が何億倍もましだ。」
「あー、うん、俺が悪かったよ。」
「そういえば、今先鋒戦が終わったのか?」
「いや、もうそろそろ次鋒戦の前半が終わるとこだよ。」
「どうして控え室に入らないんだ?」
「え、えっと、それはだなぁ・・・」
純が衣にこれまでの経緯を話した。話し終えると、衣が少し考えているような表情をして、徐に純を控え室の中にねじ込んだ。
「ちょっ、衣、何すんだよ!」
「あ、純君に衣。お帰り。」
「戻ってくるのが遅いですわよ。」
「・・・怒ってないのか?」
「あの程度の事で怒る程、私は短気ではありませんわ。そんな事より智紀が大活躍ですのよ!」
(透華、まさか俺に一人で考える時間をくれたのか・・・透華、ありがとうな。)
~南四局~ 親:沢村智紀
風越 208800
龍門渕 70900
鶴賀 66200
清澄 54100
(この親番で引き離す。)
(この親は絶対に和了させない!)
「ポン。」
「チー。」
(龍門渕の、高そうな手張っとるな・・・しゃーないか。)
「ロンです。3900。」
まこが捨てた牌で吉留が和了した。
(清澄が差し込み?最下位なのに、なんてリスクの高いことを。)
「はい。」
(はぁ、最下位だからやっぱり差し込みなんかするべきじゃなかったかいのぉ。まぁ、後半戦で頑張るしかないな。)
~次鋒前半戦結果~
風越 212700
龍門渕 70900
鶴賀 66200
清澄 50200