はじめに断っておくがサブタイトルの意味はゲス色ではない。
ざぶり、と音がした。薄汚い下水路に水しぶきが上がる。驚き飛びすさる二人組の少女は、油断なくおのれの武器を構えた。アライグマとフェネック、医療教会からの追跡者コンビである。
大丈夫？と現れたのはこの辺りを縄張りとするカバだ。お互い戦意がないことが分かったのでアライさんは質問する。何やらかぶった奴をしらないか、切迫した様子で尋ねると、ここを通っていきましたわよ、あの子がどうかしたのと聞き返す。その問いにアライさんは答えず、早く捕まえないとなのだ！と走り出してしまった。
走り去る彼女を尻目に、上位者が出ている、気をつけなさいという警告を、フェネックの大きな耳はぬかりなく拾っていた。
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ジャパリまん
正しくはジャパリまんじゅうとも呼ばれる、ジャパリパークのおまんじゅう
多くのフレンズをダメにしてきた罪深い食物
各個体向けに栄養価が調整されている
この不思議な食物の出所は知られていない
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紅茶
香り高くさらりとした飲み物
一時的にのどの状態を変化させ、よい声を出やすくする効果があるが
ジャパリカフェでしか飲めず、また音痴も治らないため、使いどころが難しい
供給源が全く知られない謎めいた紅茶であるが
一説には、悪夢的ななまり言葉のフレンズによってのみ、これが淹れられるという
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ジャガーの渡し船
ジャングル地方で親切なフレンズとして知られた
ジャガーの手になる独特の「道具」
この粗末な板きれのいかだは、屋台のように引くことで
今は無きアンイン橋の代わりにフレンズを川向こうに渡す
ただし橋の再建にともない、役目を終えつつあるようだ……
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ジャパリバス
来訪者が移動に用いる、ジャパリパークの「道具」の１つ
通常はラッキービーストによって半自動運転されるが
人間、あるいはフレンズが運転することもできる
いかなる地方も走破しうるこのバスは、特にジャパリパークを象徴する道具であり
特に長距離移動にこそ有用であるとされた
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バッテリー
ジャパリパークで使用される特別なバッテリー
通常のバッテリーでは、ジャパリバスを動かしうる電力は期待できないため
触媒となる液にサンドスターを混ぜ、これをバッテリーとしたもの
その充電はジャパリカフェの太陽光発電設備に依存する部分が大きい
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石ころ
ジャパリパークのあちこちに転がる、平べったい石ころ
カワウソがたーのしー！！することができる
それ以上のことはない
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