外では雨が激しく降る。由紀は走って放送室へ向かう。しかし所々ゾンビ達を目撃するばかりだった。隠れてばかりで進めない。すると目の前に置かれてる消火器を発見した。消火器を使ってゾンビ達に浴びせた。
由紀「あ、あれ!?」
しかしすぐに切れてしまった。しかし怯んでる隙に放送室へ向かう。
由紀(くるみちゃん・・・りーさん・・・みーくん・・・かい君・・・めぐねえ・・・おじさん・・・)
その頃櫂と美紀はゾンビの大群に襲われてた。後ろの棚の上に乗って逃れた。上から櫂が銃弾を放つ。しかし銃弾が尽きてしまった。
櫂「くそ!ベレッタの弾丸も閉店しやがった!」
棚から降りて、コンバットナイフでゾンビ達を切り裂く。
櫂「お前ら!俺とヒップホップダンス踊ろうぜ!!」
美紀(こんな所で死んじゃうんだ・・・私達・・・圭・・・ごめん・・・もう・・・会えない・・・)
そして寝室では胡桃が苦しんでる。悠里と佐倉先生が胡桃の手を握る。圭が寝室の隅に縮こまり、慶彦がAK47を持ってドアの前で待ち構える。
そして由紀は放送室へ走ってる。そして遂に放送室を発見した。
由紀「あった!」
しかし由紀の前をゾンビ達が立ち塞がる。1体のゾンビが襲う。
由紀「いやあああああ!!!」
金属バットを力一杯降るが、無効化だった。
由紀「嘘!?」
もう1体のゾンビが由紀のバッグの羽を引き千切った。由紀はその場で尻餅着いた。無数のゾンビが由紀を囲む。もう終わったと確信したその時。何者かが由紀を助けた。
由紀「太郎丸・・・?」
ピンチの由紀を助けたのは感染された太郎丸だった。すると太郎丸が後ろのゾンビを倒した。すぐに放送室のドアを開けた。
由紀「太郎丸!」
しかし太郎丸は感染されて狂ってた。すると由紀がある行動に出た。
由紀「おいで・・・太郎丸・・・この帽子好きでしょ・・・?」
被ってる帽子を見せておいでと言った。すると太郎丸が由紀の帽子目掛けて飛び付いた。確保した由紀がすぐに放送室のドアを閉めた。
由紀「やっぱり、覚えてたんだね・・・お前・・・酷い怪我・・・噛まれてる・・・体も冷たいや・・・ごめんね・・・私・・・何もしてあげられない・・・」
そして太郎丸を逃さないようにロッカーに閉じ込めた。
由紀(皆、覚えてたんだ・・・心は無くても、何処か深い所で・・・だから、ここに戻って来るんだ・・・)
そして放送室のマイクのスイッチを入れた。そして。
由紀『下校時刻になりました。まだ学校に残っている生徒は、早くお家に帰りましょう。皆、学校は好きですか?私は大好きです。変だって言われるかも知れないけど、でも学校って凄いよ。物理実験室には変な道具がいっぱい。音楽室。綺麗な楽器と、怖い肖像画。放送室。学校中がステージ。何でもあって、丸で一つの国みたいです。こんな変な建物は他に無くて、私は好きです。勉強は嫌いだけど、先生は嫌いじゃないし、宿題忘れて、見せて貰って、居眠りしちゃって、怒られて、クラスの人と仲良くなって、喧嘩して、皆で一緒になって、時には1人で、楽しい事も、悲しい事も、いっぱいいっぱいあって、だから、私はこの学校が大好きです。』
すると由紀はあの日を思い出した。教室で1人ボーッとしてると、横から紙飛行機が飛んで由紀の頭に当たった。横を見ると、クラスメイトの貴依が紙飛行機を指差した。紙飛行機を広げると、由紀の絵と、ラブリーの文字が書かれてた。すると貴依が由紀を撫でて笑い合った。
由紀『皆も好きだよね・・・ずっとずっと好きだから・・・だから・・・ここに居るんだよね・・・?でも、どんなに良い事も、終わりがあるから・・・ずっと続く物は無くて・・・それは悲しいけど・・・でも・・・その方が良いと思うから・・・だから、学校はもう終わりです・・・何時かまた・・・会えると思う・・・でも今日はもう終わり・・・今学校に居る皆・・・こんにちは・・・ありがとう・・・さようなら・・・また・・・明日。』
この放送のお陰で全てが救われた。ゾンビ達は一斉に下校し、美紀と櫂が地下から部室に戻って胡桃と太郎丸に解毒剤を流し込んだ。
そしてその翌日の朝。全員が部室で眠ってる。そこに由紀が目を覚ますと、驚くべき光景を目にした。
胡桃「しーっ。」
何と感染から完治された胡桃が起きてた。胡桃は何時もの表情に戻ってた。
由紀「胡桃ちゃん!胡桃ちゃん!胡桃ちゃん!」
元気になった胡桃を見て思わず抱き付いた。そこに全員も起きた。
胡桃「よしよし。おはよう。」
悠里「おはよう・・・胡桃!」
佐倉先生「恵飛須沢さん・・・!」
胡桃「おはよう。めぐねえ。」
佐倉先生「良かった・・・良かった・・・」
由紀「胡桃ちゃん!おかえり・・・!」
胡桃「ああ。ただいま・・・」
美紀「良かった・・・」
圭「胡桃先輩・・・戻って良かったよ・・・」
慶彦「胡桃さんが戻ったようだな。」
櫂「親父、戻ったようじゃなくて、帰って来たんだよ。」
太郎丸「クゥ〜ン・・・」
すると太郎丸も元に戻ってた。
美紀「太郎丸!」
胡桃「太郎丸!?」
由紀「りーさん、太郎丸も治るよね・・・?ね?」
悠里「ワクチンは打ったわ。でも症状が進み過ぎてたかも・・・」
美紀「太郎丸・・・?」
様子を見ると、太郎丸が少し弱っていた。
美紀「私が分かる?」
すると太郎丸が段ボールから出ようとする。
美紀「あ、ダメだよ!そんな無理に動いたら・・・」
由紀「もしかしたら、太郎丸お腹空いてるのかも。」
美紀「え・・・?」
圭「だったら早く餌を持って来なきゃ!」
胡桃「本当に食いしん坊だな。太郎丸。」
櫂「そうだな。沢山食うって事は元気な証拠だ。」
悠里「すぐ用意するわね。」
部室から餌を持って来た。
悠里「少しずつの方が良いわ。」
美紀「はい。」
餌を少しずつ与える。
櫂「太郎丸、美味い飯を食え。」
太郎丸が餌を食べ始める。するとすぐに咳き込んだ。
美紀「圭!水!」
圭「うん!」
水を渡した。
美紀「ちょっと待っててね?」
左手に水を注ぐ。
美紀「ほら。お水。」
太郎丸が水を飲む。
美紀「おかえり・・・太郎丸・・・由紀先輩に聞いたよ。先輩の事を助けたんだったてね・・・お前は本当に凄いよ・・・」
櫂「感染してても記憶が残っていたとは・・・」
慶彦「まだ心の中で感染と戦ってたんだな。」
美紀「モールでも、お前が先輩達を連れて来てくれたんだよね・・・今・・・私と圭がここにこうして居られるのも、全部太郎丸のお陰・・・だから・・・もう大丈夫だから・・・これからも・・・ずっと一緒に・・・」
太郎丸「クゥ〜ン。」
美紀「太郎丸・・・?」
太郎丸「ワン。」
すると太郎丸が美紀に向かって良い笑顔を見せた。
美紀「もう・・・何よ・・・あ・・・」
涙を拭いた後に美紀が言葉を失った。
それは、太郎丸が力尽きて死んでしまったのだった。
櫂「太郎丸・・・お前・・・」
死んでしまった太郎丸を見た由紀が泣き出した。それは胡桃と悠里と圭と佐倉先生も泣いた。櫂と慶彦は無表情で太郎丸を見ていた。由紀は美紀を抱いて泣いた。
その後全員が屋上に上がり、胡桃が畑の土を掘る。太郎丸の亡骸は毛布で包まれてた。
胡桃「これくらいかな・・・?」
悠里「そうね・・・」
佐倉先生「直樹さん・・・太郎丸を・・・」
美紀「はい・・・」
掘った場所に太郎丸の亡骸を置いた。
由紀「ねぇ、これも一緒に・・・どうかな・・・?」
血まみれになった由紀の帽子を見せる。
美紀「はい・・・喜ぶと思います・・・」
そして由紀の帽子も一緒に置いた。
由紀「元気でね・・・」
悠里「さぁ、お別れしましょうか・・・」
胡桃「良いか・・・?」
美紀「ええ・・・」
そして胡桃が太郎丸と由紀の帽子を埋葬する。
圭「太郎丸・・・今までありがとね・・・」
由紀「みーくん・・・大丈夫?」
美紀「大丈夫です・・・太郎丸は・・・私と圭に事を助けてくれたんだから・・・私も、元気に見送らないとダメ、ですよね・・・?」
屋上に太郎丸の幻を見た。そして由紀が美紀の手を握る。
由紀「そんな事無いよ?悲しい事をあんまり我慢してるとね?大切な事を忘れちゃうから。だから、悲しい時は悲しくても良いんだよ?大丈夫じゃなくても良いんだよ?」
美紀「由紀先輩・・・」
櫂「由紀、急に逞しくなったな。」
由紀「だから、みーくんも忘れないであげてね?太郎丸の最後の言葉・・・」
美紀「言葉って・・・太郎丸は何も・・・」
由紀「言ってたよ!みーくんに向かって!ありがとうって!」
すると美紀が泣き出して由紀に抱き付いた。
美紀「私も・・・ありがとうって・・・!」
由紀も泣きながら美紀を慰める。その後太郎丸の墓を完成させて首輪を墓に掛ける。そして全員で黙祷する。
櫂(太郎丸・・・天国で幸せになれよ・・・)
その後全員が部室に戻って荷物の整理をしていた。
胡桃「地下施設も、大した食料も無かったな。」
悠里「冷蔵庫は使えなくなるから、保存の効かない物は早めに消費しないと。」
美紀「まずは冷凍してる物からですね。」
由紀「よーし!早いもん勝ちだね!おお!大量のうんまい棒発見!」
胡桃「早速冷凍食品じゃないだろそれ!」
美紀「やっぱり、由紀先輩は変わりませんね。」
櫂「にしても、驚いたな。」
慶彦「何がだ?」
櫂「由紀の解離性同一性障害が完治された事にだよ。」
圭「確かにそうですね。前より別人になった気がします。」
美紀「電池はまだ使えるんですか?」
佐倉先生「非常電源で動いてる間だけど、長くは使えなくなるわね・・・」
胡桃「て言うか水道もやばいよな?」
悠里「ええ、あれも電気で地下水を汲み上げてたから。」
櫂「やはりこの学校とおさらばしなきゃダメだな。」
美紀「でも、ここみたいに設備の整った場所なんて、他にありませんよね?」
慶彦「それの事ならここに。」
取り出したのは地図だった。
慶彦「真ん中に記されてるこの星マークがあるだろ?ここに避難所があるんだ。」
胡桃「本当なのか!?」
慶彦「ああ。だけどここからだとちょっと距離がある。」
胡桃「それだったら、遠足の時に使った車があるから。」
佐倉先生「ふぇ〜、私の車を使うの〜・・・?」
悠里「えっと、ここから1番近いのはこの聖シドロス大学ね。」
美紀「後、このランダルコーポレーションって所も近いですよね?」
圭「怪しい名前だねそれ。」
美紀「進学か、就職か、ですね。」
胡桃「あ、でもさ、そこにも先に避難してる人達が居るんじゃないか?」
櫂「え?」
悠里「そうね・・・きっと居ると思うわ・・・」
美紀「私達の事、受け入れてくれますかね?」
悠里「確かに・・・どんな相手が居るかは、分からないものね・・・」
櫂「親父、他の場所に避難してた生存者も居たのか?」
慶彦「ああ。でもこの2つに避難してる生存者達は既に救出したから大丈夫だと思う。」
櫂「そうか。流石親父と爺ちゃんだな。」
佐倉先生「でも、まだ残ってる人も居るかも知れないわね・・・」
胡桃「それはありえるかもな・・・」
由紀「ねえねえ皆!これ見てよ!」
菓子食いながらハムを見せた。
胡桃「何だよいきなりってやっぱり菓子食ってるし!!」
由紀「まあまあ!それよりもこれこれ!」
櫂「ハム?」
悠里「歯型付いてるわね?」
美紀「先輩、幾らお腹が空いてるからって・・・」
由紀「わ、私じゃないよ〜!」
悠里「確かに、人間の噛み跡じゃないわよね・・・?」
由紀「太郎丸かな?」
美紀「いえ、太郎丸よりもっと小さいですよ?これ。」
圭「じゃあ誰が噛んだんだろう?」
佐倉先生「私も検討が付かないわ・・・」
胡桃「じゃあ、あの地下に他の犬が居たって事?」
7人「え!?」
美紀「私、ずっと疑問だったんです!太郎丸が何で地下区画に居たのか!」
由紀「そうだよ!きっと太郎丸、この子に会いに行ったんじゃないかな!?」
胡桃「・・・そうだ!きっとそうだよ!じゃなきゃ彼奴があんな危ない所へ入り込む訳無いもん!」
櫂「確かにそうだな!」
美紀「太郎丸、その子犬が心配で地下に!」
由紀「そうだよ!太郎丸面倒見が良いから!」
櫂「太郎丸め、俺らに黙ってガールフレンドを作ったんだな?」
悠里「でも、さっき地下区画に行った時は見掛けなかったわよね。」
美紀「そうですね・・・」
慶彦「て事は、もう外へ脱出したとしか考えられないな。」
圭「でも今も無事かどうか分かりませんけど・・・」
由紀「無事に決まってるよ!だって太郎丸が居たんだもん!」
美紀「そうか・・・そうですね・・・太郎丸、凄い勇敢な子でしたよね・・・」
胡桃「なあ、さっきの話だけど、学校出てから先の事、うだうだ悩むのもう止めようぜ?じゃなきゃ、太郎丸に笑われる。」
悠里「ええ。それじゃあ、この学校ともお別れね。」
櫂「先生も一緒にこの学校とお別れしましょうよ。」
佐倉先生「ええ。今までの思い出に感謝しなくちゃね。」
由紀「ねえ!その前に、卒業式やろ?」
胡桃「卒業式か・・・」
悠里「そうね。卒業式があったわね。」
櫂「随分早い卒業式だな。」
美紀「こんな時も先輩は、やっぱり先輩ですね。」
由紀「え!?何何どう言う事!?」
美紀「先輩はそのままで良いって事です。て言うか、私と圭も卒業しても良いんですか?」
由紀「みーくんは頭良いから、圭ちゃんも一緒に居れば楽しいから飛び級!」
圭「やったー!私飛び級したよー!」
美紀「本当に先輩なんですから。私からの精一杯のビスケットです。」
精一杯のビスケットを食べる。
由紀「リスペクトだよ?」
悠里「じゃあ、学園生活部最後の部活動は、卒業式に決定ね。」
8人「おおー!」
こうして卒業式の準備が始まった。悠里と佐倉先生が卒業証書を書き、胡桃と美紀と圭と櫂は飾りを作った。そして教室へ移動して飾りを飾って、黒板にでっかく「そつぎょう」と書く。
胡桃「おーい由紀ー!」
由紀「ん?何?」
そして卒業式が始まった。司会は佐倉先生。慶彦は卒業生の後ろにあるパイプ椅子に座ってる。
佐倉先生「それではこれより、巡ヶ丘学院高校の卒業証書授与式を執り行います。在校生送辞、直樹美紀。」
美紀「はい!」
返事をして卒業生の前に立つ。
美紀「月日が流れるのは、本当に早いものです。先輩達と出会ったばかりと思ったら、もう卒業の季節なのですね。私達の学校の外には、大きな未来が広がっています。社会の荒波の中に漕ぎ出して行く自分を思うと・・・誇らしさと同時に、不安も感じます。そんな私達を、先輩達は、学園生活部に誘ってくれました。そこで私達は・・・自分の力を信じて努力する事・・・苦難に立ち向かう勇気・・・どんな時にも挫けない、明るい心を知りました。だからもう、不安はありません。本当に・・・本当にありがとうございました!在校生代表兼卒業生・・・直樹美紀・・・」
全員が拍手する。
佐倉先生「続いて、卒業生答辞。丈槍由紀。」
由紀「はい!」
返事をして卒業生の前に立つ。
由紀「直樹さん、心に迫る送辞をありがとう。私達にとってみーくん、美紀君・・・美紀さんとも・・・」
美紀「みーくんで良いです・・・」
由紀「えへへ、ごみん。みーくんとの出会いは大切なものでした。みーくんが居て、圭ちゃんが居て、太郎丸が居て、めぐねえが居て・・・居なくなった人も居るけど・・・でも・・・だから・・・皆で一緒に卒業出来て・・・嬉しいです・・・これからもずっと一緒にいましょう!卒業生代表・・・丈槍由紀・・・」
送辞と答辞が終わって、次は卒業証書授与。佐倉先生が卒業生達に卒業証書を差し出す。そして由紀は胡桃の卒業証書で遊ぶ。
佐倉先生「一同礼。以上をもちまして、巡ヶ丘学院高校卒業証書授与式を終了します。」
そして佐倉先生の手には生徒達の言葉が書かれた色紙があった。
そして全員が教室を出る。
慶彦「良い卒業式だったぞ。」
櫂「ありがとな親父。」
慶彦「櫂、これからどうするんだ?」
櫂「俺、皆と親父達と一緒に生存者救出活動をするぜ。俺の将来は救難活動にしたぜ。」
慶彦「そうか。」
その後荷物を慶彦の車に詰め込む。胡桃は佐倉先生の車にエンジンを掛ける。佐倉先生の車には、胡桃、悠里、由紀、美紀、圭が乗り、慶彦の車には、慶彦と佐倉先生が乗ってる。櫂はヘルメットを被って、バイクのエンジンを噴かす。
由紀「よし!行こー!」
慶彦「先生、準備良いですか?」
佐倉先生「はい。お願いします。」
櫂「おっしゃ!避難所へ!」
全員「しゅっぱーつ!」
櫂、胡桃達、慶彦と佐倉先生の順に出発した。美紀は外を眺めてた。
圭「美紀、どうかしたの?」
由紀「何か忘れ物?」
美紀「いえ、別に。それにしても、本当に居ませんね。」
由紀「皆帰っちゃったんだね。」
美紀「そうなんでしょうね・・・」
由紀「少し寂しいって言ったら変かな?」
美紀「変です。でも、気持ちは分かります。」
圭「私もよ美紀。何だか寂しいよ。」
美紀「・・・」
胡桃「どうした?」
美紀「いえ・・・私達、本当に学校が大好きなんだなって・・・」
由紀「ねえねえこれってさ!卒業旅行だよね!?」
悠里「そうね。何処に行く?」
由紀「アメリカ!」
胡桃「海外かよ!」
由紀「胡桃ちゃんは何処へ行きたい?」
胡桃「そりゃあ卒業旅行なら京都とか?」
由紀「京都・・・忍者だね!」
胡桃「何でだよ!」
美紀「じゃあ舞妓さん?」
圭「良いね舞妓さん!胡桃先輩どうですか?」
胡桃「うう・・・」
悠里「あ!今一瞬考えたわね?」
4人「ウフフフフ〜?」
胡桃「お〜ま〜え〜ら〜!」
5人「あはははは!」
慶彦「先生、私達と一緒に救出活動をしませんか?」
佐倉先生「そうですね〜。ではお願いします。」
慶彦「ありがとうございます。」
櫂「これから面白くなりそうだ。」
そしてその日の夕方。外を歩く謎の女性がある物を拾った。それは由紀が書いた手紙だった。
「Happy Graduation!」
キャスト
丈槍由紀:水瀬いのり
恵飛須沢胡桃:小澤亜李
若狭悠里:M・A・O
直樹美紀:高橋李依
祠堂圭:木村珠莉
佐倉慈:茅野愛衣
太郎丸:加藤英美里
市川櫂:村瀬歩
市川慶彦:竹内良太
櫂「卒業が来るなんて早いもんだな。」
慶彦「どうだ?卒業旅行は何処へ行きたいんだ?」
櫂「う〜ん、やっぱり射撃場だな。」
慶彦「相変わらずミリタリーに目が無いなお前は。」
櫂・慶彦「がっこうぐらし!おしまい!」