暗殺教室〜 穢れた少年〜   作:狂骨

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パート2です。



テストの時間 二時間目

渚side

僕らは殺せんせーに言われた通りにグラウンドにきた。見ると殺せんせーがグラウンドの中央に立っていた。

 

そして

殺せんせー「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺います。あなたは仕事をする際用意するプランは一つですか?」

イリーナ「いいえ。最初のプランがうまく通るのはなかなかないわ。予備のプランを綿密に立てておくのが暗殺の基本よ」

 

殺せんせー「では烏間先生...あなたはナイフ術を教える時、大事なのは一撃目ですか?」

烏間「勿論第一撃も大切だが相手が強敵の時、高確率でかわされる。その後の二撃目、三撃目をいかに高精度に繰り出すかで勝敗を分ける」

殺せんせーは二人の話を聞きながらグラウンドの道具をはじに寄せていた。

殺せんせー「先生達の仰る通り次の手があろから自身を持てる暗殺者になれる。ですが君達はどうでしょう...

俺達には暗殺があるから良いやと考え勉強の目標を低くしている...それは劣等感の原因から目を背けているだけです。」

そう言った途端殺せんせーはマッハで回転し竜巻を起こした。

殺せんせー「もしせんせーがこの教室を去ったら...もし他の殺し屋が先にせんせーを殺したら...暗殺という大きな目標を失った君達にはE組の劣等感しか残りません...そこでせんせーから危うい君達へのアドバイスです...」

 

”第二の刃を持たざるものは暗殺者の資格無し“

 

 

竜巻がおさまり再びグラウンドを見るとたくさん生えていた雑草などが抜かれ整備されていた。

殺せんせー「グラウンドに雑草などが生えていたので手入れをしました...せんせーは地球を破壊できる超生物です。このグラウンドを平にするなど容易い事です。もし君達が第二の刃を示す事ができなければせんせーは

君達が私を殺す資格が無いと判断しせんせーは去ります...」

 

渚「第二の刃...」

茅野「それっていつまで...」

殺「決まっています...明日の中間テストでクラス全員50位以内を取りなさい...

全員「「「えぇ!!!」」」

その言葉にクラス全員が驚いた。

殺せんせー「君達の第二の刃は既にせんせーが育てています...本校舎の先生に劣るようなトロイ授業はせんせーはしません...自身を持って第二の刃を振って下さい。ミッションを成功させ笑顔で胸を張りなさい君達がアサシンであるためにE組であるために」

 

こうして中間テストの日がやってきた。

sideout

 

神威side

俺達はテストを受けるため本校舎に来ていた。

 

テスト中〜

 

トントントントン

テスト中なのに試験監督の大野っていう奴がさっきからまじでうるさい。とりあえず

放っておく事にした。

すると

神威(あれ?この問題って範囲内だっけ?まぁいいか分かるし)

そう思いながら大俺は解答を続けた。

sideout

 

〜テスト終了E組校舎にて〜

今E組には冷たい空気が流れていた。なぜなら前日から出題範囲を大幅に変更しクラス全員が50位以内に入る事ができなかったのである。

殺せんせー「せんせーの力不足です...この学校の仕組みを甘く見過ぎていました...皆さんに合わす顔がありません...」

殺せんせーが落ち込んでいた。

 

すると

 

ヒュンッ

 

殺せんせー「ニュヤ!!??」

殺せんせー目掛けてナイフが投げられた。投げたのは赤髪の少年カルマだった。

カルマ「いいの?そんなんで、ずっと後ろ向いてたら俺が殺しちゃうよ〜」

そう言いながらカルマは先生の元へ歩いていった。

殺せんせー「カルマくん!先生は今すごく落ち込んで!!ん?」

カルマが自分の答案を殺せんせーに見せた。

殺せんせー「!」

結果は

 

国語

98点

数学

100点

理科

99点

社会

99点

英語

98点

合計

494点

その高得点に皆が驚いていた。

カルマ「俺の成績にあわせてあんたが余計なとこまで教えたから対処できた。ね神威」

そう言いった瞬間クラス全員が席に座っている神威を見た。

神威「ッ…めんどくせぇ…」

そう言いながら神威も自分の答案を教卓にのせた。

結果

 

国語

89

数学

95

理科

88

社会

90

英語

96

合計

438

 

 

磯貝「すげー...」

前原「カルマにいたっては数学100点だぞ...」

 

カルマ「俺はこのクラスは出る気ないよ。本校舎に戻るより暗殺の方が楽しいしそれとも殺せんせー、クラス全員が50位以内に入らなかった理由でここから尻尾巻いて逃げちゃうの?それって結局さぁ〜殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」

前原「なーんだ殺せんせー怖かっただけなのかぁ〜」

片岡「それなら早く言ってくれれば良かったのに〜」

中村「ね〜」

カルマが言い出したことを切っ掛けにクラスの人達が次々と殺せんせーを挑発し始めた。それで殺せんせーは

 

殺せんせー「ニュヤーー!!逃げるわけには行きません!!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!!」

 

ははははは!!!!!

 

教室中で笑いが起きた。

 

殺せんせー「ニュヤ!?何がそんなにおかしいんですか!?」

 

今回のテストでE組は分厚い壁にぶち当たったそれでもかれらは胸を張った。自分達がE組であるために...

 

 

 




次回は修学旅行の話です。この話で神威の眼帯を外します。

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