暗殺教室〜 穢れた少年〜   作:狂骨

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体育の時間

一時間目が終わった後、神威の席には2、3人の男女が集まっていた。

茅野「私は茅野カエデよろしくね神威くん!」

渚「僕は潮田渚よろしく神威くん」

茅野という少女と渚という少年が神威に自己紹介をしていた。

それぞれの名前を聞いて神威はコクリと頷く。

カルマ「そういえば神威ってなんでそんな格好なの?」

神威「俺、家がないし服を買う金がないから拾ったこの服だけを使っている。」

カルマ「なるほど」

渚「じゃあいつも何処で生活してるの!?」

そう言われた神威は窓の景色にある山を指差した。

神威「あの山の最近見つけた古屋で生活してる」

茅野「す...すごいね...」

 

すると

磯貝「お〜いお前ら次体育だぞ。早く支度しろよな」

クラス委員の磯貝という少年が呼びかけに来た。

茅野「うわぁ急がないと!」

そう言われた4人はせっせと着替え運動場へ向かった。

 

 

 

 

 

 

運動場にて、皆が周りから見守る中、烏間はネクタイを緩め肩を鳴らす。

 

「神威くん。まずは君の力を一度見てみたい。君1人と模擬戦をし、そのナイフが俺に当てられたら君の勝ちだ」

 

「…あぁ…」

それに対して、神威は手にあるナイフを見つめる。その持ち方は素人と言っても過言ではなかった。塚だけを鷲掴みにしており、とてもシンプルな持ち方だ。

 

「ではでは!レフェリーは私が務めましょう!両者とも準備はよろしいですか?」

 

殺せんせーの問い掛けに2人は頷く。

 

「それでは………始めッ!!」

 

殺せんせーの触手が振り下ろされ、開始の合図が出された。

その瞬間 神威の姿が突然目の前に現れた。

 

「…!?」

 遠く離れていた2人の距離は既に縮まっていた。烏間は一歩も動いてはいなかった。神威の走り込みだけで、その差は縮まったのだ。

 

「(なんだ…!?この速さは…!)」

神威のナイフが突きつけられるが、烏間は咄嗟に身体を横にずらし回避する。その速度は確実に自信を凌駕していた。走り込みの初速だけで、E組の中でも俊足な木村を上回る程であった。

 

「ふん」

神威のナイフが振り下ろされる。が、その動きは単純なため、烏間にとっては受け止めやすいものだった。だが、受け止めた瞬間 とてつもない力が烏間へ乗し掛かる。

 

「…!?何だこの力は…!?」

その力は自身が陸上自衛隊で教官として腕を振るっていた時代には感じた事の無い程だった。

 

渚side

 

僕らは二人の戦いを見ていたがとても凄まじいとしか言えない程壮絶だった。烏間先生に真正面から挑んで

圧倒するのは初めて見た。その光景にクラスのみんなも驚きを隠せなかった。

 

前原「す...すげぇ...烏間先生が力で押されてるの初めて見た...」

岡島「ありゃぁ完全に人の域を超えてるぞ...」

 

烏間先生を押している神威くんの姿を見て僕らは少しの恐怖感を得た。

 

side out

 

神威の力に押されていた烏間はまるで超重力にかかったかのように動けなかった。

 

 

その時 神威の目が一瞬太陽に当てられると同時に光り それと同時に 神威と烏間の中心から砂嵐が吹き荒れる。

 

しばらくして砂が晴れ生徒達がそこを見ると烏間の首にナイフを突き立てている神威の姿が入った。

 

烏間「残念だが..俺の負けだ...」

殺せ「勝負あり!!!勝者神威くん!!!」

烏間が降参し勝負が終わり神威の元には皆が寄ってきた。

前原「すげーな神威!!!烏間先生に勝っまうなんてよう!!!」

片岡「これで暗殺成功率も格段に上がっちゃうね!!」

矢田「うんうん!!凄かったよ!!」

神威「あ...あぁ...」

皆からの言葉で神威も圧倒されていた。

 

烏間「では今日の体育はこれで終了。次の授業に遅れるなよ」

「「「ありがとうございました」」」

こうして体育の授業は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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