暗殺教室〜 穢れた少年〜   作:狂骨

11 / 40
今回は他のアニメのキャラを少し混ぜます。


家の時間 一時間目

律がクラスに馴染めた数日後

 

現在神威は六時間目が終わったので帰る準備をしていた。すると

矢田「ねぇ〜神威くんこの後神威くんの家に行っていい?」

矢田が突然話しかけてきた。

神威「…別にいいが」

矢田「やったー!」

神威「来るのはお前だけか?」

矢田「あと誰か誘っていいの?」

神威「一人くらいなら…いいぞ」

矢田「オッケー!」

そう言い矢田は誰かを誘いに行った。

 

残った神威は

神威「はぁ〜(なんで俺は普通にオッケーしたんだ… まぁちょっと見させてすぐ帰らせればいいか…)

そう考えながら神威は教室を出た。

 

その頃矢田は

 

矢田「凛香〜この後空いてる?」

凛花「特に予定はないけどどうしたの?」

矢田「この後神威くんの家に行くんだけど凛花もどう?」

凛花「いいけど…」

速水という女子を誘っていた。

 

 

下駄箱にて

 

神威「速水を誘ったのか とりあえず行くぞ」

 

そう言い神威は麓とは反対方向の一本道へ進みだした。

 

矢田「神威くんってどこで生活してるの?」

神威「この先にある古屋で暮らしてる」

速水「そうなんだ…」

 

そして、歩くこと10分

 

三人が歩いていると神威が立ち止まり

「この先に進むと広場に出る…その先に古屋があるから先に行ってて待ってろ…俺は何か木の実でもとってくる」

 

そう言い神威は林の奥へと消えて行った。

 

矢田「とりあえず行こ」

速水「うん」

そう言い二人は先に進んだ

 

そして進み続け林を抜けると広い野原へ出た。

矢田「うわ〜すご〜い!」

速水「綺麗…旧校舎の上にこんな広い広場があるなんて…」

E組校舎よりも広いその広大な野原に矢田と速水は驚きを隠せなかった。

 

速水「あれ?古屋じゃなくて校舎がある…」

矢田「場所間違えたのかな…」

二人が神威の言ったたものとは別の建物を見て疑問に思っていると

 

 

「ねぇお姉ちゃん達」

ふと後ろから声をかけられ振り向くと幼い少年少女達がいた。

矢田「あれ?ここって君達の校舎?」

「うんそうだよ。僕達いまから先生の頼みごとで料理に使う薬草を取りに行くんだけど僕達だけじゃ時間がかかるからお姉ちゃん達手伝ってくれない?」

矢田「ゴメンねお姉ちゃん達ちょっと友達に待ってるよう言われたから…」

「その人も多分ここに来るとおもうからさ」

「いこいこー」 「早く早く〜」

 

矢田が訳を言っても子供達は聞かず手を引かれたり背中を押されたりして二人は渋々行くこととなった。

 

 

その頃神威は

神威「?いつもあるはずの木ノ実がねぇ…しかも静かすぎる…誰か先客でもきたのか?」

いつもとは違う雰囲気に不思議に思っていた。

 

 

 

現在矢田達は校舎の近くで薬草を取っていた。

「このやくそうにはね 肉を柔らかくする効果があるんだよ」

矢田「へぇ〜そうなんだ〜」

「あとこの草はね肉の臭みを消す効果があるんだよ」

速水「なるほど」

 

子供達に連れられた矢田と速水は楽しそうに薬草を集めていた。

 

 

そして二人が気付いた頃には夕方となっていた。

矢田「そうだそろそろ帰らないと」

「まってお姉ちゃん達を先生に合わせたいんだ」

速水「でも私達も友達に合わないといけないから…」

「その人も多分いると思うからさ」

 

そう言い矢田と速水は子供達と共に先程の校舎にもどった。

 

 

 

その頃神威は

 

グシャ バキ メキッ

 

ギャァァァァアー!!!!

 

異形な集団と遭遇し真っ二つにしたり引きちぎったりしていた。

 

神威「何だ?こいつら頭に角がはえてやがる」

 

ゴシャッ

 

そして最後の一人を片付け終えると

神威(この数だとまだ仲間がいるな…とりあえずいったん戻るか…)

そう言い神威はその場をあとにし校舎へ戻った。

 

 

場所は変わり今矢田達は校舎の中を歩いていた。

 

矢田「君達の先生ってどんな人?」

「すごく優しい人だよ」

矢田「そうなんだ」

「着いたよ」

そう言い子供達は教室の入り口を開くと

 

 

「お帰り」

 

 

大柄な男がいた。

「先生ただいま」

「お帰り。そちらのお嬢さん達か君達の手伝いをしてくれたのは」

「はい」

「すまないねお嬢さん達。おい君は野菜を刻みなさい」

「はい」

「君は湯を沸かしなさい」

「はい」

「あとの者は肉の準備をしなさい…」

 

そう言い生先生は矢田と速水に目を向けた。その瞬間二人は生徒に腕を掴まれた。

 

矢田「え…なんで」

 

「へへへへへへ」

そして無造作に首を振り顔が変わっていた他の生徒も同じことをしていた。

 

そして生徒と先生の姿を見て矢田と速水は驚愕した。

 

頭には二本の角

大きく裂けた口

鋭い歯

 

『鬼』だ

 

矢田「ま…まさか肉…って」

速水「私達って…こと…」

鬼「さぁ正しい刻み方を教えてあげよう…!」

そう言い包丁を矢田達に向けた

矢田は咄嗟に掴まれた手を振り払った。

矢田「逃げるよ凛香!」

速水「うん!」

そう言い矢田は速水の手を取り教室から出た。

「捕まえなさい!」

「おおー」

先生の一言で子供達があとを追いかけた。

 

 

一方その頃神威は

 

ペタ ペタ ペタ ペタ

 

校舎 へ着き中へ入っていた。

 

神威(何だ?やけに静かだな)

そう思っていると

 

「へへへへへへへへへ」

 

後ろから気味の悪い笑い声が聞こえ神威が振り向くとそこには

頭から角が生えている小鬼が二、三人いた。

神威「何だ?お前ら、まさかとは思うがここら辺の木ノ実を全部とったのはお前らか?」

「へへへへへへへへへそうだよ。料理する為にとったのさ」

「人間を久しぶりに食べれるからね」

「二人も捕まえれたのは運がよかったよ」

神威の問いに鬼の子達は頭を無造作に振りながらこたえた。

 

神威「二人の人間…誰のことだ…?」

「へへへへへへへへへポニーテールとつり目の女の子だったな〜」

「君も美味しそうだね〜」

「へへへへへへへへへつまみ食い…いただきまぁーーーす!!」

 

そう言い子供達が一斉に神威に襲いかかろうとした時

 

神威「黙れ」

 

スパンッ!!!!!

 

一人の子供の首が一瞬で飛んだ。

 

神威「喰う人間が悪かったな」

 

そして神威は残りの子供に目を向け

 

スパンッ!!!!

 

同じように首をはねた

 

 

神威「…………………あと十人はいるか…」

 

ペタ ペタ ペタ ペタ …

 

そう言い神威は廊下を歩いて進んだ。

 

 

 

一方その頃矢田と速水はトイレを見つけ、一番奥の個室に隠れた。

 

矢田「ひとまずここに隠れてよう…」

速水「うん…」

 

ガラガラガラガラ

 

 

 

 

コツ コツ コツ コツ

 

速水「きた…!」

 

 

「赤い紙がいいか青い紙がいいか」

矢田「え…?」

 

「赤い紙がいいか青い紙がいいか」

速水「どういう…」

鬼がそう言うと同時にトイレの戸がミシミシと音をたてた。

 

速水(まずい…このままじゃ私と矢田は…

 

 

 

 

 

『喰われる』

 

 

 

 

 

 

 

嫌だ 嫌だ 嫌だ 食べられたくない … 助けて…

 

「赤い紙がいいか青い紙がいいか!!」

 

ミシミシミシミシミシミシ

 

ドアは今にでも壊されそうだった。

 

 

“助けて…”

 

 

 

 

 

「赤い紙がいいか青k 」 ドォンッ!!!!!「ぶべらぁー!!!!」

 

 

 

速水.矢田「「え…?」」

 

 

突然の出来事に速水と矢田は理解が出来なかった。

何故ならいきなり壁が壊れ何者かが鬼にドロップキックをかましたのだから

 

 

神威「赤い紙…」

 

 

その出来事の張本人は神威だった。

 

 

速水「か…神威…」ドサッ

安心したのか速水は気絶してしまった。

 

神威「よう…お前ら大丈夫か?」

矢田「う…うん…」

神威「お前は大丈夫として速水は… ったく勘弁しろし」

「ガハッ…貴様…!」

神威「まだ生きてたのか 桃花、速水を連れて校舎から出ろ」

矢田「…うん!わかった!」

 

そう言い矢田は速水をおぶって壊れた壁から外に出た。

 

「捕まえなさいー!!!捕まえた者は沢山食べてよろしい!!」

そう言い鬼は大声で言った。

 

 

 

..............................

 

 

 

「あれ…生徒達は…」

神威「生徒が来ないのか?最後はひとりぼっちかわいそうな奴だな」

 

「な…に…?」

 

 

グチャァア!!!!

そう言い神威は鬼の両足を無理やり引きちぎった。

 

鬼「あああああああ!!!!」

 

あまりの痛さに鬼は絶叫した。

 

 

神威「俺はいま自分の縄張りを荒らされたから少しイラっと来てる」

 

グシャ!!!

 

 

そう言いながら神威は鬼の体の切断した部分を踏みつけた。

 

 

鬼「ギャァァァァア!!!!!」

 

 

まだ痛みが残っているところを踏みつけられ鬼はさっきよりも酷い苦痛の声をあげた。

 

神威「だからお前は死刑確定だ」

 

 

 

神威「せめて最後は生徒と一緒に殺してやるよ」

 

そう言い神威は袋を開き下に向けどんどん落とすように出した。

 

 

ボト ボトボトボトボトボトボトボトボトボト…

 

 

袋から出てきたのは

 

 

 

 

 

 

“生徒の生首”だった

 

 

 

 

 

 

 

鬼「あ………ああ……なんてことを…」

 

そう言い鬼が生徒の生首を手に取った時

 

ペチャ

 

何かが付着していた。

 

 

鬼「な……なんだこれは………」

鬼が疑問に思っていると

 

神威「油だよ」

 

鬼が声がした方向を見ると手に火をつけたマッチを持ち立っている神威がいた。

 

鬼「な……何を……」

神威「何をって 『焼くんだよ』 ここ結構気に入ってたのにお前らのお陰で随分と汚れたからな。もう住む気が失せた」

 

 

そう言い神威はマッチを倒れている鬼にゆっくりと投げた。

 

 

『じゃあな』

 

そう言った瞬間

 

 

 

 

 

ドガァァァァァァァァンッ!!!!!!!

 

 

 

大爆発が起きた。

 

 

 

矢田「!」

 

外に出ていた矢田は離れた場所からその光景を見ていた。

矢田「な…何が起こったの…?」

 

 

 

ヒュンッ

 

 

燃えている校舎から一つの影が飛び出してきた。

 

 

矢田「神威くん!」

 

そのまま神威は矢田の元へ歩いて

神威「桃花…速水は?」

矢田「うん…いまは眠ってる」

神威「分かった…とりあえず帰るぞ速水は俺がおぶってく」

そう言いうと神威は速水を背負った。

 

矢田「分かった」

 

そう言い神威達はその場を後にした。

 

 

その後火は一時間後に消えたそうだ。

 

 

 

帰り道

 

桃花「はぁ〜怖かった〜…」

神威「すまん今回は予想外だった…」

神威達は夕方の街を歩いていた。

 

すると

 

速水「ん……あれ……?」

 

矢田「凛香!」

速水「あ……れ?矢田……?」

今まで気絶していた速水が目を覚ました。

 

速水「私って…そうだ!私と矢田は確か鬼に!」

状況が整理できなく速水は混乱していたが

矢田「そのことなら神威くんが助けてくれたから大丈夫だよ」

矢田が速水を落ち着かせた。

 

速水「そうだったんだ…ありがとう…神威…あとさそろそろ下ろして私の家ここだから…」

神威「ん」

そう言い神威は速水を下ろした

 

そして

 

速水「ありがとうまた明日」

 

神威「あぁ」

矢田「バイバイ」

神威は速水と別れた。

 

 

 

その後神威は矢田を家まで送っていくこととなった。

 

帰り道

 

神威「はぁ〜」

 

矢田「どうしたの?」

 

神威「いや今まで住んでた家は燃やしちまってどう生活すればいいか考えてたんだ…」

 

矢田「だったらしばらく私の家に住まない?」

 

神威「え…」

突然の発言に神威は少し驚いた。

 

矢田「とりあえず今日は両親いないからさ…事情は後で言えばいいし…」

神威「な…何でそうな 「ダメ…?」……分かったよ…」

矢田「やったー!」

 

神威が矢田の家に居候することに決まった瞬間矢田は大喜びした。

 




今回は怪談レストランの鬼を出してみました。

次回は神威が矢田と一晩すごす話です!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。