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前回…
浴槽につかって体を温めていた。
「あー、良い湯だ」
俺は中年のおっさんかつーの笑。
ガチャ。風呂の戸があいた。そこには天道が…。
「私も一緒に入っていい?」
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『大事件!』
「はぁ?何故お前がここに居る!」
「ダメ?」
「ダメに決まってんだろ!」
何か、いつもと違うなぁ…。あ、あのジュースかぁ…。天道アルコールすげー弱いんだな。
って、そんな場合じゃない。どうしよか。
プルルルルルプルルルルル電話がなった。ナイスタイミング!
「て、天道。電話出てくれないか?」
「う、うん」
天道は電話を取りに行った。
なんて奴だ、スゲーびっくりしたぜ。
もうそろそろで上がるか。
俺は、風呂から上がり廊下を歩いてた。
前から天道が歩いてきた。
「もう上がっちゃったの?ダーリン♡」
「うん。って何でダーリン!?」
「さっき千代さんから電話があって話が盛り上がって、結果ダーリンに」
なぜだ、母さんとどんな話をしたっていうんだ…。
「ともかく、風呂空けたぞ。入ってこいよ」
「うん、分かったよ」
「じゃっ」
「あ、そうそう先寝ないでね♡一緒に寝よ♡」
なんかゾクゾクっとした。
風呂上がったら酔いだって覚めるだろ。
あー、疲れたぁ。南雲はこんな状況羨ましがるだろうなぁ…。
天道、俺の事めっちゃ好きなんだな…。
複雑な気分だよ。
「ふぅ」
ベッドに寝っころがる俺。
今まで生きてきて、こんな事一回も無かったから…どうしたら良いかなんて全く分からない。
その頃天道は…。
「あぁー、お湯があったかいなぁ。あと、さっきまでの記憶が曖昧だ」
私って黒田君にどう思われてるんだろ…。
さっきの電話の事とかで話してたような…。そう言えば…ダ、ダ、ダーリンって言ってたぁあ。絶対嫌われた。ガックシ。
どーしよ、あと6日間この家に居るって千代さんに約束したし…。
明日から挽回だ!
一成はと言うと…。
「もう、12時半かぁ」
なかなか眠れないなぁ。
「黒田君。まだ起きてる?」
「ん、まぁな」
「さっきはごめんなさい。変な事言っちゃってて」
「別に、気にしてないよ」
「ありがとぅ。その代わり…」
「ちょっと待て、変な事ではないよな?」
「……ち、違うよー。」
怪しい、怪し過ぎる!
「まぁ、ともかく寝ろよ。風呂上りだろ?体冷えて風引くぞ」
「う、うん」
「部屋は廊下の突き当たりだから」
「うん。あ、そうそう、私がここに一週間住んでる事学校の誰にも言わないでね」
「あぁ、分かった」
天道は、部屋に行った。
なんか、パッとしない。どーしたんだよ自分!
「黒田くん。た、助けて!」
廊下から声が聞こえた。
「どうした!」
「うぅ、怖かったよぉ…」
と言って抱きつかれる。
「だから、どうしたんだよ」
「なんか、寝てたら声聞こえて…」
「空耳だろ」
「怖かったよぉ…」
その結果、天道は俺の部屋のベッドに…その横に俺…のはずがない、そんな事あったら大事件になるわ!
俺はベッドの横の床で寝ていた。
「スースー」
「よく寝てるなぁ」
俺全く眠れねぇ…。
ブーブーブー。携帯が鳴ったメールだ。
「誰からだろ?母さんからだ」
『宛先 黒田一成
件名 (=゚ω゚)ノちっす
一成どお、彩香ちゃんと上手く行ってる(?-?)
残念だけど…夜に彩香ちゃん襲っちゃダメよ(≧∇≦)にぱー。
じゃぁ、あと6日間頑張ってね♡
グットラックd( ̄▽ ̄)b』
何なんだ、このメールは!
顔文字が多いなぁ…。
あーもうヤダ。
俺は寝てしまった。
〜翌朝〜
午前5:30
「はぁ〜。もう朝か…」
大きなあくびをして起きた。いつもは目覚ましで起きるのに今日ははく起きた。
「スースー」
「ん?」
寝息が近くに聞こえたので横を見ると。ベッドから落ちたのか天道が寝ている。
「こりゃベッドから落ちたんだな。落ちたのに、それでも起きないのかよ⁉」
なんて睡眠力何だ!
「寝ている間に朝飯でも作るか。」
顔洗って歯磨きして着替えしてオッケー。
今日は何にしよう。
ご飯、ジャガイモとワカメのお汁、千切りキャベツ、目玉焼きだな。
数十分後。やっと完成。
天道起こしに行かないと。
「おい天道、起きろ」
「ん?もー朝?」
「そーだ」
「ふぅ。おはよう黒田くん♡」
「あぁ、分かったから起きてくれ」
「はーぃ」
「朝ご飯もう、作ったからさっさと着替えて来いよ」
「ありがとぅ」
午前8:00登校
「俺先外行ってるぞ」
「うん、わかったよ」
ガチャ。
「いってきまーす」
「黒田先輩っ!おはようございます」
「お、お前は増川⁉」
「一緒に学校行きましょ!」
「どーしたの?黒田くん」
「あ、貴方は天道先輩!な、何で黒田先輩の家に居るんですか‼」
ヤバイこの状況!何故住んでるか言わないって言われたし…。
「えっと、住んでるの」
えー‼天道!自分で言うなと言ったのに自分で言っちゃったよ!
「ん〜。もう怒りました!私も今日から黒田先輩の家に泊まります!」
さぁ、ここからどうなるんでしょうか!
自分でも楽しみです!