書いている自分もワクワクです!
では、どうぞ!
前回…
「じゃ!行って来る」
教室を出て行こうとしたら…。
「ねぇ」
天道が話しかけてきた。
振り向くと…俺の唇に柔らかいモノが重なった。
何秒かすると離れて、天道が赤い顔をして言った。
「わ、私も…黒田君の事…好きになっちゃったの!彼方の為なら私…何でも出来る!」
「はへ?」
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『修羅場!?』
「あの、どう言う事?」
「だから、手伝ってるうちに、いつも黒田君の事で頭がいっぱいで、好きになっちゃったの…」
「……」
「でも、黒田君は増川さんの方が良いんだよね…ごめんねこんな事して。」
そう言って、教室を出て行った。
「お、おい!」
俺はどうしたら良いんだよ。
ひとまず、屋上…だな。
ガチャ。屋上の戸をあけると、風で増川の綺麗な髪がなびいていた。
「よっ!」
「せ、先輩!来て下さって有り難うございます」
「どうも…」
相変わらず、有り難うばっかだな。
「あ、あの…先輩!」
「はい」
「つ、つ、つ、つ、付き合って下さい!」
(さぁ、どうする。増川の事は気にはしてたけど…天道が頭から離れない。ここで何んて言おうか。待たせたら悪し…)
バンッ!
「一成!お前、会長に何かしたのか!?」
屋上の戸を思いっきり開き南雲がやって来た。
「どう言う事だよ」
~南雲が見た数十分前~
「ふぅ、これでお便りは完成だ」
ガラガラ、保健室の戸があいた。
「ん?」
そこには、我ら2-5の会長、天道が涙目で入ってきた。
「どうした?会長」
「うぅ…」
「え?何?何があった」
「……黒田君にひどい事してしまって」
「大丈夫か?いったんベッドで寝てろ。ちょっと一成の所行ってくる」
それで、今に至るって訳だ。
「で、何があったんだ?一成」
「え!そ、それは…」
あんな事言えねーだろ。
「増川さん!黒田君は渡しません!」
天道が現れた。
「あ、貴方は天道先輩!」
もう、どういう展開か分からなくなってきた。
「黒田君…やっぱ諦められないの」
と言って俺の左腕につかまれた。
「ん~天道先輩より私の方が1倍黒田先輩の事が好きなんです!」
と言って右腕につかまれた。
2人ともの胸が……。
「「ん~」」
2人とも、にらみあっている
「天道先輩、ここは勝負しませんか?」
「ど、どんな勝負?」
「今週の土曜日は先輩、日曜日は私で黒田先輩とデートします。そして、黒田先輩が良いなと思った人と付き合うどうです?」
「……いいでしょう」
「あの、俺許可してませんけど」
2人には、この言葉は聞こえなかったのらしい。
「今日は、6月12日水曜日です。あと3日です。負けませんよ!では失礼します」
そう言って増川は俺の腕から離れて帰って行った。
「あの、天道?腕から離れてくれない?」
「ご、ごめんなさい」
「天道、可愛いとこあんじゃん」
「や、辞めてよ」
恥ずかしいそうに後ろを向いた。
「おい、一成。お前はどっちが好きなんだ?どっちを選ぶんだ?」
「……」
まだ、決められない。なんだか天道のあの時の顔が頭から離れなくて…。
「まぁ、今週の土・日曜で決まるんだろ。頑張れよ親友!」
「あぁ、了解」
あと、2日…。
~帰り道~
いつもどうり南雲と一緒に帰っていた。
「なぁ、南雲。俺どうなるかな?」
「どうなるって?」
「あの2人のどっちにするかなぁって思って」
「ん~。俺だったらどっちともにするゼ!」
「おいおい、それはダメだろ」
「あははっ」
俺はどっちを選らふのかな。そして、どっちと楽しくデートしたり、してるかな。
「おーぃ。おーぃ」
「え?」
「なに、ちょっとにやけてるんだ?」
「い、いや何も」
「あと、もうお前の家だぞ」
「お、おぅまたな南雲」
「じゃーな」
ガチャ。
「ただいまー。あー腹減った今日は何にしようか」
そう言って台所に向かった。
「あ、おかえりなさい」
「え?」
そこには、天道が。
「な、何でいんだよ!」
「何でって、彼方のお母さん千代さんと私は結構仲が良い事は知ってるよね?」
「ま、まぁな」
「それで、ちゃんとご飯を食べているかとか色々頼まれたて黒田君の家に来たって訳」
母さんめ〜。運が良いって言うんか悪いって言うか。
「それで、いつまで居るんだ?」
「一週間かな」
え?もし俺が振ったら3日間程、気まずい状況で過ごさなければならないって訳⁈
「で、寝る時は天道の家に帰んの?」
「千代さんから、うちに泊まっても問題ないって言われたけど」
「で、でもお前ん家は、それダメなんじゃない?」
「私も1人で暮らしているから、問題はないんだけど」
何でだよ、ちょっと設定変えてよ〜。真面目に、これはキツイっす。
「一週間よろしくね」
「はい」
「さ、ご飯だよ」
「どーも」
椅子に腰をかける。
「今日は天道彩香特性オムライスでーす!」
「おぉ!美味しいそうじゃん」
「当たり前でしょ!私が作ったんだから」
一口食べると卵がとろけだす。この旨さ半端じゃない!
病みつきにやってしまいそうだ。
「ゴチでした!」
「はやっ!」
「だって、美味かったから」
「よかった」
天道がニコッと笑顔を見せた。
また、胸がドキドキしてきた。何なんだよ自分!
「さー、TVでも見よっかな」
「デザートあるけど、食べる?2人分買ってきたの」
「まぢで!」
「シュークリームだけど」
「やった!ありがと!」
なんて、優しい人なんだ。
「飲み物…あ、買い忘れてた…」
「冷蔵庫になかった?」
「じゃぁ、それ使わしてもらうね」
「オッケー」
あー、なんか良いねぇ…そう思う。
「はい、どーぞ」
「ありがと!」
シュークリームとコップ八分目くらいまで入っているジュースを渡された。
ん?このジュース…少しだけアルコール入ってる奴じゃん、父さんの忘れ物だ。
まぁ、食べて寝るから大丈夫でしょ。
「天道ありがとな」
「千代さんに任されたんだし、別にお礼される事ないよ」
「じゃぁ、もう時間も時間だし風呂入って寝るか」
「そうしよっか。黒田君先入ってきて、片付けとかしないといけないし」
「へーぃ」
俺は風呂場へ向う。
浴槽につかって体を温めていた。
「あー、良い湯だ」
俺は中年のおっさんかつーの笑。
ガチャ。風呂の戸があいた。そこには天道が…。
「私も一緒に入っていい♡?」
最近、天道のキャラがつかめません笑
なんか、こうしてほしいなぁーとか言う希望があれば、言ってください。
頑張ってみます!
次回も楽しみにしていて下されば光栄です!