俺はヒーローになりたい   作:斬瑠亜

3 / 6
前回は、ラブレターで終わりました!
このあと、一成はどうなるのでしょうか!


俺はヒーローになりたい3

前回…

『黒田先輩へ

 

この前、助けて頂き本当に有り難うございます。

助けてもらってから、先輩の事考えてたら、ドキドキするんです。

これって、私が先輩の事…好きになったって事だなって思ったんです。

会って私の思い伝えたいんです。

放課後、屋上に来てくれませんか?

 

増川莉奈』

 

__________________________

『大きな出来事2』

 

(き、きたぁぁ…まぢかよ。はえーよ)

 

頭を抱え込む俺。

 

「どうしたの?何かあった?」

 

そう話しかけて来たのは、このクラスの会長、天道だ。

 

「とうとう来たんだよ」

「来たって、何が?」

「ほら、昨日話してたろ増川の事で」

「あー、そうだったね。で、内容は?」

「はい。これ」

 

そういって、今朝下駄箱に入っていた増川からの手紙を渡した。

手紙を見ていた天道が何処か悲しい顔をしていた。

 

「ま、まぁ良い文ね」

 

そういって手紙を俺に返した。

 

「良い文ってどういう事だよ」

「それで、本当に行くの?屋上」

「あぁ」

「そっか…分かったよ」

 

ガラガラ。戸から出て来たのは先生だった。

 

 

「席座れ~HR始めっぞ~」

 

俺は、今日…放課後の事でHRの時はボケーとしていた。

 

一時間目・数学

 

「はいココを、じゃぁ…南雲君答えてみて」

「わかりませーん」

「じゃぁ、その後ろの蓮間君」

「えっとですね、この式はの答えは…」

「正解!」

 

授業が進められていく中、俺は頭の中がぐちゃぐちゃで、考える力もなくなっていく。最悪だ。

 

数学の先生の特徴…不思議。

 

二時間目・体育

 

「今日はサッカーをやるぞ!」

「「「いえーーい!」」」

「2チームに別れてチーム内で、パスの練習をしておくように。試合は10分後だ!」

10分後

「さー、始めようかぁ。これから、Aチーム対Bチームで試合を始める。きおつけ礼!」

「「「お願いします!」」」

 

俺のポジションは…見学。なんで⁉おかしいだろ!

結果 3-2でAチームの勝ち。

 

体育の先生の特徴…出し物に力を入れる。

 

三時間目・国語

 

「今日は俳句をやります」

 

皆が良い俳句をバンバン出している。

南雲のはちょっと違うけど…

『俺だけか? カップル見たら 腹が立つ』

もうこれ残念な人の奴じゃん。面白みもないよ!

俺のは…やっぱいいや。

 

国語の先生の特徴…男子にも"さん"ずけ。

 

四時館目・社会

 

「えー、歴史の資料集147ページを開いて下さい」

 

あ、なんだか眠くなってきた…。そのまま寝てしまった。

 

「寝ないでねー!」

 

先生の声が!なんと言っていいのか分からないけど、少しビックリした。

 

社会の先生の特徴…公務執行妨害罪が口癖。

 

~昼~

 

「おい、一成!飯喰おうぜっ!」

「あぁ」

「どーしたいつものノリは何処へ行った」

「なんか、あがんないんだよね」

「まぁ、今日色々悪い事重なったもんな、あははは」

「ともかく、飯喰うか」

「そーこなくっちゃ」

 

昼ご飯も食べ終わり少し騒がしい教室でボーとしていた。南雲は委員会があり今日は暇だ。

教室全体を聞いていると…

 

「蓮間って松本の事好きなんだろ?いつ告るの?今でしょ!」

 

「カゲプロって、いいよね。やっぱカノだね!」

 

「ダウト!」

 

「邪王心眼は最強」

 

好きな人の話をしている人もおれば、ボカロの話もしている人がいる、案外面白いな。

 

そして、昼休みが終た。

 

五時間目・英語

 

もう、何を言っているのかがサッパリ分からない。

分かるのは、ムーミン。

 

英語の先生の特徴…声を聞いたら眠くなる。あと、悪い話が口癖。

 

六時間目・理科

 

「今日の実験は…」

 

もうこの時点で分からないのは俺だけだろうか。

 

理科の先生の特徴…ゲーム好き。

 

そして、放課後。

誰も居ない教室の自分の席っていると、天道が来た。

 

「どうしたの?」

「もう放課後かぁと、思って」

「……」

「よいしょ」

 

席から立ち上がる俺。

 

「じゃ!行って来る」

 

教室を出て行こうとしたら…。

 

「ねぇ」

 

天道が話しかけてきた。

 

振り向くと…俺の唇に柔らかいモノが重なった。

 

何秒かすると離れて、天道が赤い顔をして言った。

 

「わ、私も…黒田君の事…好きになっちゃったの!彼方の為なら私…何でも出来る!」

「はへ?」




どーでしたか?
波乱な展開なって来ました!
次回もお楽しみにしてください!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。