このあと、一成はどうなるのでしょうか!
前回…
『黒田先輩へ
この前、助けて頂き本当に有り難うございます。
助けてもらってから、先輩の事考えてたら、ドキドキするんです。
これって、私が先輩の事…好きになったって事だなって思ったんです。
会って私の思い伝えたいんです。
放課後、屋上に来てくれませんか?
増川莉奈』
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『大きな出来事2』
(き、きたぁぁ…まぢかよ。はえーよ)
頭を抱え込む俺。
「どうしたの?何かあった?」
そう話しかけて来たのは、このクラスの会長、天道だ。
「とうとう来たんだよ」
「来たって、何が?」
「ほら、昨日話してたろ増川の事で」
「あー、そうだったね。で、内容は?」
「はい。これ」
そういって、今朝下駄箱に入っていた増川からの手紙を渡した。
手紙を見ていた天道が何処か悲しい顔をしていた。
「ま、まぁ良い文ね」
そういって手紙を俺に返した。
「良い文ってどういう事だよ」
「それで、本当に行くの?屋上」
「あぁ」
「そっか…分かったよ」
ガラガラ。戸から出て来たのは先生だった。
「席座れ~HR始めっぞ~」
俺は、今日…放課後の事でHRの時はボケーとしていた。
一時間目・数学
「はいココを、じゃぁ…南雲君答えてみて」
「わかりませーん」
「じゃぁ、その後ろの蓮間君」
「えっとですね、この式はの答えは…」
「正解!」
授業が進められていく中、俺は頭の中がぐちゃぐちゃで、考える力もなくなっていく。最悪だ。
数学の先生の特徴…不思議。
二時間目・体育
「今日はサッカーをやるぞ!」
「「「いえーーい!」」」
「2チームに別れてチーム内で、パスの練習をしておくように。試合は10分後だ!」
10分後
「さー、始めようかぁ。これから、Aチーム対Bチームで試合を始める。きおつけ礼!」
「「「お願いします!」」」
俺のポジションは…見学。なんで⁉おかしいだろ!
結果 3-2でAチームの勝ち。
体育の先生の特徴…出し物に力を入れる。
三時間目・国語
「今日は俳句をやります」
皆が良い俳句をバンバン出している。
南雲のはちょっと違うけど…
『俺だけか? カップル見たら 腹が立つ』
もうこれ残念な人の奴じゃん。面白みもないよ!
俺のは…やっぱいいや。
国語の先生の特徴…男子にも"さん"ずけ。
四時館目・社会
「えー、歴史の資料集147ページを開いて下さい」
あ、なんだか眠くなってきた…。そのまま寝てしまった。
「寝ないでねー!」
先生の声が!なんと言っていいのか分からないけど、少しビックリした。
社会の先生の特徴…公務執行妨害罪が口癖。
~昼~
「おい、一成!飯喰おうぜっ!」
「あぁ」
「どーしたいつものノリは何処へ行った」
「なんか、あがんないんだよね」
「まぁ、今日色々悪い事重なったもんな、あははは」
「ともかく、飯喰うか」
「そーこなくっちゃ」
昼ご飯も食べ終わり少し騒がしい教室でボーとしていた。南雲は委員会があり今日は暇だ。
教室全体を聞いていると…
「蓮間って松本の事好きなんだろ?いつ告るの?今でしょ!」
「カゲプロって、いいよね。やっぱカノだね!」
「ダウト!」
「邪王心眼は最強」
好きな人の話をしている人もおれば、ボカロの話もしている人がいる、案外面白いな。
そして、昼休みが終た。
五時間目・英語
もう、何を言っているのかがサッパリ分からない。
分かるのは、ムーミン。
英語の先生の特徴…声を聞いたら眠くなる。あと、悪い話が口癖。
六時間目・理科
「今日の実験は…」
もうこの時点で分からないのは俺だけだろうか。
理科の先生の特徴…ゲーム好き。
そして、放課後。
誰も居ない教室の自分の席っていると、天道が来た。
「どうしたの?」
「もう放課後かぁと、思って」
「……」
「よいしょ」
席から立ち上がる俺。
「じゃ!行って来る」
教室を出て行こうとしたら…。
「ねぇ」
天道が話しかけてきた。
振り向くと…俺の唇に柔らかいモノが重なった。
何秒かすると離れて、天道が赤い顔をして言った。
「わ、私も…黒田君の事…好きになっちゃったの!彼方の為なら私…何でも出来る!」
「はへ?」
どーでしたか?
波乱な展開なって来ました!
次回もお楽しみにしてください!