みてください!
前回…
俺と南雲は理科室へ向かった、1年生の教室の、前を少し見てみると、さっきあった女子、増川が居た。
俺は、なんとなくドア越しで、手を振った。増川が気ずいてくれた。
「良し。行くか」
ガラガラ!ん?
「先輩!待ってください!」
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第2話『大きな出来事?』
「なに、増川?」
俺は急に教室から、飛び出して来た増川に尋ねた。
「え、えっと……。やっぱり何もありません…」
「そっか、じゃな」
「はい…」
増川どうしたんだろぅ…。
授業中さっきの事が気にかかって、集中出来なかった。
~教室~
「一成どうしたんだ?」
声をかけてきたのは、南雲だ。
「いや…何も」
「いやいや、スゲー真剣な顔してるから、何もない訳無いだろ」
「わかる?」
「わかる」
どーしよーー。こんな事で悩んでたら、何か言われそうだなー。
「何も言わねーよ、言ってみろ」
何で思った事が分かるんだ!ある意味凄い!
「はぁ…さっき1年が飛び出して来ただろ?」
「あぁ、あれは、ビックリしたゼ」
「その時、言いかけた事があったような、気がして…」
「………告白」
ボソッと女子が言った…え?
そこには、我らのクラスの会長、天道彩香か居た。
「何でここにいるの!?」
「ってか、久しぶりに見た!」
「失礼な!いつもこの教室にいたわよ!」
討論が始まった。
「ともかく、貴方達の悩んでる事は全部分かったわ」
「盗聴だな…」
「んんん、うぉお!会長がこんな事を…残念ですよ!会長と言う者は、クラスの王!盗聴は下等な奴らがする事じゃないか!しかも貴方は女子、女子と言う者は、清潔感あふれる完璧な女子であってほしいんです!そんな女子が俺は好きだぁあ!」
「「…………」」
南雲が凄い変な事を言って、俺と天道は結構引いてしまった。
「黒田くん、南雲くんって大丈夫?」
「俺…こんな南雲見た事ない…」
「ふぅ」
腰に手を当て南雲は言い切ったように、力を抜いた。
グホッ!
天道が南雲の腹に一発殴った、そして南雲が倒た。
「さ、南雲くんは、ほっといて話し戻しましょ」
「うん…って何故この会話に入ってくんの?!ってか南雲大丈夫かよ!」
「会長の、義務を果たしたまでよ」
「うっ…なんて奴だ」
「あと、彼方よりは女子の事知ってると思うけど?」
「お願いします!」
「よろしい」
深々と頭を下げた。
それから、話し合いが始まった。
「それで、黒田くん彼女…増川莉奈さんに何をしたの?」
「助けた」
「もっと詳しく」
「不良に絡まれてたから、それから、助けた」
「………嘘は駄目よ」
「嘘じゃありませんけど」
何か、疑っている様だ。
「ともかく、原因はそれね」
「?」
「だーかーらー、その子が彼方を好きになったのは、そのせいだって事」
「まぢで!照れるわぁ」
「調子に乗るな」
こ、怖い…。
「でも、俺、増川の事好きじゃないんだけど、それでもどうしたらいい?」
悩みこむ天道。こんなに悩んでいるのは、始めて見た。
「好きになれ!あと相手から告白を待事かな」
何だかんだで、話し合いは終わった。
~帰り道~
南雲は意識を取り戻し一緒に帰っていた。
「なぁ、一成あの後どうなった?」
「お前が倒れてからか?」
「あぁ」
「ん~結果あっちから来るのを待つ!って事になった。でも俺は増川の事好きじゃないんだ」
「そんな事は無い。お前色々と心配してたし、会長に告白とか言われた時ドキッて来ただろ?」
そ、そっか。いつの間にか恋してたんだ…。じゃぁ、増川が恋人になったら大切にしてやらんとな!
きずいたら家の前だ。
「じゃぁな南雲」
「おぅ」
~黒田家~
「ただいま~」
って言っても誰も居ないんだけどね。
俺は1人ぐらしなんだ。でも一軒家、お父さんとお母さんが、元々この家に居たんだけど、今2人で全国飛び回ってて居ないんだ。
「よいしょ」
着替えて、ベッドの上に寝っ転がる。
「まぢ疲れた」
そのまま寝てしまった。
~翌朝~
ピピピピッ!ピピピピッ!目覚まし時計がなっている。
「ん…ん~もう朝か」
学校の準備しないと。
「いってきまーす」
登校中も南雲と一緒だ。
「なぁ一成!俺いい事あったんだゼ!」
「どうした?」
「ふぅ、それわな…新発売のゲーム買ったんだ!」
「うん、で?」
「え?その、反応は困ります」
「あ、ごめん」
色々と話してたら、学校に着いた。
ん?靴を入れようとしたら…これは、手紙?
「どうしたんだ一成?」
「いや、別に…」
「まぁ、そう隠すなって」
「来たんだ。手紙が」
「まぢで!」
教室に向った。
自分の席に着き手紙を読んだ。
『黒田先輩へ
この前、助けて頂き本当に有り難うございます。
助けてもらってから、先輩の事考えてたら、ドキドキするんです。
これって、私が先輩の事…好きになったって事だなって思ったんです。
会って私の思い伝えたいんです。
放課後、屋上に来てくれませんか?
増川莉奈』
どうでしたか?
コメント待ってます。