少年が行く幻想学園   作:スカイマーク

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どうもこんにちはスカイマークです。
花粉の所為で鼻汁と涙汁が止まりません(>人<;)
それはさておき、サブタイ通り担任を2人にしました!
慧音かオリキャラ、どっちにしようか物凄く迷ってたら「別に2人を担任にすればいいじゃないか」と思い結果担任を2人にしました。
では本編どうぞ!


2人の担任

幻想学園高等部第一校舎1階1年A組

 

入学が終わり俺は1年A組の教室に居る。

前の黒板には「入学・進級、おめでとう!」とチョークでカラフルに書かれた祝いのメッセージがあった。

フリータイムな為、クラス生徒達は席を離れ話し合っていた。

何もする事がない俺はただ自分の席に座り窓の外の景色を見る。

複数の視線を感じながら。

特に感じるのは女子。

近くの女子は俺を「イケメン」やら「かっこいい」「クール」など友達同士で話し合う。

入学式でのスピーチが原因だ。

俺がスピーチをしなければこんなに注目を浴びずに済んだ筈。

全て紫の所為だ。

何も情報を教えてくれないのだから。

そんな感じで内面イライラしながら外の景色を眺めていた。

すると霊夢、魔理沙、アリスが俺のところへやって来た。

 

魔理沙「まさか新入生代表スピーチをするなんてビックリだぜケンシ。」

 

両手を頭の後ろに添えニコニコしながら魔理沙は言う。

 

ケンシ「驚いたのはこっちの方だ、勝手にスピーチの紙が入った封筒を渡されてスピーチさせられ、オマケにこの学園の理事長が紫だったんだ。」

 

俺は白い封筒を出し机の上に置いた。

そう、紫は幻想学園の理事長だった。

 

アリス「紫が理事長なのを知らなかったの?」

 

首を傾げアリスは俺に紫が理事長だと言う事を知らないのかと尋ねて来た。

 

ケンシ「ああ、知らなかった。」

 

今度は逆に質問してみた。

 

ケンシ「知っていたのか?」

 

アリス「ええ勿論。」

 

魔理沙「3年間アイツの顔を見てるからな。」

 

紫は自分の事を教えない。

彼女は今朝、朝食を取っていた時「 今日仕事が忙しいから先に行くわね。」と言って朝食を軽く済ませ家を出て行ったのだ。

 

霊夢「血の繋がった家族なのに言わないのねアイツ、それともアンタの為にずっと黙ってたんじゃないの、ケンシ?」

 

ケンシ「つまりサプライズだと?」

 

霊夢は紫がサプライズの為に黙っていたのではないかと言う。

確かにそうかも知れない。

それで藍と橙にも口止めされていたとすれば納得がいく。

だがスピーチの件を隠す必要はあるのか?

 

ケンシ「だったらスピーチまで隠さなくていいじゃないか。」

 

魔理沙「そこは紫に聞かねーと分からないぜ。」

 

魔理沙の言う通りかも知れない。

取り敢えず紫と会う機会があれば色々聞かせてもらうとしよう。

チャイムが鳴った。

霊夢達は自分の席に戻って行った。

数秒後、2人の教師が教室に入った。

1人は胸元を半見せの青と白のヘアカラーの若女性教師、もう1人は顎髭がある30代の外国人だ。

2人は前にある教卓へと着く。

そして女性教師が声を出した。

 

慧音「新入生の諸君、そして進級生の諸君、おめでとう。この1年A組の担任をする上白沢 慧音だ、1年間よろしく。」

 

上白沢 慧音。

まるで軍の教官のような喋り方が特徴で男子が好む教師だろう。

 

ジョナサン「副担任のジョナサン・マカロフです、1年間よろしくお願いします。」

 

日本語で生徒達に挨拶するジョナサン・マカロフ。

担任の慧音の真逆で口調が丁寧な教師だ。

 

 

 

だがこのジョナサン・マカロフは本当に教師だろうか。

 

 

スーツ姿だが確かに軍に鍛えられたボディーだ。

そして名前も顔もほぼアメリカ人だ。

大佐から協力者の事を教えて貰おうとしたが分からない、と言っていた。

つまり任務の依頼書に協力者の名前が書かれていなかったという事だ。

今、目の前に居るジョナサン・マカロフは俺をサポートする協力者なのか?

そう思いながら時間は過ぎて行った。

 

 

 

 

今日は3限で終わった。

ほぼ教科書と鞄の配付と学生寮についての説明だった。

配付された教科書とを鞄の中へと入れ学生寮へ行く準備をしていた。

霊夢達は準備を終え俺のところへと向かってくるのが見える。

その時だった

目の前に副担任のジョナサンが現れた。

そして、

 

ジョナサン「『雷の狼』でいいよな?」

 

日本語でジョナサンは俺に放った。

俺は手を止めた。

「雷の狼」英語で「ライジングウルフ」

この言葉を知っている奴は暗殺業界かCIA、もしくはシールズの奴らしか知らない。

俺は英語でそうだと答えた。

すると向こうも英語で「話したい事がある、屋上に来てくれないか?」と言い屋上へと誘う。

 

ケンシ「……わかった。」

 

俺は鞄を手に取り席から立ち上がりジョナサンの後ろを追った。

教室から出て行こうとすると霊夢達は俺を呼び止めた。

同時にジョナサンも止まった。

 

霊夢「ケンシ、アンタ今からどこ行くの?」

 

ケンシ「呼び出しだ。」

 

適当に嘘をつく俺。

そこで魔理沙が食らいついて来る。

 

魔理沙「ケンシは別に悪い事してないじゃないか!」

 

だが誤解をしている。

 

ケンシ「そうゆう意味の呼び出しじゃない、単なる話だ。」

 

魔理沙「そうか……じゃあどうする?」

 

早とちりした魔理沙は理解しこれからどうするのか霊夢とアリスに尋ねる。

するとアリスは口を開いた。

 

アリス「本当は一緒に寮まで帰ろうと思ってたけど、待つのもアレだし今日はやめときましょ、ね?霊夢。」

 

俺のところに来ようとしたのはその為か。

アリスは霊夢に振ったところ、霊夢は賛成した。

 

霊夢「ええ、魔理沙もいいでしょ?」

 

魔理沙「えー……」

 

魔理沙は不機嫌そうな声を上げ、ダダをこねる。

そこでアリスが母が子に言い聞かせるように魔理沙を言い聞かせる。

 

アリス「『えー』じゃない。、ケンシはこれからマカロフ先生と大事な話があるのよ。首を突っ込むところじゃないの。」

 

魔理沙「…ったく…わかったよ………」

 

するとアリスの効果が効き魔理沙は観念した。

アリスに言われたのが嫌だったのか子供のように不機嫌な表情をしたが、元の表情に戻った。

すると改め霊夢が俺の方を向く。

 

霊夢「と言う事だからまた明日ね、ケンシ。」

 

ケンシ「…ああ。」

 

俺は頷きながら言い、教室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




クッソォォ、今もこうやって書いているうちに鼻汁と涙汁がジワジワと溢れ出て来る!
ティッシュで鼻をかむとクシャミが出るし放置するとクシャミが出る(もうなんだよ!)
あー!もう花粉ヤダ!(ガチギレ)
花粉症じゃない人が羨ましいです。
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次回はちょっとだけシリアスになるかも知れません。
お楽しみに!

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