少年が行く幻想学園   作:スカイマーク

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どうもこんにちはスカイマークです。
この小説をお気に入りしてくれている人、どうもありがとうございます!
ですが5話出してきましたが一度も感想や評価がありませんT_T
なのでお気に入りにしていな方でもどうぞ感想やら評価などよろしくお願いします。
それでは本編どうぞ!


幻想学園と出会い 後編

4月7日

幻想学園総合体育館

 

「新入生と進級生は総合体育館へ行き入り口前の受付で番号を書かれた紙を取ってください。」

 

職員達が新入生と進級生に指示を入れた。

新入生と進級生は指示通りぞろぞろと歩き出した。

地面に倒れている3人の男子新入生を置いて。

ケンシと橙、そして魔理沙と霊夢は入り口の受付に居た。

「名前をお願いします。」と受付の係員(生徒)が名前を提示を求めた。

4人は自分の名前を係員に言った。

係員はタブレットで新入生と進級生の名前が入ったリストから4人の名前を探し見つけた。

見つけた係員は番号が振り当てられた紙を4人に渡した。

 

「同じ番号がパイプ椅子に記されてますのでそこに座って下さい。」

 

すると

 

「あと八雲さんにはコレを。」

 

係員はケンシに白い封筒を渡した。

 

ケンシ「……?」

 

受け取ったケンシは疑問に思いながら制服の懐に入れ体育館の中へ入った。

 

 

 

 

「あと八雲さんにはコレを。」

 

係員から白い細長の封筒を貰った。

中身が気になるがここで開けたら後ろが混んでしまう。

俺は封筒を制服の内側に入れ総合体育館の中へと入った。

紙に書かれた番号は1文字のアルファベットと2桁で構成されて居た。

係員がさっき椅子の番号だと言っていたが違う。

基本アルファベットがあるという事は何か分けている。

恐らくクラスの割り振りだろう。

俺の番号は「A-26」だった。

 

魔理沙「ケンシ、何番だった?」

 

後ろから魔理沙が番号はなんだと聞いてきた。

 

ケンシ「A-26だ、そっちは。」

 

魔理沙「私はA-7だぜ。」

 

と言う事は一緒のクラスのなるのか。

 

魔理沙「霊夢は?」

 

魔理沙は自分の横にいる霊夢に聞く。

霊夢は丁度自分の番号を見ていた。

 

霊夢「…A-18よ、なんか数字にしっくり来ないわね。」

 

初めて自分の番号を見た霊夢は少し気分を落とした。

 

ケンシ「橙は何番だ?」

 

俺は隣にいる橙にも聞いた。

 

橙「JB-25です、お兄様!」

 

橙は番号の紙を俺に見せた。

橙は中等部、「J」はJr.high schoolのイニシャルだと俺は推測する。

 

魔理沙「て事は私と霊夢とケンシは一緒のクラスって事だ、やったぜ!」

 

俺と霊夢と一緒のクラスだと喜ぶ魔理沙。

すると後ろからため息をする声が聞こえた。

霊夢だった。

 

霊夢「またコイツ(魔理沙)と一緒か……面倒だわ…」

 

魔理沙「いいじゃねーか霊夢。」

 

すると霊夢は魔理沙の言葉に怒った。

 

霊夢「はぁ!?ふざけないでよ!中等部の時だって3年間アンタと一緒なのよ⁉︎もう馬鹿騒ぎに巻き込めれるのはゴメンよ!」

 

魔理沙「馬鹿騒ぎって、おいおいそんな言い方ないぜ霊夢、アレは思い出作りだぜ。」

 

霊夢「じゃあアンタが勝手にレミリアの家上がり込んでパチュリーの部屋から本を盗んだ事はどうゆう事なのかしらね。」

 

霊夢の目付きが変わった。

目を細くして魔理沙を睨む。

 

魔理沙「グッ……あっ、アレは……」

 

霊夢「まさか、思い出作りとは言わないわよね?」

 

魔理沙「そ、そうだぜそれも思い出作りのひと……」

 

霊夢「違うわよ⁉︎立派な犯罪行為よ!不法侵入罪よ!」

 

魔理沙に怒りに怒る霊夢。

まるで親が子に説教をしているみたいだ。

その中で気になる事があった。

霊夢は「中等部」と口にした。

しかも魔理沙も含めての事だ。

俺は霊夢と魔理沙に聞いた。

 

ケンシ「2人は進級生なのか?」

 

霊夢「ええ、そうよコイツと同じ中等部よ。」

 

魔理沙「私はコイツじゃなくて魔理沙だ、私と霊夢は3年間一緒のクラスだったぜ。」

 

2人は進級生だった。

そして3年間同じクラスだったらしい。

 

橙の席は俺たちの席から遠い為ここで橙と別れる事にした。

別れた後、俺は自分の席を探した。

すると

 

魔理沙「なぁケンシ、さっきの封筒なんだったんだ?」

 

横から魔理沙が話し掛けた。

封筒、受付のところで貰った白い封筒の事を指しているのだろう。

 

ケンシ「中を見てないからわからない。」

 

あの時、後ろが混雑するのを避けるよう見なかった。

 

霊夢「だったら今ここで開ければいいじゃない?」

 

すると今度は霊夢が言う。

確かに封筒の中身が気になる。

俺は懐から封筒を出す事にした。

だがそれはある少女に寄って止められた。

 

???「あら?魔理沙と霊夢じゃない。」

 

前から金髪のショートヘアの少女が魔理沙と霊夢の名前を口にした。

 

霊夢、魔理沙「「アリス!」」

 

魔理沙と霊夢はその少女、いや彼女の事を「アリス」と呼んだ。

そして彼女の元へと駆ける。

 

アリス「2人とももしかしてA組?」

 

魔理沙「おう!」

 

霊夢「ええ、そうよ。」

 

魔理沙「ひょっとしてアリスもA組か!?」

 

アリス「ええ。」

 

魔理沙「やったぜ!三年の時は一緒のクラスになれなかってけど事は一緒だぜ!」

 

3人の会話を聞くところ彼女アリスは霊夢と魔理沙の知り合い。

楽しそう会話をしている。

俺は邪魔しないよう後ろへと振り返り自分の席を探す事にした。

だがしかし、それはある者に寄って止められた。

魔理沙だ。

魔理沙は「何してる?」と言った表情で俺の肩を掴んだ。

 

魔理沙「おいケンシ、何処行くんだよ?」

 

ケンシ「…いや、楽しそうに話しているから邪魔しないようにと自分の席を探そうとしてるんだが。」

 

魔理沙「いやいや、そりゃないぜケンシ私達もう友達だろ。」

 

ケンシ「ッ………」

 

魔理沙が平然に放った言葉「友達」

その言葉を聞いて俺は引き戻された。

人工人間として

人工兵士として

アメリカ兵として

 

 

 

任務として

 

 

 

「八雲 ケンシ」ではなく「ケンシ」として引き戻された。

 

 

約一ヶ月紫の家に居たからだろうか。

少しずつ「八雲ケンシ」になり始めてしまった。

役を演じ過ぎて自分を見失うところだった。

だが俺の本性を知らない魔理沙は「八雲ケンシ」として友達になろうと言っている。

俺は任務の一環として

八雲 ケンシとしてなろう。

俺は魔理沙と共に霊夢とアリスと言う彼女の所まで足を運んだ。

 

 

 

 

 

アリス「初めましてアリス・マーガトロイドよ、よろしくね。」

 

アリス・マーガトロイドはケンシに挨拶をして手を差し出す。

 

ケンシ「八雲 ケンシだ、よろしく。」

 

ケンシは差し出したアリスの手を握り握手する。

すると「八雲」と言う言葉を聞いたアリスは霊夢、魔理沙、同様「まさか」と思った。

 

アリス「八雲ってもしかしてあの?」

 

ケンシ「『あの』と言われてもわからないのだが俺は母、八雲紫の実の息子だ。」

 

アリス「エッ!?」

 

アリスはケンシが紫の実の息子だと知り驚いた。

だがそれはただの偽りであり嘘である。

アリスは霊夢と魔理沙に本当なのか確かめる。

2人は本当だと言った。

 

アリス「……驚いたわ、養子だったらまだ分かるけどまさか血の繋がっている息子だなんて。」

 

目を見開きながらそう言うアリス。

 

ケンシ「魔理沙と霊夢と同じ反応だな。」

 

アリス「そりゃそうよ、だって………」

 

『間も無く入学式並びに始業式が開演します、席に座っていない生徒達は速やかに自分の席へ座って下さい。』

 

アリスは最後何か言おうとしたがアナウンスにより消された。

 

ケンシ「まだ俺たちは席を探してない、話は後にしよう。」

 

アリス「ええ。」

 

まだ自分の席を見つけていないケンシ達はそれぞれの席を探す事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

とある部屋である人物がディスクで書類を目に通していた。

八雲 紫だった。

今紫が目にしている書類は今年幻想学園に、入学、進級する生徒のリストだった。

その中で紫はある生徒を重視していた。

それはケンシでもなく、ケンシをサポートする協力者でもなく、博麗霊夢や霧雨魔理沙、アリス・マーガレットと言う知り合いに近い者でもない。

政治としての立場、そしてある立場としての視点である。

 

紫「この子もついに高等部に上がってきたのね。」

 

書類をディスクに置いて立ち上がる。

そして窓の方へと視線をやる。

窓の外には満開の桜があった。

 

紫「妹の方はまだ中等部だから安全でいいけど、姉とその周りに居る人達が危険に晒されるわね。」

 

紫は窓へ歩み手を添え一本の桜を見て言い放った。

 

紫「さぁ、『何処の国が仕掛けて来る』のかしら?」

 

するとチャイムが鳴った。

学校のチャイムの音が鳴った。

鳴って数十秒後にドアの向こうからノックの音が鳴る。

ノックの音を耳にした紫は体をドアの方へ向け「どうぞ。」と言って入室を許可した。

するとある女性が入って来た。

 

???「お時間になりましたのでお向かいに参りました。」

 

紫「ご苦労様、慧音。」

 

紫は彼女の事を「慧音」と呼んだ。

 

慧音「いえいえ、それでは行きましょうか

 

 

 

 

 

『八雲理事長』

 

 

 

 

 

 

 

彼女、慧音は紫の事を「八雲理事長」と呼んだ。




いや〜最後さりげなく慧音を登場させました。
最後の方紫が言ってたあの台詞、アレ誰の事を指していると思いますか?
東方ファンの方達ならもうお分かりですよね。
と言うよりも分かりますよね?
あっでも次回登場しませんので期待はしないで下さい。
そうゆう事で次回はケンシが持っているあの封筒が明らかになります。
おっと!
書き忘れるところでした。
前書きにも書きましたが、感想と評価あとお気に入り登録よろしくお願いします。
出来るだけお返事させて頂くのでお願いします。
次回もお楽しみに!

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