少年が行く幻想学園   作:スカイマーク

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どうもこんにちはスカイマークです。
最近youtubeのチャンネルを作りました(別名ですが……)
https://youtu.be/mW4BML2IH-0
↑自分の動画です。
もしよければチャンネル登録お願いします。
さあ、今日は誰が登場するのでしょうか?
本編どうぞ!


幻想学園と出会い 中編

ここは国立幻想学園。

四年前日本政府が「将来を担う者の為に」と設立された学園であり中等部と高等部が存在する。

幻想学園は横浜港から南に58キロの島にある。

元々その島は昭和まで人がいたが平成に入ると無人島化してしまった島だった。

だが今は幻想学園が島を所有しているお陰で賑やかになった。

この島はほぼ学生が占めている。

娯楽施設が集まっている島の中央街「幻想郷」には娯楽施設で働いている大人は存在するがそれでもだ。

その為この島は別名「学園都市」「スクールタウン」などと呼ばれている。

幻想学園は今日、入学式を迎えていた。

新入生や進級生(幻想学園元中等部三年)は学園の庭に待たされている。

 

???「だからいい加減にしろよ!チャラチャラしてるお前達に私の名前なんて教えてやれるかよ!」

 

そんな中、進級生の女子が新入生の男子3人組にナンパされていたのであった。

 

 

 

私の名前は霧雨 魔理沙。

この学園の元中等部三年いわゆる進級生だぜ!

でも今はそんな事を言っている場いいじゃない。

今は3人のチャラ男に絡まれいる最中。

見た事ない奴らだったか恐らく高等部の新入生。

いきなり「名前を教えて」「友達になろうよ」「この後どっか行かない?」など話しかけられて来た。

私は拒否するがコイツらはしつこく話をする。

先輩達は高等部の新入生の男子には注意しろと言われて来た。

私なりに注意して人目に付かないところに居たのにまさかこうなるとはなぁ。

すると3人組の1人がいきなり「だったら犯してでも教えて貰おう羽目になるぜ?」と言い舌舐めずりをする。

キモいぜ。

他の2人はゲスい笑い声を出す。

クソ、こんな時に霊夢とアリスが居れば。

そんな時だった。

 

???「おい、彼女が嫌がってるぞ。」

 

後ろから銀髪の男が現れた。

 

 

 

 

 

 

ケンシ「おい、彼女が嫌がってるぞ。」

 

俺は金髪の少女の横に立った。

ゲラゲラと笑っていた2人は俺の登場により不機嫌な表情になった。

舌舐めずりをしていた変人も同様、不機嫌な表情になり口を開いた。

 

「はぁ?お前誰?」

 

ケンシ「制服見てわからないのか?新入生だ。」

 

「んぅなもん知ってるわ、俺が言いたいのはテェメーは何もんだって言ってるんだよ。コイツの知り合いか?それとも彼氏かぁ?」

 

腹が立っているのか変人はますます口調が変わる。

 

ケンシ「残念ながらどこも入っていない。ただ彼女が嫌がっているから来ただけだ。」

 

「ハッ!正義気取りか笑えるな!テェメーには関係ないんだよ!」

 

すると変人は拳を構えて俺に殴りに掛かって来た。

拳は俺の顔にやって来た。

だが遅い。

俺は変人の拳を掴み止めた。

 

「ッ!?」

 

驚きの表情がはっきりと見える。

 

ケンシ「狙いはいいが遅いな。」

 

俺は徐々に拳を受け止めた手に力を入れた。

 

「放せッ!クッ!……クソッ!」

 

次は苦悶の表情を見せる変人。

俺は変人の拳を突き放した。

突き放した所為で後ろへよろめいて後ろに立っていた2人に激突した。

すると

 

「ふざけんじゃねぇ!殺すぞォゴラァ!」

 

激声を吐き散らした。

いわゆる逆ギレだ。

その所為で庭で待っていた新入生と進級生が視線を向けてきた。

 

「いい気になってんじゃねーぞクソが!お前らコイツをやるぞ!」

 

「「おう!」」

 

3人は殴りに掛かって来た。

 

ケンシ「おい、危ないから下がってろ。」

 

俺は手で金髪の少女を後ろへ下がらせた。

 

???「で、でも3人相手じゃあ……」

 

心配そうな表情で俺を見る。

俺も弱く見られたものだな。

 

ケンシ「大丈夫だ。」

 

そう言って俺は3人に目を向け低く腰を構え真ん中の変人を倒す事にした。

腹がガラ空きだった為、でも俺は低い体勢のまま変人に接近できた。

そして右の拳で変人のアゴに1発食らわした。

変人はロケットのように後ろへ飛んだ。

次に左右にいる2人だ。

 

「このクソッ!」

 

「いい気になるなよ!」

 

2人は俺めがけストレートパンチを放つ。

しかし遅い。

俺は一本後ろへ下がった。

すると2人は自滅した。

俺が後ろへ下がった為、左の奴の拳は右の奴の拳へ、右の奴の拳は左の奴の拳へとヒットしたのだ。

まるでカンフー映画のバトルのようだ。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

「イッテェェ!」

 

余りの痛みに声を上げる2人。

俺はこの2人の後頭部を掴みさっきの拳のように頭をぶつけた。

2人は気絶した。

変人も1メートル先で気絶していた。

結果9秒でカタをつけた。

当然だ。

平和ボケしている人間が戦争の為に作られた俺に叶うはずがない。

だが初日にこんな出来事を起こすなんて思ってもなかった。

周りいた新入生や進級生達はざわざわと騒いでいた。

俺は気にせず金髪の少女の方へと向かった。

 

ケンシ「大丈夫か?」

 

???「全然大丈夫だぜ、お陰で助かったぜ!サンキュー。」

 

無邪気な笑顔で感謝する少女。

 

ケンシ「なら良かった。」

 

魔理沙「私の名前は霧雨 魔理沙。お前は?」

 

ケンシ「………八雲 ケンシ。」

 

すると彼女は、いや魔理沙は表情が変わった。

 

魔理沙「八雲?じゃあお前は………」

 

橙「お兄様!」

 

魔理沙は最後何か言おうとしたが橙の登場で遮られた。

 

ケンシ「橙、向こうで待ってろって言ったはずだ。」

 

橙「だってお兄様知らない人といきなり喧嘩するんだもん、そりゃ橙だって駆けつけるよ!ってアレ魔理沙?」

 

魔理沙「よう橙久し振りだぜ!」

 

橙は魔理沙の存在に気づいた。

魔理沙の言葉から察すれば2人は知り合いだと俺は思った。

 

魔理沙「て事はやっぱりケンシは橙と藍と同じ紫の子か。」

 

紫の事も知っているのか。

すると橙は更に話を付け加えた。

 

橙「お兄様は紫様の血の繋がっているんだよ!」

 

魔理沙「と言う事は……紫の実息子⁉︎」

 

思わず魔理沙は声を上げる。

だがそれは嘘だ。

紫が作った偽りだ。

苗字もそうだ。

だがコレら全て任務の為だ。

 

魔理沙「待て待て待て!紫のヤツ実の息子がいるなんて一度も私や霊夢に言ってないぜ⁉︎」

 

パニックに陥る魔理沙。

無理も無いだろう。

これ以上橙が話を付け加えないように俺は口を開いた。

 

ケンシ「落ち着け霧雨魔理沙、コッチにも事情と言うものがあるんだ、察してくれ。」

 

魔理沙「あ、ああ。わかったぜ。」

 

魔理沙は落ち着いた。

 

魔理沙「それと私の事は気軽に魔理沙って呼んでくれ、なんつーか肩苦しいだよ呼び方が。」

 

ケンシ「わかった、これからそうする。」

 

橙「あのお兄様?」

 

橙が裾をクイクイと引っ張り俺を呼ぶ。

視線を橙に向け「どうした?」と答えた。

すると橙はある方へと指をさした。

 

橙「あの人達どうするの?」

 

俺と魔理沙は橙が指さす方へと振り向いた。

橙が指さしているのはさっき俺が倒した変態3人組だった。

 

魔理沙「アイツらどうするんだケンシ?」

 

ケンシ「放っておけ時期に眼が覚めるだろう。」

 

橙「ハッキリ言うねお兄様は。」

 

最後に「あはは…」と苦笑いする橙。

俺は暴力を振るってきた奴らに手を差し伸べるほどお人好しではない。

その時だった。

 

???「おーい、まりさー」

 

大声で魔理沙を呼ぶ女の声が聞こえた。

俺たちは声がする方へと顔を向けた。

頭の後ろに赤い大きなリボンを付けたブラウン色の短髪の女の子が此方へと走って来た。

 

魔理沙「あっ、霊夢!」

 

魔理沙は彼女を「霊夢」と呼んだ。

彼女は俺たち(魔理沙)のところまでやって来た。

 

???「全くどこ行ってたのアンタは。」

 

魔理沙「す、すまないぜ。」

 

???「で?なんであのチャラ男さん達は倒れているのかしら?」

 

彼女は親指で変態3人組をさした。

 

魔理沙「実はさっきまでアイツらに絡まれてたんだよ。余りにもしつこくて困ってたらケンシが助けてくれたんだ。」

 

魔理沙は倒れている訳を彼女に説明した。

 

???「ケンシ?」

 

彼女は思わずリピートする。

すると彼女は俺の方へと目を向けた。

 

???「貴方がケンシ?」

 

彼女はケンシなのかと確認する。

 

ケンシ「ああ、俺がケンシだ。」

 

???「そっ、この馬鹿を助けてくれてありがと。」

 

馬鹿?

魔理沙の事か。

すると横から魔理沙が「誰が馬鹿だ!」と突っ込むが霊夢はスルーする。

 

霊夢「私の名前は 博麗 霊夢、霊夢って呼んで。」

 

ケンシ「八雲 ケンシだ、よろしく頼む。」

 

俺と彼女、霊夢は自己紹介をした。

 

霊夢「八雲って事は紫のところかしら?」

 

俺は「ああ、そうだ。」と答えた。

霊夢も紫の知り合いなのか。

すると魔理沙が

 

魔理沙「霊夢、聞いて驚くなよ?ケンシはな紫の実の子なんだぜ!」

 

自慢するかのように放った。

 

霊夢「はぁ?アイツが?」

 

どれだけ紫は信用されていないのか。

無理も無いか、紫は謎が多すぎる。

 

霊夢「またそんなウ………」

 

橙「本当だよ霊夢。」

 

またも橙は人が話している間を割る。

 

霊夢「………橙それホント?」

 

橙はコクコクと二度頷く。

 

霊夢「………」

 

霊夢は沈黙した。

そして

 

霊夢「エェェェェ!?」

 

大きく目を見開いて驚愕した。




ケンシくん凄いね〜
今回は霊夢を出しました。
次はアリスを登場させます。
お楽しみに!

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