少年が行く幻想学園   作:スカイマーク

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どうもこんにちはスカイマークです!
気付いてたらお気に入り数が24
ありがとうございます!
では本編どうぞ!


誘い

4月7日11:30分

 

学生寮(高等部)

 

昼になる前、部屋に居る俺はジーパンと黒シャツ姿で寝室のベッドで横になり仰向けで本を読んでいた。

 

霊夢「魔理沙、アンタいつまでそのキノコ育てるつもり?」

 

魔理沙「いいじゃないかキノコぐらい、私はキノコを育てるのが大好きなんだ。」

 

リビングの方で霊夢と魔理沙が言い合っている。

部屋と言ったがここは俺の部屋でもあるが、魔理沙と霊夢の部屋でもある。

この学生寮の部屋は男女別3人1組の部屋。

だが、俺の同居人2人は女子。

周りから見れば極めて健全ではないだろう。

何故こんな事になったのか?

理由はある。

それは男子部屋の数がこの年の高等部1年男子の人数が俺を外して丁度だったからだ。

それを知ったのはこの部屋に来て紫の手紙を見てからだった。

任務に害がないか心配になる。

そう思いながら俺は本を読む。

本は横浜のガイドブック。

救出対象のバーバラがスーツ姿の男等と共に横浜のチャイナタウンを歩いていたところを衛星で捉えたからだ。

バーバラの痕跡を辿るには先ず横浜の街全てを知らなければならない。

情報についてはジンが情報網を張っている為、問題はない。

正直なところ、この任務を終わらせてさっさと本国へ帰国したい。

俺はそう思ってる。

だからこそ慎重に任務をする。

それが軍人であり人工兵士だ。

すると顔の横に置いてあったスマホがバイブを鳴らし通知を知らせる。

ガイドブックを閉じてスマホを手にし、画面を見た。

義妹の藍からのメールだった。

メールの内容は次に書かれていた。

 

『暇ですか?授業が昼に終わりました。

 

もし暇なら橙と一緒に中央街の「幻想郷」に行きませんか?』

 

藍にこの島の中央街「幻想郷」に行こうと誘われた。

橙も来るそうだ。

幻想郷で生活面で必要な物が取り揃える。

それにここの島の地形も把握しするのにも丁度いい。

俺はメールを返信して誘いを受け場所と時間を決めた。

そしてベッドから起き上がり財布をジーパンのポケットに入れ寝室から出た。

 

魔理沙「なんで霊夢はそう怒るんだよ!」

 

霊夢「当たり前じゃない!ここはアンタだけの部屋じゃないのよ!」

 

リビングの真ん中で霊夢と魔理沙は言い合っている。

魔理沙はキノコが入った大きな透明な箱を持っている。

さっきから何を言い合っているか分からないがそのままにしておこう。

俺は玄関の方へと行き靴を履く。

 

霊夢「ちょっとケンシ、アンタ何処に行くのよ。」

 

先まで言い合っていた霊夢と魔理沙がやって来た。

俺は今から藍と橙で幻想郷に行くと伝えた。

すると魔理沙が行きたいと言い始めたが、「なんでアンタは勝手に行こうとするのよ、人の家族の時間を奪うな。」とこっ酷く霊夢に叱られた。

別に来てもいいんだが。

 

魔理沙「ちぇっ。」

 

霊夢「ごめんねケンシ、邪魔しちゃって。」

 

俺は、「いや別にいい。」と答えドアノブに手を触れた。

 

ケンシ「行ってくる。」

 

霊夢「ええ。」

 

ドアノブを捻り俺は外に出た。

そして待ち合わせ場所に足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今月から僕は晴れて高校。
コレから忙しくなりますね。
では次回もお楽しみに!

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