TALES OF CRYING ―女神の涙と黒い翼― 作:ILY
ダイヤモンドマルチラインーリニアモーションバトルシステム(DML‐LMBS)
ダイヤ型の盤上の点を三方向へのトライアングルステップで移動し、戦闘を行う3D戦闘システム。
味方同士が同じ点にいる事は可能だが、敵のいる点に移動する事はできない。
これによりアクションだけでなく、味方の陣形・配置も重要となってくる。
外周部から順にサードライン・セカンドライン・ファーストラインとなっておりどのラインにいるかによってトライアングルステップの方向が変化する。
中心点であるエネミースポットは敵専用の地点であり、ボスを初めとした敵が配置される。
ファーストラインは中心点へのステップが行え無い為、前方向へのステップ操作がパリィに変化しタイミングよく繰り出す事で敵の武器攻撃を弾き返す事が出来る。
また、ほぼ全ての深術には回避可能なステップ方向が設定されており、タイミングよく術に対応した方向に回避する事によってダメージをなくす事が出来る。
ただし、全てのラインで指定された方向へのステップが出来るとは限らず、最前線で戦っている時にフロントステップによる回避は出来ず、敵から最も離れたサードラインでの横ステップでしか回避できない術も存在する。回避困難な前線で敵の詠唱の妨害に努めるか、安全に後方から戦うかの判断が求められる。
フォーメーションボーナス
味方との距離によって発生するダメージ変化。
密集している味方の数と距離に応じてダメージが最大20%カットされ、離れている味方それぞれの攻撃・術攻が最大15%上昇する。
これにより、強力な攻撃に対してオート操作の味方が密集してしまう事による全滅を防ぎやすくなり、通常戦闘での戦略的な各個撃破が狙いやすくなる。
意図的に仲間同士の距離を近づけてダメージを調整したり、仲間を2:2で分け安全に防御ボーナスを得たり、3:1で分け一人に攻撃力ボーナスを集中して、残りのメンバーを守る事も可能。
深術・詠技・属性技などの範囲内に居たキャラクターの武器に、自動的に溜まるディープスの量を示したゲージ。各属性ごとに独立しており、
これのいずれかの属性が満タンになる事で強力な
・オープンモード
武器に最大の効率でディープスを溜める事が出来るモード。常にディープスを可能な限り取り込み、最後にリコレクトした属性のゲージがアクティブに切り替わる。
しかし、その分複数属性の相互干渉の影響が大きく、アクティブに切り替わった属性以外のゲージは減少してしまう。
火属性を使う敵ばかりの場所など一属性のみしか溜まらない環境であれば常にオープンモードでもそれほど問題は出ないものの、複数の属性の深術を使用する敵や味方が入り乱れている場合オープンモードだけでは溜める属性が切り替わり続け、いつまでも
・クローズモード
一つの属性のみを溜めるモード。オープンモードと比べると効率は落ちるものの、アクティブとなっている属性以外の攻撃の効果範囲に入ってもゲージは切り替わらない。また、このモードの間はディープスを溜めても他の属性のゲージは減少しない。
初めのうちはオープンモードで
・
リコレクトの瞬間にモードを切り替えることで発動できるテクニック、オープンからクローズ、クローズからオープンどちらの切り替えでも可能。成功すると他の属性のゲージを減少させる事なくオープンモード以上の効率でゲージを溜めることが可能。また、
・インスティンクティブ・リンクアーツ
最終章のイベント以降使用可能になる連携技。
この技を使用すると使用した二人のゲージの20%が再チャージされ、威力も通常の
固有操作
深術士の切り札「コレクトバースト」を始めとしたキャラクター固有の操作。
キャラクターごとに操作の内容が異なるが、いずれも強力な「切り札」に相当する。
キャラ性能
エッジ
剣と術両方を使いこなす万能タイプ。
術防御が高い為術による不意打ちで倒される事が少なく、魔神剣による遠距離への牽制も可能で生存能力が高い。
反面瞬間的な火力では他の仲間には若干劣る。
固有操作『コレクトバースト』
専用のゲージが溜まっている場合深術士の切り札であるコレクトバーストを発動する。これを習得するまでの間はその前段階に当たる「轟雷装」が発動する。
コレクトバースト発動中は全ての深術の詠唱時間が短縮され、威力が向上し、敵からの術の威力が減少する。また常時集束状態な為全ての
効果自体はリアトリスのものと同様だが、彼女と違い接近戦闘を行う為
「轟雷装」しか使用できない段階では、効果は雷属性の
『
ストーリー終盤から使用可能。
通常攻撃の最終段、及び全ての技の最後に通常攻撃ボタンを長押しする事で高威力の追撃が発生する様になる。
追撃の斬撃はその場に残って多段ヒットする代わり、発生までに若干のタメ時間を要する。
通常攻撃からの連携全てで使用すると圧倒的な拘束時間と威力を発揮するが、隙も大きい為状況を見て使用する必要がある。
クロウ
闇属性の深術を中心とする深術士だが、詠唱を破棄する事で強引に近距離戦もこなせる超高火力タイプ。最低限の治癒術も使用できる。
極めて高いTPと術攻を持つが、TP消費が激しく耐久力は平均以下な為TPが尽きると危険に晒される。その為、適度にスローイングダガーを使った通常攻撃と近接戦闘を織り交ぜる事でそれを防ぐ必要がある。
固有操作『ブラックアウト・アイズ』
通常の倍のTPを消費して詠唱中の闇属性の深術を詠唱破棄して発動する。また、詠唱を挟まずに操作する事で牽制に適した「シャドウエッジ」を発動可能。
『ラーヴァン・ムーブセパレトリー』
長押しで詠唱が発動、黒い巨鳥ラーヴァンを実体化させる。
実体化後はラーヴァンが闇属性の深術を発動する。闇属性の深術の性能が変化し(ブラッディランスを例に挙げるとクロウ自身が使う時一本の槍が五本になる)詠唱時間が無くなるが、TP消費は倍にならない。その代わりTPが常に減り続けTPが無くなるとラーヴァンは消える。また、この状態ではラーヴァンは自動的にクロウを追従し攻撃を行う為、クロウは個別に行動する事が可能になる。
『
ストーリー終盤から、クロウのHPが0になる瞬間に強制発動する状態。
鉤爪による接近戦闘が可能になり、ステップの速度が飛躍的に上昇。
物理攻撃の数値が術攻撃に置き換えられ、通常攻撃にターゲットへの瞬間移動効果が付与される。
術の詠唱時間も無く、TPの過剰な消費も無いが防御関係の能力は低いままで発動時にHPは全快ではなく最大値の30%までしか回復しない為注意が必要。
アキ
和傘を武器として使う高い攻撃力と、防御力を持つ近接型。
最高の物理攻撃力と広い攻撃範囲を持ち、固有操作により「敵のいる点には移動できない」という前提を崩した自由な位置取りが可能。
また、隙を見て詠唱時間を持った技「詠技」を発動する事で敵をまとめて倒す事が出来る。
固有操作『飛天翔』
攻撃判定を伴って上昇し、敵の上をとって回避・移動する事が出来る。レバーニュートラルで真上、レバー操作で任意の方向へ飛び上がり滞空中は一部の術技が変化する。これにより敵の包囲を破って挟撃をかける事も、離れた敵の詠唱を阻止する事も出来る。
クリフ
格闘術による素早い動きと手数の多さ、そして固有操作による様々なサポートを駆使した近接型。特に回復が出来るのは大きい。
ラークに次いで速度が速く、防御も高い。
固有操作『深錬体技』
押し続けている間体の周囲に青い「気」を練り続け、離す事で技として解放する。
この溜めには動作は無く、攻撃中に溜め始める事も可能。
解放のタイミングによって発動する技が変わり、連携の途中で解放すれば敵からの攻撃を防ぐ『殻』、連携終了時なら敵を吹き飛ばす『発』、移動中なら瞬間移動でターゲットとの間合いを詰める『瞬』、防御の瞬間の使用で敵の武器攻撃力を下げる『豪』、待機状態なら周囲の味方を治癒する『回』となる。
溜めた時間の長さによって性能が向上し、モーションが短くなったり効果が向上したりする。
○宝珠編追加メンバー
ラーク
神速の剣と遠距離への攻撃を得意とする高速型。
敵の背後へ回る技や、間合いを無視した攻撃が多く高い攻撃力を活かし素早く敵を倒す。
強力な治癒能力を持つ為常時HPが回復するが、耐久系の能力は軒並み低い為速度を活かして敵の攻撃を適切に回避し続けてこそ真価を発揮する。
固有操作『アクセルモーション』
全ての動作中に行う事が可能な固有操作。操作時に行っている移動・攻撃・ステップ全てのモーションを大幅に加速する。連続使用こそ出来ないものの、これにより移動距離の長い技で一気に間合いを詰めたり、身動きの出来ない連携中に動作を短縮して回避に移行したり出来る。味方との連携のタイミングを調整したり、単純なダメージアップ等応用の幅は広い。
リアトリス
回復術と光属性の攻撃術を使う典型的な術士タイプ。
全員の中で唯一近接技を持たず、武器の扱いは出来ないに等しい為
敵の攻撃を防ぐ事に優れ、味方全員の生存能力を大きく高める。
固有操作『コレクトバースト』
エッジのものと共通。詠唱時間の短縮、術の威力向上、
『クリスタル・ジェネレイト』
最大まで溜まった
『バースト・ジェネレイト』
クリスタル・ジェネレイトの長押しで発生、強制的に現在のアクティブRCゲージを最大まで引き上げて『色の水晶』を瞬間的に作り出す。
ただし、元の
あらゆる攻撃を瞬時に無効にする強力な技だが、同時に回復役が居なくなるリスクを持ったハイリスクハイリターンな技。
○『
リョウカ
体の周囲を包む『
『
固有操作 制圧形態『
布を四つに束ねる事で、一撃の破壊力を重視した形態。
固有操作を行う毎にこの形態と『
蝶旋舞に敵を引き寄せる効果が付与され、双打衝に敵を離す効果が付与される等の効果が付与され、状況に応じて敵との間合いを調整しやすくなる。
連携の間は敵を引き寄せ、最後に吹き飛ばし、詠技に繋げる等の自己完結したヒット&アウェイをする事も、集団の突進を一箇所にまとめる事で、後衛の詠唱時間の確保や味方との挟撃などの連携をする事も出来る。
正しく自在に戦いの流れを「制する」基本形態。
固有操作 対人形態『
束ねられた『
ほぼ全てのヒット数が倍増し、近接技全てに『技の出始めに敵の武器攻撃を無効化する』効果が付与される。
これにより、武器攻撃をしてくる敵であればタイミングよくカウンターをする事で強敵相手でも鋼体を強引に削り取りながら一方的に攻撃する事が可能。
ただし、技の発生自体はそこまで早い訳ではなく発生の早い伸閃衝などは無効化時間も短く設定されている為、敵の攻撃ごとに適切な技を選択していかなければ真価を発揮できない。
また、ヒット数の増加により拘束時間が増えるものの、同時に足が止まる時間も増える為乱戦には不向き。
ルオン
弓での遠距離攻撃と、強力な深術による攻撃を得意とする後衛タイプ。
対冷弓「フレキシブルスナイプ」の長距離狙撃モードで直線状の敵をまとめて攻撃する事も可能で、最大の特徴は敵の能力を下げたり、氷柱を発生させる「扇氷閃」で一時的に移動不可のマスを作る事で戦場全体をコントロールする能力。
狙撃手らしく後方から味方全体をサポートする。
固有操作 フリッジド・ゾーン
弓を超低温状態に置き、長距離狙撃モードに切り替える。
発動時に冷気を広範囲から集める攻撃判定が発生し、一定時間フィールド全体の敵の移動速度を下げる。
この操作を行うと弓が若干の溜め時間と引き換えに威力が向上してフィールドの端まで貫通する様になり、確率で敵の物理攻撃力を下げる効果が付与される。
敵との距離が近くなった時などは、同じ操作で発生の早いジャンプ攻撃と共に通常の中距離モードに戻り接近してきた敵への迎撃を行いながら隙の少ない通常状態へ移行できる。