ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

26 / 28
何と無くやってみたかったシリーズの2作目です。

今回は平成ウルトラ映画史に残る最強の怪獣が出てきます。

怪獣と言って良いかどうかは分かりませんが。

前回と同様に変わっているのは後ろの方です。

それでは皆さん、ゆっくりしていってね。


やってみたかったシリーズその2 絆-NEXUS-パターンC

ウルトラマン

「グワァァァァ!!アァァァ…………」

 

ジャイアン

「ウソ……だろ…………」

 

ドラえもん

「そんな…………。」

 

静香

「のび太……さん……。」

 

ザギ

「ハハハ。これで漸く俺は、俺自身になれた!!!」

 

美夜子

「そんな、ウソよ。……のび太さんが負けるなんて…………。そんな…………、のび太さん!!!」

 

のび太と共に戦ってきた仲間達は信じられなかった。

 

目の前の光景に。

 

黒い巨人、ダークザギの前には、先程まで皆を守るために立っていたウルトラマン、のび太は、地面に膝を着き、石像となっていた。

 

ほんの数分前に遡ろう。

 

イズマエルを倒し、沢山の人々を守りきったのび太。

 

だが、そこにダークザギが降りてきた。

 

ウルトラマン

「!?」

 

ザギ

「次は俺が相手だ。ハァ!!」

 

ウルトラマン

「グワァァァ!!」

 

立ち上がった途端に間合いを詰められ、殴り飛ばされた。

 

胸のエナジーコアは今までに無いくらいに鳴り響いていた。

 

それでもウルトラマンは、のび太は沢山の人を守るために立ち上がった。

 

そこにザギは、両腕の拳から黒い光線、グラビティ・ザギを放ち止めを撃とうとした。

 

のび太は避けようと思えば避けられた攻撃だったが、後ろに人が居るため、避けずに自分も今出せる最大の光線技、オーバレイ・シュトロームを放ち、相殺しようとした。

 

だが、エネルギーもなく、ただでさえ瀕死の状態。

 

そんな状態で撃てば当然威力の少ない光線になってしまう。

 

グラビティ・ザギに押し負けたが、吹っ飛ばされず、後ろにいた人達のために踏みとどまり、自らを盾として人々を守った。

 

その結果、エナジーコアは点滅をやめ、ウルトラマンの体から光は失われた。

 

それでも人々の盾となるために立ち上がろうとしたために、膝を着いた状態で石像になってしまった。

 

そして冒頭に繋がる。

 

スネ夫

「クソがァァ!!!」

 

スネ夫は一気にザギに近付き、ミサイルを放つが、円形のバリア、ザギ・リフラクションによって防がれた上に、ザギ・シュートで落とされてしまった。

 

不時着したチェスターから皆出てきて、

 

出来杉

「スネ夫くん、チェスターの修理を頼む。武くんと静香くん、ドラえもん、ドラミちゃんは避難誘導を、満月牧師と美夜子さんと僕でのび太くんを蘇らせる方法を探す。」

 

「うん。」

 

スネ夫はすぐに修理を始め、ジャイアン達は避難誘導に向かい、出来杉達はのび太を蘇らせる方法を探していた。

 

ザギ

「無駄だ。蘇らせる方法何てない。諦めるんだな。」

 

美夜子

「何でそう言いきれるの!?」

 

ザギ

「光と闇の戦いは永遠に流れる時間の中で幾度となく行われてきた。闇が光に負ければ変身者ごと肉体は塵となる。だが逆の場合、巨人の体は石になり、変身者は永遠に闇の中をさ迷う。蘇らせた者など一人もいなかった!」

 

ザギは諦めさせようと、ドラえもん達に言ったが、

 

出来杉

「悪いけど、僕は諦めが悪くてね。全部の方法を試すまでは諦めない!!」

 

ザギにそう言い放ち、蘇らせる方法を模索し始めた。

 

ドラえもん達は避難誘導をし、のび太が守った人を、一人でも多くの人を助けようとした。

 

ジャイアン

「こっちだ!こっちに避難しろ!!」

 

静香

「慌てないで!落ち着いて避難して!!」

 

ドラえもん

「大丈夫ですか?」

 

市民1

「ありがとう。」

 

ドラミ

「もう少しで助かりますから、頑張って下さい。」

 

四人が避難誘導をしていたとき、そこにザギが光弾を放った。

 

それは一直線に進み、当たりそうになるが

 

ドラえもん/ドラミ

「ひらりマント~!!!」

 

ひらりマントを使って弾き返した。

 

その頃出来杉達は

 

スネ夫

「まだ見付からないのか?出来杉。」

 

出来杉

「クソ!何も思い付かない…………!!」

 

美夜子

「パパ、古文書には何か書かれてた?」

 

満月牧師

「蘇らせる方法は書かれていなかった…………」

 

出来杉

「あぁ!もう!何でこんなときに頭に血が回らないんだ!?」

 

スネ夫

「なら逆立ちでもしてみろ!!」

 

出来杉

「あ、そっか……。チェスターの壁借りるよ!よっこらせ。」

 

そう言うと、出来杉はチェスターの壁を使い、逆立ちをして考え出した。

 

…………どっかのSPDの緑色の人みたいになってるぞ…………

 

5秒程考えて、1つの方法を思い付いた。

 

出来杉

「閃いた!美夜子さん!皆をここに呼んできて!」

 

美夜子

「分かったわ!」

 

美夜子が皆を呼びに走り出すと、スネ夫も修理を終え、

 

スネ夫

「方法が見つかったなら早く試してくれよ。ボクが時間を稼いでる内にね!!」

 

チェスターに乗り込み、発進した。

 

スネ夫

「ほぉら!こっちだ!こっち!!着いてこい!!」

 

ザギの攻撃を避け、時間を稼ぐために動き出した。

 

スネ夫

(おいしい所は全部のやるから、早く戻ってこいよ!のび太!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スネ夫が時間を稼いでる時、地上では出来杉が考え出した方法を伝えていた。

 

ジャイアン

「どんな方法を思い付いたんだ?」

 

出来杉

「皆の魔力を光に変えてのび太くんに届けるんだ。だから皆、魔力を貸してほしいんだ!」

 

静香

「でも、どうやって魔力を光に変えるの?」

 

満月牧師

「彼の事を思いながら、手に魔力を集中させてみるんだ。」

 

満月牧師に言われた通りに魔力を手に集中させると、光輝く球体が出来ていた。

 

ドラえもん

「これを届ければ…………」

 

ジャイアン

「でも、足りるのか?」

 

出来杉

「分からない。でも届けられるだけ届けよう!」

 

ドラえもんとドラミも含め、七人共魔力を出しのび太に届ける準備をした。

 

その時、

 

???

「僕達にも手伝わせてくれないか?」

 

ドラえもん

「パパ、ママ……!?」

 

そこにはのび太の両親、のび助と玉子がいた。

 

ドラえもん

「どうして此処に?」

 

のび助

「あの巨人を見たとき、何故かのび太の姿と重なってな。不思議と安心感も生まれたんだ。」

 

玉子

「だから私達にも手伝わせてくれない?」

 

出来杉

「お願いします!」

 

美夜子

「力を貸してください!」

 

二人も魔力を出し、それを渡した。

 

これくらいあればどうにかなるだろう。出来杉がそう言うと、

 

美夜子

「私に運ばせて!のび太さんに伝えたいことがいっぱいあるの!」

 

出来杉

「うん!頼んだよ!!」

 

ドラえもん

「はいこれ。予備のタケコプター。」

 

ジャイアン

「俺達はスネ夫の手伝いをするぞ!」

 

美夜子が皆から託された光をもって、ウルトラマンに飛び込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンの中では、のび太が暗闇の中をさ迷っていた。

 

のび太

「ボク、負けたのか…………。結局、最後の約束は守らなかったな~……。」

 

石になったエボルトラスターを見ながらそう言った。

 

半分諦めてる様にも見えた。

 

今のび太が居るのは暗闇の中、自分がどこに居るのか、前を向いているのか後ろを向いているのかさえも分からない。

 

目を閉じて全てを忘れようとしたとき、一筋の光が見え、ある人の声が響いた。

 

美夜子

「のび太さん!!」

 

のび太

「美夜子……さん?何でここに?」

 

美夜子

「これを届けに来たの。」

 

美夜子はのび太に託された光を見せた。

 

その光は、のび太の持っていたエボルトラスターに吸い込まれると、1つの映像を見せた。

 

のび太を助けるために光を出している皆、時間を稼ぐために戦っているスネ夫、光を美夜子に託し、のび太の復活を願う皆の顔が、思いが、のび太に届いた。

 

すると、二人の周りは光だし、闇を消した。

 

美夜子

「これは…………」

 

のび太

「温かいな~……。これが光、これが絆の力。ありがとう。美夜子さん。」

 

美夜子から少し離れ、エボルトラスターを構えて、

 

のび太

「絆、ネクサス。ウオォォォォ!!!」

 

エボルトラスターを引き抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外では、ウルトラマンの体が光出し、蘇った。

 

エナジーコアに手を当てて、美夜子を外に出すと、光となり、ザギのいる所まで飛んでいった。

 

スネ夫

「グワァ!もう落ちる!!」

 

地面に衝突しそうになったが、衝撃は来なかった。

 

目を開けて上を見ると、そこにはウルトラマンがいた。

 

間一髪の所で受け止めてくれた様だ。

 

スネ夫

「ウルトラマン…………のび太なのか?」

 

その言葉にウルトラマンは頷き、チェスターを地面に置いた。

 

ザギの方を向き、構えをとると、

 

ザギ

「何故蘇った…………。何故また俺の前に立っているんだ!!!?」

 

ザギ・シュートをウルトラマンに放ち吹っ飛ばすが、すぐに立ち上り、コアファイナルを起こす。

 

光が晴れると、赤い姿のジュネッスが立っていた。

 

ウルトラマン

「ハァァァァ…………シュワ!!」

 

オーバーレイ・シュトロームを放ちザギに当てるが、

 

ザギ

「ハァ!!」

 

ダメージは与えるも、かき消されてしまった。

 

そのまま走りだしザギに殴りかかるも、圧倒的なパワーに押し返されるが、

 

ジャイアン

「今だ!!」

 

地上のジャイアン達がディバイドランチャーで攻撃を入れ、一瞬怯ませた。

 

ウルトラマン

「ハァ!」

 

少し離れ、体当たりをしてザギを飛ばすと、アームドネクサスをエナジーコアに当てて、ジュネッスブルーに姿を変えた。

 

ウルトラマン

「ハァァァァ…………セェヤ!」

 

今度はオーバーアローレイ・シュトロームをザギに向けて放ったが、片腕で打ち消されてしまった。

 

スネ夫

「アイツを倒した技も通用しないのか!?」

 

美夜子

「大丈夫。ウルトラマンは、のび太さんは負けないわ。」

 

満月牧師

「美夜子。」

 

ジャイアン

「そうだな。今までにだって沢山のビーストを倒してくれたもんな!」

 

静香

「私達を沢山守ってくれたわ!」

 

出来杉

「彼は、いつも僕たちのために戦ってくれた。」

 

ドラえもん

「だから、ボクたちは信じるんだ!ウルトラマンを、のび太くんが勝つのを!!」

 

その言葉を聞いた人達も口々にウルトラマンの名前を呼び、勝利を信じた。

 

ウルトラマン

「シュワ!!ハァ!!」

 

ザギ

「ヌワァ!!」

 

ザギはグラビティ・ザギを放ちウルトラマンを倒そうとしたが、サークルシールドで防いだ。

 

美夜子

「頑張ってー!!」

 

その言葉に、ウルトラマンの体が輝きだし、グラビティ・ザギを打ち消した。

 

そして、光が晴れると、そこには強くも優しい光を放つ、銀色の体に胸にはY字のエナジーコア、そして背中に一対の翼がある姿。

 

ウルティメイトファイナルスタイル、ウルトラマンノアが立っていた。

 

ザギ

「ハァァ……ハァ!!」

 

その姿を見た途端、始めてザギからウルトラマンに飛び付いた。

 

ザギ

「ウヴオオオオォォォォォォ!!!」

 

ウルトラマンは、その攻撃を防ぐとザギを蹴飛ばした。

 

ザギも負けずに攻撃をしようとするが全てを防がれ、カウンターを食らい圧倒されていた。

 

ウルトラマン

「ハァァァァ…………シュワ!!」

 

ウルトラマンは拳に炎を纏い、ザギに叩きつけた。

 

その攻撃に後方に吹っ飛ばされるが、体勢を立て直すと、ウルトラマンが右手首に左拳を打ち付ける様に腕を組むと、七色に輝く光線を放った。

 

それを見たザギも、ウルトラマンとは逆の構えで赤黒い光線を放つ。

 

ザギ

「ハァァァァ!!グワァ!!」

 

だが、ウルトラマンの光線にザギは押し負け、倒れてしまった。

 

ザギにウルトラマンが近づくと、

 

ザギ

「何故だ!何故俺はお前に勝てない!!俺は自分の存在を否定された原因であるお前を倒すために力を求めここまで強くなったのに!何故お前に勝てないんだ!!」

 

ウルトラマン

「人と人の繋がり、それが俺達の強さだ。」

 

それを伝えると、ウルトラマンはノア・ウェーブでザギの傷を癒すと、

 

ウルトラマン

「ザギ、俺の存在がお前を苦しめ、お前の居場所を生きる意味を失わせてしまった。…………だから、俺と一緒に行こう。俺がお前の居場所になる。俺がお前の生きる意味を見つけるまで側に居よう。」

 

ウルトラマンはザギに一緒に来るように伝えたが、

 

ザギ

「けるな…………ふざけるな!!俺は今まで!お前のせいで苦しんできた!!なのに今更一緒に来い?居場所になるだ?ふざけるのもいい加減にしろ!!!俺はお前を消すために生きてきた。お前を殺しお前が守ろうとした物全てを破壊する!それが俺の生きる意味だ!!!ウヴオオオオオオ!!!」

 

ウルトラマンを退けると、ザギの周りにとんでもない量の闇が集まってきた。

 

昼間だと言うのに不気味に周りが暗くなった。

 

ザギは空中で両腕を広げ、闇を全て取り込んだ。

 

ザギ

「ウヴオオオオオオ!!!」

 

ザギの叫びと共に、空には闇で構築された暗い雲が渦巻き、その中から今までに見たことの無い怪獣が出てきた。

 

スネ夫

「何だよあれ!!?」

 

ドラえもん

「今までに出てきたビーストや怪獣とは全く違う物だ…………」

 

美夜子

「これが……闇……」

 

戦いを見ていた人達は全員唖然とし、絶望していた。

 

あんなのに勝てるのか?と。

 

ウルトラマン

(デモンゾーア…………)

 

のび太

(知ってるの?)

 

ウルトラマン

(かつて別宇宙の地球に現れた化け物だ。邪神の怨念とその場に居た闇の巨人の憎悪が結び付いて生れたて存在だ。)

 

のび太

(でもここには邪神の怨念何て無いよ。だったら何で……)

 

ウルトラマン

(恐らく大量に貯えてた闇の力の影響だろう。それが新たな邪神を作り上げたようだ。)

 

ウルトラマン

「シュワ!!」

 

ウルトラマンは空には飛び上がり、空中から攻撃を与えてみた。

 

ノア・インフェルノの炎を飛ばしてみたり、光弾を飛ばしてダメージを与えようと試みるも、全ての攻撃が弾かれてしまった。

 

ウルトラマン

「グワアァァァァ!!」

 

攻撃が弾かれた事に驚き、隙が出来てしまった。

 

デモンゾーアの放った槍、デモンジャバーをもろに食らった。

 

地上に落ちたウルトラマンにザギは、

 

ザギ

「無駄だ。勝てる訳が無い……。諦めるんだな。」

 

ウルトラマンに向かってそう言うが、立ち上り言い返した。

 

ウルトラマン(のび太)

「そうは行かない。僕には守る物がある。たくさんの仲間が、そして、何よりも大切な人が!!」

 

ザギ

「勝手な事を!!」

 

のび太の言葉に激怒したザギがデモンジャバーを収束させたジャブフラッシュを口から放つと、ウルトラマンも正面からライトニング・ノアで迎え撃った。

 

しかし相殺することは出来ず、ジャブフラッシュによって吹っ飛ばされてしまった。

 

それを見たザギは、今度は戦いを見ていた人達に向けてデモンジャバーを浴びせようとした。

 

ウルトラマンはすぐに立ち上り、攻撃と人達の間に立ちノア・リフレクションを展開し攻撃を防いでくれた。

 

のび太

(アイツを倒す方法はあるの?)

 

ウルトラマン

(ディメンション・ノアを使っても無理だな。)

 

のび太

(となると、あれしか無いか…………)

 

覚悟を決めた様な表情でそう言った。

 

攻撃がやむと美夜子達の方を振り向き、目を合わせて頷いた。

 

出来杉

「まさか!?ダメだ!よせ!!」

 

美夜子

「のび太さーーん!!!」

 

2人はのび太がやろうとしていることに気づき、止めようと叫んだが、

 

ウルトラマン

「シュワ!」

 

ウルトラマンはデモンゾーア目掛けて飛んでいった。

 

ザギはそれを見ると、デモンフィーラーと言う触手を伸ばしウルトラマンを拘束し、体内に取り込んだ。

 

するとその刹那、デモンゾーアが苦しみだし、内部から光がこぼれ爆発し消滅した。

 

デモンゾーアが消滅すると、町の人達は喜びの声を叫び、全力で喜んでいた。

 

しかし、ウルトラマンの正体を知る者達は逆に、悲しそうな顔をしていた。

 

美夜子

「何で……何でのび太さんが!」

 

出来杉

「クゥッ!!」

 

スネ夫

「のび太……!」

 

静香

「のび太さん……。」

 

ジャイアン

「泣くなよ!……泣いたら、のび太に申し訳ねーだろ!!」

 

ドラえもん

「そうだよ!!泣いてちゃダメだよ!!これからは、僕達が地球を守らなくちゃいけないんだから!!」

 

のび太の1番の親友である2人が本当は大声をあげて泣き叫びたいはずだ。

 

だが無理矢理に泣くのを我慢して居る。

 

のび太が守ったこの星を守るために。のび太の意志を受け継ぐために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数週間。

 

皆町を復旧させながら各地に出没するビーストを殲滅していた。

 

ドラえもん

「はぁ……。」

 

「…………。」

 

復旧活動に参加しているが、皆力が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また別の日、今度は町がビースト達に襲われていた。

 

静香

「皆!こっちです!!慌てずに避難してください!!」

 

ジャイアン

「砕けた散れ!!」

 

ドラえもん達6人は住民の避難を行いながらビーストの殲滅を行っていた。

 

小型のペドレオンが大量に飛んでいた。

 

それらを殲滅しているときに、ドラえもん達から離れた場所に居た美夜子がペドレオンの触手に捕まえられてしまった。

 

ディバイトランチャーも手元から離れているため、抵抗する術がない。

 

出来杉

「美夜子さん!!」

 

全員すぐに近寄ろうとするが、他のビーストに邪魔されて近付けなかった。

 

美夜子

「クゥッ!!もう…………。」

 

諦めかけたその時、

 

???

「諦めるな。」

 

「え?」

 

声が聞こえた瞬間、光が降ってきた。

 

そして、辺りに強い衝撃が起こり、触手に捕まれていた美夜子が少し飛ばされた。

 

全員、衝撃の元を見るとそこには、特徴的な色をしたプロテクターと銀色の巨大な拳。

 

それを見た瞬間、どこか曇っていた皆の顔が晴れた。

 

美夜子

「のび太さん!」

 

ウルトラマン

「ハァァ…………シュワ!!」

 

クロスレイ・シュトロームでそこら辺に居る小型のビーストを一掃した。

 

ビーストを片付けたウルトラマンは光に包まれると人間の姿に戻った。

 

のび太

「フゥ……」

 

「のび太/くん/さん!!」

 

ジャイアン

「ウオォォォ!!のび太ーー!!!」

 

のび太

「へ?グバァァ!!」

 

皆がのび太に駆け寄ろうとすると、ジャイアンが全力で走りだし、のび太にラリアットをかました。

 

ジャイアン

「バカ野郎!!生きてるならすぐに帰ってこいよ!!」

 

のび太

「だからっていきなりラリアットは無くない!?」

 

いきなりラリアットをかまされた事に文句を言ったが、

 

ドラえもん

「これはのび太くんが悪いよ。」

 

出来杉

「流石に庇えないね。」

 

スネ夫

「ハハハ。大丈夫か?」

 

静香/スネ夫

「ヨイショット!。」

 

のび太

「ありがとう。…………爆発の後、別の宇宙まで飛ばされちゃってね。戻るまでにかなりの時間と力を使っちゃってね。ウルトラマンもセッカク元に戻ったのにって嘆いてたよ。ハハハ。」

 

倒れてるのび太をスネ夫と静香が引き上げてくれた。

 

美夜子

「のび太さん……。」

 

美夜子に呼ばれると、のび太は皆の方を向いて笑顔で、

 

のび太

「ただいま!!皆!」

 

「お帰りなさい!のび太/さん!!!」

 




これがやりたかった事にの第2段です。

平成ウルトラ映画史上最強と作者が勝手に思っているデモンゾーアが出てくるパターンCです。

あえてパターンAは出しません。

皆さんが予想していると思いますがパターンAはネクサス本編と同じラストです。

次はザギとノアの日常生活でも書いてみようと思います。

ですが盛大なキャラ崩壊があるのでご注意下さい。

それでは次回もよろしくお願いします。

場合によっては魔法世界の方を書くかもしれません。

ザ・ワン戦はもう少しかかりますが出します。

新作で出すかこの作品で出すかを迷っているだけです。

感想よろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。