ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

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やぁやぁ皆さん、暇なので連続投稿する作者です。

前回の話の感想に、何故メタフィールド使わないの?と言う質問がありましたので、後書コーナーにてご説明をさせていただきます。決して忘れていたと言う訳ではありません。

それでは皆さん、ゆっくりしていってね。


大魔王

魔王の城は今、とんでもなく厳重な監視体制にあった。

 

のび太達の侵入がバレたからである

 

3つ星悪魔

「注意しろ!怪しいものは虫一匹見逃すな!!」

 

悪魔達が城の中を駆け回り、血眼になってのび太達を探していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃のび太達は、階段の岩を一つ外して城の中に入ろうとしていた。

 

ジャイアン

「フンッ!ヤァ!あっ!ちょっと待て!!」

 

一人の悪魔が外れかけてた岩を踏んだ。

 

カァーン!と言うとても甲高い音がした。

 

1つ星悪魔

「え?何?…………まぁ、良いや。」

 

音は不審に思ったものの特に気にせずに行ってしまった。

 

ジャイアン

「よし!今だ。せーの!」

 

ジャイアンがたんこぶのできたのび太を引き上げた。

 

そして今、皆の目の前にはとんでもなく長い階段があった。

 

のび太

「えぇー、これを上るの……?疲れるな。」

 

ドラえもん

「文句言うな。行くぞ。」

 

数十分間、階段を上ったり下ったりしていた。

 

途中何度か悪魔に見つかり掛けたが、1つ星悪魔だったので誤魔化せた。

 

…………何で気付かない1つ星悪魔。

 

スネ夫

「もう上ったり降りたりでヘトヘトだよ…………。」

 

当然疲れる。悪魔でも疲れそうな階段を、休まずにずっと歩いてるのだから当然と言えば当然だ。

 

のび太

「満月牧師~」

 

ドラえもん

「うるさいな~……」

 

のび太

「どこですか~」

 

満月牧師の事を呼びながら歩いてると、

 

1つ星悪魔

「ん~、この上だ……」

 

のび太

「あ、ありがとう…………」

 

1つ星悪魔

「ん?」

 

寝ぼけた1つ星悪魔からこの上だと言われた。

 

何か疑問に思ったようだが、夢だと思ってまた眠りについた。

 

…………ちゃんと仕事しろよ。

 

1つ星悪魔に言われた階段を上まで上ると大きな扉があった。

 

そこを開けて中に入ると、かなり広いと空間が現れた。

 

スネ夫

「ねぇ、人を閉じ込める所にしては広すぎない?」

 

確かに、人を閉じ込めるにしては広すぎる空間だった。

 

何かが怪しいと思い始めたその時

 

???

「地球人の分際でここまで来るとはな。誉めてやろう…………。」

 

声が聞こえると、突然扉が閉まり、のび太達の背後に紫色の炎が現れた。

 

その炎は徐々に形が変わり、デマオンの姿になった。

 

スネ夫

「で、出たー!!!!」

 

静香

「見えない筈なのにどうして。」

 

そう、のび太達は盲点星をつけているため、本来は誰にも見えない筈だった。

 

デマオン

「私に小細工は通用しない。」

 

水晶玉を通して、のび太達の姿を見ていたのだ。

 

それなら着けていても仕方ないと思い、全員盲点星を外した。

 

美夜子

「大魔王デマオン!地球侵略を諦めて、今すぐ引き返しなさい!!」

 

デマオン

「それは出来ない。地球は我ら悪魔族が何千年もの昔から目をつけていた星。諦めるには惜しい。」

 

悪魔側は諦めるつもりが無いようだ。

 

美夜子

「ならば覚悟!!」

 

全員、銀のダーツを構えたが、デマオンは炎の姿になり、のび太達を囲んで増えた。

 

静香

「増えた!?」

 

美夜子

「増えたのは幻よ!エイッ!」

 

ダーツを投げるが幻だった様だ。

 

のび太以外全員、デマオンに向けて投げたが、全て幻だった。

 

デマオン

「お前達の力はそんなものか。次はこちらから行くぞ!」

 

ジリジリと間合いを詰められた。背中を合わせたときにスネ夫は気づいた。自分達のポケットに入っているもう一つの道具に。

 

スネ夫

「これだ!!」

 

攻撃をされる瞬間、ポケットから月光灯を取り出しデマオン達に向けて光らせた。

 

デマオン

「グワァァ!!…………何だ……この光は……!?」

 

幻が消えて本体が現れた。

 

ドラえもん

「今だ!!」

 

ドラえもんの合図で全員、銀のダーツをデマオンの心臓めがけて放った。

 

デマオン

「グワァァ!!アァ……」

 

「や、やった!」

 

ダーツは心臓に刺さり確かに仕留めたと思った。

 

デマオン

「フ、フフハハハ!!効かぬわ。」

 

心臓に刺さった筈のダーツが抜け落ちた。

 

デマオンも健在、最悪の状況になった。

 

美夜子

「っ!ハァ!」

 

ドラえもん

「美夜子さん!!」

 

美夜子は剣を出現させて、デマオンに斬りかかった。

 

だが、

 

デマオン

「フン。」

 

全く効いていなかった。

 

デマオン

「虫ケラどもが!!」

 

デマオンは衝撃波でのび太達を消そうとしたが、

 

ウルトラマン

「フンッ!」

 

ウルトラマンに変身したのび太が、サークルシールドで防いでくれた。

 

だが、攻撃を防ぐとすぐに膝を着いてしまった。

 

そして、アンファンスの状態にも関わらず、エナジーコアが鳴っていた。

 

???

「やっぱり、限界が近かった様だな。」

 

ジャイアン

「誰だ!?」

 

声のした方を見ると、若い男性が立っていた。しかも、

 

出来杉

「に、人間…………」

 

静香

「何で……ここに……地球人が居るの……?」

 

そこには一目見ただけでも分かる地球人の姿があった。

 

???

「お前達には一度会っているが、この姿で会うのは初めてだったな…………。俺は溝呂木 信也。そして……」

 

すると男は、のび太が使っているエボルトラスターと似た道具を使い、黒い巨人に変身した。

 

「!?」

 

ウルトラマン(のび太)

「ダークメフィスト…………!」

 

メフィスト

「その体でどこまで持つかな?なぁ、ウルトラマン。」

 

右腕のメフィストクローを展開しながらウルトラマンに詰め寄った。

 

何とか起き上がるが、今の状態では当然攻撃も防御もまともに出来ない。

 

メフィスト

「ハァァ……ダァ!!」

 

ウルトラマン

「グワァァ!!」

 

右腕にエネルギーを溜めて作り出した光弾、ダークグレネードを受け、倒れてしまった。

 

エナジーコアもさっき以上に点滅している。

 

メフィスト

「ここまでの様だな…………。」

 

ウルトラマン

「グッ!……ハァ!」

 

ウルトラマンはパーティクルフェザーを壁に向けて放ち、穴を作った。

 

ドラえもん達を捕まえると、その穴から飛んで行った。

 

デマオン

「…………今度こそ奴らを一匹残らず捕まえろ!!」

 

近くに来ていた3つ星悪魔に伝えた。

 

3つ星悪魔

「ははぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城から数百メートル離れた場所に、のび太は倒れていた。

 

ドラえもん

「のび太くん~!のび太くん~!」

 

のび太

「んぅ……ハッ!」

 

ドラえもん

「早く盲点星を着けて。奴等が来る!」

 

声はするが、姿は見えない。恐らく、のび太より早く目が覚めたから、早めに盲点星を着けたのだろう。

 

美夜子

「皆、聞いて。ここから東に向かうと、大きな森があるの。盲点星を着けたらそこまで一気に走って!」

 

ジャイアン

「分かった!」

 

スネ夫

「了解!」

 

美夜子

「森の入り口で落ち合いましょう。」

 

のび太も盲点星を着けて走り出すが、悪魔達がそこまで来ていた。

 

3つ星悪魔

「注意しろ!!奴等はまた姿を消すぞ!!」

 

のび太

「うわぁ!まずい!」

 

急いでその場を離れた。だが、すぐ近くで

 

悪魔は乗っていたドラゴン?に地面の匂いを嗅がせると、

 

悪魔

「そこだ!!」

 

スネ夫

「ギャアァァァァァ!!」

 

ジャイアン

「ウオオオオ!!」

 

ジャイアンとスネ夫が捕えられた。

 

のび太

「ジャイアン!スネ夫!何で、見えない筈なのにどうして!?」

 

困惑しながら走った。

 

相手からは見えていない筈なのに二人も捕まったのだ。困惑するのは当たり前だろう。

 

のび太

「ウワァァァァァァ!!」

 

坂から滑り落ちた。

 

その時にぶつけたのか、盲点星が粉々になってしまった。

 

のび太

「盲点星が!?」

 

のび太の姿が見えた瞬間、急に体が浮きだし引っ張られた。

 

岩穴の中に引き込まれると、そこには美夜子と出来杉がいた。

 

のび太

「美夜子さん!出来杉!」

 

出来杉

「し!」

 

のび太に静かにするように伝える。

 

3つ星悪魔

「近くに居るぞ!!」

 

悪魔達に囲まれた様だ。

 

のび太

「囲まれてる。」

 

美夜子

「のび太さん。私たちの盲点星を使って。」

 

出来杉

「僕たちが奴等の気を引くからその隙に早く!」

 

のび太

「ちょっと待って!いくら僕でも、君たちを見捨てる事なんて出来ないよ!!」

 

当然のび太は反対したが、

 

美夜子

「今の貴方に魔法が使える!?悪魔と戦える!?ここで皆捕まったら、誰が地球を守るのよ!!」

 

のび太

「それは…………」

 

美夜子

「キツいこと言ってごめんなさい。私ね、のび太さんが居たから皆が居たから、怖くなかった。のび太さんが慰めてくれたから、諦めずにここまで来れたの。」

 

出来杉

「のび太くん。僕は君に憧れていたんだ。自分が傷付くと分かっていながらも、人の前に立ち、僕たちを守る姿に。だから、今までの借り位ここで返させてくれ。ここで君を守らせてくれ。僕たちは、必ず君が地球を救ってくれるって信じてるから。」

 

今までののび太への感謝、思いを伝えると、二人はのび太に笑顔を見せて、悪魔達に飛び込んでいった。

 

二人が悪魔の気を引いている内にのび太は逃げ、森の入り口まで来ていた。

 

そこには、のび太とドラえもんの二人しか居なかった。

 

ドラえもん

「月が真っ赤だ……血のように真っ赤だ……」

 

ドラえもんがそう呟くと、のび太が

 

のび太

「どうして、銀のダーツを心臓に撃ち込んだのに!!」

 

ドラえもん

「魔界歴程のもう半分があれば、それも分かったかもしれない………………」

 

ドラえもんは自分なりの推測を言ってみた。

 

のび太

「僕のせいだ!!僕が魔法の世界何か作るから!こんなことに!!」

 

自分の事を責めて泣いた。全て自分の責任だと。

 

ドラえもん

「泣くなよ。泣いたって取り返しが……取り返しが、着くかもしれない!!」

 

何かを閃いた様だ。全てをもとに戻す何かを

 

のび太

「どうして!?もしもボックスはもう無いんだよ!」

 

ドラえもん

「タイムマシーンを使うんだよ!僕らがもしもボックスを使う前の時間に言って、この事を伝えるんだ!!」

 

のび太

「そうか!その手があったか!!」

 

のび太も理解した様だ。

 

ドラえもんは地球ののび太の部屋から取り寄せバックを使って机を取り寄せた。

 

そして、引き出しを開けて、中に飛び込んだ。

 

その様子を見ている者がいた。

 

デマオン

「残る二人を見つけた。追えメジューサ!!今度こそ奴らを始末しろ!!」

 

メジューサ

「お任せを!」

 

ドラえもんとのび太が入り込んだ机の引き出しにメジューサも入り、二人の後を追った。

 




時間があったので連続投稿をしてみました。

では後書コーナーです!

作者
「後書コーナー!!」

のび太/出来杉/ドラえもん
「イエーーーイ!!」

のび太
「と言っても、さっきの投稿でヒミツ道具は紹介したから何をするの?」

作者
「前書で言った質問への返答だよ。」

出来杉
「確か、何でメタフィールド使わないの?だっけ?」

作者
「そうだよ。それじゃあ、お答しましょう。使わない理由は主に2つ。1つは地球では人的被害が出るような場所では戦ってないから。それに地球で出てきたのはファウスト以外たいして強くないからね。」

ドラえもん
「2つ目は?」

作者
「だって、魔界星って、元々ダークフィールドみたいなもんじゃん。メタフィールド出現させたけど、ファウストやメフィスト出てきてダークフィールドに書き換えられても元々ダークフィールドだから、意味ないじゃん。と思ってね。その他にも細々した考えはあるけど、主にこの2つだね。」

のび太
「それじゃあ、僕は今までダークフィールドで戦ってたってこと!?よく生きてられたな!?」

作者
「僕が書くと大体こんなもんだよ。のび太の服が憐の服なのも、色の系統が似てるからってのもあったけど、大体のび太って映画とかでは憐みたいなことやるでしょ。命投げ出す様な戦い方。」

ドラえもん
「のび太くんの服の質問があったとき何でそれを伝えなかったの…………」

作者
「まだ伝えなくても良いかな?って思ったからだよ。」

ドラえもん
「成る程……」

作者
「それじゃあ、次回予告よろしく!!」


のび太
「誰が居るよ……」

ドラえもん
「そんなバカな、時の流れの中を……」

ドラミ
「もしもボックスが有れば解決ね!」

のび太
「戻ろう……ドラえもん。誓ったんだ、皆を助けるって。」

ウルトラマン
「それ以上は本当に体が壊れるぞ!!」


作者
「次回 復活」


作者/ドラえもん/出来杉/のび太
「次回もよろしくね!!!」






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