ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

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やぁやぁ皆さん、おはこんばんちは。休んでも全然疲れが取れない作者です。

今日は魔獣の森でのビースト戦になります。イクツカリクエストが有ったので、その中からネクサス本編のバトルシーンを見て、作者的にしっくり来たビーストを使わせてもらいました。

それでは第17話(本当は15話だけど)はーじまーるよー。ゆっくりしていってね。


魔獣の森で

帰らずの原でガルベロスを倒し、メフィストを退けたのび太達だが、

 

ドラえもん

「のび太くんの状態どう?」

 

美夜子

「傷は回復したけど、まだ熱は下がらないわ…………」

 

深いダメージを負ったのび太はまだ目覚めなかった。

 

出来杉の魔法で少し回復したとは言え、体の深い部分にあるダメージや疲れは取り去れなかったからだ。

 

ドラえもん

「仕方ない……目覚めるまでここに居るか……」

 

ジャイアン

「でもここにはあのハイエナ擬きがいるんだぜ。」

 

スネ夫

「武器があるとは言え、流石に危ないよ。」

 

ドラえもん

「ちゃんと考えてあるから。」

 

ドラえもんは四次元ポケットをあさりってテープみたいな道具をだした。

 

ドラえもん

「空間ひん曲げテープ~!!」

 

スネ夫

「何だそれ?」

 

ドラえもん

「これは空間をひん曲げる道具なんだ。」

 

ジャイアン

「どうやって使うんだ?」

 

ドラえもん

「ある程度の長さに伸ばしてから切り離す。そして両端をくっ付けて輪っかを作る。それを周りにばらまくだけ。」

 

ドラえもんが説明すると、のび太と美夜子以外はテープを持って周りに蒔きに行った。

 

出来杉

「撒き終わったよ。」

 

静香

「これでどのくらい持つの?」

 

静香の質問にドラえもんは

 

ドラえもん

「ん~……一晩位は持つと思うよ。」

 

不安そうに答えるが、今晩は持つようだ。

 

全員テントの中に戻り、のび太が目覚めるのを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、

 

のび太

「うん~……ハッ!…………イッテテテ!」

 

のび太が目を覚ました。

 

出来杉

「体は大丈夫かい?」

 

のび太

「うん。だいぶ迷惑を掛けたみたいだね。」

 

出来杉

「そうでもないよ。いつも君には助けられっぱなしだから。……早く皆を起こそう。」

 

のび太と出来杉は眠っている人を起こして、出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間程飛んだら景色が変わってきた。

 

美夜子

「どうやら帰らずの原は抜けたみたいね。」

 

ドラえもん

「それじゃあ、ここから魔獣の森に入るの?」

 

美夜子

「そうなるわね。」

 

そんな話をしていると、

 

スネ夫

「わっとと!!」

 

スネ夫のタケコプターに異常が出てきた。

 

そして立て続けに、

 

静香

「わぁ!」

 

ジャイアン

「ウワァ!」

 

タケコプターに限界が来たようだ。

 

ドラえもん

「一旦降りよう!これ以上は危険だ!」

 

全員着陸してからドラえもんはタケコプターを調べ始めた。

 

のび太

「どう?直りそう?」

 

ドラえもん

「ダメだ……変な環境で連続運転したからモーターもバッテリーも逝かれちゃったよ……。トホホ……」

 

お手上げ。と言う表情でのび太達に伝えた。

 

スネ夫

「じゃあ歩くっての!?」

 

ドラえもん

「そうなるね……」

 

そう言うと、全員でデコボコな道を歩き出した。

 

恐らく、悪魔達が普段使っている道なのだろう。狭い一本道だがドラゴンらしき足跡がいくつか残っていた。

 

のび太

「美夜子さん。どのくらいでこの森を抜けられるの?」

 

美夜子

「そんなに広い森では無いみたいだけど…………」

 

人によって感覚は変わる。ナルニアデスにとってはこの森は大して広くはないが、それはのび太達にとっても広くないと言う訳では無かった。

 

常人の感覚ならそこそこ広いと言うだろう。

 

その時、のび太達の上を巨大な虫の様なビーストが飛んできた。

 

そのビーストが飛ぶときの羽の風圧で、少し飛ばされそうになった。

 

ビーストは自分の巣らしき場所に降りると、口から大量の骨を吐き出し、爪で歯の間に挟まった物を取っていた。

 

のび太

「アイツこの森の魔獣を食べてるのか!?」

 

するとビーストはのび太達に気づいたようだ。雄叫びをあげて、のび太達に襲い掛かった。

 

のび太

「ハァァァ!!」

 

のび太はエボルトラスターを使ってウルトラマンになるとビーストに殴りかかった。

 

出来杉達もディバイトランチャーを構えのび太を援護しようとした。

 

ウルトラマン

「ハァ!テェヤ!!」

 

ビースト

「キャァァ!!」

 

ウルトラマン

「ハァァ……デヤァ!!」

 

ウルトラマンはビーストを両腕で持ち上げて、投げ飛ばした。

 

更にダメージを与えようと近づくと

 

ウルトラマン

「ウワァ!アァ!」

 

ビーストの尻尾の顎に足首を噛まれた。

 

スネ夫

「アイツ尻尾にも顎が付いてるぞ!?」

 

ジャイアン

「クソ!のび太を放せ!!」

 

ディバイトランチャーで攻撃をするが、

 

出来杉

「何て硬さだ!?全然攻撃が効かない!!」

 

皮膚の強度に、ジャイアン達の攻撃は一切通用しなかった。

 

ウルトラマン

「グワァァ!!」

 

尻尾でウルトラマンを投げ飛ばした。そして、爪で突き刺そうとした。

 

出来杉

「そこだ!!」

 

出来杉がビーストに攻撃を入れると、何と怯んだ。先程の攻撃ではびくともしなかったのに。

 

出来杉

「間接を狙って!!そこなら攻撃が通じる!!」

 

ジャイアン/スネ夫

「よし!!」

 

ウルトラマン

「デヤァ!!」

 

ウルトラマンはビーストの頭を蹴飛ばして距離をとると、ジュネッスブルーになり攻撃した。

 

ビーストは勝ち目が無いと思ったのか羽を広げてその場から逃げようとしたが、

 

ウルトラマン

「ハァァ……デヤァ!!」

 

クロスレイ・シュトロームで羽を破壊され落ちた。

 

ビースト

「キャァァ!!」

 

今度は土に潜って逃げようとしたが、

 

ウルトラマン

「セヤァ!!ハァ!」

 

セービングビュートをビーストの体に巻き付け、地面から引きずり出し、投げ飛ばした。

 

ウルトラマン

「ハァァ…………セヤァ!!」

 

アローレイ・シュトロームを放ってビーストを粉砕した。

 

ウルトラマンはのび太の姿に戻った。

 

のび太

「ハァ、ハァ、倒せた…………」

 

大量の汗を流し、肩で息をしていた。

 

ゆっくりと立ち上り、ドラえもん達の元へと向かった。

 

のび太

「これで安心して先に進めるね。」

 

ドラえもん

「のび太くん、大丈夫?スゴい汗だけど……」

 

のび太

「大丈夫大丈夫。少し疲れただけだから。それより先を急ごう。」

 

心配そうに言うが、のび太本人は大丈夫だと言うので先に進むことにした。

 

 

しばらく森を歩いてると、やっと抜ける事ができた。

 

そして、魔王の城も見えてきた。

 

スネ夫

「城まで近づいたけど……、これじゃあ入るのは無理だよ。」

 

ドラえもん

「なら、穴を掘って行こう!!モグラ手袋~!!」

 

モグラの爪が付いた手袋をはめると、地面に穴を掘って進んだ。

 

ドラえもん

「OK!皆ついてきて!!」

 

ドラえもんの言葉に全員穴の中に入っていった。

 

美夜子に誘導されながら、ドラえもんは穴を掘っていく。

 

美夜子

「左に1.5°修正して。」

 

ドラえもん

「了解」

 

こんな調子で進んでいくが、当然ドラえもんは疲れはてる。

 

ドラえもん

「もう無理。ジャイアンよろしく……」

 

ドラえもんからジャイアンにバトンタッチされると

 

ジャイアン

「よし!全速力だ!!」

 

とんでもないスピードで進み始めた。

 

途中、デカイ貝の化石や恐竜らしき化石にぶち当たって驚くことが多々あったが、何とか進めた。

 

ドラえもん

「右に1°……イヤ、左に3°……ストップ!!」

 

ドラえもんの言葉に急にジャイアンが止まったので、後ろに居た全員が前の人にぶつかって倒れた。

 

スネ夫

「急に止まらないでよ!」

 

ドラえもん

「しー、調度ここが真下だ。」

 

ドラえもんはポケットからモニターを出してスパイ衛星の映像を流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城の中、デマオンの居るところでは、

 

3つ星悪魔

「地球人は今だ見つかりません。恐らく、絨毯と一緒に燃え尽きたのかと…………」

 

デマオン

「少しは骨のある奴等だな。」

 

手を前に出し、魔力を放つと、

 

パキ!

 

スパイ衛星が破壊された。

 

3つ星悪魔

「これわ…………!?」

 

デマオン

「少しは私を楽しませてくれるようだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパイ衛星が破壊されてから映像は途絶えた。

 

が、魔王の姿はとらえる事ができた。

 

のび太

「あれが、大魔王デマオン…………」

 

すると、美夜子が魔界歴程を広げて

 

美夜子

「アイツを倒す方法はただひとつ。心臓に銀のダーツを撃ち込むのよ。一人二本ずつ持って。」

 

魔界歴程から銀のダーツを出すと、全員に二本ずつ渡した。

 

ドラえもん

「そうだ、月光灯も渡しておこう。それと、盲点星~効き目長持ち安心バージョン!!」

 

のび太

「何その星?」

 

ドラえもん

「これを着けると、相手の盲点に入れるんだ。」

 

スネ夫

「盲点?」

 

ドラえもん

「ようは、見えなくなるってこと!」

 

ドラえもんが盲点星を着けると、確かに姿が消えたように見える。

 

それを見て、のび太達も盲点星を着け、城に入ろうとしていた。




今日はここまで。それでは後書コーナーです。

作者
「後書コーナー!!」

のび太/出来杉/ドラえもん
「イエーーーイ!!」

作者
「今日紹介するヒミツ道具は!!」

ドラえもん
「盲点星~!!」

作者
「説明よろしく!!」

出来杉
「はい!盲点星は着けると自分の姿が相手の盲点に入るの道具です。ですので、実際に姿が消えてる訳ではありません。今回のは効き目長持ち版なので、かなりの時間姿を隠す事が出来ます。」

作者
「そして紹介するのは!!」

のび太
「ダークメフィスト!!」

作者
「ネクサス本編では、何度も姫矢とナイトレーダーの前に現れて苦しめてきた強敵だ!変身者が元ナイトレーダー隊員なので恐ろしく強かったよ!!」

出来杉
「この小説でもかなりの強敵だよね。」

のび太
「変身者がどんな人かも気になるね。」

作者
「まぁ~、それは追々ね。次回予告よろしく!」




美夜子
「大魔王デマオン!地球侵略を諦めて、今すぐ引き返しなさい!!」

デマオン
「それは出来ん。」

メフィスト
「その体で、いったいどこまで持つかな?なぁ、ウルトラマン。」

作者
「次回 大魔王」

作者/のび太/出来杉/ドラえもん
「次回もよろしくね!!!」




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