ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

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みなさん、おはんこばんちは。

皆様に一つ謝罪しなくては行けないことがあります。

前回の次回予告では、帰らずの原に入ってバトル、みたいな事が書かれてましたが、急遽、人魚の島を入れることにしました。

人魚の島を省いた理由は、ネクサスの水辺でのバトルシーンが思い付かなかったからなのですが、ウルトラマンXの方でやっていたのを思い出したので書くことにしました。

ですので、この話は急遽思い付いたので、いつもより文字数が少なくなるかも知れません。

大変申し訳ありませんでした。前回の次回予告の話はこの次に持ち越しとなります。

それでは、人魚の島始まります。ゆっくりしていってね。


人魚の島

美夜子

「後少しで南極を抜けられるわ!」

 

その言葉に、飛んでいた皆が安堵の表情を浮かべた。

 

慣れてるとは言え、ずっと飛んでるのはキツイ様だ。

 

南極を抜け出て、そのまま海へと続く岸に着陸して、休憩をとり、美夜子は魔界歴程を開き、地図の部分を確認していた。

 

のび太

「魔王の城まで、後どのくらいあるの?」

 

のび太の質問に美夜子は魔界歴程を見ながら皆のほうを向き

 

美夜子

「魔界歴程では、後3つの危険な場所を通れば城に着くと書かれてるわ。」

 

のび太

「後3つ!?」

 

全員驚いていた。

 

南極を抜け出ても後3つもあるのだ。当然だろう。

 

出来杉

「次は何があるんですか?」

 

出来杉の質問に美夜子は、

 

美夜子

「次は、人魚の島があるわ…………。」

 

「人魚の島?」

 

全員が首をかしげた。…………聞き慣れないもんね。

 

美夜子

「そこに住む人魚達は、海を渡ろうとする者達を自身の歌声で魅了して操り、海に住む怪獣に食べさせるらしいわ。」

 

「…………」

 

美夜子の説明に、皆、顔を青くして引いていた。(作者も旧ドラを見直した時に、うわぁ~、と思いました。)

 

出来杉

「避けては通れないんですか?」

 

美夜子

「それが駄目なの。人魚の歌声を聞くと、誰でもフワフワっと、その音について行っちゃうのよ……。」

 

皆の顔が曇った。

 

その時、ドラえもんは不安そうな顔をしながら、一つの道具を出した。

 

ドラえもん

「仕方ない。じゃあ耳バンでも貼っておくか……」

 

ドラえもんはポケットから人数分の耳バンを出して皆に配った。

 

美夜子

「これは?」

 

ドラえもん

「この様に、耳に貼っ付けると何も聞こえなくなるんだ。…………ただ、これ安物だから味方の声まで聞こえなくなるんだよな~。」

 

実際に自分の耳に当たる所に貼り付けながら説明した。

 

貼った人は、それぞれ何も聞こえないかを確認していた。

 

その時、まだ耳バンを貼っていないのび太が美夜子に質問した。

 

のび太

「ねぇ、美夜子さん。海に住む怪獣って、ビーストの事?」

 

美夜子

「分からないわ……魔界歴程には怪獣としか書かれてないから。でも、用心はしとかないと。」

 

海に住む怪獣については、美夜子も分からない様だ。

 

そんな会話をした後にのび太と美夜子も耳バンを着けたが、まだ不安そうだ。

 

耳バンを着け、全員海を越えようと、その場から飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し、と言っても飛んでるので、結構な距離を飛んでたら、のび太達の耳に歌が聞こえてきた。

 

「えっ!?」

 

のび太

「何で歌が!!」

 

耳バンをしているにも関わらず、自分の耳に歌が聞こえてきた事に驚き、後ろを振り返った。

 

するとそこには、そこそこの広さのある、島の上で、下半身が魚になっている女性、人魚達が歌を歌っていた。

 

あれが人魚の島なのだろう。

 

のび太

「皆!行っちゃダメだ!!止まれ!!」

 

のび太は先回りして、皆を止めようとするが、6人を1人で抑えるのは腕力的に少し無理があった様だ。

 

スピードは落ちたものの、どんどん島へと近づいてしまう。

 

静香

「綺麗な歌声…………」

 

スネ夫

「本当、ずっと聞いてたいよ…………」

 

のび太

「ちょっ!皆しっかりして!!」

 

のび太が必死に抑えているが、皆正気を取り戻さず、歌に聞き入ってた。一人を除いて。

 

ジャイアン

「何だい!何だい!こんな歌よりも、俺の歌の方がよっぽどスゴいぞ!!」

 

ジャイアンがそう言うと、ドラえもんのポケットを無理矢理あさり出して一つの道具を取った。

 

ジャイアン

「カラオケマイクセット~!!」

 

のび太

「えっ…………?」

 

ドラえもんのポケットからカラオケマイクセットを取り出すと、マイクの音量を最大にしていつも通りに歌い始めた。

 

曲名「ジャイアンにボエボエ」

 

ジャイアン

「ブッ飛ばす!!デンジャラス!!オレジャイアン!!…………」(ここから先、作者聞き取り不能のため歌詞はありません。)

 

「はっ!……ぎゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!!!」

 

人魚達

「きゃゃゃゃゃゃゃ!!」

 

ジャイアンの歌で皆正気を取り戻したが、同時に耳バンが音に耐えられず、壊れてしまい、大ダメージを受けてしまった。

 

人魚達も、スゴい歌声に驚いて、海底に潜って行って、2度と出てくる事は無かった。

 

正気を取り戻した皆は、ジャイアン以外ヘロヘロになりながら島に降りた。

 

ドラえもん

「あ~…………」

 

スネ夫/のび太

「死ぬかと思った…………。割とガチで…………」

 

ジャイアン

「何か皆は疲れてねーか?」

 

ジャイアンはのび太達を指しながら言うと出来杉が

 

出来杉

「……武君の歌のおかげで呪いの解けた後遺症じゃない…………」

 

適当な事を言って誤魔化した。

 

ジャイアン

「成る程!!さすが俺の歌だな!!」

 

誤魔化せた様だ。しかも悪意0とは、ある意味悪魔以上に質が悪い。

 

その時、水面が揺れだし、巨大な怪獣が姿を現したら。

 

全身に鱗と鋭い棘が生え、小さな腕と長い尻尾を持っている怪獣だった。

 

怪獣

「ギャァァ!ギャァァ!」

 

怪獣はのび太達を見ると、鳴き声をあげて、青色の光線を口から出した。

 

一発目は島の手前の海に当たり、のび太に直撃はしなかったが、直ぐに二発目を撃とうとしていた。

 

のび太

「フンッ!」

 

のび太はエボルトラスターを引き抜いて、ウルトラマンになり、光線を出すのを止めた。

 

ウルトラマン

「ハァ!」

 

怪獣

「ギャァァ!ギャァァ!」

 

怪獣は尻尾でウルトラマンを攻撃しようとしたが、掴まれてそのまま投げ飛ばされた。

 

その光景を見ていたドラえもん達は、

 

ドラえもん

「何かのび太くん、前より強くなってない?」

 

出来杉

「そう言われれば、確かに……」

 

スネ夫

「地球で戦ってた時よりも攻撃一つ一つが強力になっているような気がする。」

 

確かに、ウルトラマンの攻撃一つ一つが地球に居たときよりも強力になっている。

 

戦いの中で、だんだんと力を付けて来ているのだろう。

 

怪獣

「ギャァァ!」

 

ウルトラマン

「ハァ!ゼヤァ!!」

 

怪獣が光線を出すが、サークルシールドで光線を防ぎ、怪獣の胴体に攻撃を入れた。

 

ウルトラマン

「タァ!デラャァ!!」

 

ウルトラマンは怪獣を蹴飛ばすと、ジュネッスに変身した。

 

ウルトラマン

「ハァ…………ゼヤァ!!」

 

エナジーコアの前で腕を組み、エネルギーを溜め、両腕を広げて、一気に溜めたエネルギーを放出した。

 

それを受けた怪獣は、倒れて爆散した。

 

ウルトラマンは光になると、島の上まで来てのび太の姿に戻った。

 

のび太

「ふぅ……おっと!」

 

脚から力が抜けて、少し体制を崩した。

 

ドラえもん

「大丈夫?のび太くん」

 

のび太

「大丈夫大丈夫。少し疲れただけだから。」

 

大丈夫だと言うのび太だが、少しずつ戦いの影響が体に出始めている様だった。本人は自覚が無いが。

 

美夜子

「少し休んでから行く?」

 

美夜子も心配して、休むかと提案したが、

 

のび太

「いや、良いよ。先を急ごう。」

 

そう言い、全員先へとに進んだ。




あ~、短い。今日は一段と短い。

それでは後書コーナーです。

作者
「後書コーナー!!今日紹介するヒミツ道具は!!」

ドラえもん
「耳バン~!!」

のび太
「耳に貼っ付けると何も聞こえなくなる道具だね。確か高いヤツだと自分が設定した音だけを聞こえなくすることが出来るんじゃなかった?」

ドラえもん
「そうだよ。まぁ、高いって言っても、200円300円位しか高くならないんだけどね。」

作者
「そして紹介する技は!!」

のび太
「コアインパルス!!」

出来杉
「とんでもない火力を持つ熱線で、相手を粒子状にすのではなく、爆散させる必殺技です!」

のび太
「ねぇ、作者。」

作者
「なに?」

のび太
「何で急に人魚の島を入れたの?」

作者
「前書でも言ったけど、ネクサスが水辺で戦ってるシーン何て思い付かなくてね。もしかしたらネクサス本編でやってたかも知れないけど、最後にネットで見たの、もう6年位前だから、ほとんど覚えてなくてね。それで、昨日シャワー浴びてる時にXでベムラーと水辺で戦ってるのを思い出したから入れたんだよ。」

ドラえもん
「結構急だったけどね。」

作者
「それでは、次回は前書でも言った通り、前回の予告の話になります。それでは次回も!」

作者/のび太/出来杉/ドラえもん
「よろしくね!!!!」

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