ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

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やぁやぁみなさん、暇な時間のお友達、作者です。

※お知らせ

今日から魔界星突入して、バンバン戦闘シーンを入れようとしたら、そもそも新魔界は戦闘が少ないの思い出したので、旧魔界にあった、原っぱと魔獣の森で戦闘シーンを入れようと思っています。

そのため、多少急だな、と思ったり、このタイミングでコイツ?みたいな事が、この先多々あります。

あらかじめこの事をご了承ください。

それでは魔界星篇始まります。ゆっくりしていってね。


魔界星でどたばた

のび太が美夜子を慰めてたとき、ドラえもん達は、

 

ドラえもん

「のび太くん遅いな…………何やってんだろう?」

 

スネ夫

「全く、だからノロマは嫌いなんだ!!」

 

ジャイアン

「もう、先に食っちまおうぜ!!」

 

のび太達の帰りを待ちながら、ヤジを飛ばしていた。

 

出来杉

「僕、ちょっと見てくるよ。」

 

出来杉が見てくると言って、絨毯から顔を出すと、ちょうどのび太が美夜子を慰めてたときだった。

 

出来杉は何も言わずに、絨毯の中に戻ると、

 

出来杉

「後5分だけ待ってくれないかな?」

 

ドラえもん

「何かあったの?」

 

出来杉

「イヤ、二人で少し話をしていただけさ。」

 

出来杉はそれとなく誤魔化して時間を稼いだが、顔が少し微笑んでいたのを気付かれない様に必死に我慢していたのは、完全な余談かな?

 

数分して、のび太と美夜子が戻ってきた。

 

のび太

「ゴメンゴメン、少し遅れちゃった。」

 

美夜子

「待たせちゃってゴメンね。」

 

美夜子は何となくスッキリした表情をしていた。

 

その後、皆で食事をとり、それぞれの部屋に戻り、休息を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スネ夫とジャイアンの部屋で、スネ夫は、ドラえもんから借りた道具で何かを作っていた。

 

ジャイアン

「さっきから何作ってんだ?」

 

気になったので、ジャイアンが質問した。

 

スネ夫

「悪魔やビーストに対抗できる武器を作ろうと思ってね…………」

 

ジャイアン

「こんな銃のオモチャや飛行機のオモチャでか?」

 

スネ夫は取り寄せバックで自分の家から、銃のオモチャと飛行機のオモチャを取り寄せ、それを技術手袋と天才ヘルメットを使って改造していた。

 

スネ夫

「オモチャでも、ドラえもんの道具で改造すればどうとでもなるよ。飛行機の方はビッグライトで大きくすれば僕たちが乗ることだって出来るしね…………。それに、のび太一人に戦わせる訳には行かないだろ……。」

 

ジャイアン

「それもそうだな。よし!俺にも何か手伝わせろ!」

 

スネ夫

「じゃあ、この作業お願い!」

 

ジャイアン

「まっかされよう!」

 

二人は魔界星に着くまでの数時間、改造に没頭していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃出来杉は、絨毯の上で

 

出来杉

「フンッ!!」

 

魔法の練習をしていた。

 

そこに、静香が現れた。

 

静香

「何してるの?出来杉さん」

 

出来杉

「あ~、魔法の練習だよ。簡単な攻撃魔法や、癒しの魔法を少しでも覚えたいから…………」

 

静香

「それって、のび太さんのため?」

 

出来杉

「うん……。もう、何も出来ずに見ているだけなのは嫌だから…………」

 

出来杉は、のび太がウルトラマンになり、必死に戦っているときや、傷だらけになったのび太を助ける事が出来なかった自分を悔やんでいた。

 

出来杉

「もう、彼だけに荷は負わせない…………」

 

静香

「そう……。」

 

魔界星に着くまでの数時間、出来杉は練習を続けた、静香は隣でそれを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれが、人の事を思いながら、魔界星へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、のび太達は最初の部屋に集合していた。

 

そして、外には黒い炎に包まれた惑星…………魔界星があった。

 

のび太

「遂に、ここまで来たね……」

 

ジャイアン

「これが……魔界星……」

 

のび太とジャイアンが呟き、他のメンバーも魔界星を見つめる。

 

美夜子

「あの星の接近を止めるには、悪魔族の王、大魔王デマオンを倒すしかないわ。」

 

その言葉に、全員が息を飲む

 

美夜子は魔界歴程を広げ、魔界星の断面が書かれた部分を見せた。

 

美夜子

「魔界星への入口はたった一つ。南極に炎の裂け目があるんだけど……」

 

そこまで言うと、美夜子は魔界歴程を閉じ、のび太達の方を見た。

 

美夜子

「ただし、十秒で通りすぎないとあらゆるものが燃やし尽くされるわ……。」

 

出来杉

「たった十秒…………」

 

出来杉が唖然とした様子で呟いた。他の皆も、あまりの短さに驚いていた。

 

美夜子

「フルスピードで突っ込んでも間に合うかどうか……」

 

ドラえもん

「あっ……!」

 

ドラえもんが声をあげると同時に、魔界星の南半球辺りの中心に一ヶ所、炎が渦巻いてる部分があった。

 

美夜子

「重力圏に突入するわ!!皆、衝撃に備えて!!」

 

「えっ!!!?」

 

美夜子がそう告げると、皆慌てて、1人省いて、何かにしがみついた。

 

絨毯が裂け目に突入する。

 

渦に乗るように回転しながら、炎の中へ入っていった。

 

「うわああああああああ!!!!?」

 

皆、回転しながら炎の熱に悲鳴をあげていた。

 

そんな事している内に、絨毯の内側も燃えだした。

 

「あつつつつつつ!!!?」

 

美夜子

「もう少しよ!!皆、頑張って!!」

 

皆、とんでもない熱さに悲鳴をあげ、美夜子はもう少しだと伝えた。

 

そして絨毯はやっと黒い炎を突発し、魔界星の南極に出る事が出来た。

 

しかし、絨毯の方はもう限界だった。…………むしろ持ったのが奇跡だ。

 

ドラえもん

「ダメだもたない!!脱出!!」

 

全員、ドラえもんの言葉に慌てて絨毯から飛び出し、タケコプターを使い脱出した。

 

皆が脱出した後、絨毯は見事に墜落し、黒い煙を上げて燃えた。

 

美夜子

「早く隠れて!!悪魔達がやって来るわ!!」

 

「ええっ!?」

 

全員、慌てて数十メートル離れた所にある、氷山の影に隠れた。

 

美夜子とドラえもんが氷山から少し顔を出して、様子を伺った。

 

その直後、ドラゴンの鳴き声が聞こえてきた。

 

悪魔達は、のび太達の乗ってきた絨毯のそばに降りて調べ始めた。

 

その頃、氷山の影では、美夜子とドラえもん以外が皆震えていた。…………夏服や半袖で来ているから当たり前だ。生きてられるのが奇跡だ。

 

のび太

「ドラえもん……オールシーズンバッチ出して……!!」

 

ドラえもん

「氷が溶けたら僕たちの居場所がバレちゃうよ……!!」

 

のび太はオールシーズンバッチを使って、寒さをしのごうとするが、ドラえもんに場所がバレるから出せないと告げられた。

 

一方、絨毯を調べている悪魔達は、

 

悪魔その1

「完全に焼けていますが、地球の物に間違いありません。」

 

絨毯を2、3回蹴り、破片を飛ばした。

 

下っぱ悪魔の言葉に、ドラゴンに乗っていた三つ星悪魔が

 

三つ星悪魔

「魔界に乗り込んで来るとは、命知らずな奴等よ。」

 

悪魔その2

「これでは、乗っていた連中も黒焦げでしょう!」

 

下っぱ悪魔その2は自分の推測を言うが、三つ星悪魔は、

 

三つ星悪魔

「どうかな?あるいは空中で脱出したかも知れないぞ。……直ちにデマオン様にご報告だ!!」

 

そう言うと、悪魔達はドラゴンに乗り、どっかに帰って行った。

 

この時、ドラゴン達の後を小さな球体、スパイ衛星が追っていた。

 

ドラえもん

「スパイ衛星が、上手く追跡してくれる、うううううううう…………」

 

美夜子

「だ、大魔王の城まで案内してもらう訳ね…………」

 

全員、スパイ衛星から送られてくる映像を見ながら震えていた。

 

ドラえもんと美夜子も寒さが回ってきた様なのか、震えだした。

 

ドラえもん

「よ、よし、後を追うぞぞぞぞ…………。」

 

ドラえもんは震える手でモニターをしまい、タケコプターで後を追い始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔達の後を追って、南極の空を飛ぶが、彼らは吹雪に襲われ、さっきよりも震えながら飛んでいた。

 

スネ夫

「か、髪型が…………もう最悪!」

 

この猛吹雪の中で自分の髪型を気にするスネ夫。神経が図太いと言うか逞しいと言うか、ある意味勇者だある。

 

ジャイアン

「手足の……感覚が無くなってきた……」

 

のび太

「何か……頭がボーッとして……」

 

そう言うと、何と眠ってしまった。

 

ドラえもん

「眠っちゃダメー!!!そのまま、心臓まで凍って死んじゃうぞ!!!」

 

ドラえもんはのび太を揺すって起こそうとするが、のび太は起きそうにない。

 

静香

「もう、駄目……」

 

その後、静香が眠り始めて、続けてジャイアンとスネ夫までもが眠ってしまった。

 

出来杉は何とか意識を保っているようだ。

 

美夜子

「静香ちゃん!?」

 

ドラえもん

「ジャイアン!?スネ夫!?」

 

とても飛べる常体では無いので、一端雪と風をしのげる所に降りた。

 

スネ夫

「いてぇ……」

 

ジャイアン

「いてぇ……」

 

ジャイアンとスネ夫は意識を保つため、お互いに顔を殴りあっていた。……全力で

 

美夜子

「静香ちゃん!!しっかりして!!」

 

美夜子は静香を揺すって意識を保たせ、ドラえもんと出来杉は、

 

ドラえもん

「起きろ!!目を覚ませ!!のび太ー!!寝ちゃダメだってば!!」

 

出来杉

「目を覚ませ!!のび太くん!!」

 

一番ヤバそうなのび太に必死で声を張り上げ呼び掛けていた。

 

のび太

「あぁ…………暖かいなぁ…………」

 

目を覚ますどころが、寝言までいい始めた。

 

ドラえもん

「夢を見ているのか!!しっかりしろ!!」

 

ドラえもんはそう叫んでのび太の体を強く揺する。

 

しかし、のび太は目を覚まさず、首ががくりと垂れた。

 

その様子が、ドラえもんと出来杉には彼が死んだ様にも見えた。

 

ドラえもん

「の、のび太くん。うわあああああああああああ!!!」

 

ドラえもんはのび太を抱き締めて号泣した。出来杉も口を押さえながら涙を流していた。

 

するとのび太がまた寝言を言った。

 

のび太

「スゴい……ちょっぴり塗っただけで、こんなに暖かいなんて…………」

 

ドラえもんはその寝言を聞くと、目を輝かせた。

 

ドラえもん

「その手があったか!!えーと……ちょっと待っててね。寒くなるほど暖かく感じる魔法のクリームはっと…………」

 

そう言いながら、ポケットからがらくたを放り投げ、目的の道具を出した。

 

ドラえもん

「あべこべクリーム!!皆も早く塗って!!」

 

ドラえもんは意識の無いのび太に塗りながら、全員にクリームを渡して塗り込む様に言った。

 

ジャイアンとスネ夫はボーッとしながら、自分の体にクリームを塗り込む。

 

静香

「ふわぁ~……」

 

美夜子

「スゴい!!身体中ポカポカだわ!!」

 

クリームが効いてきた静香は幸せそうな顔をし、美夜子はクリームの効果に驚いていた。

 

のび太

「あれ?夢じゃ無かったんだ」

 

意識を取り戻して早々にそんな事を言った。

 

ジャイアン/スネ夫

「いててててててててててて!!?」

 

感覚が戻ったため、二人は顔を押さえながら悲鳴をあげた。

 

ジャイアン

「お前!少しは手加減しろよな!!」

 

スネ夫

「おまえこそ!!」

 

ジャイアン/スネ夫

「いててててててて!!?」

 

二人はお互いに文句を言いながら顔を抑え痛がっていた。

 

その光景に、全員大笑いしてしまった。

 

7人はそのまま、南極を通り越えようとして、飛んでいった。

 




くそ寒い南極の話が終わったので、そこそこ暖かい後書コーナーのスタートです。

作者
「後書コーナー!!」

ドラえもん/のび太/出来杉
「イェーーイ!!!!」

作者
「今日紹介するヒミツ道具は」

ドラえもん
「あべこべクリーム~!!」

作者
「出来杉!説明よろしく!」

出来杉
「はい!あべこべクリームは塗ったら、感覚があべこべになる道具です。なので、雪山とかで凍死しそうになったら塗れば助かると言う訳です。」

のび太
「でも、吹雪の時に使うと、雪が熱くて火傷しそうになるんだよね。」

ドラえもん
「ある意味使いどころが難しい道具だよね~」

作者
「まだ余裕あるけど、何か無い?」

のび太
「あ、作者、僕が死にかけてた時、ドラえもんは兎も角出来杉も泣いてたでしょ。あそこって他に別のストーリーとか考えてたの?」

作者
「一様、破棄した準原稿があるけど……読む?」

のび太
「じゃあ、読ませて。」

作者
「それじゃあ、のび太が死んだと思われた辺りからスタート!!」


ドラえもん
「起きろ!!目を覚ませ!!のび太ー!!寝ちゃダメだってば!!」

出来杉
「目を覚ませ!!のび太くん!!」

一番ヤバそうなのび太に必死で声を張り上げ呼び掛けていた。

のび太
「あぁ…………暖かいなぁ…………」

目を覚ますどころが、寝言までいい始めた。

ドラえもん
「夢を見ているのか!!しっかりしろ!!起きないと!出来杉くんに目覚めのキスをさせるぞ!!」

出来杉
「えっ?ちょっと、それ僕しかダメージ受けてないよね。のび太くん気を失ってるからダメージ受けないけど、僕は受けるよね!!」

出来杉の突っ込みを無視して起こそうとするドラえもん。

そして、出来杉がのび太に目覚めのキスをさせると言う単語に反応して、美夜子が目を輝かせていた。

作者
「後はご想像にお任せするよ。」

出来杉/のび太
「なんて原稿考えてくれてんだー!!」

ドラえもん
「作者、さすがにこれは…………」

作者
「笑いの種になれば言いと思っただけだから、他意は無いよ。まぁ~、こんなことやったらネクサスのイメージ崩れるからやらないけどね、そんな事はどうでも良いから、次回予告よろしくね!」

美夜子
「南極の次は帰らずの原…………悪魔でも迷いこんだら出られない危険な場所よ…………」

スネ夫
「何だよ!あの三首の怪獣!!」

出来杉
「気を付けろ!あいつは幻覚を見せるみたいだ!!」

???
「ファウストに一撃入れただけの事はある。もっと俺を楽しませろ!!」

ウルトラマン(のび太)
「僕は、こんなところで負けるわけには行かない!!」

作者
「次回 帰らずの原で 黒と青。」

作者/のび太/出来杉/ドラえもん
「次回もよろしくね!!!!!」






※先程の準原稿を読んだ方にお伝えします。

作者は腐男子と言う訳ではありません。そちらの方にも多少の理解がある普通の男子高生なので、作者自体がソッチと言う訳ではありません。お間違いの無いように。

追伸
帰らずの原の後に出てくる魔獣の森で出したいビーストを活動報告にて募集します。そちらの方もよろしくお願いします。

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