ドラえもん のび太の新魔界大冒険~絆の戦士と7人の魔法つかい~   作:憲彦

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みなさん、おはこんばんちは。最近使っている歯ブラシが合わないのか、歯磨きの時口から血が出てしまう作者です。

今日はファウストとの戦闘からスタートですが、あんなバチバチした戦闘シーンを書ける自信がありませんので、変なところがあっても少し我慢してください。

それでは始まります。ゆっくりしていってね。


希望

ウルトラマンは走りながらジュネッスに変身した。最初から全力で行くようだ。

 

両者、空中に跳び、拳と蹴りをぶつけた。

 

物理的な攻撃力と言う点では、両者互角のようだ。

 

ウルトラマン

「ゼヤァ!!」

 

ファウスト

「ハァ!!」

 

着地した瞬間に、ウルトラマンはパーティクルフェザーを放つが、

 

ファウスト

「フンッ!」

 

ウルトラマン

「ウワッ!」

 

弾き返され、逆にダメージを受けてしまった。

 

ファウスト

「今のお前では、私に勝つことなど出来ない。」

 

ウルトラマン(のび太)

「なぜそう言い切れる!!」

 

ファウスト

「私はファウスト……、光を飲み込む無限の闇……。故に、光の存在であるお前が、私に勝てるはずが無い。」

 

ウルトラマン(のび太)

「だとしても!僕はその闇を打ち払ってみせる!!」

 

ファウスト

「フン。ハァァ!!」

 

のび太の言葉に鼻で笑うと、全力で蹴飛ばした。

 

更にそこに、ダーククラッシャーで追撃した。

 

ウルトラマン

「グアァァ!!」

 

防ぐことが出来ずに、モロに食らってしまい、大きなダメージを受けた。

 

その時、

 

ドラえもん

「ドカン!!」

 

ファウストの顔に空気の塊があたった。ドラえもんが空気砲で撃ったようだ。

 

ファウスト

「邪魔をするな!!ハァ!」

 

邪魔をされたことに怒ったのか、巨大な闇の球体を作り、ドラえもん達の方に放った。

 

その球体はドラえもん達の頭上に来ると、小さく分裂して、雨のように降り注いだ。

 

ドラえもん達

「うわああああああああ!!!」

 

ウルトラマン

「ハッ!!」

 

ドラえもん達は目を瞑ったが、いつまでたっても攻撃が来なかった。

 

恐る恐る目を開けると、ウルトラマンが自分達に覆い被さるようになって、攻撃から庇ってくれた。

 

ウルトラマン

「アァァ…………」

 

そのまま、力なく立ち上がると、

 

ファウスト

「フンッ!!」

 

ウルトラマン

「グワァァァ!!」

 

ダークフラッシャーを受け、ブッ飛ばされてしまった。

 

胸のエナジーコアも鳴っており、見ただけで危険な状態なのが分かる。

 

ファウストは止めを刺そうと、ウルトラマンに近づくが、

 

ウルトラマン

「ハァァ!!」

 

ファウスト

「グワァァァ!!」

 

クロスレイ・シュトロームを受けて、かなり大きなダメージを受けた。

 

その攻撃を最後に、ウルトラマンは光になりのび太に戻り、ファウストはメジューサの姿に戻った。

 

ドラえもん

「のび太くん!!」

 

ドラえもん達は心配しながら、のび太に駆け寄った。

 

のび太は瀕死の状態だが、辛うじて意識はあった。

 

それに対してメジューサは

 

メジューサ

「まだまだ私を楽しませてくれる様だな。…………だが!貴様らはここで潰させてもらう!!」

 

メジューサは空に飛ぶと、巨大な氷の塊をのび太達に落として埋めた。

 

埋めたのを確認すると、メジューサは消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分たってから、

 

ドラえもん

「オールシーズンバッチ、夏…………」

 

氷の溶ける音がした直後、のび太の部屋にどこでもドアが現れた。

 

開いた扉からは、氷付けにされた、のび太達が入れ込まれた。

 

最後にドラえもんが入ってきて、のび太達にバッチを着けた。

 

ドラえもん

「オールシーズンバッチ、夏……」

 

バッチが着くと、のび太達の氷がみるみる溶けて、全員が意識を取り戻した。

 

ジャイアン

「まさか、悪魔に騙される何て!!」

 

スネ夫

「魔界歴程も取られちゃったし…………」

 

出来杉

「これからどうすれば…………」

 

皆が深刻そうにする中、ジャイアンは魔界歴程の入っていた箱を開け

 

ジャイアン

「やれやれ……まさに、一本とられたって訳だな。」

 

不適な笑みを浮かべながら、一本の巻物を取り出した。

 

「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

皆が驚いていた。

 

ジャイアン

「それがよう、こっちとこっちで一本ずつ入ってたんだよ。」

 

ドラえもん

「二本入ってたってこと!?」

 

ジャイアン

「そう言うこと!!」

 

ジャイアンは箱の中に魔界歴程が二本入ってた事を説明しながら、魔界歴程を広げた。

 

スネ夫

「なんだぁ、じゃあ半分は手に入ったってことじゃん!!」

 

スネ夫は魔界歴程を見ながら嬉しそうに言った。ドラえもんや出来杉、静香も明るい顔をするが、のび太だけは、暗い顔をしていた。

 

のび太

「でも…………せっかく、半分手に入っても、美夜子さんがどうなっちゃったのか…………」

 

あのとき負けなければ!、と悔やんでいた。

 

その言葉に、全員の顔が暗くなった。

 

メジューサの口振りでは、無事では無いことは分かるが、それ以上の事は何も分からない。

 

しかし、のび太達を不安にさせるには、十分すぎた。

 

???

「チュッ!チュー!チュー!」

 

窓を叩く音と、何かの鳴き声が聞こえた。

 

ドラえもん

「!?」

 

「ん?」

 

その声のする方を見ると、ドラえもんは体を震えさせ、冷や汗をかいていた。

 

スネ夫

「なんだ?」

 

スネ夫がそう言うと、姿を現した。

 

ネズミ

「チュー!チュチュ!チュー!」

 

そこには、昨夜からずっとのび太達に付いてきていたネズミが居た。

 

ドラえもん

「ぎゃあああああああ!!!!」

 

ネズミの姿が目に入ると、悲鳴をあげながらどこでもドアの上に避難した。

 

のび太(手当済み)

「またネズミ?」

 

窓に近づきながら言うと

 

静香

「また?」

 

のび太の言葉に、出来杉以外が首をかしげた。

 

のび太

「どういうわけか、最近ずっと居るんだ」

 

ドラえもん

「ネズミの呪いだーー!!!」

 

のび太が答えると、ドラえもんがネズミに呪われてると叫んだ。

 

ネズミ

「チュー!チュー!」

 

スネ夫

「変なネズミ」

 

窓を叩いてるネズミを見ながらスネ夫がそう言った。

 

静香

「見て、首輪をしてるわ。誰かのペットだったのかしら?」

 

ドラえもん

「あり得ない!あり得ないから早くどっかにやってよー!!!」

 

静香が首輪をしていることに気づき、誰かのペットじゃないかと言うと、ドラえもんが全力で否定した。

 

ジャイアン

「ワッ!!」

 

ネズミ

「チュッ!」

 

ジャイアンが窓に近づいて脅かすと、ビックリして窓から離れた。

 

その時、雲が一時的に晴れ、月が出てきた。

 

ネズミ

「チュ?」

 

ネズミが月の光を浴びると、体が輝きだした。

 

そこ状況を見ていたのび太達は、戸惑った。

 

ネズミの体は、徐々に人の形になっていき、その光が収まったとき、そこには一人の少女が立っていた。

 

「み、美夜子さん!!!」

 

全員、かなり驚いていた。

 

美夜子

「あ…………」

 

力が抜けたように屋根の上に座り込んだ。

 

のび太はいち早く駆けつけ、部屋の中へと入れた。

 

出来杉

「何でネズミの姿に…………」

 

出来杉が何故ネズミになったのか聞くと、美夜子は涙を流しながら

 

美夜子

「教会が悪魔に襲われたの…………。パパが、何とか私だけ逃がしてくれたんだけど……結局悪魔に見つかって、姿を変えられてしまったの……」

 

辛そうに話す美夜子に、のび太達も暗い表情になる。

 

美夜子

「パパは、悪魔に連れ去られて…………私、何も出来なかった…………!!」

 

美夜子が泣き出すと、

 

のび太達は、何かを決心した顔になり、お互いに力強く頷いた。

 

のび太

「美夜子さん、泣かないで。満月牧師を助けに行こう!!」

 

美夜子

「えっ……」

 

静香

「私達、一緒に魔界星へ行くわ!!」

 

ジャイアン

「悪魔族何か、俺達がまとめてブッ飛ばしてやるよ。」

 

のび太と静香が、一緒に魔界星に行くと言い、ジャイアンは力強く悪魔族をブッ飛ばすと言った。

 

出来杉

「決めたんです。地球を悪魔達に何かに取らせないって!」

 

美夜子

「本当に?本当に一緒に行ってくれるの?」

 

「うん!!」

 

驚いた表情で聞くと、皆力強く返事をし、美夜子の顔に笑顔が戻った。

 

スネ夫

「ああ、そうだ。魔界歴程も手に入れたんだ。」

 

美夜子

「ええ!?」

 

スネ夫が思い出したように言うと、美夜子は驚きの声をあげた。

 

スネ夫は「半分だけだけどね」と言いながら、美夜子に魔界歴程をわたした。

 

美夜子

「すごい!…………みんな、ありがと、ありがと。」

 

美夜子は嬉しさのあまり、皆に飛び付こうとしたが、タイミング悪く、月が雲に隠れてしまって、ネズミの姿に戻った。

 

ドラえもん

「ぎゃあああああああああ!!!!!!」

 

急にネズミが目の前に現れたので、顔を変な所までひきつらせ、悲鳴をあげながら気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラえもんが気絶してから数十分、

 

のび太は気絶したドラえもんを起こすため、体を揺すっていた。

 

のび太

「ドラえもん!ドラえもん!!起きろよ~!!」

 

ドラえもん

「ん~、あ!ネズミイイイイイイイイ!!!」

 

のび太に揺すられ、目を覚ましたドラえもんだが、いまだに、恐怖で震えていた。

 

そんなドラえもんを安心させるためか、のび太は今やっていることを話した。

 

のび太

「大丈夫だよ。今ね、皆で魔法をかけてるんだ。」

 

のび太が指を指す方向を見ると、確かにジャイアンとスネ夫に静香、出来杉の四人が美夜子に魔法をかけていた。

 

のび太

「変身の魔法は解けなくても、上から別の魔法をかければちょっとでも姿を変えられると思って。」

 

そう説明している間にも、四人が魔法をかけて、美夜子の姿を変えていた。

 

何故のび太が参加していないのかと言うと、勢いで今までに無い魔法が出てしまって危険だからと言うのは、完全な余談だ。

 

………………今、一瞬変な爬虫類的な何かが見えた記憶を脳から切り取りたい。

 

ドラえもん

「やだ!僕もう帰る!!」

 

不安しか無いため未来に帰ろうとするドラえもんをのび太が引き留め、

 

のび太

「大丈夫だって!だんだんましなものになってるから!!」

 

ドラえもん

「どうせ!ネズミ擬きじゃないか!!」

 

更に逃げようとする。

 

のび太

「そうじゃないのも一杯あるから!!」

 

ドラえもん

「あれもやなんだよ!!!!」

 

超逃げようとする。

 

ジャイアン/出来杉/静香/スネ夫

「出来たぁ!!」

 

その時、ジャイアン達が嬉しそうに声をあげて、のび太とドラえもんの方を振り向いた。

 

ジャイアン/出来杉/静香/スネ夫

「ジャーン!!」

 

美夜子(ネコ)

「ミャウ、ミャウ!ミャア?」

 

かなり可愛いネコになっていた。

 

のび太/ドラえもん

「…………」

 

二人は見惚れていたが、ドラえもんはすぐに顔が緩くなり、

 

ドラえもん

「えへへぇ~…………」

 

デレデレしていた。作者が警察なら即しょっぴきます

 

何か会話をしているようだが、

 

のび太

「良いから、翻訳こんにゃく早く出して…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翻訳こんにゃくを食べ、絨毯に乗り

 

美夜子

「それじゃあ、皆!準備は良い?」

 

「おう!!」

 

美夜子

「出ー発!!」

 

全員、絨毯に乗り込み魔界星に向けて出発した。

 




それでは後書コーナー、はーじめーるよ!!

作者
「今回のゲストは前回に引き続き、美夜子さん(ネコ)です!!」

ドラえもん/のび太/出来杉
「イェーーイ!!」

作者
「どう?ネコになった感想は?」

美夜子
「何か、色々小さくなったから、少し不便ね。手も指が短いし…………」

作者
「そんなに不便?」

ドラえもん
「別に良いじゃん!可愛いんだし!!」

作者
「スペシウム光線!!」

ドラえもん
「ぎゃあああああ!!!」

作者
「少しは自重しなよ。全く。それは捨て置き、今日紹介するヒミツ道具は!!」

ドラえもん
「オールシーズンバッチ~!!」

作者
「説明よろしく!!」

美夜子
「はい!オールシーズンバッチは春、夏、秋、冬の自分の好きな季節に変えることができる道具です。但し、効果は自分を中心に半径3メートル以内になっています!」

作者
「ありがとう!それじゃあ、何か質問ある?」

のび太
「ねぇ、作者」

作者
「何?」

のび太
「ファウストって、あそこまで全力で攻撃してきたっけ?ネクサス本編で」

作者
「ごめん、うろ覚えだから、少し盛ったかも知れない…………。」

のび太
「だよね…………」

作者
「まぁ、良いや。次回予告よろしく!!」

美夜子
「魔界星まで少しかかるから、のんびりしていってね。」

のび太
「…………今はまだ、泣いても良いと思うよ。」

美夜子
「ありがとう…………」

出来杉
「次回 魔界星突入。の少し前」

作者/のび太/ドラえもん/出来杉/美夜子
「次回もよろしくね!!!!」

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