恋の列車、デンライナー   作:龍弥/悠香 K
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番外編 桃とモモとチョコバナナ

「お待たせしましたー!」
奥で何かを作っていた耀太。
持ってきたのは、背の高いグラスに入ったパフェ。ちゃんと、桃とプリンも入っている。
「ペッシュ・ド・クレーム・パルフェだ。まあ、食べてみてくれ。」
「………ーぃいただきますっ!」

モモタロスが食べている間に、このパフェについての解説をしよう。
一番上には 桃 バナナ オレンジ ブドウ マンゴー
二番目には 生クリーム バニラアイス チョコ棒 プリン
三番目には 桃のシャーベットが、桃のゼリーにかかっている
四番目には 定番のカリカリビスケット
下には、コーヒーゼリー。
プラスで、縁にはメロンが引っ掛かっている。

「……………美味いな。」
全て食べ終えたモモタロスは、その一言だけ呟いた。
「これな、俺がお前専用に、徹夜で考えたんだ(半分嘘だけどね)。」

「あのー。楽しそうにしてるとこ悪いんですけどー………。ケーキ、そろそろ食べたいです。」
「ああ!すいません、すぐに!」
すぐにケーキを3つ置く。前に買った、ぺシェなんとかだ。

「あと、出来ればナイフが欲しいです。」
「「「「ナイフ⁉︎」」」」
「知り合いがいっつもそうやって食べてるから。一回やってみたかったんだ。」
「えっとじゃあ、これを………」
「湊耀太!いるか!」

「うおっ⁉︎戒斗!」
悠香に運ぼうと持っていたナイフを、つい構える。
「俺を殺す気か⁉︎」
「ああ、違うごめん!で、どうしたんだ?」

「………この前のチョコバナナさん?」
「………ブハッ!ちょ、チョコバナナさんって!」
悠香が呟いた。侑斗がそれを聞いて吹き出す。
「誰がチョコバナナだ!………誰だ貴様?」
「バナナにチョコをかけた紫の龍の飼い主ですけど?」

「ぐっ………だから……………!それはそうと、湊耀太、俺はお前に用がある!」
「悪い、今凰蓮のおっさんいないから、俺ここにいないと。」

「戦いたいなら私が相手になるけど?」
「何?」
不意に悠香が、そういった。
「力が欲しいのでしょう?だったら、どれくらい今強いか見せて欲しいしね。」
耀太は必死に止める。
「女の子に、そんなこと……………!危険だって!」

「「「あ。」」」
前にもいた赤鬼と青亀と、前にはいなかった青年(侑斗というらしい)が揃って言う。
「あーあ。言っちゃったね、耀太クン?」
「どうなってももう知らねー………」
「耀太。死ぬなよ。」
「何だよ、俺何か変なこと言ったか?」
そういえばさっきから、悠香さん方面から寒気が………
「……………侑斗。やっていい?」
凄く低い声で聞く悠香さん。やるって、何を⁉︎
「「「駄目!」」」
「……………っチ。まあいいや、耀太さんも入ってくださいよ。それだったらいいよね、侑斗?」
ほっ。



バナナ=戒斗 チョコをかけた=戒斗の顔にチョコつけた 紫の龍=リュウタロス。

皮肉ですねw