京太郎Side
俺は、この半荘をやる前に俺の師匠の、はやりんに言われた宿題を、やってみようと考えていた。はやりんは俺に実力を上げた方がいいと言ってたので俺は、この合宿で最低でも初心者から中級者ぐらいには、なりたいなっと思っていたからだ。
龍門渕が東、風越が西、鶴賀は北、俺が南になった。
龍門渕は、ハイテイを早速やってきた。俺達3人は、このままでは負けてしまうと考えたのか福路さんと加治木さんがサポートしてくれた。
2人の協力のお陰で俺は龍門渕にマンガンと役満を出す事が出来たが福路さんが龍門渕にロン宣言で12000で加治木さんが国士無双の24000を龍門渕に、ぶつけた。
そして最後のオーラスで俺は咲の得意技の嶺上開花で8000を龍門渕に叩きつけてギリギリ勝った。
「衣が、また清澄に負けた・・・・・お前は強いな清澄」
「いいえ俺は弱いですよ。俺は高校から麻雀を始めたばかりなのでまだ初心者です。だけど俺が勝つ事が出来たのは風越さんと鶴賀さんが協力してくれたから勝てたんです。2人が俺に協力してくれなければ俺は何も出来ずに負けていましたよ。今回は俺1人だけの勝利では無く3人の勝利です。」
「でも、またいつか天江さんと麻雀をする時は、その時こそ今回みたいな協力プレイじゃなく俺個人の実力で勝ってみせますよ」
「面白い、ならその時を待っていよう、清澄」
「それじゃあ俺はコレで・・・・・」
「清澄の男子、名前を聞かせてくれないか」
「俺は清澄の須賀京太郎です」
「須賀京太郎か・・・・・その名前を覚えておこう」
龍門渕の天江さんが離れると今度は俺が協力してくれた2人にお礼を言った。
「さっきの対局は協力してくれてありがとうございました」
「いえいえ、私が、あなたに協力したのは初心者と言っても勝ちたいっていう気持ちと負けたくないっていう気持ちが良くわかりましたから」
「私は男子と麻雀をするのは初めてだが中々面白かったよ」
「ありがとうございます」
「まだまだ時間は、ありますから合宿中は声を、かけてくだされば、お相手しますよ」
「私達の中にも初心者が、いるから君には興味が出てきた。私も合宿中は一緒に麻雀をやろう」
「ありがとうございます。コレからも、よろしくお願いします」
俺は福路さんと加治木さんにお礼を言うと今度はハギヨシさんに会った。
「さっきの対局を見てましたよ。おめでとうございます」
「ありがとうございます。それと県予選の時はタコスの作り方を教えてくれてありがとうございました」
「私は君が同じ部員の為に何かを頑張っている姿に感動したんですよ」
「また料理を教えてもらえませんか?」
「いいですよ。合宿中に教えられるだけ教えますよ」
「ありがとうございます。それじゃあ俺はコレで失礼します」
次回は京太郎が今回の対局についてを、はやりんに連絡をします。