瑞原はやりの弟子   作:シデンカイ

28 / 33
気づいたらUAが20000を越えていてビックリしました。それだけ読んでくれた人いるって事が嬉しいですね。本当にありがとうございます。


第27話

「それに・・・・・俺は嬉しいんですよ」

 

 

「嬉しい?」

 

「俺は、はやりんのファンですけど今みたいに話が出来て嬉しいんです。弟子になる前は家のテレビで、はやりんを見てましたからね。だけど今の俺は、はやりんの弟子ですからね。はやりんから何かを教えてもらった。はやりんから何かを頼まれるかも知れない。だけど俺は学校が休みの時なら、呼ばれたらいつでも行きます。それと感謝も、しています。前に小鍜治プロ達と会わせてもらった時に俺は完全に場違いなんじゃないだろうか?って本気で思いました。会うだけでも驚きましたけど一緒に対局をする事になるとは思わなかったので驚きました。俺が麻雀を始めたのは高校に入ってからですけど麻雀をしても勝てない、毎日負けてばかりで、もう麻雀を辞めようって時に麻雀を今日で最後にしようと思った時に行った雀荘で、はやりんと会いましたからね。もしあの時に俺が雀荘に行かなかったら?もし俺が、はやりんの弟子にならなかったら?こんな経験させてもらえませんでしたから。だから俺は、はやりんに感謝しているんです。俺を弟子にしてくれてありがとうございます。俺に、いろいろな事を教えてくれてありがとうございます。コレからも俺にいろんな事を教えてください。お願いします。」

 

「それが今の京太郎君の気持ちなんだね?」

 

 

「はい、そうです。」

 

 

「はやりは普段アイドル雀士として歌って踊ったり麻雀も、しているけど京太郎君を弟子にしたにも関わらず京太郎君に師匠らしい事をしてないから、ずっと気になっていたんだ。はやりは京太郎君に何も教えてないし、はやりが忙しいから京太郎君に会えないし・・・・・はやりが京太郎君に教えたい事は結構あるんだ。はやりが京太郎君を連れていきたい場所もあるんだ。だけど、ちゃんと考えて思ったんだ。京太郎君・・・・・京太郎君は本当に、はやりが師匠でいいの?」

 

 

「はい」

 

 

「もし京太郎君が望むのなら小鍜治プロに連絡して弟子にしてもらうように言うけど」

 

 

「俺は他のプロを選びません。はやりんが師匠の方が俺は嬉しいんです。」

 

 

「なかなか会えないよ」

 

 

「構いません」

 

 

「京太郎君に教えられる時間が少ないよ」

 

 

「それは仕方ない事ですよ」

 

 

 

 

「はやりが京太郎君を呼んだら来てくれる?」

 

 

「学校が休みの時なら行きますよ。」

 

 

「それでも京太郎君は、はやりが師匠でいいんだね。」

 

 

「はい、俺はやりんのファンでもありますけど俺が選ぶのは、はやりんだけです。他のプロの人は選びません。」

 

 

「うんわかった。それなら、はやりはコレからも京太郎君の師匠として教えてあげるね」

 

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

「それじゃあ今日は、もう帰ろうか?」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

「忘れ物は無いかな?」

 

 

「何回か確認しましたから大丈夫です。」

 

 

「それじゃあ、またね。京太郎君」

 

 

「お疲れさまでした。」




今回はやりんと京太郎の今の気持ちを書いてみました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。