京太郎Side
俺は初めて東京に来たから、どこに何が、あるか知らないので交番にいた警察官に道を教えてほしいっと聞くと教えてくれた。
俺は、お礼を言った後に師匠のはやりんに指定された場所に向かってまた歩き出した。
歩いて10分ぐらいして師匠の、はやりんが教えてくれた場所についた。
でも見た感じが高校生が入っていいような店じゃなかった。
俺は、もしかしたら間違えたのか?っと思って念の為に俺は携帯のメールを2~3回は確認していた。やっぱり場所も名前も住所も合っていた。
この場所だと気付いた俺は、お店の中に入る。
すると店長と書いてある名札を付けている人が来て、お一人様ですか?っと聞かれたので俺は「待ち合わせです」っと答えた
すると店長と書いてある人は俺に「お好きな席に、どうぞ」っと言ってくれた
俺は奥のテーブル席で4人は座れるだろうなと思う場所に移動した。
そこに座ってからお店の人が、お水を持ってくると俺は師匠の、はやりんにメールで連絡をした。
「今、付きました。中に入って待っています」
電話だと気づかないかも知れないがメールだったら相手の人が消さなければ、ずっと残っているから安心だと思ったからだ。
メールを送って5分後に師匠の、はやりんが来た。
「ゴメン待った?」
「いいえ、今、来た所です」
俺は何となく、そう言ってみた。
「何かデートみたいだね」
っと師匠の、はやりんが言ってきたから俺は、かなり驚いたけど
「実は今日はやりが京太郎君を呼んだのは京太郎君に麻雀の勉強をさせようっと思って呼んだの」
「勉強ですか?」
「京太郎君は、まだまだ初心者だから覚えなければならない事が結構あるから」
「まあ確かに・・・・・そうですね」
「もう少しすると、その人達も来るから待っててね」
「その人達っていったい・・・・・」
「はやりちゃんお待たせ」
「ここが待ち合わせの場所かい」
「中々いい場所みたいでGOODですね」
「いい場所」
「えっ・・・・・戒能プロに野依プロに、三尋木プロに小鍜治健夜プロじゃないですか。」
「そうだよ。京太郎君は、はやりを入れた5人と麻雀をするんだよ。」
「そうなんですか。テレビで見ていた人達が、この場所にいて今から俺と麻雀って・・・・・何か場違いな気が、してきたんですけど」
「大丈夫だよ。前もって他の人達には連絡してあったから」
「そうだったんですか。あっ俺は清澄高校の須賀京太郎です。よろしくお願いします」
「君が、はやりちゃんの言ってた子なんだね。私の名前は小鍜治健夜です。よろしくね」
「俺でも知っていますよ。小鍜治プロは国内では無敗で永世正七冠で元世界ランキング2位、恵比寿時代は毎年リーグMVPでしたよね?」
「良くそこまで知ってるね?」
「師匠の、はやりんに麻雀の勉強をするように言われたので調べました」
「君が、はやりさんの弟子なんだね・・・・・私は戒能良子です。よろしく」
「こちらこそよろしくお願いします」
「野依理紗」
「こちらこそよろしくお願いします」
「君が、はやりんの弟子とはね。強そうには見えないけど、わっかんねー、私は三尋木咏」
「いつも着物を着ている着物プロですよね?よろしくお願いします」
「それじゃあ全員と挨拶をしたから京太郎君は、はやり達と交代で麻雀をするからね」
「わかりました。師匠」
「京太郎が今いるプロのみんなから教わるのは健夜ちゃんから勝ち続ける強さを、理紗ちゃんからは表情を、咏ちゃんからは爆発力を、良子ちゃんからはメンタルを、はやりからはツモ、ロンなどのスピード重視を京太郎に教えてあげるからね」
「はい、わかりました。」
「それじゃあ最初は誰が麻雀する?」
「最初はやりが、やるよ。はやりが京太郎君に言い出した事だし」
「なら私が出ようかな。たまには、こういった場での麻雀もいいし」
「小鍜治プロが出るとか、わっかんねー、なら私も出てみようかね」
「さあ京太郎君、はやり達と夜まで、やるからね」
(とても不安で仕方ないけどプロが何人も今いる、このチャンスを逃す訳には、いかない)
「はい皆さん、よろしくお願いします」
京太郎は今回の特訓で強くなれるのか?