やはり俺の高校生活は間違っている   作:のらネコ

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どうも、のらネコです。本日2本目!と思って書くつもりだったのですが、いろいろあって深夜になってしまいました…すいません。





あっ、今回は実弥視点です。


やはり彼と彼女は上手くいかない

6月20日。

 

はぁ…彼からのせっかくのお誘い断っちゃった。本当は彼と一緒にゲームしたかった。彼とおしゃべりしたかった。でも、私の過去がそれを許さない。もし、彼ー比企谷くんも『あの人』のようになってしまったら…比企谷くんは勘違いしないって言っていたけど、健全な男子高校生がそんなこと思わないはずがない。だって、クラスの男子、みんなおっぱい大きい子のことずっと見てるもん。私にはそんな魅力ないから大丈夫だって?バッキャロー、これでもBなんだぞ!

っと、話が逸れてしまった。まぁようするに、私の意識は彼のことを大丈夫だと思っていても、本能がそれを許容してくれていない、そういう状況なんです。今でも後悔してる。なんであのとき勇気を振り絞って彼と通話しなかったのか。けれど、心から感じた恐怖は、そう簡単には拭えなくて、今でも私を蝕んでいる。

由比ヶ浜さんは私に恋愛を勧めてくる。男子のことを好きになれば恐怖症なんて大丈夫!って。こんな症状がなければ、とっくに彼氏くらい作ってるっての。誰かって?それは教えられないなぁ〜。

雪ノ下さんは原因や心当たりについて聞いてくる。原因をしっかりと把握し、それについての対処を練らなければ、今後も同じことで苦しむことになるわ。って。わかってるんだよ、そんなこと。けどね?そんな簡単にいかないから依頼してるの。それにこの前は比企谷くんがいなかったらあの事件について根掘り葉掘り聞かれるところだったし。私は雪ノ下さんほど強くない。だから誰かの手を借りなきゃ自分のこと1つさえ満足に解決できない。それをわかってくれているのは、やっぱり比企谷くんだけなのかな。でも、今朝の彼、ちょっとおかしかったような…やけにハイテンションで挨拶してきて。彼ってそんなキャラだっけ?そういえば柚木も言ってたな、比企谷という男子から実弥について色々聞かれたって。

 

 

 

ちょっと不安。彼もあの人と同じにならないかって。大丈夫だと、信じたい。でも心のどこかで疑ってしまっているのも事実。

少し彼とは距離を置こう。

 

***

6月25日。

 

今日は、柚木とららぽに来ていまーす!なんでこんなにテンション高いかって?それはねー、柚木と1ヶ月ぶりのデートだからなのだ!普段あまり遊びに行ったりしない柚木を連れ出すのは本当に骨が折れるんだよ〜。お洋服買いに行こ?って誘ったら「家に居ても買えますよ。それに私は今洋服に困っていませんから。」って言って断られるし、買うとしてもアマゾン使おうとするし。あとメルカリとか。私が1人で外出れないの知ってるくせに。そんなヒッキーな柚木さんを連れて外を出歩いていると遠くに見覚えのあるシルエットを発見。

「あのアホ毛は…」

そしてその横しいるのは…?ゆ、雪ノ下さん⁉︎もしかして付き合ってたりするのかな?私は悪い事だとは知りながらも2人を尾行した。柚木はなんか言ってたけど私を説得できないと見たのか、黙って後ろをついてきた。

あ、小物屋に入っていった。2人の探してるものは…マグカップ?なんで2人でそんなものを…………あ。もしかして同棲?やっぱり比企谷くんもそういうことするのかな?もしかしてあのとき勘違いしないっていったのは、俺にはもう相手がいるからって意味だったのか…な?うう、なんで私はこんなに悲しくなってるの?ああ、比企谷くんがあの人と同じかもしれないって思ってしまったからか。そっか、そうだよね。

 

***

6月27日。

 

「えっ⁉︎違うの?」

 

驚きの声を上げたのは他でもない、由比ヶ浜さんだ。ん?なんでこんな声を上げてしまったのか?それはですね…

 

 

時は遡り2分前。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

私「あの、雪ノ下さん。この前、雪ノ下さんと比企谷くんが一緒に買い物してることを見てしまったんですが、あれはどういう…?」

 

雪ノ下さん「えっ?あ、ああ、あれは、私がこの前手を滑らせて彼のカップを割ってしまったから、新しいのを買いに行っていたのよ。」

 

雪ノ下さんはそういって机の上の新しい『お揃い』のカップを指差した。誰と誰のがお揃いなのかはご想像にお任せします…

 

私「そうだったんですね、変な誤解してすいませんでした。」

 

雪ノ下さん「いいえ、あなたのように自ら誤解を解きにきてくれるほうがよっぽどありがたいわ。中には自分の見たものを全て本当のことだと勘違いして広める輩までいるのよ。それに比べたら全然。」

 

雪ノ下さんがそういうといままでだんまりを決め込んでた由比ヶ浜さんがビクッと反応する。あれ、彼女前科持ちかな?そして続けて雪ノ下さんは言う。

 

雪ノ下さん「要約すると、別に私は比企谷くんと一緒に買い物に行きたかったわけではなく、あくまで備品を壊してしまったために部長自ら買い出しに行っていただけよ。特に深い意味はないわ。」

 

あのぉ…雪ノ下さぁ〜ん…比企谷くんとお揃いのマグカップそんなに大事そうに握りしめながら言っても、まっっっっったく、説得力ないですよ〜。

そして話はさっき(2分後)に続く。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

由比ヶ浜「じゃ、じゃあヒッキー!今度の週末、あたしと一緒にサブレの服買いに行こうよ!ね!ヒッキーどーせ暇でしょ!」

 

あ、あぁぁぁぁ…これはこれは。私はとんでもないトライアングルに迷い込んでしまったんですね、バミューダトライアングル並ですよこれ…どうしよう、私もちょっと彼を知りたい。聞いてみようかな由比ヶ浜さんに。でも、今度でいいや。




はい、今回は実はいつもと大きく違うところがあります。さてどこでしょう。チクタクチクタク…

チーン!正解は!いつもとデバイスが違う、でしたー!いつもはパソコンからなんですが、今回はケータイから投稿しています。分からなかった?そりゃそうですよね、だって『自分シャンプー変えました。匂いは前と同じですけど。』みたいな感じたですからね。で、私の作品内でデバイスが違うこと見分けるのは、***の打ち方でできます。パソコンのときは***の前に空白があり、ケータイの場合は空白がありません。というかつけれませんでした。なので、いつもと違うなと思っても、あまり気にしないでください。
長くなりました、それではおやすみなさい。

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