冬木の第5次聖杯戦争に月の聖杯戦争のマスター達が参戦します!   作:白野&凛

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な、なんと!ロボエリザだと!

それでは第24話、よろしくです!


第24話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリザ「この!この!この!さっさと死になさいよ!この!この!」

 

セイバー「うるせぇー!てめぇが死ね!このドチビトカゲが!」

 

エリザ「誰がトカゲよ!私はドラゴン!あんなのと一緒にするな!この男女が!」

 

セイバー「こ、殺す!ぶっ殺す!」

 

エリザ「フンッ!さっきから殺す殺すって、私に傷ひとつ着けてない、セイバーって名だけであんた大したことないんじゃない?」

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

エリザ「あらあら、急に黙り混んで、ひょっとして図星なのかしら?」

 

セイバー「・・・・・・・・・。」

 

エリザ「ちょっ!何黙ってんのよ!」

 

凛「・・・・・・っ!馬鹿!ランサー!槍を構えなさい!」

 

エリザ「えっ?」

 

セイバー「・・・・・・・・・死ね。」

 

エリザ「なッ!?は、早、くっ!」

 

         ギギーンッ!

 

セイバー「チッ!あのランサーと言いてめぇと言い、イライラするぜ、マスターから周囲を壊すなと言ってたけどもうどうでもいいか、おい!エリザベート!こっから本番だ!」

 

エリザ「・・・・なっ!魔力開放って、あんた!何考えているのよ!」

 

セイバー「なんも?別にこの周囲の奴等がどうなろうが知ったこっちゃねぇーよ、俺はてめぇとあのアヴェンジャーさえ殺れたらそれでいいんだからな。」

 

エリザ「・・・・・・・そう、だったら。」

 

セイバー「あん、だったらなんだ?」

 

エリザ「本気で相手してあげる!悪いけどあんたじゃ私達には勝てないから、あんたのマスターがどこで隠れてるか知らないけど私にはマスターがサポートしてくれるし、それに比べてあんたは可哀想ね、マスターはいるみたいだけど隠れてこそこそしてる臆病なマスターなんだから。」

 

セイバー「!?て、てめぇって!?な、なんだ?魔力が?ち、力がでねぇ!ど、どうなってんだ?」

 

エリザ「馬鹿ね、さっきも言ったでしょ、私にはマスターがサポートしてくれるって。」

 

セイバー「マスター?」

 

凛「たくっ、悪いわねセイバー、貴女の魔力は封じさせてもらったわ。」

 

エリザ「流石はマスター、じゃないわマネージャーね、ウンウン、完璧じゃない。」

 

凛「ほらランサー、さっさと止めを指しなさい、セイバーを倒したら白野達の所に行くわよ、白野が相手してるあのバーサーカー、何か凄く嫌な感じがするわ。」

 

エリザ「了解!それじゃあねセイバー、あんたの真名は興味ないから名のならくていいわ。」

 

セイバー「てめぇ・・・・・・・・・・・えっ?なッ!何であんたが?」

 

エリザ「ん?何?何処視てるの?」

 

凛「ん?って!あ、え、衛宮君?それに青セイバー?二人とも何時の間に?」

 

士郎「大丈夫か、遠坂さんって大丈夫そうだな。」

 

凛「え、えぇ、衛宮君、貴方何時からいたの?」

 

衛宮「今さっきな、けど、なんだ、別に俺達が来なくても大丈夫そうだな、もう決着は付きそうだし。」

 

凛「それはどうかしら?貴方達が現れた瞬間あのセイバー、不陰気が変わったみたい、青セイバー、貴女あのセイバーと知り合いかしら?」

 

青セイバー「はい、まさかこうして再会するとは、久しぶりですね反逆の騎士、いえ、モードレッド。」

 

セイバー「は、はは、あはははははは!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺してやる!」

 

エリザ「あ、危ない!」

 

青セイバー「大丈夫ですよランサー。」

 

エリザ「判ってるわよ、一応言ってみただけだから。」

 

セイバー「がぁーーーーーー!!死ね!死ね!」

 

         ギンッ!

 

青セイバー「全く、今の貴女では話にならない、魔力と力が全く無いとは、どうやら凛にコードキャストという術を掛けられているのですね。」

 

セイバー「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、くそ野郎が!くそ!くそ!」

 

青セイバー「はぁ、凛、白野の所へ、モードレッドは私が倒しましょう。」

 

凛「わかったわ、ランサー!行くわよ。」

 

エリザ「はぁーー!何でよ?ちょっと青セイバー!こいつを倒すのは私よ!行きなり現れたと思えば何いいとこ取りしようとしてるのよ!」

 

青セイバー「べ、別に私はそんなつもりでは・・・。」

 

凛「ほら、行くわよランサー!」

 

エリザ「嫌よ!あのセイバーは私が始末するんだから!」

 

凛「・・・・・ったく、だったら早くしなさい、モードレッドだったけ?あいつなんだか青セイバー見た時からバーサーカーみたいに可笑しくなってるみたいだから。」

 

エリザ「ふんっ!凛、貴女のお陰であいつはもう魔力が引き出せないみたいだし、直ぐに終わるわよ、さぁ!覚悟なさいセイバー!」

 

セイバー「はぁ、はぁ、セイバー!セイバー!はぁ、どけ!ランサー!てめぇなんかどうでもいいんだよ!邪魔なんだよ!」

 

エリザ「・・・・・・・・・すぅーー、はぁーー。」

 

セイバー「そこをどけランサー!邪魔!邪魔!てめぇなんかはなから眼中にねぇんだ!遊んでやっただけなんだよ!」

 

エリザ「・・・・・エステート・レピュレース!(絶頂無情の夜間飛行)」

 

セイバー「がっ!?な、なんだ?てめぇ何時の間に?」

 

エリザ「何時の間に?貴女、青セイバーを見た時から私には眼中に無かったみたいだけど、これは私と貴女の戦いです、決着が着くまで最後まで私に集中しなさい。」

 

セイバー「がっ、がはっ!言ったろ、俺はあのセイバーを見た時からてめぇなんか眼中にねぇって、それを邪魔しやがって。」

 

エリザ「駄目ね貴女は、そんなんだから私に殺されるのよ、青セイバーしか見ていないなんて、私から言わせてみれば絶好の機会、もしちゃんと私との戦いに集中してれば例え魔力が引き出せなくても私に勝てたかもしれないのに、哀れな娘ね。」

 

セイバー「ふ、ふざけんな!ランサー!くそ!くそ!てめぇのせいで!てめぇが不意討ちなんかしなければ俺が・・・・。」

 

エリザ「不意討ちね、そう思うのなら別に構わないでしょう、だけどねセイバー、例えどんな状況でも、例え貴女以外のサーヴァントがいても、例え途中で別のサーヴァントが割り込んできても、私はあんたを始末することに集中するわ、それ以外の事はマネージャーか仲間に任せればいいわけだしね、ま、その結果がこうなんだけど。」

 

セイバー「くそヤローが!たまたま上手くいったくせに調子に乗るなよ!」

 

エリザ「戦いには運も必要よ、その運が私にはあるんだから、貴女は運が無いだけ、所詮はメインじゃない只のモブキャラなだけ、私に殺されて当然!」

 

セイバー「傲慢ヤロー!」

 

エリザ「それは誉め言葉として取っておくわ!私はワガママで傲慢ですから。」

 

青セイバー「・・・・・・・・・・・。」

 

そしてセイバーの姿が消える。

 

エリザ「さよならセイバー、出来れば貴女との再会はしたくないわ、次は勝てる気がしないしね。」

 

凛「確かに、たまたま勝てたから良かったけど、あのセイバー、かなりの強者よ、今回は私達の方が運が良かったって事ね。」

 

エリザ「マスターがいないサーヴァントなんてこんなものよね、セイバーが消えたのに未だに姿を見せないんだから。」

 

青セイバー「モードレッドのマスターですか?姿を見せないなんて、何を考えているのでしょうか?」

 

衛宮「まぁ、とりあえず勝てたわけだし、いいんじゃないか。」

 

凛「それもそうね、それじゃあ白野の所に行くわよ。」

 

     プルルルルル、プルルルルル、

 

凛「あら?電話?誰かしら?」

 

         ピッ、

 

凛「もしもし?」

 

BB『あ、やっと出ましたね、全く、五秒も無駄にするなんて何を考えてるのやら。』

 

凛「・・・・・・・・・・・・・。」

 

BB『あれあれ~~?もしもし?凛さん?お金大好きさん?ツンデレさん?センパイが大好・・・・・。』

 

凛「わーーーーー!わーーーーー! 何言ってるの!この馬鹿AIは!」

 

BB『うるさいですね、別にそんな叫ばなくてもいいじゃないですか。』

 

凛「あんたがそうさせたんでしょうが!」

 

エリザ「ねぇ凛?だ、大丈夫?何を言われたか知らないけどあまり癇癪を出すと身が持たないわよ。」

 

凛「あんたもでしょうが!」

 

BB『もしもし?凛さん、あれ~~、無視ですか~~?シカトですか~~?私のことはほったらかしですか~~?もしもし、もしも~~し?』

 

凛「はいはい、ちゃんと聞いてるわよ、で?急に電話なんかして、何の用かしら?」

 

BB『凛さんに聴きたい事があるのですが、リターンクリスタルはお持ちですか? 』

 

凛「えっ?えぇ、一応持ってるけど?」

 

BB『ちなみに幾つほどお持ちでしょうか?』

 

凛「え~~と、確か三個ぼどあるけど、それがどうしたの?」

 

BB『そうですか、ラニさんや白桜は幾つほどお持ちでしょうか?』

 

凛「ラニと桜?知らないわ・・・。」

 

ラニ「私が何か?」

 

凛「うわ!ビックリしたって、何時からいたの?」 

 

ラニ「今さっきですが。」

 

桜「あれ?凛さん、セイバーさんはどうしたのですか?」

 

エリザ「私が始末したわ。」

 

ジャンヌ「あら?これは驚きですね、まさか貴女があのセイバーを倒すとは。」

 

エリザ「ムカーーー!何よその言い方!」

 

凛「うるさいわね、落ち着きなさいランサー、それよりもラニ、桜、あんた達はリターンクリスタルは幾つ持ってるかしら?」

 

ラニ「リターンクリスタルですか?確か二個ほど持ってたはず。」

 

桜「私は持ってませんね。」

 

凛「そう、聞いてたかしらBB、とりあえずリターンクリスタルは全部で五個有るけど。」

 

BB『そうですか・・・・・・・・・・。』

 

凛「何考えてるの?」

 

BB『う~~ん、本当はセンパイだけ助かれば良いのですが、そんなことをすればセンパイはきっとあれですし、・・・・・・・・・・。』

 

凛「ちょっと!何ブツブツ言ってるの?」

 

BB『仕方ないですか、えーと、凛さん、とりあえずマスターとサーヴァント一組だけ残して後の皆さんは撤退してください。』

 

凛「は?何言ってんの? 私達は此れから白野の所に行くんだけど。」

 

BB『却下しまーす、もしそんな事したらセンパイ以外の皆さんは殺されますよ。』

 

凛「どういう意味かしら?私達が殺されるって。」

 

BB『そのまんまの意味ですが、いいですか、今センパイとセイバーさんが戦ってるサーヴァント、え~~と、バーサーカーさん、あれはかなり危険です、ぶっちゃけ化け物です、分かりやすく言えば像対アリンコです、あ、ちなみに凛さん達がアリンコですよ。』

 

凛「なッ!もしその話が本当なら、白野達が危ないんじゃ!」

 

BB『危ない所か下手をすればセンパイは大丈夫かもしれませんがセイバーさんは消えちゃいますね。』

 

凛「皆!白野の所に急ぐわよ!じゃないセイバーが危ないわ!」

 

桜「は、はい!」

 

BB『あの~~、私の話聞いてました?』

 

凛「うるさいわね!いい、よく聞きなさいBB、私達が白野達を残していなくなると思う?一組だけ残して他の皆がいなくなると思う?あんたの事だからそんな事わかりきってるはずよ!」

 

BB『センパイの事を思って連絡したのですが、仕方ありませんね、せいぜい全滅しないように頑張ってくださいね、まぁ、私としてはセンパイさえ大丈夫であればどうでもいいんですが、それじゃあ失礼しますね。』

 

      ピッ、プ~~、プ~~。

 

凛「はぁ~~、何なのよ、話すだけ話して・・・・。」

 

ラニ「凛、BBは何と?」

 

凛「とりあえず白野の所に急ぎましょ、走りながら説明するわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その頃の白野とセイバー~

 

 

 

ネロ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」

 

白野「セイバー!」

 

ネロ「くっ!奏者よ、案ずるな、余は大丈夫だ。」

 

バーサーカー「大丈夫だ、ですか、そうは見えないのですが。」

 

ネロ「ふんっ!バーサーカーよ、余を甘く見るな、ここからが本番だ!いくぞ!」

 

バーサーカー「うふふ、たかが貴女ごとぎに、私が本気になるとでも?もう少し遊びましょうか?」

 

ネロ「はぁーーーーー!!」

 

バーサーカー「あらあら、さっきよりは少しスピードが上がりましたね、ですが・・・。」

 

ネロ「なッ!?消え?」

 

バーサーカー「こっちですよセイバーさん。」

 

ネロ「ぐっ!何時の間に?」

 

白野「セイバー!コードキャスト、《shock》!」

 

バーサーカー「あら?あらら?体が?」

 

白野「セイバー!バーサーカーから離れろ!」

 

ネロ「おぉ!流石は奏者!バーサーカー!」

 

バーサーカー「うふふ。」

 

白野「ッ!駄目だセイバー!バーサーカーから離れるんだ!」

 

白野の言葉でネロは白野の隣に近づく。

 

ネロ「何故だ奏者よ、バーサーカーの動きが止まっている今がチャンスではないか!」

 

白野「駄目だ!セイバー、バーサーカーをよく見て。」

 

ネロ「むむ!なッ!?」

 

バーサーカー「なるほど、今のがコードキャストですか?

ですが、はい。」

 

ネロ「なッ!コードキャストを瞬時に解いただと!」

 

バーサーカー「うふふ、コードキャストがどんな魔術かと思い受けてみたのですが大した事ありませんね。」

 

白野「わざと受けたのか!?」

 

バーサーカー「えぇ、さて、そろそろ終わりにしましょうか?」

 

ネロ「・・・・・・・・奏者よ、宝具の許可を、バーサーカーを全力で叩く!」

 

白野「あぁ!セイバー!バーサーカーを。」

 

ネロ「うむ!行くぞバーサーカー!余の黄金劇場を魅せてやろう!」

 

バーサーカー「黄金劇場?あらあら、自ら真名を明かすなんてお馬鹿なサーヴァント。」

 

ネロ「余の真名などとうに知っておろう!・・・・・・がいるのだからな!そうであろバーサーカー!」

 

バーサーカー「あのお方をご存じでしたか、お喋りマスターが、やはりあのマスターは始末するべきですね。」

 

ネロ「っ!・・・・・がっ!」

 

白野「セイバー!?」

 

          ガシッ!

 

白野「ぐっ!セイバー!しっかりしろ!大丈夫か?」

 

ネロ「そ、奏者、はぁ、はぁ、たった一撃でこの威力、バーサーカーめ、今まで本気ではなかったのか、体が動かぬ。」

 

白野「セイバー。」

 

ネロ「そんな悲しそうな顔をするな奏者よ、大丈夫だ、余はまだ負けておらぬ、はぁ、はぁ。」

 

白野「今回復するから待ってろ。」

 

ネロ「よせ、それ以上コードキャストを使うと奏者の魔力が持たぬ。」

 

白野「セイバー。」

 

バーサーカー「さて、そろそろ死んでもらいましょうか、セイバーさん。」

 

白野「・・・・・・・俺はセイバーを、皆を守ると決めたんだ、・・・・・バーサーカー。」

 

バーサーカー「はい。」

 

白野「俺を・・・・・・の所に連れていけ、俺がお前に捕まればセイバーを殺さなくてもいいだろう。」

 

ネロ「そ、奏者!?」

 

バーサーカー「本来なら始末するのですが、岸波白野さんがあのお方の所に自ら望んで来るのであれば助けてあげましょう。」

 

白野「いいだろう、行こう、・・・・・・の所に。」

 

ネロ「そ、奏者!だ、駄目だ!駄目だぞ!そんな事は余が許さぬ!奏者は余と共に・・。」

 

バーサーカー「邪魔ですよセイバーさん。」

 

ネロ「ぐっ!」

 

白野「止めろバーサーカー!それ以上セイバーを傷つけたら俺はお前を許さない!」

 

バーサーカー「・・・・!?(一瞬寒気が?この私が?)分かりました、では岸波白野さん。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ネロ「駄目だ!駄目だぞ!奏者!奏者!行くな!余を置いて行くでない!奏者!」

 

白野「大丈夫だよセイバー、俺は死なないさ、必ずまた逢えるから。」

 

ネロ「奏者!嫌だ!嫌だ!奏者!余を!私を置いて行かないで!私を一人にしないで・・・・・。」

 

白野「セイバー、俺はセイバーをネロを守ると決めたんだ、例えマスターとサーヴァントの間柄でも俺にとってネロは大切な人だから。」

 

ネロ「そ、奏者!」

 

バーサーカー「うるさい小娘が、やはり始末するのがいいですね。」

 

          ガシッ!

 

バーサーカー「っ!?」

 

白野「言ったろバーサーカー、セイバーを殺したら俺はお前を許さないと・・・・・・。」

 

バーサーカー「・・・・(恐ろしい目付き、もしセイバーを始末したら、私はどうなるのかしら?)冗談ですよ、岸波白野さん、では・・・・。」

 

          グサッ!

 

バーサーカー「えっ?」

 

ネロ「・・・・・・・・あ。」

 

白野「がっ!?な、なんだ?」

 

         ドサッ!

 

バーサーカー「・・・・・・・・・。」

 

ネロ「そ、奏者?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

バーサーカー「岸波白野さん?」

 

慎二「は、はは、あははははは!やった!やったぞ!どうだ!岸波!思い知ったか!僕をさんざんこけにした報いだよ!いい様だな岸波!あぁ!」

 

ネロ「あ、あ、あ、そ、奏者?奏者?」

 

バーサーカー「間桐慎二!貴方は!何て事を!」

 

慎二「何だよ!岸波ごときがどうなろうが僕の知ったことか!それにこんな奴を捕らえて何の役に立つ?こんな虫けらなんざゴミの用に死ねばいいのさ、あははは!」

 

バーサーカー「・・・・貴様は!間桐慎二!!」

 

慎二「な、何怒ってるんだ?岸波程度の事で、そんな奴より僕の方が役に立つさ、何てったって僕は優秀な魔術師なんだからさ、そうだろ、僕がゴミクズの代わりにあの人の願いを叶えてあげるさ、僕は最高の魔術師なんだからさ!あははははは!」

 

バーサーカー「ゴミクズは貴方ですよ、間桐慎二!」

 

慎二「えっ?・・・・・・・がはっ!」

 

バーサーカー「ゴミの分際で偉そうにして、岸波白野さんがどのような人物なのか、あのお方にとってどれ程必要なのか、何もわかっていない!」

 

慎二「な、何で?ひ、ひぃ、ま、待って!岸波ごときに何が出来るんだよ!た、助けて!おい、ライダー!ライダー!早く僕を助けろ!」

 

ライダー「はぁ~~、大変な事をしてしまいましたねマスター?戦いを嫌う私でも貴方には殺意を持ってしまいます。」

 

慎二「は?お前何言ってるの?僕が死ねばお前も消えるんだぞ!それでもいいのか!?早く僕を助けろ!あのバーサーカーを始末しろ!」

 

ライダー「ごめんなさいマスター、私ではバーサーカーちゃんを止められないの、それと、貴方が死んでも私は消えないわ、貴方は私にとって所詮は仮初めのマスターですから。」

 

慎二「へっ?仮初め?な、何言ってるんだ?僕はお前のマスターじゃないのか?」

 

ライダー「えぇ、えぇ、教えてあげます、私のマスターはあのお方です、あのお方は貴方が召喚が出来る程の魔力が無いためかわいそうだと思い私を貴方のサーヴァントにと仕方なくしただけ。」

 

慎二「へっ?えっ?」

 

バーサーカー「間桐慎二!貴様は!貴様は!」

 

慎二「へっ?ひぃ、ま、待って!さっきも言ったけど岸波なんかより僕の方が役に立つから!待って、ひぃ、た、助けて!誰か!?助けて!」

 

バーサーカー「殺す!殺す!殺す!がぁーーーー!間桐慎二!貴様は殺す!」

 

慎二「ひぃー、あ、あ、あ、あ。」

 

ジャンヌ「そこまでですよバーサーカー。」

 

バーサーカー「ッ!?」

 

エリザ「は、白野!?ちょっ!何で倒れて?」

 

ネロ「ランサー?アヴェンジャー?」

 

凛「白野!?桜!早く白野を。」

 

桜「せ、先輩!?しっかりして下さい!先輩!?」

 

士郎「白野!?しっかりしろ!ヤバイなこの出血の量は危険だぞ!」

 

ラニ「早く止血を!」

 

ネロ「奏者?お願いだ奏者を、余の愛する奏者を助けてくれ!」

 

凛「しっかりなさいセイバー!大丈夫よ、白野はまだ生きている!」

 

ネロ「ほ、本当か!?奏者はまだ・・・・。」

 

凛「あんたがまだ消えていないのがその証拠よ!立ちなさいセイバー!立ってしっかりなさい!」

 

ネロ「奏者!奏者!余は、余は!がぁーーーー!」

 

エリザ「ふんっ!何よセイバー!まだ元気じゃない!」

 

ジャンヌ「あらあら、寝ていても良かったのに。」

 

青セイバー「はぁーーーー!!」

 

バーサーカー「・・・・・ぐっ!」

 

青セイバー「!?・・・・・驚きました、まさか今の攻撃を受けるとは。」

 

バーサーカー「殺す!殺す!■■■■■■■ーーーーー!」

 

ジャンヌ「おや?バーサーカー、へぇ~~、どうやらあのバーサーカー、誰かさんのせいで自我を保てなくなっていますね、さてさて、いったい誰のせいやら?」

 

エリザ「何呑気に喋ってんのよ!これってヤバイんじゃないの?」

 

ジャンヌ「いえいえ、これは逆にチャンスではないかと、自我を保てなくなっているバーサーカー、そんなバーサーカーなど所詮は力だけの存在です・・・たぶん。」

 

エリザ「たぶんって!ぎゃーーーーー!突っ込んできた!ぎゃーーーーー、ぎゃーーーーー。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■ー!!」

 

ルーラー「そこまでですよバーサーカー、自我を保ちなさい!」

 

バーサーカー「■■■■■・・・・・・あ、あらあら?私はいったい?」

 

ルーラー「さぁバーサーカー、退きますよ、ライダーも戻りなさい。」

 

バーサーカー「退くのですか?岸波白野さんは?捕らえなくても宜しいので?」

 

ルーラー「えぇ、あのお方のご命令ですので。」

 

バーサーカー「そうですか、わかりました。」

 

ライダー「では皆さまごきげんよう、またお会いしましょう。」

 

バーサーカー「申し訳ありません皆さま、岸波白野さんをこんな目に遭わせて、あの、此方を。」

 

桜「え?あ、はい、あの、これは?」

 

バーサーカー「薬草です、これを岸波白野さんに飲ませてください、少しは傷も和らげるはずです。」

 

桜「あ、ありがとうございます。」

 

バーサーカー「いえいえ、では失礼しますね。」

 

ルーラー「・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・。」

 

ルーラー「それでは失礼しますね、岸波白野さんの回復を願います、それと間桐慎二、貴方は必要ありません、私の前から消えなさい。」

 

慎二「へっ?な、何で?僕が必要じゃないのか?あの人は僕を必要だって?」

 

ルーラー「岸波白野さんを始末しようとした貴方など必要ありません、あのお方はそう言っています。」

 

慎二「ちょっ?待って!僕は魔術師だ!必ず役に立つ!」

 

ルーラー「黙りなさい間桐慎二!必要無いと言っているのです!バーサーカーに殺されないだけありがたく思いなさい!」

 

慎二「・・・・・・・・・・・・・ひぃ。」

 

ルーラー「では失礼しますね、またお会いしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「た、助かったの?」

 

ジャンヌ「えぇ、まぁ、白野が危険な状態ではあるのですが、どうやらバーサーカーの薬草が効いてるみたいですね。」

 

凛「そう、桜、白野の常態は?」

 

桜「大丈夫です、気を失ってますが命には別条ありません、ですが・・・・・。」

 

ラニ「どうしました?桜。」

 

桜「傷がかなり深くて、今は止まりましたが出血の量が多かったので何時目が覚めるのか・・・・・・。」

 

凛「・・・・・、大丈夫よ桜、こう見えてこいつはしぶといんだから!すぐに目を覚ますわ。」

 

桜「先輩・・・・、そうですね、先輩は強いです!すぐに目を覚ますはずです!」

 

凛「さて、とりあえず白野を連れて帰るわよ、ランサー、アヴンジャー、どちらか白野をおぶってちょうだい。」

 

ネロ「余が奏者を連れて帰る。」

 

ジャンヌ「無理をしなくても宜しいのでは?セイバー、貴女もかなり危険な状態ではあるのですが。」

 

ネロ「無理をしておらぬ!」

 

         ちょん。

 

ネロ「~~~~~~~~っ!!」

 

ジャンヌ「そんな身体で白野をおぶるなど無理ですよ、ですので私が・・・。」

 

エリザ「何勝手に決めてんのよ!私が白野を連れて帰るわ!」

 

ジャンヌ「貴女のような怪力女では白野の傷が増えます、

私が連れて帰ります。」

 

エリザ「だ、誰が怪力女よ!ってあんた何故白野をお姫様だっこしてるの?」

 

ジャンヌ「おや?いけませんか?うふふ。」

 

ネロ「なっ!?貴様!奏者を離さぬか!余が奏者を連れて・・・。」

 

凛「セイバー、貴女は身体を休めなさい。」

 

ネロ「ぐぬぬっ!み、認めぬ!アヴンジャーよ!よく聞け!奏者は余のマスター!貴様の用な邪心の塊など奏者は何とも思っていないのだからな!」

 

         フニュンッ、

 

ジャンヌ「あら、私の胸が白野の顔に、幸せそうな顔をしてますね白野ったら。」

 

        フニュフニュ、

 

ネロ・凛・ラニ・桜・エリザ「なッ!」

 

ジャンヌ「うふふ。」

 

ネロ「えーい!アヴンジャー!貴様は!貴様は!奏者を放せ!やはり余が奏者を連れて帰る!」

 

エリザ「ダメよセイバー!私がダーリンを連れて帰るんだから!」

 

ネロ「誰がダーリンか!アヴンジャー!貴様も貴様で何時まで奏者の顔を胸に埋めている!」

 

ジャンヌ「白野が幸せそうなのでついつい。」

 

ネロ「そんな事あるわけなかろう!」

 

凛「何やってんだか。」

 

士郎「な、なぁ、別にそんな事しなくても確かリターンクリスタルだっけ?それを使えば直ぐに戻れるんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎と青セイバー以外

    「・・・・・・・・・・・・あ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第24話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想で知りたいとありましたので、次回は白野陣営と敵さん陣営をマスター、サーヴァント、真名【現在の判る範囲ですが。】を書こうかと、【かなり短くなりますが】
それでは次回もよろしくお願いします。

何時も感想を書いてくれてる皆さまありがとうございます!

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